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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-11-03

[BOJ][economy]竹森俊平「世界デフレは三度来たる」(月刊現代2005/12, pp264-282)と日銀の変容

竹森先生の好評連載ですが、メインテーマである狂乱物価をめぐる分析はもちろん興味深くあるものの、現在の日銀を考えるに注目したいのは70年代の日銀は狂乱物価をめぐる金融政策の失敗を自認できたという点です。

#具体的にどういった行為についてどう反省したのかは、ぜひとも月刊現代を直接ご覧下さい。

他方で現在の日銀は、例えば先日公表された「経済・物価情勢の展望(2005年10月)」にしても、かねてからwebmasterが非難しているプルーデンスとマネタリーの意図的な混同を用いて、かつての量的緩和導入は正しかったし今量的緩和を脱するのも正しいとしています。そもそもプルーデンスであるなら個別対応すべきで量的緩和は邪道ですし、マネタリーであるならデフレを脱却する前から盛んに解除をちらつかせてインフレ期待の発生を回避するのは事実上のデフレターゲットということになるのですが、これらのいずれかなら少なくとも一貫性だけはあり検証の対象となるべきところ、ぬえ的に使い分けているのですから批判回避が最大の目的であると考えざるを得ません。

#この混同がどのようなものかは、bank.of.japanさんが詳しく解説されていますので、そちらをご覧いただければと思います。

なぜこのように変わってしまったのか、竹森先生の筆は1つの手がかりを描き出します。日銀法改正の際、つまりは日銀の独立性のあり方が議論されていたときには、かつての狂乱物価を巡る日銀の自省は「独立性の欠如」にまつわる被害者意識へとすり替わっていました。では独立性が悪いのかと考えたくなりますが、一応中央銀行の独立性は一般に好ましいものと考えられ、それに文句をつけるだけの材料をwebmasterが持っているわけではありません。といいますか、そのような難題に取り組まなくとも2つの説明が思いつきます。

1つには自省するだけの余裕の有無です。竹森先生もお書きのように‐引用されているフリードマンの評を見ると、この頃の日銀が今あればと思ってしまいます‐70年代中盤以降は安定的な経済成長が達成され、第二次オイルショックにおいても先進国中最高のパフォーマンス(英語本来の意味です。為念)を示していたからこそ、昔は失敗もしたさと認められもするでしょう。

もう1つは連続性の欠如です。かつては政策委員会がスリーピングボードであったことの裏返しとして、日銀プロパーが狂乱物価時もその後も変わらぬ金融政策の担い手と認識され、だからこそ一貫性を相当程度意識せざるを得ませんでした。ところが今では政策委員会が実際に金融政策を決定しているだけに、そのメンバーが変わってしまえば同じ政策委員会といっても別物になってしまいます。典型が先日の植田先生の日経記事で、量的緩和政策導入時の理論的支柱であったその人が換骨奪胎だというに等しい指摘をしているのですが、もしまだ植田先生が審議委員であったなら、そもそも政策委員会の解釈変更事態があり得たかどうか疑問です。

#ちなみに、量的緩和政策導入時のメンバーは今では誰も残っていません。

とはいってもこれも良し悪しで、メンバーが継続している場合、導入者のメンツの問題で誤った政策が変更できないリスクもあります。メンバーの入れ替えはそうしたリスクをヘッジする手段としてきわめて有効です。この長所を維持しつつ短所を減らすためには、bank.of.japanさんや植田さんのように整合性を問い続けることしかないのだとwebmasterは思います。

#というわけですので、東谷暁さんがエコノミスト日経新聞に続いて、日銀を題材に取り上げてくれればいいのにな、と思いませんか(笑)?

[history][law]歴史と伝統を履き違える輩が出てきそうなので

三笠宮寛仁さま(59)が、自身が会長を務める福祉団体の会報で「女性天皇」に触れ、「歴史と伝統を平成の御世(みよ)でいとも簡単に変更して良いのか」と、疑問を投げかけられていることがわかった。

(略)

寛仁さまはまず、「万世一系、一二五代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実」と強調。〈1〉皇籍離脱した元皇族の皇統復帰〈2〉女性皇族(内親王)に元皇族(男系)から養子を取れるようにし、その方に皇位継承権を与える〈3〉廃絶になった秩父宮や高松宮の祭祀(さいし)を元皇族に継承してもらい、宮家を再興する――などの方法を挙げられている。

その上で、「陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりません」とし、「国民一人一人が、我が国を形成する『民草』の一員として、二六六五年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴(いただ)かなければ、いつの日か、『天皇』はいらないという議論に迄(まで)発展するでしょう」と結ばれている。

天皇や皇族は憲法上、政治的な権能を有しておらず、有識者会議はその意見聴取をしていない。

読売「三笠宮寛仁さま、女性天皇容認に疑問…会報にエッセー」

この報道を引いてやはり母系(女系)天皇には反対という意見が出てくるでしょうけれど、前にも書いたことですがそもそも皇族以外の者が皇統の行方を決定すること自体が歴史と伝統からの逸脱です。歴史と伝統を重んじるなら、皇室典範をどう変えるかは天皇家の判断に委ねるべきとし、仮に天皇家が母系天皇を是とするのであればそれを受け入れるべきです。しかし、歴史と伝統を持ち出す者に限ってアプリオリに母系天皇は否定すべきものとするものが多く、そのような発言は寡聞にして見られません。くれぐれも歴史と伝統についてのダブルスタンダードにはご注意あれ。

#しかし読売も、文化の日が旧明治節であることを十分に計算して今日記事にしたのでしょうけれど、にしては「意見聴取」だなんてさらっとえげつない表現を使うものですねぇ。

本日のツッコミ(全40件) [ツッコミを入れる]
厩戸 (2005-11-03 13:12)

「初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実」というときの「男系」に特殊な意味あいがあるのかもしれませんが、推古天皇など女帝が存在したという厳然たる事実はどう解釈されているのか、ちょっと興味があります。

一国民 (2005-11-03 18:27)

継体天皇というお名前もなにやら暗号めいてはおりませんか?
という話は置いておいて、
すでに象徴天皇制が制度となっている現在では、国民が理解・判断できる事実をベースにしなければならないわけで、さすがに「2600年前から血が続いている」ということを法律的に事実と認めるわけにもいかないでしょう。検証のしようがないですし。
とすると、歴史や伝統があるから天皇家は大切、という話ではなくて、(歴史や伝統とは関係なく)現在ある天皇家そのものが大切、という認識に立つべきなんでしょう。(なぜか、と問われたら?それは現在天皇家という地位におられるから、とそのまま受け入れるべきだと思います)
で、お世継ぎの解決方法ですが、やはり制度でもある以上、天皇家のご意見にお任せ、というわけにもいかない気はします。ご意見を尊重すべきというのはその通りと思いますが。

ふう・・・ (2005-11-03 22:22)

読売も女性天皇と女系天皇を混同した書き方しますか。これじゃ何が問題なのか国民に伝わりませんよ。
いままでいた推古天皇や後桜町天皇などは「男系女性天皇」です。「女系男性天皇」と「女系女性天皇」は今まで一人も居ない。ということになってます。科学的調査が必要だとか横道にそれるのは置いといて。けど、誰も皇室を理解も擁護もしないなら、皇室は60年前に終わっていたと考えるべきでしょうね。
共和制で直接投票選挙による政治的最高権力者選抜システムになれば、自民党と連立を組む政党を利するだけなのですけどね。「学会員大統領」が連発するでしょうね。

vodka (2005-11-03 23:23)

男系に拘る人たちって、皇室を何だと思ってるんでしょうねぇ?
まるで競走馬の血統の話でもしているように思えてしまいます。
貴族が貴族であるのはノーブレスオブリージュを果たして貴族と認められるからであって、貴族の血統だからではありません。
国民の統合の象徴っつう役割を果たしてくれれば男だろうが女だろうがそんなことは問題ではないと思うんですけど・・・。

本石町日記 (2005-11-04 00:02)

bewaadさん、どうもです。もともと「政策の整合性を重んじる」のが日銀マンの“美学”なのですが、政策委のロジック変遷にはついていかざるを得ない立場にあります。内部で異を唱えるにしても限界があるように思われます。私は部外者なので論理不整合を突きやすいわけで。頑張ります(笑)。

bewaad (2005-11-04 03:27)

>厩戸さん
本当に神武からかという点にはいろいろと議論があるのですが、一応家系図的には父系(男系)でつながっていまして、女帝が臣籍の婿を取りその子供が即位したことはありません。女帝≠女系(母系)ということです。

bewaad (2005-11-04 03:33)

>一国民さん
おっしゃるとおりで天皇は憲法上の機関で皇室典範は法律なのですから、その継承方式など法的には国会が勝手に決めてよいのですが、エントリはあくまで「歴史と伝統」という言葉を便宜的に使うことへのあてつけ(笑)です。

ちなみに明治時代において、憲法上の機関たる天皇と皇室典範(厳密にはこれは旧憲法と並列で現在の皇室典範とは法的位置づけは異なりますが)の関係については、当時下記で紹介したような興味深い議論がなされていたようです。今のほうが復古主義的といえる側面もあるようで。
http://bewaad.com/20050703.html#p01

bewaad (2005-11-04 03:40)

>ふう・・・さん
あ、本当だ、女系と女帝(女性天皇)を誤記してますね。事実関係以前に殿下の発言を取り違えるとは不敬極まりない(笑)。

60年前に終わった天皇制というのはしょせんは王政復古後のものですから、歴史と伝統から離れて憲法機関としての天皇をとことん議論するのもそれはそれで大きな意義があると思うのですが、なかなかそうもいきそうにないですね。

bewaad (2005-11-04 03:45)

>vodkaさん
前にも書いたのですが、仮に父系が断絶するならそれを誰よりも残念にお受け止めになるのは皇族の方々であるのは間違いないわけで、一部「保守派」の論客がそのことを想像する風でもなく男系にこだわるのは、「保守派」として間違っているのではと思います。それこそ別の意味での「天皇機関説」ではないかと。

bewaad (2005-11-04 03:46)

>本石町日記さん
「もともと『政策の整合性を重んじる』のが日銀マンの“美学”」って、やっぱり彼(女)らは金融マンではなくって官僚なんですねぇ(笑)。

ふう・・・ (2005-11-04 09:51)

> vodka さん
ただの「王族」なら女性だろうが女系だろうがいいんですよ。
でも王家であると同時に神道の神官(司祭?)的立場だから「皇族」なんです。で、神道で神事ができるのは神武の皇統を受け継いだ天皇のみということになってるんですね。大嘗祭とかね。
でも男系をやめてしまったら神事を執り行う人がいなくなってしまう。取締役のいない企業みたいになってしまう。そうなると、神道が崩壊していくことになるわけです。神道が崩壊ということは、神社も形骸化あるいは崩壊していくでしょうね。
私も素人でしたが、掘り下げていくうちに何が問題なのかを知りました。

vodka (2005-11-04 13:28)

はー、そうなんですかぁ。ぜんぜん分かっていませんでした。
それが、男系天皇でなければいけないという考えの方の思考なんですね。
ただ、うーん、君主が宗教上の首長を兼ねていたイングランドやロシア帝国で女王や女帝がいても大きな問題にはなりませんでしたよねぇ。
こういう点を男系オンリーの方々がどう考えているのか興味が沸いてきました。このサイトの話題ではないと思うんで、別んとこで調べます。
天皇の権威・権力については、我が県ではあんまり考えたくないんです。
なんつったって私ら蝦夷ですし、明治維新の時には東武皇帝をたてて戦ったもんで・・・。あんまり天皇を話題に取り上げていると、これが噴き出してくるんです。

ふう・・・ (2005-11-04 16:56)

>vodkaさん
>君主が宗教上の首長を兼ねていたイングランドやロシア帝国で女王や女帝がいても大きな問題にはなりませんでしたよねぇ。

イギリス正教会もロシア正教も神社神道とはまったく異なる性質の宗教ですからね。イスラム教徒に何で豚を食わないのか聞いても「教義だから」で済むのと同じでしょう。
まあ、このスレで争うのが目的ではないのでこのへんで。。。最もいいのは皇居および宮内庁の土地をバチカン市国のように独立させて、皇居国(?)の運営費は日本政府持ちにして課税ゼロのタックスヘイブンにしてはどうか、なんて。。。
皇族の皇位継承順位は税金払ってる国民が決めるってのがおかしいわけで。。。ならアナタの家のことはアナタが勤めてる会社の社長に決めてもらわないといけないのかとなるわけで。。。三笠宮殿下はナイスアシスト!って感じですね。

一国民 (2005-11-05 00:56)

コメントありがとうございます。エントリを再度読んで納得しました(笑)。
しかし皇室典範、あまり議論されずにするっと改正されそうですね。どうなんでしょうか。

ふう・・・ (2005-11-05 02:32)

どうなんでしょう?三笠宮殿下発言の他にも、日本会議系の議員が異議をとなえ始めてますしhttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20051102k0000m010055000c.html、小堀桂一郎・東大名誉教授らによる「皇室典範問題研究会」、渡部昇一・上智大名誉教授らによる「皇室典範を考える会」などの民間団体も立ち上がり、無数のブロガーや「2ちゃんねらー」も異変に気づいて抗議行動を行っているようです。
皇室典範がこのまま改正されれば、抗議行動が強くなるだけでしょう。私は男系の伝統が守られるのではないかと楽観視しています。拉致問題以降、世間もにわかに保守化してることですし、国益という言葉が自然に湧き上がって来る時代になりました。女性・女系天皇を何故か混同した世論調査が行われ、国民は女性・女系天皇に賛成だと有識者会議の方々はのたまっておられるようですが、世論調査で決めるのなら有識者会議なんかいらないじゃないか、となるわけです。。。(笑)

y-mat (2005-11-05 07:47)

>私は男系の伝統が守られるのではないかと楽観視しています。

そうなると、皇太子妃の個人の尊厳や母体の安全などは無視して、男の子を妊娠するまで、子作りに励ませるとか、皇太子妃に因果を含めて離縁させて、妊孕性の高いピチピチした若い嫁を迎えるとか、子作りのためのオメカケさんを皇太子とか弟殿下に囲わせるとか、臣籍降下して多くの国民からノーマークになっていた男性に、にわか作りの宮家を立てて崇め奉らせるとか、カドを立てずに済む方法などないようなのですが…

まあ、生物学的な制約条件により、皇太子や弟殿下がお隠れあそばせる思われるのが、今世紀の半ば以降でしょうから、まだまだ、時間の余裕はあるようです。(義体化技術や延命化技術を進歩させて、サイボーグ化させるとか、体細胞クローンでレプリカを作るとかと言う、ポストヒューマニズム的天皇制を目指すと言う手もありますし)

vodka (2005-11-05 08:57)

未婚の男子皇族がいないのに男系男子でなければ天皇にしてはいけないと言うのなら、近い将来、皇統は断絶するってことですね。
まぁ、みんながそれで良いなら私は構いませんけど・・・
でも、英国留学中の徳仁殿下と親しい交際が噂されたスェーデン娘に黒髪の男の子がいたらどうします?

vodka (2005-11-05 09:02)

>臣籍降下して多くの国民からノーマークになっていた男性に、
東武皇帝系に王朝交代ですか? まさか南朝熊沢天皇(汗)

vodka (2005-11-05 09:46)

日本国内の都合ではないんですが、豊かな平和ボケ国家日本の君主として皇帝が存在していることは、諸外国の平和的な立憲王制の維持にずいぶん良い影響を及ぼしているのではないかと思います。
ネパールのことを言ってるんですけどね。
皇室つながりの麻生外務大臣はネパールの人々を救う気はないんでしょうか? 親日派ビレンドラ前国王ご一家虐殺事件でも日本はろくなコミットをしていないし、A国の息のかかったG氏にこのまま反動的な絶対王政を許してしまうるもりなんでしょうか?
そんなのに目をつぶったまま日本国民がヒマラヤトレッキングやエベレスト登頂を楽しむのは心苦しいんですけど・・・

bewaad (2005-11-05 09:51)

>ふう・・・さん
天皇家の神道的側面を重視すればするほどかえってまずいことになるのではないでしょうか。例えば「バチカン市国化」案では、残された日本は共和制にならざるを得ませんが(天皇以外の君主はあり得ないでしょう)、それでもよろしいのでしょうか?

bewaad (2005-11-05 10:03)

>vodkaさん
書こうと思っていたことを先に書かれてしまい非常に残念(笑)なのですが、皇族男子が外国人女性との結婚を望んだ場合に、尊王の念と「歴史と伝統」のいずれを優先するかはおもしろい思考実験でしょう。ま、皇后陛下を受け入れている段階で、これまた「歴史と伝統」が便宜主義的であることが察せられますが。

ちなみにネパールは中印両国以外の外国政府がコミットするのは難しすぎるでしょう(どういうアプローチをしたところで安全保障的要因が排除できないので)。むしろ民間レベルでの問題提起が効果的ではないかと。

bewaad (2005-11-05 10:11)

>一国民さん
ま、高い優先順位で関心を持つ者はそれほど多くはないだろうとは思っています。

bewaad (2005-11-05 10:16)

>y-matさん
現実的なところでは臣籍降下した旧皇族を戻すという選択肢しかないでしょう(一応宇多天皇という前例もありますし)。ただし宇多天皇の場合は臣籍が源氏だったので前例になるか微妙でもありますから、その復帰した皇族を内親王が結婚しその子供である男子というパターンもあるでしょうけれど、この場合、女子しか生まれなければ結局問題は解決しないわけで・・・。

ふう・・・ (2005-11-05 11:15)

>vodkaさん
あの、男系であれば男子でも女子でもいいんですよ。。。
>bewaadさん
>例えば「バチカン市国化」案では、残された日本は共和制にならざるを得ません
イギリス連邦みたいなことできませんか?イギリスじゃないけど君主はエリザベス女王ですよ、みたいな
>皇后陛下を受け入れている段階で、これまた「歴史と伝統」が便宜主義的
妃を民間から迎えるというのは明治以前にもあったことじゃないんですか?徳川から姫を朝廷に嫁がせたり。

vodka (2005-11-05 11:16)

男系男子に拘るあまりに皇統が途絶えたら、現行憲法では法律は公布されなくなり、国会も召集されなくなりますね。総理大臣の任命も無しですか?
事前に摂政をたてて代行できるようにしておかなければなりませんね。摂政は女性でもいいんですか?
カリフが途絶えた後のスルタンみたいに、天皇が途絶えても天皇空位のまま摂政だけで皇統を続けるってのは駄目?
天皇の称号って、ほんとは近世数百年間、ほとんど使われていないんでしたよね。だったら、皇統だったら何でもいいんでないですか? これも駄目?
それならいよいよ外国からや誰かをお迎えして天皇になったもらうしかないですよ。トンガの王子様とかネパールの王子様とか喜んで天皇になってくれるでしょう。
新王朝成立も嫌なら、やっぱり女系や男系女子をOKにしない訳にはいかないんでないですか?

ふう・・・ (2005-11-05 11:19)

>vodkaさん
なぜかマスコミでは女性天皇がダメだと表記されていますが、
本当の識者が反対しているのは女系天皇であって女性天皇ではないんです。男系(父系)であれば女性天皇もOKなんですよ。

y-mat (2005-11-05 11:50)

>vodkaさま、bewaadさま

加藤四季の「お嬢様と私」を思い出しました。
庶民の心のわかる名君と言う宣伝をすれば、受けは良いかも知れませんが、皇室の血を引く方々って、それほど庶民的なお家ではなかったような…

y-mat (2005-11-05 12:05)

ちょっとした疑問。
臣籍降下した「男系」の家の人って、コンタミの可能性ってないのでしょうか?
間男されたとか、実はこっそりと養子を迎えたとか、産院で取り違えたとか…

男系男系と血のつながりにこだわるんだったら、皇室に復帰する際には、DNA鑑定して、男系であることを証明しなくちゃならなくなるんじゃないかと思うのですが。
(こんなこと書いてると、数十年後には、皇室の血統を疑ったとして、不敬罪にされちゃうのかあ?)

idora (2005-11-05 12:25)

天皇・天子分離の上で、天子教については親族間で決めて頂き、一方、象徴天皇は10年任期で公選というのが穏当な感じもするのですが。被選挙権(あるいは選挙に出ない権利)が保証されていないというのがどうも・・・。

ITOK (2005-11-05 17:37)

>「臣籍降下した旧皇族を戻す」
なにか皇太子妃になるよりプレッシャーがきつそうですし,色々権利が制限されるわけですが,戻されるほうはオールオッケーなんでしょうか。

手続き上は戸籍を抜いて皇統譜にのっけるだけでよいのでしょうか。
そうすると,皇室典範を改定するより簡単ですね。

歴史に疎いので知らなかったのですが臣籍降下した方々も大変だったようですね。
http://www.geocities.jp/showahistory/history4/23e.html
「誰か昭和を想わざる」内 「斜陽の人々」

fhvbwx (2005-11-05 21:07)

正式には三笠宮寛仁さまではなく、鄂凌堂ε族爾箸呼びするべきです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E7%AC%A0%E5%AE%AE%E5%AF%9B%E4%BB%81参照。
ただ、宮内庁ですらhttp://www.kunaicho.go.jp/01/d01-01gr-01.htmlと「三笠宮」を括弧付けしてますので、目くじらを立てるほどのことではないと思いますが、さすがに三笠宮殿下では区別が付かない(むしろ、普通は三笠宮殿下といえば三笠宮崇仁親王殿下のことでは?)ので不適切かと思います。

ちなみに、ヨーロッパの継承法は日本のそれと比べてとんでもなく複雑ですが(だから単純な比較は出来ない)、ロマノフ朝の帝位継承法では男系男子に限られるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB1%E4%B8%96_%28%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%9A%87%E5%B8%9D%29
ちなみに、パーヴェル1世の前の帝位継承法は君主に後継者指名権があるものでしたが、そのために後継者をめぐって長い混乱が起きました。
さらに母親がロシア正教の信者であった(多分生まれたときから信者であることを必要としたため)ことなど複雑な規定があったらしいです。
イギリスはハノーバー朝自体が女系です。

bewaad (2005-11-06 04:02)

>ふう・・・さん
コモンウェルス諸国の場合は侵略の結果ですから、ご提案のような「切り出す」場合には同列に論じられないのではないでしょうか。

bewaad (2005-11-06 04:18)

>ふう・・・さん
あと書き忘れてしまいましたが、徳川も公家ですので、これまた同列には論じられないと思います。

bewaad (2005-11-06 04:23)

>vodkaさん
男系女帝を可としても、一世代先送るだけになりかねませんね、現状では・・・。

bewaad (2005-11-06 04:26)

>y-matさん
庶民的ではない方が何かと都合がいいような気はしますが(笑)。

ちなみにコンタミについては、かつて呉智英さんが昭和天皇の延命治療により天皇家の神性は現代科学に屈したのだと喝破されたように、当然のようにチェックされることになるのでしょう。

bewaad (2005-11-06 04:29)

>idoraさん
ご提案では通常の公務員とは明らかに異なりますから、当該手続を定める法律でいくらでも特例を設けることは可能だと思います。

bewaad (2005-11-06 04:31)

>ITOKさん
プレッシャーをいうなら女帝の婿の方がさらに厳しいのではないでしょうか。

bewaad (2005-11-06 04:35)

>fhvbwxさん
誤りのご指摘ありがとうございました。

おっしゃるとおり、ヨーロッパの王家と比較するのはあまり意味がないでしょうね。

一国民 (2005-11-07 22:44)

11/7の朝日新聞朝刊に天皇家の系図含めてわかりやすく書いてありました。男系の旧宮家を復帰させるためには600年くらい遡らなければならないらしいです。
あとやっぱり継体天皇は王朝交代と見るむきもあるらしい(「体制」を「継ぐ」ですからね)。その時は200年遡った継承だったらしいですし。
議論は必要ですが、過去のあやふやな血液の幻想に頼るよりは、現在の天皇ご一家を重視した方がコンセンサスを得やすい、というのは確かな気がします。

bewaad (2005-11-08 06:17)

言及いただいたのは世襲親王家のことかと拝察しますが、臣籍降下したのはあくまで戦後ですから、「600年くらい遡る」というのは若干ミスリードかなとは思います。

コンセンサスについては、血統にこだわる人が少なからずいる以上、ご指摘のような形ではまだまだむずかしいのかな、という気がします。

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一昨日の文化の日を朝から夜遅くまで、大塚史学の泰斗であるS先生とすごしました。そのときの会話の一部を再現 S:「円高シンドロームが政治的な要因でもたらされているというリフレ派の一部の人たちの見方は興味深いものがあります。田中さんたちは円高シンドロームが緩む..

天皇制の議論がいろいろされている。 http://bewaad.com/20051103.html#p02 http://www.asahi.com/politics/update/1118/014.html http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY200511180360.html 方向性としては、あくまで男系継承にこだわるか、女系継承を認めるか、..


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