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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-06-21

[notice]コメントスパム処理状況

週末に最初から見直してみたところ、1月は全ての日にスパムがあり、それらを非表示にして2月を見るとこれもまた全日にあり、その処理についていったん挫折しました。毎日の管理画面を開かないとこれらの処理ができない(もっといえばあくまで非表示にとどまり削除も)tDiaryもなんだかなぁというか、まだ半年経っていないので追々全部非表示にしようという気にもなりますが、1年後とか2年後に同様のことになったらそんな気がまったく起きそうにありません。

というわけで、まだ過去のエントリをご覧の際にスパムコメントが多くあり、処理も重いかと存じますが、そのうち全て処理しますので、それまでの間はご迷惑をおかけすることになります。申し訳ありませんが、ご寛恕いただければ幸いです。

[government]内閣強化への疑問

「 内閣官房・内閣府から見る官僚制度」(@公共政策大学院生の蹇蹇録6/19付)や、そこでご紹介のあった「個人主義/共同体主義」(@Crystal6/19付)において縦割り改善策を提案する官僚のテキストが引用されています。具体的には次のようなものです。

これからは内閣官房で働いた経験を持つ者が出身省庁の枠にとらわれず優先されるようになるだろう。そうした人材を育てていくシステムをつくることが大事であり、それによって今後縦割りの弊害は改善できるものと考える。また、若いときに内閣官房にきてオールじゃパン(ママ)の考え方ができるようになった人材がそれぞれの省庁に帰って活躍する事で、長期的には縦割りの弊害は弱まっていくと思う。

古川貞ニ郎・前官房副長官

現在の閉塞感を改めるには、何より現行の人事・キャリアアップ制度を改める必要があります。各省ごとの人事管理を存続するのであれば、少なくともその上に、各省に属さず、日本全体を考える官僚集団を設定せざるを得ないのではないか。言うなれば1種の上に、「スーパーゼロ種官僚」を置く形です。所属としては内閣官房あるいは内閣府で、各省にも配属されます。

採用後しばらくは基礎教育を施すために、各省に入省させて訓練を積み、各局総務課長くらいになったら、プロ野球選手のようにフリー・エージェント宣言をさせて、出身省庁に残るか内閣に赴くか、本人の意思とやる気に委ねるというのはどうでしょう。各省ごとに現場経験を積んだあと、出身省庁のしがらみから離れ、国家官僚として内閣で国全体の問題を議論し、国の方向性を定める。そういう精鋭集団が、必要となるのではないでしょうか。

今、総理を支えている内閣官房のスタッフも、結局は帰るべき所属省庁があります。それは出向ですから限界がある。将来にわたって国全体を考え、行動する集団を作る必要があるのです。だから、自らの意思で内閣にやってきた精鋭官僚については、退職後の処遇など内閣で引き受けるくらいの度量が必要です。そうすると後顧の憂いなく、むろん出身省庁を気にすることなく、国家全体を考えることができると思います。

岡本全勝・総務省大臣官房総務課長

根源的な疑問としては、そもそも今問題視されるような縦割りの弊害があるのか、ということです。例えば岡本課長は上記引用部の直前で次のように述べています。

思い出すのは今から二十五年前、私が入省したばかりのころ、先輩からこんな謎かけをされました。「岡本君、今の霞が関は江戸末期の幕府官僚似ているだろう」と。

当時の江戸幕府には、門閥などもありましたが、養子縁組もあり、総じて優秀な人材が集い、俊英で構成された一大組織でした。が、その俊英ぞろいが、黒船来航時にあわてふためくだけで、あるいは評定を重ねるだけで有効な対策を打てず、逆に田舎侍と侮っていた薩長に大改革を断行されたわけです。これは、頭の良い人材でもセクショナリズムに凝り固まるほど、時流に即した改革ができない、という例証です。

これを現代に置き換えると、三位一体の改革がその象徴でしょうか。中央集権から地方分権へと構造改革を進めていく過程で、補助金削減については総論賛成各論反対により議論が停滞し、結局地方に改革案の作成をお願いすることになった。とはいえ、地方にできるわけがないと多寡をくくっていたところ、思いもよらず地方が案をまとめてしまった。こういう構図が、幕末のころと不思議なほど重なり合います。

岡本全勝・総務省大臣官房総務課長

幕末のセクショナリズムに該当するのは南紀派と一橋派のことでしょうけれども、こと黒船への対応としてはその差は小さいものでしたし、桜田門外の変以降はほぼ一橋派が幕閣の主流派を独占したわけですから、そう大した対立があったわけではありません。というか、薩長ともに幕府とは比較にならないぐらいセクショナリズムが激しかったでしょうに。どちらも主流派の交代時には安政の大獄以上の流血騒ぎになっているわけで。

その後の三位一体の話も旧自治省の岡本課長らしい主張といいますか、補助金削減がマイナスになる自治体に対して、そのマイナスをどうにかし得る交付税の話を先送りしたからこそあの地方合意は成立したのであって、交付税とセットで地方案をまとめろということだったなら、到底まとまるものではなかったでしょう。

他に縦割りの弊害について、岡本課長は別ページで次のようにも論じています。

ウ 政策の統合ができない:政策の優先順位がつけられない、変更できない

(例)社会福祉より公共事業を優先していること。

道路財源が余り、一方で赤字国債や年金が破綻すると言っているのに、道路財源を回せないこと。公共事業の事業別シェアが変わらないこと。

これは、官僚制の「縦割り組織」によるものです。

行政の構造的課題

道路財源はそもそも道路建設のために徴税しているものなのですから、道路建設が必要ないというならこれをまず廃止し、社会保障財源が必要だというなら別途税金でも保険料でも徴収する手だてを講ずべきなのです。岡本課長は旧自治省出身で税制を作る立場(財務省主税局は国税担当で、地方税は旧自治省が担当しています)だから使い回したいという発想が出てくるのでしょうけれど、税制当局の都合で当初目的とは違うものに理屈も何もなく回されることがなく、むしろ縦割りであってよかったというべきでしょう。

以上のような岡本課長の縦割りを弱めた後に彼が理想とする政策運営や、昨年の某主計官の騒動、最近の経済財政諮問会議の人間力の議論、官僚ではできることに限界があるとして政界に転身する人間の主張などを見るに、出身省庁にとらわれない国全体の見地というのは、単に確たる現実基盤を持たない空理空論に流れたものがその過半を占めているようにしかwebmasterには思えません。

結局、縦割りといっても具体的にどのような問題があり、そのためにどのような対応を図るのかという部分が整理しきれないまま、漠然と縦割りが悪いといって内閣に人を集めても混乱が増すばかりです。例えば財務省主計局がやっていることを見ればわかるように、相手省庁に足りないリソースでは査定しかできず、リードしようというならあらの多いものにならざるを得ません。相手省庁と互角のリソースを備えてもいいですが、それでは政府を今の倍にすることになってしまいます(笑)。

ではどうすればいいのか。webmasterが思うに、政策形成においてあまりにマクロ経済的見地が顧みられていないというのは今の霞が関における一大欠陥です。日銀は実績があまりにもアレですが(笑)、それでもまだ金融政策というマクロ政策を考えるための組織が存在しているだけましです。

マクロ政策のもう一方の柱である財政政策については、資源配分や所得再分配をどうすべきかという全体像を考える部局がありません。財務省がそうではないかという見方もあるかもしれませんが、非常に乱暴にいえば、彼(女)らはあくまでミクロ的査定がその本分で、マクロ的な話については、全体の資金繰りがつくかどうか程度にとどまっています。財政政策のマクロ効果は、その称するところの財政の危機的状況を脱することに比べれば、まったくもって軽視ないし無視されているわけです。

ここに着目した組織的対応であれば、相手省庁と同じ土俵で戦うのではありませんから、リソースの差は問題になりません。また、ミクロ的にどのような政策対応が望ましいかは、各省庁に任せておけばよいのです。それらのチェックとしては、すでに財務省の査定、会計検査院検査、行政監察、政策評価などがあるのですから、それらの活用を図ることができます。それよりも、まさに今欠けているところをこそ早急に埋めるべきです。

本来なら経済財政諮問会議がその役目を担うべきなのでしょうけれども、ミクロの思いつきをあれこれ各省庁に押し付けるくせに、自分たち以外に汚名を回す先がないこの肝心な部分については、まったくもって頬被りなのですから、一体なんのために存在しているのやら・・・。

[sports]The World Baseball ClassicにNPB参加

昨日の実行委員会で固まったとのことですが、これでよかったと思います。気が早いと思いますが、こんなメンバーがそろえばいいなぁという勝手な思い入れをしてみました。

#ポジションの誤りがありましたので訂正しました。(6/22追記)

  1. 中・赤星(Tigers、左)
  2. 二・井端(Dragons、右)
  3. 右・イチロー(Mariners、左)
  4. 左・松井(Yankees、左)
  5. 三・今岡(Tigers、右)
  6. 指・松中(Hawks、左)
  7. 遊・宮本(Swallows、右)
  8. 一・福浦(Marines、左)
  9. 捕・城島(Hawks、右)

#指名打者制でない場合は、福浦が控えに回り松中が一塁、城島を8番に繰り上げ、ピッチャーが9番。

  • ピッチャー:杉内(Hawks、左)、渡辺(Marines、右)、松坂(Lions、右)、藤井(Swallows、左)、黒田(Carp、右)【以上先発】木塚(Bay Stars、右)、星野(Lions、左)、岩瀬(Dragons、左)、石井(Swallows、左)、大塚(Padres、右)【以上リリーバー・セットアッパー】豊田(Lions、右)【以上クローザー】
  • 野手控え:谷繁(Dragons、右)【以上捕手】井口(White Sox、右)、西岡(Marines、スイッチ)、平野(Baffaloes、左)【以上内野手】高橋(Giants、左)、平野(Baffaloes、左)、青木(Swallows、左)【以上外野手】

人数はとりあえずMLBロースターの25人という前提で組んでみました。一番悩んだのがリードオフマンをどうするか。イチローが自然ではありますが、そうすると赤星の収まりどころがなくなってしまいます。いっそ赤星を外そうかと考えもしましたが、やはりあの足を失うのは惜しく・・・とあれこれ考えた結果が上記であります。球団別人数を掲げると次のとおりですが、ちょっと偏っているかな?

球団人数
Marines32
Hawks3
Lions3
Swallows34
Dragons3
Tigers2
White Sox1
Yankees1
Padres1
Mariners1
Baffaloes1
Bay Stars1
Giants1
Carp1

#NPBで選出ゼロなのは、Fighters(小笠原がいつもの調子なら選びたかったのですが、今の調子ではちょっと・・・)とGolden Eagles(まあ1年目ですし)の2球団です。

・・・あ、監督忘れてました(笑)。短期決戦ですし、5年後や10年後ではなく来年だからまだギリギリ間に合うということで、仰木監督かな?

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]
dpi (2005-06-21 04:42)

日本のプロ野球は見ていないのでよくわかりませんが、9番城島はもったいなくないですか?7番辺りと入れ替えたほうが落ち着くかと。あと、今年の宮本の調子を考えると、二塁・井口、遊撃・井端でどうでしょうか。

スマッシュブラザーズ (2005-06-21 12:59)

パチンコ、暴力団宗教、消費者金融の在日テロ支援企業撲滅!不買運動!テロリスト参政権、人権擁護{言論弾圧}法案断固反対! 在日空騒ぎブーム、 竹島侵略、
密入国、不法滞在、歴史捏造、凶悪犯罪、その他、チラシ制作&ポスティングしよう!
学生は学校で、社会人は会社で、無職の人は近所から配り始めよう。仲間を一人でも多く集めよう。
いきなり政治の話をしてもウザがられるのでこう言おう。         
好きな芸能人は?{相手が答えたら} その人これ見てるんだって。
ビラのHP パクリ大国南朝鮮 韓国製品不買運動のサイトをみせよう! 
コピペして世界中の人々に真実を知らせよう! ビジネスチャンスだ!

INOSAN (2005-06-21 23:02)

>dpi様、
9番打者はトップに打順を回してチャンスメイキングするため、確実性の高いバッターを当てるべきとの説もあり(だからアマではヘタッピは8番打者が定位置)、必ずしももったいないとはいえないかと思います。余計な話ですが松井は5番で打点を稼ぐ役のほうが良いと私は思います。

bewaad (2005-06-22 03:31)

>dpiさん
城島はリードに専念して欲しいと思いラストバッターにしました。彼が9番にいるというのも相当相手へのプレッシャーになることもある程度計算はしましたけれども。

他方で井端と宮本のような器用なタイプが9番と2番と近いのももったいないように思ったということもあります。

宮本はそういう器用さとキャプテンシーを考えたのですが、確かにこのままの水準でシーズンを終え、他方で井口がMLBで器用さをこのまま発揮し続けるなら、ご指摘のメンバー変更も魅力的だと思います。

bewaad (2005-06-22 03:37)

>INOSANさん
松井5番で考えると、次のようなラインナップが思い浮かびます。
1番イチロー、2番井端、3番今岡、4番松中、5番松井、6番多村、7番福浦、8番宮本、9番城島
(赤星の替わりに多村を外野に入れます)

まあこうやってあーだこーだ考えていると時間はいくらでも過ぎていくわけです・・・。

ko-ji (2005-06-22 19:52)

>NPBで選出ゼロなのは、Fighters...

じゃあ、雰囲気と守備固めで新庄、と思ったら、打率2割5分じゃ、ダメですね。

 さて、少し話がずれますが、道路財源を“官僚制の「縦割り組織」”の例にあげているのは少し奇異に感じます。
 道路財源が余っている、と岡本課長は論じており、またマスコミの多くもそのように論じていますが、実際には特定財源は国と地方の道路への投資額を足し合わせた総道路投資の56%を占めているに過ぎず、地方分については55%が一般財源からの支出となっています(自動車重量税の2割が一般税になっているという細かい話はありますが)。
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-yosan/h17g/s1.pdf

 したがって、bewaadさんのいう「道路財源はそもそも道路建設のために徴税」という観点からは一般財源化という話ではなく、地方への財源移譲になる、1)道路特定財源の地方分を増やす(これは暫定税率の話がでるのでこじれそう)か、2)国道の新設・改築、維持・管理の際の地方の負担割合を減らす(道路法だけだが時代には逆行)か、3)地方道への補助を増やす(これも時代の流れに逆行)のいずれかが常識的な判断になってもおかしくないと思います。
(さらにいうと、国道の指定区間を増やすだけで国の負担割合が増えるので財源が余るとも思えません。)

 これらの主張が出てこないというのは、「縦割り」というよりは、「地方への財源移譲はしない」という一致点があり、国交省、総務省、財務省と官僚制の中で3すくみはあっても基本線は踏み外さない例として考えるほうが妥当な気がします。

 って、まあ官僚制の問題点だし、雰囲気に流されるマスコミの問題であり、地方の力量の問題ではあるわけですが。あと財務省は一般財源化支持では?。

 なお、当方は国交省の地方支分部局の出先の技官であり、属している機関の意見ではありませんので念のため。

bewaad (2005-06-23 04:48)

確かに考えて見ますと、道路をネタに縦割りを語るなら、農道などの例がよかったような気がしてきました。ちょっと岡本課長に引っ張られてしまったのかな?

ただ、岡本課長の「一般財源化」はこれも私論であって組織の公式見解でしょうから、総務省としては、1は話がこじれそうだから言わないだけで、そうなるなら歓迎ではあるのでしょう。

あと、財務省が一般財源化を狙っているのはそのとおりかと。というか記憶が定かでないのですが、この話を持ち出したのはそもそも財務省だったような気が。

末筆ながら、所属を明かしてのコメントありがとうございました。こちらが隠しているというのに、もったいない話です。読者の方がモラルあるblogという売りができそうです(笑)。

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前エントリで私が引用した「縦割り改善策を提案する官僚のテキスト」が、公共政策大学院生さんのBlogを経て、現役官僚BewaadさんのBlogで「内閣強化への疑問」としてコメントが付されています。あああ、なんたることでしょう、古川貞ニ郎氏の発言の中で、わたくしのPCが「ジ.


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