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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-02-24

[media][sports]火曜日のテレビ番組その1:PRIDE. 29(CX, 1900-)

以前申し上げたとおり、PRIDEのテレビ中継はやたらと過去の因縁を強調する編集であるのが好みではなかったのですが、今回の放送を見て、「あっ、昔の新日本プロレステイストなんだ」という思いがわいてきました。どこでといえば桜庭の田村への対戦要求の下りで、事前にそういうハプニングがあったことは知っていたのですが、テレビ映像で見るとなんともかつての新日っぽいマイクアピールだとしみじみ思ったのです。

もちろん桜庭と田村の間には、UWFインターナショナル崩壊を巡る因縁があります。UWFインターナショナルの経営が悪化し新日との抗争路線に活路を見いだす中、自分が理想とするUWFスタイルは抗争でやらざるを得ないプロレスとは違うのだという「好み」の問題でその路線に背を向け、あまつさえ高田との真剣勝負を要求し続けた田村は、そうした不服従の結果を前座に降格されるという形で思い知らされることになったのですが、その前座の相手を務めて田村の理想につきあったのは桜庭で、でも結局は、UWFインターナショナル崩壊からキングダム設立に至る過程で、田村は桜庭を結果として見捨てて前田のリングスへ舞台を移したわけですから。

#田村に言わせれば、高田についていく桜庭が悪いということなのでしょうけれど。

ああいった形であの場でマイクを握り発言したという姿を見、そして文字には表せないあの声の響きを聞くと、桜庭の想いの深さに今さらながら触れた気がするのですが、とはいえ、あれはスポーツ、格闘技としてのPRIDEのスタイルではなく(ミルコのヒョードルへの対戦要求こそがその典型でしょう)、馬場に対する猪木の巨大なコンプレックスにより誕生し、長州・藤波の「名勝負数え歌」、前田の猪木への屈折した対抗意識、長州を見切り、あるいは追放し、といった闘魂三銃士に受け継がれていった新日の怨念の系譜に連なるものとしか考えられません。

#で、そうした現場の情念がテレビクルーをしてああいった番組構成にさせているのだと思います。

しかし、桜庭の想いはいっそのこと想いのまま実現させない方が彼にとって幸せなのだと思えてなりません。田村の同じ想い、つまりは高田に対するそれは、高田の引退試合で高田をKOすることを強いられ、自分の愛憎入り交じる偶像を自らの手でたたき壊すという最悪の形で叶えられたため、未だにトラウマになっているのではないかと思うのですが、その再現になる可能性は非常に高いと思います。

というのも、田村がこだわるUWFスタイルは、打撃はもちろん本職のストライカーに及ぶはずもなく、また総合向けのものとして体系化もされていない(レコが勝てないように、打撃といっても総合での向き不向きはあります)ので、アマレス出身者のごとくテイクダウンからボディコントロールをしつつ極めに行くなりパウンドに行くなりという形でしか総合格闘技での勝ちパターンは見いだせないのですが、彼らの源流であるカール・ゴッチがグレコローマン出身であることが災いしてか、テイクダウンの技術として身につけてきたものがタックルよりもむしろスープレックスに偏しており、それは総合格闘技では通用しないことは明らかだからです。

#カレリンぐらいになれば話は別ですが。しかし、UWF(特に第1次)の時代にスープレックスではなくタックルでのテイクダウンを提唱していたら、あれほどの神話は作れなかったでしょうし、田村にとってもこだわりの対象になり得なかったでしょうから、これもまた運命ということなのでしょうけれど。

桜庭だってUWFスタイルが総合では通用しないことは理屈ではわかっているのでしょうが、その無効性を自ら証明し、しかもその相手が彼にとっての偶像でもあった田村ということになれば、そうなってしまったときのショックは容易に想像がつきます。が、逆に、それを彼自身想像するからこそ、もはや格闘家としては下り坂にさしかかり、シウバやボブチャンチン、ジャクソン、ショーグンらのミドル級トップランカーとは差がついたことを自覚した彼なりに、ここで格闘人生に一つのけじめをつける気になったのかもしれません。

とすれば、少なくともUWFを経験している世代にとっては、PRIDEもまた格闘技の競技場というよりは、新日の陰を色濃く残す人生劇場の舞台なのかもしれません。

[media][law]火曜日のテレビ番組その2:カミングダウト(NTV, 2355-)(続々々・あびる優の窃盗告白@カミングダウト)

「お詫び」としては番組の冒頭、次のテキストが画面一杯に映し出され、それをナレーションが読み上げて終わり。そんなんでいいんでしょうか(テレビのお詫び(放送禁止用語の際の「不適切な発言があったのでお詫びいたします」みたいなもの)はたいていはそんなものではありますが)。事情を知らない人が見てもさっぱりわけがわからないでしょうに。

先週の当番組で、
未成年のタレントの不法行為を
取り上げるという
不適切な放送がありました。

視聴者及び関係者の皆様に
ご迷惑をおかけしましたことを
深くお詫び申し上げます。

#関係者への迷惑って、もみ消して放送しなかった方がよかったってこと?

他方、NTVが局として出したお詫びと調査報告にはもっといろいろ詳しく書いてますが、それを読んだ結果webmasterは、はっきりいえば以前触れたホリプロの謝罪文には疑わしいところがある(正確にいいますとその結果ではなくて、謝罪文を見た段階で気付いてもよかったことなのですが)という主観的な認識にいたりました。

謝罪文での説明では、天漢日乗での転載によりますと、収録にのぞみ、その場の本人の判断で番組を盛り上げようとフィクションを交えた誇張した話として披露したということです。で、その点についてはNTVのリリースでも特に否定はされていないのですが、ではなぜ、番組放送時のナレーションが「集団強盗でお店を潰した事がある」なのでしょうか。

本当に打ち合わせのときには万引きの話しかしていなくて、収録時にアドリブで集団窃盗の話をしたのであれば、(番組での)告白前に流されるナレーションでは「万引き」と言ってしかるべきであるところ、「集団強盗」と言っています。というわけで、憶測をたくましくすれば、次のような事態があった可能性も否定できないように思います。

  1. 実際に「集団強盗」と解してもそれほど変ではない話が打ち合わせの段階ではあった(以前書いたとおり、放送された告白が事実を述べたものであってもそれは強盗には当てはまらないので、放送されたものに加えて暴行や脅迫の事実があったことを伺わせる話だった、ということです)。
  2. その話を採用して収録してしまったものの、さすがに問題になりそうなことに気付き、編集ないし撮り直しで暴行や脅迫を感じさせる部分はカットした(この場合、以前指摘した「ダウト臭さ」は、話を大きなものにしたからではなく、小さなものにしたからと考えられます)。
  3. さらにその後の検討の結果、まだ危なさが残っていると考えられたので、(リリースにあるとおり)番組担当者の判断で「万引きは犯罪です。絶対にやめましょう。」とテロップで表記し、ナレーションを加えるなど放送上の配慮をすることとした(普通に日本語を解する大人なら、放送された告白、つまり倉庫から段ボールでものを持ち出すことを「万引き」とは言いません。番組担当者がその程度の日本語の知識もないということでない限り、意図的に「万引き」という用語を用いることにより、印象を弱めようとしたのではないかとも妄想可能です。放送直前にやはり心配になったのですが、その時点にいたってはその程度のことしかできなかったということで)。
  4. 結局、打ち合わせの際の話があまりにも重大すぎて、そうとう表現を和らげたからもう大丈夫だろう、と関係者は(自分たちだけが知る)時間の経過に伴う変遷で心の中に根付いた評価を信じ込んでしまい、それを初めて聞く人がどのように受け止めるのかについて問題意識がもてなかった(ので放送してしまった。いわゆるゆでガエル状態ですね)。

#念のため再度申し上げますが、以上は、それぞれの証言の裏事情を勝手に推測するとこのようなことも考えられるのではないか、というwebmasterの主観的認識に基づく憶測に過ぎず、客観的証拠等による裏付けは全くなされていないものです。その点、くれぐれも誤解なきようお願い申し上げます。

この問題がこれで幕引きとなるのか、それとも当局が動き出す等の新たな展開があるのかはわかりませんが、少なくともwebmaster個人としては、ナレーションの「強盗」、常識的に万引きならざる告白内容の「窃盗」、そしてテロップの「万引き」の食い違いについて説得的な説明を聞かない限りは、ホリプロやNTVの説明を素直に信じる気にはなりません。できればホリプロやNTVから追加説明があり、webmasterの憶測が誤りであったと納得させていただきたいと強く願っております。

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. あびる優の窃盗告白@カミングダウト
  2. 事実関係の整理(続・あびる優の窃盗告白@カミングダウト その1)
  3. キーワードは「小学5年生」「単独」「1回限り」(続・あびる優の窃盗告白@カミングダウト その2)
  4. 本日のテレビ番組その2:カミングダウト(NTV, 2355-)(続々・あびる優の窃盗告白@カミングダウト)

[politics]Political Compass

「自分の政治的位置を知る」(@霞が関官僚日記2/22付)経由です。いろんなところで多くの人が試しておりますが、webmasterも試してみた結果は以下のとおりでした。

  • Economic Left/Right: -0.50
  • Social Libertarian/Authoritarian: -0.72

というわけで、ほぼど真ん中で、自己診断と合致しているのですが、どっちかというと「右」よりの中道だろうと思ってましたので、若干の食い違いがあります。とはいっても、最後の2ページ(宗教とセックスについての問い)はlibertarianな答えばかりになっていたので、それらを除いて考えると(あの問いは明らかにアメリカ人基準で、人種を越えた普遍性はないと思ってますので)、もう少しauthoritarian側に位置づけられることになるのかな、とは思っています。・・・ん? authoritarianって「右」なのかな?

ちなみに、svnseedsさんが指摘していることですが、testとして純粋に見たら正直出来が悪いですね。例えば「社会に何の寄与もせず、単にお金を動かすだけの人々が、多くの資産を築いていることは、残念なことだ」という問い(2ページ目の7問目。訳はkanryoさんのものを転載させていただきました)ですが、disagreeの場合、もしそんなことがあれば残念(=agree)だけど現実にはそんなことは起きていないから、という事実認識についてのものと、そういう人々が多くの資産を築いていたってかまわないという、主張についてのものとの2種類の理由があり得て、前者であればその思考はleft的だと思いますが、多分この問いにdisagreeの人間には全員rightのポイントが加算されているでしょうから。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]
cloudy (2005-02-24 20:58)

あびる優は昨晩TBSの番組に出演していたようです。
http://tv6.2ch.net/test/read.cgi/tv/1109153357/
テレビ局としてはさほど重く考えてないということですかね。

tanakahidetomi (2005-02-24 22:18)

でもこの掲示板をみると収録は事件の前みたいですよ。

bewaad (2005-02-25 05:16)

でも、収録済みだからといって、本人が芸能活動を自粛しているにもかかわらず放送するのも、と思います。局は違いますが、自分のところを買収にかかったホリエモン出演番組ならすばやく放送を取りやめるというのに(笑)。

大理少卿 (2005-02-25 17:12)

警視庁少年事件課が窃盗容疑で事情聴取だそうです。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050225k0000e040098000c.html

触法少年の事件処理は,犯罪捜査規範第215条ですね。

bewaad (2005-02-26 08:38)

>大理少卿さん
情報提供ありがとうございます。報道を見る限りでは、まさにご指摘の条文に沿った処理をする方向でとりあえずは動いているようですね。このままフェイドアウト(事件も、彼女自身も)なのかな・・・。


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