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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-03-07

[misc]社会におけるホリエモンの受け止められ方

個人としてのホリエモン=ライブドア・堀江貴文社長については以前触れましたが、切込隊長さんの2つのエントリ(「ライブドア騒動と、オウム真理教事件が構造的に酷似している件について」「飲んで帰ってきたので、とりあえず言いたいことを言う」)にインスパイアされて、若干の追加をしてみたいと思います。

#後者のエントリにtrackbackを送ってみようと思っていますが、こちらはうまくいくのかな?

切込隊長さんの経営者に対する造詣の深さを考えてみれば、堀江貴文社長をなぞらえようとするなら、古くは光クラブの山崎晃嗣社長ですとか、かつて隊長さん自身が論じたダイエーの中内功社長ですとか、最近の似た例としては光通信の重田康光社長ですとか、そういった新しさを前面に出して反体制を唱え、メディアに持ち上げられた後はしごをハズされた多くの人々が候補に挙がると思うのですが、なぜあえてオウムなのでしょうか。

端的に言えば、先日のwebmasterのエントリでの指摘からピックアップすると、何かがやりたいというよりも本人の自我が前面に出ている面に共通項を見出したのではないかと思います。本人にだってはっきりとはわからない自らを動かす衝動を他人がわかったようにいうのは僭越ではありますが、議論のためにあえて断ずるなら、自我が公に明らかにされるときに、それと一体化した事業という形でではなく、そのものがむき出しの形で出てくるという点で、先にあげた先達とは異なっているといえるのではないでしょうか。

その意味では、切込隊長さんとの因縁浅からぬあの日本振興銀行の木村剛社長とも似通っているといえると思います。当局との距離の置き方などにおいては正反対ではありますが。

最後に2つほど余談を。まず、堀江社長を信長にたとえる見方がありますが(典型には彼の父親)、二重の意味で間違っていると思います。まず、旧世代の破壊者=信長=堀江社長という図式が前提になっていますが、信長の独創と思われているアイデアの多くは先行者がいるものです(楽市楽座しかり、兵農分離しかり、鉄砲の使用しかり)。堀江社長にしても独創的なアイデアはないという見方からすればやはり共通点があるように見えますが、信長は勝つことへの執着で群を抜いていたのであり、必要な妥協もすれば辛抱強く待つこともいとわないので、妥協も待つことも苦手な堀江社長とは、やはり似てるとは到底いえません。

タイプとして近いのはむしろ義経だと思いますが、逆に義経は戦場において無類の強さを発揮しましたから、銀行(イーバンク)や野球(バファローズ)において負けを重ねている堀江社長の能力を見ると、このたとえも適切なものとも思えません。あえて言えばサヴォナローラが思い浮かぶのですが・・・。

#ちなみにサヴォナローラの失脚について、マキャヴェリは次のように語ったといいます。「つまり、民衆にあることを説得するのは容易だが、説得されたままの状態に民衆をいつまでも引きとめておくことはむずかしいのである。だから、ことばを聞かなくなったら、力をもって信じさせるような対策を講じなければならない」

次に勝負の行方ですが、この手の勝負は物量で決まることがほとんどですから、最初の奇襲で止めをさせなかった側が勝つことは難しいでしょう。もっとも手軽でかつダメージの少ない負け方は、仮処分が却下されて、「こんな遅れた市場ではやってられない」とかいってTOBに応じることだったのでしょうけれども、もうTOBが締め切られる段階となってしまっては、誰か親切な買い手が都合よく出てくるかどうかの勝負になってしまったように思います。

#仮処分に勝ち目があるという声が多いのも、こうなってくると悩みどころでしょう。

そういったときにうまく撤退するのが才能の見せどころだとは思うのですが、去年野球でいい思いをしたばかりなので、その成功体験を追っかけているようですとつらいですね。待っていれば楽天のような相手が出てくれるとは限らないので。

#下手に妥協すると信者の反発を招くのもつらいところでしょう。

[media]ラジャ・ライオン!

中井正広のブラックバラエティにて。今週は言及と過去の映像のみでしたが、来週は本人が登場してくれるのかな? でも、もし登場してくれなかったとしても、あのスローモーなキックを再度見ることができただけで、感慨もひとしおです。

もしスタッフの方がこれをお読みでしたら、ラジャが受けたなら次はトム・マギーを是非出して下さい(笑)。彼は長州が全日にいたころの相手ですから、問題ないですよね?

#しかしこの番組のスタッフ、バカですなぁ(最大限のほめ言葉です)。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
切込隊長 (2005-03-07 06:03)

 反応どうも。TB返すとサイトが落ちるようなので(汗)、コメントを残します。

 堀江氏のオウム比較については、単純に組織的なものとメディア的な取り上げられ方の二点が類似していると考えているからで、背後に強力な資金バックがついていた光クラブとは比べづらいなというのが個人的な見解です。

 以前、本を出したときに堀江氏を光通信の重田氏と比べたのですが、あれから随分熟考して、やはり違うなという判断になりました。重田氏の場合は本業で分厚い資金を稼ぎ、しかもその本業で違法行為に近いことをやっておったからで、堀江氏のように投資業務一本槍で業容拡大を狙っていったのと構造が違いそうな気がしました。

 ライブドアの組織で一番気になるのは、やはりカルトの構造が見え隠れするところで、思想をメディアに乗っけて世情の支持を煽るとか、暴走とも言えるピンポイントの勝機に乗っかろうとするプロセスなんかは間近で見ていてうわこれオウムだと思ったところであります。

 ま、堀江氏の主張する合理性は本人の行動を制約しないという点と、組織がやはり未熟であるという点はオウムのそれとかけ離れているし、比喩としてギリギリの線かなとも思ったところではありますが、ただ光クラブや光通信よりはオウムに近いとは感じます。

 もちろん、現段階ではライブドアはテロなど重大犯罪を犯しているわけではないので、そのあたりは割り引いて欲しいところですが。

切込隊長 (2005-03-07 06:04)

 もうひとつ。

 今回のライブドアの一件、非常に君主論の考察が正しいなあと思われるものがたくさんありました。ある意味で、マキャベリは大変偉大な思想家だったのだなあと強く思った次第。

bewaad (2005-03-08 07:22)

>切込隊長さん
お気遣いありがとうございます。多分鯖は移転しますので、その際にはリンクでもなんでもご自由にしていただければ(その価値があるものを書きたいと思います)。

いただいたコメントについては、反射で返せそうにないので、ゆっくり考えてみたいと思います。

本日のTrackBacks(全1件) [TrackBack URL: http://bewaad.sakura.ne.jp/tb.rb/20050307]

今日は、話題のホリエモンのM&Aセミナーに出席。
会社からの出役扱いでヒルズに向かう。

会場にはTBS等のテレビ局が詰め掛けていたが、講演開始後10分くらいでライブドアの社員から追い出される。

その中で堀江社長から、面白いお話があった。

「今までは皆、社


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