archives of BI@K

CSS: default alternative
(要cookie)

toppage memoranda

(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|

2005-12-01

[government][economy][law]建築物保険‐webmasterが考えることはとっくに誰かが考えている、等

住宅保証機構

昨日あれこれ考えてみた私案の1つとしてお示しした建築物保険制度ですが、既に類似のものとして住宅保証機構があるとのびたさんからご教示いただきました。webmasterの勉強不足を補っていただき感謝しております。

民間企業でも類似の業務を行っているものはあるようですが、この住宅保証機構は最近何かと評判の悪い(笑)公益法人で、国から補助金も受けています。次のような点を踏まえれば現状で十分かどうかには議論があると思いますが、そのあたりを突き詰めていくと、今後のあるべき姿について示唆が得られるのではないでしょうか。

  • これまでに100万戸以上の住宅に適用されているようですが、その実績に照らして有効に機能しているかどうか。特に本件にかかわったイーホームズ社でも制度の紹介がされていることなどを見ますと、運用上の工夫は考えられるのではという気がします。具体的には、
  • 日本全国で住宅は5,400万弱(2003年10月1日現在)ありますが、うち100万の適用にとどまっているわけですから、普及活動が十分であったかどうかには検討の余地がありそうです。
  • 同業民間事業者が存在する以上、民業圧迫というデメリットがメリットを上回るかも検証が必要でしょう。

ちなみに建築物保険制度のキモはずさんな建築がなされ損害賠償につながるのであれば、分譲前にでもそれを止めよう(販売されなければ損害賠償にはなりませんので)というインセンティブがその賠償を一部とはいえ負担する他の事業者に働く点だというのが主観的認識です。住宅保証機構の「寄付金」がいかなる性質のものかわからないので、その点においてどうなのか、のどに魚の骨が刺さっている気分ではあります。

オープンソース化

essaさんの構造計算書公開という案はどうかとのご質問をBaatarismさんからいただきました。既に議論となっているセキュリティ問題を除いて考えれば無害微益なのでやって損ではないでしょうけれど、決定打にはならないのではないかという気がします。

まず競合企業にとってベネフィットが見合うかどうかという問題があります。公開により安すぎる怪しい物件は同業者が自費で検査する。問題を見つければ、それをネタにしてむこうの客を奪い取れるんだから、検査会社よりよほど一生懸命調べてアラ探しするでしょうとのことですが、昨日も取り上げさせていただいた木走さんのエントリへのコメントを見る限り、構造計算書を精査するのもそう簡単ではなくそれなりのコストがかかる上、決定的な証拠をつかまなければ営業妨害等の訴訟リスクがつきまといます。「怪しい」ぐらいの精度では踏み切れないでしょうし、他方決定的と言い得るほどに尻尾をつかむのも難しそうです。

とりあえずこれらの問題が解消されたとしましょう。具体的にどのように「むこうの客を奪い取」るかを考えると次の課題が見えてきます。その欠陥のある建築物のモデルルームの前ででも待ち構えて「ご存知ですか、実は・・・」などとやっていてはあまりにも効率が悪いので、マスを対象とした働きかけ‐例えば比較広告‐などを選ぶこととなるでしょう。しかしその瞬間、他の競合企業もまた同様の手法をとることが可能となります。

この場合、ある建築物に欠陥があるという情報そのものは排除性(他者の使用を禁止できること)・競合性(使用者が増えると価値が減ること)を欠くわけです。つまりは公共財ということになりフリーライドが防止できず、供給過少となります。つまり、誰かが欠陥を暴露してくれることを期待して自ら行おうとはしないのが合理的です。

#ましてや前提が実際には満たされづらく、欠陥を見破るコストや訴訟リスク等が伴うのですからなおさらです。

ただし、誰かが見破るかもというリスクを大きくするのは事実ですから、ある程度の抑制効果という「微益」は考えられなくはないというのが冒頭の根拠です。残念ながらリスクテイカーには効果が薄いでしょうけれども。

レンダーズ・ライアビリティ

他の対策のご提案としては、はてなブックマークで人気を集めているR30さんのものが斬新です。住宅ローンを貸している銀行の責任を問うというもので、具体的には次のとおりです。

gskay氏が書いているように、問題の本質は「違法な建築のはずの建物が、基準に合致していると判を押され、それを正しいと思って金融機関が購入者たる住民に住宅ローンを融資、つまり信用を供与した」ことなのである。ここでもし違法な建築であるということが分かっていれば、カネのやり取りはヒューザーと建設会社や設計士の間、つまり業者同士だけで終わっていたはずなのだ。建築確認が通ったということが、金融機関にファイナンスを可能にさせ、住民がそれを買うことを可能にした。つまり被害を一般人にまで広げた。

であれば、まず国交省と金融庁は「債務者が預かり知らないところで作られた違法建築に対して供与された住宅ローンは、本来債務者に返済義務はない」として、金融機関にまず責めを負わせればいいと思う。銀行と住宅公庫は、もちろんそれでは収まらないだろう。違法建築を建てた責任は誰かということを、銀行と住宅公庫が売り主、設計事務所、建築確認した会社を相手取った裁判で争って明らかにすればいい。

(略)

ここは、各人の言い分を聞いていてもしょうがないので、とにかく新しいルールを入れるしかない。金融市場のルールに倣う、つまり「与信のもととなるエビデンスにゴーサインを出した奴が責任とれ」、ということにするしかない。企業のファイナンスであれば、与信の論拠となる財務諸表にはんこを押した会計士が責任を取れということになっている。

(略)

そして、銀行はこれに懲りたら次からはまともな審査と補償能力がある企業に建築確認を頼む、あるいは銀行のグループ内にそういう審査機能を持った子会社を作ってそこで確認業務を請け負うことにすれば良いのだ。ファイナンスとは、そういうものである。リスクを行政におっかぶせておけば安心という時代は終わったのだよ、と銀行に分からせればいいのだ。業界全体で150億程度の授業料、安いものである。

「ファイナンスした人が責任取れば?」(@R30::マーケティング社会時評11/30付)

非常に面白いご提案だと思うのですが、残念ながらこのまま実現するには無理があります。法的には住宅ローンは債権者である銀行(その他の金融機関をあわせ以下「銀行」で代表します)と債務者である不動産購入者との債権債務関係で、不動産購入者が当該債務を負うに至った原因である不動産購入取引とは独立しています。それをいきなり行政が返済義務はないなどとしてしまえば、銀行の財産権侵害で憲法違反(第3129条違反(12/2訂正))です。銀行に訴えられれば100%行政が負けます。

#そもそもそのような行政の行為は法的には何ら効力を有せず不動産購入者の債務は消滅しない=銀行は粛々と回収すればよいというのが現実だと思いますが、仮に有効だとしても、ということです。

「金融市場のルール」に倣っても無理筋だなぁと思います。あくまで銀行の審査は債務者である不動産購入者の返済能力に着目して一義的には行われるものですから、担保である不動産の減価が無関係だとはいいませんが、「与信のもととなるエビデンス」は不動産購入者に係るものが優先されます。不動産購入者は自己破産でもしなければ返済義務を免れませんし、そもそもそのロジックが通用するなら無担保ローンは成立しません。

では、なるべく趣旨を活かしつつこれらの問題点をクリアするにはどうしたらよいでしょうか。ローンをどうにかするという点に着目するなら、法的には銀行が直接不動産購入者に貸すのではなく販売者ないし建築者に貸し、不動産購入者はそれらの者から借りるようにするという思いつきはあります(回収は銀行子会社のサービサーにでも委託すればよいでしょう)。損害賠償が認められるような場合には相殺すればよいのですが、銀行にも販売者・建築者にもそんなことをすべきインセンティブはまるでないのでなかなか難しそうです。

銀行がチェックするという点に着目するなら・・・ローン期間をリース期間として、リース終了後に所有権移転(リース期間中に瑕疵が明らかとなった際の解約オプションを付与)するとでもするしかないかなぁ・・・。

余談

次はこれも木走さんのエントリのコメントですが、殺人マンションという呼称は不適当ではと思います。ある意味某社長のイメージ操作に踊らされているとも言えるわけですし。

では、構造計算書を偽造したマンションは住めないのか? 実は、ここには難しい問題があります。「既存不適格」と呼ばれる古い建物(要は、古い建築基準法に基づいて設計された建物[通常昭和56年以前]は、現在の基準を満足していません)の耐震性能も、幅はありますが耐震基準の半分程度のものを多く抱えています。すなわち、言い方はひどいですが今回のマンションはそれらと同等であると言うことです。つまり、不動産価値の激減を受けたわけですが、安全性の問題で言えばそれが他に存在し得ないほど低くなったわけではない。

「一にも二にも悪いのは売り主ではないのか〜民間委託問題にすり替える邪論を排する」(@木走日記11/29付)でのmasashiさんのコメント

[economy][misc]太田在もバブルにご関心!

cloudyさんがじょしだいせーのバブルの理解についてのエントリを立てていらっしゃいましたが、今日は、いろんなサイトを見て、バブルの勉強をしてから書きました(笑)とは太田在さんのご発言

#先方とは当サイトはあまりにカラーが違うから、とtrackbackできないwebmasterはチキンです(笑)。

誰か彼女でwebmasterの妄想(第二弾)を実現してくれたらうれしいのですが(笑)。

[economy]マッツァリーノ先生もリフレにご関心!

webmasterの妄想&cloudyさんつながりで、妄想(第一弾)で取り上げさせていただいたマッツァリーノ先生がリフレ派を批判されていてcloudyさんがそれについてもお取り上げです(発端については小田中先生のエントリで、全体像はcloudyさんのエントリのほか、本田先生のエントリのコメント欄でご覧ください)。

内容についてwebmasterが付け加えるべきこともないのですが、違った観点からくだらない感想を述べてみますと、期待があったからこその不幸なのかなと。小田中先生は期待があったからこその批評でしょうし、叶わなかった期待は最初から期待がないことよりもつらいからこそ思わずということだったのかなと思います。自らの軍板での失敗を思い出してしまうわけですが、どうでもいい異性に悪口を言われるよりも好きな異性にそうされた方が傷つくわけで・・・。

#はるかに上質な「違った観点」が田中先生のエントリでご覧いただけます。

本日のツッコミ(全26件) [ツッコミを入れる]

Before...

bewaad [>韓流好きなリフレ派さん 福井総裁は信頼できないと主張し続けてきた身としては、それみたことかと(笑)。]

のびた [■追加情報 >民主党の長妻昭「次の内閣」国土交通担当は4日のフジテレビの番組で、(省略)偽装を見落とした指定確認検..]

bewaad [>のびたさん またまた長妻先生お得意の「何でも公務員が悪い」節が炸裂ですねぇ。勘弁してほしいもので・・・。]


2005-12-02

[government]根本病再論

「霞ヶ関構造改革・プロジェクトK」先日取り上げた際、石橋湛山の根本病(戦前の左右両極がそれぞれ体制変革なくして社会の改善はなし得ないとして急進化したこと)に相通ずる部分があるのではないかとしたわけですが、それについてご指摘をいただきました。

しかし何ですな、読まずに言うのもあれですがいわゆる縦割りや省益至上主義の問題があるとして(bewaadさんは本当にそうなのかに疑問を呈しておられるわけですが)、「改善策として、国の総合戦略を作り、省庁間の対立を仕切る官邸直結の「総合戦略本部」設置を提言した。この本部が最も国益にかなう政策を判断し、内閣が実行を決断する形を想定する。」(asahi.com)てえ発想はどうなのかいったい。いや問題が発生するとこの種の調整機関を新設することで対処しようとする発想法の人というのがあちこちにいて(前述の「情報機関」てのも同様だと思いますが)、飽き飽きしているわけです。

というのは第一に、問題処理に関与するエージェントの数を増やすとそれだけコミュニケーションコストは増大します。一般的に問題の処理能力が投入したエージェントの数に比例してしか増加しないのに対し、コミュニケーションコストは階乗になるので、遅れかけたプロジェクトに新規の要員を送り込めば送り込むほど効率は低下していく、というのがブルックス『人月の神話』ですな。もちろんこのケースでは、エージェントは個人ではなく関与する組織なので能力は比例的にしか増大しないという仮定を単純に置くわけにもいかんのですが、しかしコミュニケーションコストの増大という効果については同様であり、そもそも問題自体が(存在するとして)調整・検討などの省庁間コミュニケーションの不足にあるのではないかと懸念されるところでそのような施策を選択すれば目も当てられないことになる。一次的な機関の調整がうまくいかないから超越的な新機関を作る、今度はその新機関との調整がうまくいかないのでさらに超越的な新々機関を作る、さらにその新々機関との調整が……以下同様と。その意味で、bewaadさんは「根本病」という位置づけですが、むしろ問題発生の根源を放置したまま解決策の改善に走る姑息療法なのかな、とも思います。

「改革神話」(@おおやにき11/28付)

「問題発生の根源を放置したまま解決策の改善に走る姑息療法」というのは、主観と客観のずれなのかなと思います。成果を客観的に見れば「構造問題」をことさらに言挙げするあまり適切な処方箋が書けず事態を改善させられないということなのでしょうけれど、主観的にはまだまだ「構造問題」への取り組みが足りないからこそ事態が改善しないのだと。

ある意味興味深いのが、ミクロの経験則を無批判にマクロに適用する癖があるこの手の改革論者において、こと「構造改革」への取り組みについては乖離が見られる点です。ミクロでの「構造問題」は努力で解決することを称揚する(周りのせいにするな、等)一方で、マクロについては「構造改革」でなければだめで地道な努力では解決は無理だとすることが、そうした論者の中でどのように整合的に整理されているのでしょう。彼(女)らのロジックを適用するなら、「構造問題」のせいにして「努力」を怠るのは忌避すべきじゃないんですか、と(笑)。

いずれにせよ、現状への悪しき評価をすべて「構造問題」に還元し、「構造改革」したのに現状が変わらなければそれは「構造改革」が不完全だったからで完全な「構造改革」をすべきとするのは、都合のいい言い訳に逃げている面があります。大屋先生に引いていただいたように「構造問題」はしょせんは青い鳥ではないかとは思いつつ、そこは改革論者の土俵に乗るにせよ、「構造問題」が解決されない以上は何ら改善がなされなくても致し方ないと言わんばかりの議論の枠組みは、現実逃避の側面があることは否定できないでしょう。

「プロジェクトK」ホームページ読んでみました(本は取り寄せ中です)が、さっと見た限りでは、今のところは(例えば佐藤幸治などが1998年に行政改革会議最終報告書で述べた)内閣機能の強化、特に首相の指導性の強化を、より実質化したいということ以上を言っていない気がします(高橋和之・佐藤幸治「〔対談〕統治構造の変革」(ジュリスト1133号8-23頁)を参照しました)。(略)特に「根本病」と誹るようなものでもないか、と考えます。

ついでに言えば(bewaadさんはわかって述べているであろうと承知しつつ)、「プロジェクトK」の志向は、法の整合性、一貫性の確保という(いわば)コモンロー的法秩序観ではなく、社会の構造的矛盾を包括的な改革立法によってドラスティックに変革する(いわば)ホッブズ、ベンタム型法理解でしょう。(後略)

「霞ヶ関構造改革・プロジェクトK」(@断片的日乗11/29付)

実はfutagotou507さんのご指摘としては、別エントリについて論じたいのですが、それはかねてから予告のレイプハルト「民主主義対民主主義を取り上げる際にあわせてとさせていただき、今回は引用部分についてのみとさせていただきます。

で、根本病と難ずることの是非ですが、提言の内容もさることながら、incrementalismの終焉(p31)と同書に書かれていることに代表されるような問題認識・心的態度こそが根本病ではないかと考えます。内閣機能の強化という施策が仮に正しかったとしても、それを如何に導き出したかについては議論の余地があるであろうということです。

「構造問題」ないし構造的矛盾は遍在するもので、それに対して包括的な改革立法を構ずることを最優先すべきか、それともincrementalism(漸進主義)でも相当程度のことは成し得るとして後回しにしてよいかは、結局それらがどの程度の桎梏となっているかの評価に基づいて判断されるべきでしょう。しかるに現在の日本は「構造問題」に直面しており、その解決なくしてはお先真っ暗だとアプリオリに条件付け、そこから演繹的に改革の内容を論ずる問題認識・心的態度をもって、webmasterは彼(女)らに根本病ではないかとの疑いを投げかけたいのです。

[BOJ]水野審議委員講演(11/30)@JCIF

中身についてはきっとbank.of.japanさんドラめもんさんが論じてくださるでしょうから、瑣末ではありますが気になった点について。

今回の景気回復は派手さに欠けるため、金融政策の枠組み変更に対する慎重論が出ることは理解できます。しかし、戦後の歴史を振り返ると、わが国経済をソフト・ランディングさせない限り、日本銀行は政府や金融市場から批判を受ける、すなわち「結果責任」を問われています。「市場との対話」「政府との対話」の重要性は十分理解しているつもりですが、「説明責任」に余りに時間をとられ、結果的に政策転換のタイミングが遅れてしまったという結果にならないようにも気をつけたいと思います。経済合理性に合致した金利機能が働くことは、長い目でみれば、物価と金融システムの安定及び持続的な景気回復に不可欠です。また、金融サービス業の発展にもつながると強く信じています。

今後の金融経済情勢の注目点──JCIFにおける水野審議委員講演(2005年11月30日)要旨

かつて論じたことですが、やっぱり「お前らはインフレにしろっていうけど、実際インフレになってそれが批判されるとしたら、その対象はお前らじゃなくって日銀なんだからな」という気分はwebmasterの予想どおり存在するようで(笑)。いや、官僚としてそうした気分は非常によくわかるのですが、その理屈は日銀法改正につながる道だという自覚があっての愚痴(笑)でしょうか。目標の独立性は奪って手段の独立性に限定するという改正が行われれば、日銀の希望が叶いインフレになった際の批判は目標の決定者である政府に向きますが・・・。

まあしかし、このような啖呵はきちんと過去の失敗の責任をとってからにしていただきたいもので。「縛られた金融政策」で描かれたゼロ金利解除時の山口副総裁(当時)の「そうして選択された政策については、当然、日銀が責任を負うべきものである」(pp169-170)の言葉に反して、ゼロ金利解除の責任を日銀が負ったという事実は寡聞にしてwebmasterは知らないのですが。批判されただけで責任をとったということですかそうですか。

本日のツッコミ(全417件) [ツッコミを入れる]

Before...

シャープ【基本設置料金セット】 5ドア冷蔵庫 (384L) SJ・PW38A-W ホワイト系(パールホワイト) (SJPW38A) [あなたたちは通常、??何あまりにも私は好きで、私は大好きです。 この種の賢い仕事や!私の| |私たち||私の個人的な..]

Leica???い???S-E(Typ 006) [I 愛あなたのブログ..とても素敵な色&テーマです。このウェブサイト自身や誰かがあなたのためにそれを行うために雇った..]

東芝(TOSHIBA)58V型 地上・BS・110度CS・4K放送対応スカパー!チューナー内蔵 3D対応4K対応液晶テレビ REGZA 58Z10X [こんにちは!のためブログサイトあなたしばらく今、最終的に得た勇気先に行くし、あなたを与えるために|私は読み取り、次の..]


2005-12-03

[BOJ][economy]日米欧三極の金利綱引き

FRBの11月の利上げ(更なる金利引上げ観測もささやかれていますが)に続いてECBも政策金利を引き上げ(2%→2.25%)、それらの日銀への影響が心配になるところです。なぜ心配しなければならないかといいますと、米欧は金利を引き上げた、だから日本も、という議論が起こり得るからです。

2004年初にwebmasterはアメリカの金融政策が引締めに転じなければ受動的金融政策を旨とする(笑)日銀も金融引締めをすることはあるまいという趣旨のことを書きました。実際にはFRBは同年6月末から引締めに転じたわけですが、にもかかわらずwebmasterの不安は杞憂に終わりました。なぜ予測が外れたかといえば、日米両国の金融政策の架け橋となる為替相場が安定的に推移した、もっとはっきり言えばそれほどの円安にはならなかったからです。

ところが今やご案内のとおり円安傾向。円高シンドロームが発症して金融引締めのおそれが出てきました。昨日120円/ドルを突き抜けましたが、実質実効為替レートをみるとだいたい120円台前半がシンドロームの壁突破の目安ではないかと思いますとは田中先生の言でして、これからが正念場といったところです。

不安材料としては、(これまでも散発的にはありましたが)次のようなアメリカ国内の動きです。

円安は日本の輸出関連企業の収益にプラスだ。産業界には「1ドル=120円台は心地よい水準」との声が多い。しかし、円安を追い風にした日本メーカーの攻勢を心配する米ビッグ・スリー(自動車3大メーカー)を中心に、米産業界では円安・ドル高の進行に不満が高まりつつある。中間選挙を来年に控え、ブッシュ政権がドル高是正に動く可能性も否めない。

読売「日米金利差で円安/1ドル120円台 米産業界に警戒感」

既にメディアでは、次のような意見も見られます。

日銀の量的金融緩和解除やオーバーナイト金利引き上げなど、金融政策変更の論議が盛んになってきた。(略)影響力の強い首相までもが量的緩和の解除時期について、日銀に慎重な対応を求めている。

欧州も日本と似た状況になっているようだ。ECB総裁が利上げの可能性を示唆すれば、仏財務省がこれを牽制する発言を行っているからだ。

ところが、米国は既に昨年6月来、金融政策を引き締めに転じ、FF金利を1%から4%へと12回にわたり引き上げてきている。しかし、FRBやその議長に対する政府・財務省側からの批判はほとんど聞かれず、これからも国内的に大きな議論が起きそうもない。これは、FRB議長に対する信任が厚いこともあるし、金融政策の担当が中央銀行であるとの認識が明確だからであろうか。(略)

日本の場合、金融政策の専門家である日銀総裁を中心とした日銀理事及び市場・経済の知識人から選ばれたメンバーによる日銀政策委員会の議論により、金融が決定されるはずである。従って、この委員会の議論や決定に委ねるべきではないか。そもそも景況感やインフレ館は、人によって強い弱いの判断が違うものだし、まして国の税・財政が金融以外の政策に左右されて一国の金融政策を動かそうとすると、どこかで歪(ゆが)みが生じてくるものだ。金融政策はある程度の透明性を確保させ、その専門である政策委員会や中央銀行を尊重し、委ねるべきであると思う。(QJ)

朝日「金融政策論議」(経済気象台12/2付)

いくらでもツッコミたくなるテキストですが(ファンダメンタルズが違うだろ、等)、ここは当のアメリカからどのように見られているかを紹介しましょう。macroblogよりDavid Altig(クリーブランド連銀副総裁(のうちの1人))のテキストです。

...the most important headline from today's move by the ECB may be this one, from EurActiv:

ECB raises interest rate, underlining its independence

(webmaster試訳:・・・今日のECBの利上げを受けての最も重要な見出しは、EurActivの次のものだろう。/ECB利上げ、その独立性を明らかにするために)

"The ECB Plays Its Hand"(@macroblog12/1付)

なんだ朝日と一緒じゃないか、と思いきやEdward Hughからコメントがあり、次のエントリ題して"The ECB Plays Its Hand Weakly?"にてAltigもそれを"an excellent post"と評しているわけです。どのようなコメントかといえば、Altigも"Weakly?"で引用する次の部分がポイントでしょう。

My view is that the ECB is playing with fire here (as is the BoJ). If they have read the tealeaves badly (and I think they have) and if the German data fail to improve and the Italian data turn downhill again (which I think might well happen) then this may be the last time the ECB will dare to make a decision which isn't approved of by the finance ministers first.

So was this a balanced risk, to call the shots when only a quarter point is in play. I think not. If I was going to make a risky call, one which could threaten my long term independence methinks I would want to do it for something a bit more susbtantial.

(webmaster試訳:私見では、ECBは火遊びをしている(それは日銀も同じ)。もし彼(女)らが先行きを読み誤っていて(そして私はそうだと思う)、もしドイツの経済指標が改善せずイタリアの経済指標が再び悪化に転じたら(そうなるのではと私は思う)、各国の大蔵/財務大臣たちから好まれないであろう政策決定をECBがあえて行う最後になりかねない。

今回のわずか0.25%ポイントの打ち出しは適度なリスクであろうか。私はそうは思わない。もし私がリスクを冒すなら、長期的に見れば独立性を脅かすに見合うだけのもう少し実質を伴うものにしたいだろうと思われる。)

"The ECB Plays Its Hand"(@macroblog12/1付)へのEdward Hughのコメント

そういえば極東の某国にありましたね。皆がやめろという引締めを強行して、のちのちまで警戒感をもって見られるようになってしまった中央銀行が(笑)。

本日のツッコミ(全75件) [ツッコミを入れる]

Before...

?????????浜ゆ彌?????????????????優??????DA35mmF2.4AL ?ワ??ワ? [私は絶対にあなたのブログを愛し、見つけるの過半数あなたのポストのがする丁度|まさに。 あなたができるあなたのために利..]

???????冦??PENTAX?慟-S1 ???????冦?脳?併???????┿?? [ウェブサイトあなたのテーマ/デザイン|本当に楽しんで愛する|私は私は。互換性の問題の問題あなたは今までどんな に遭遇..]

パナソニック 39V型 液晶テレビ ビエラ LED A305シリーズ TH-39A305 [挨拶!私はこれがオフトピックちょっと知っているそれにもかかわらず、私は考え出したのだ、私はお願いしたい。あなたがに興..]


2005-12-04

[notice]リフォーム詐欺にご用心

みなさ〜ん
この週末は、皆さんのうちに「地震診断士」がやってきますよ〜

ヒューザの欠陥マンション問題で、建物の耐震性に不安が広がっています。こんな時は、詐欺師にとっては稼ぎ時ですね。

特に、この週末は「リフォーム業者」が営業攻勢をかけることと思います。

「地震診断士」と名乗る人たちが、皆さんの家を「診断」させると群がってきますよ!

そして、「診断」した結果いうのです。

「おばあちゃん……残念だけど、この家、もうダメだよ」

Σ(°Д°)ガーン
ショックを受けるおばあちゃん!

「だけど安心して!オレ、良い業者知っているから!リフォームすれば、この家も生き返るよ!TVでもやってるだろ!」

こうしてまた、「弱者」が食い物に……

「欠陥マンションを買わない方法4−シノケンとヒューザの欠陥マンション−」(@ありのままの択一突破大作戦12/2付)(強調は原文によります)

このような事態が生じる可能性は大いにあると思います。というか、政府や各種メディアが注意喚起しないのは極めて問題ではないでしょうか。このように書くことが、微力なれど少しでも可能性を減らすことに役立てればと思います。

[law]題名なんて飾りです。法学者にはそれがわからんのですよ。

#挑発的なタイトルですが、オマージュ以上の意味はありません。関係各位におかれてはご笑覧ください。

さて、民法の法律番号についての先日のエントリ等を受け、AKITさんに再度詳細に論じていただきました。内容については概ね出るべき意見は出尽くしているので再論しませんが、AKITさんのエントリを読んで、そもそも法学者と官僚との間になぜこのような主張の対立が生まれたのかについてのヒントをいただいた気がします。

AKITさんがご紹介するところによりますと、広中先生は次のような主張をなさっているとのことです。

管見の限りでは、民法学者が民法の法形式の問題についてもっとも端的に指摘した論文は、広中俊雄「民法改正立法の過誤」法律時報71巻6号(1999年)120-121頁(以下、広中A論文と略称)、同「民法改正立法の錯誤(再論)――政府見解の誤謬」法律時報72巻3号(2000年)93-96頁(以下、広中B論文と略称)です。広中教授は両論文の中で、実質的に民法典と呼ばれているものは、形式的には明治29年法律第89号と明治31年法律第9号の二つから構成されており、明治31年法律第9号が明治29年法律第89号を追加的に改正し民法とは形式的にも明治29年法律第89号1本を指すという後に紹介する政府見解には根拠がないとして批判します。その上で、近年の法律において民法を「民法(明治二十九年法律第八十九号)」と指示するするのは立法上の過誤であり、前三編と後二編を同時に改正する場合には明治29年法律第89号と明治31年法律第9号の両方を摘示するか、あるいは法律番号を省いて単に「民法」とすべきである、と主張しておられます。広中教授も、昭和22年の大改正において1条ノ2に示された男女平等という民法全体の統一的指導理念に基づいて前後編とも実質的に改正されたにより、実質的には民法は一つのものであると観念することは今日十分な根拠がある、とされています*1。また、形式的な二つの法律には明確な題目は存在せず、同一の「民法」という題目が付されているとする政府見解を排していますが、戦前の法令全書の実務では両法律を区別した上で前三編を「民法第一編第二編第三編」、後二編を「民法第四編第五編」と記載する適切な慣行が成立し、岩波書店や有斐閣の六法もそれを採用している、とされています*2。

「「民法の法形式」補遺」(@唯々諾々のもうぐだぐだ11/27付)(強調はwebmasterによります)

勝手な推測ではありますが、広中先生のお考えでは「民法」という名称により民法典は特定され、法律番号は単に制定時点を特定する属性に過ぎないということではないでしょうか。そうでなければ、強調部のように1つの法律に対して2つの法律番号をあてがったり、単に「民法」とのみ記述するというアイデアは出てこないように思います。

他方で官僚にとっては、法律名は単なる呼称に過ぎず、法律番号こそが唯一正当な特定手法となります。手前味噌ではありますが、webmasterがかつて取り組んでい(て中途で宙ぶらりんの状態になってしまっ)た法令XML文書化計画においては、法令要素のid属性として法律番号を用いているのもそれ故です。また、branchさんが各条が規範本体であり、題名等はそこに便宜上付されたものであるから、新しい条については「加え」、題名等については「付する」ものである題名については(略)「法令のおおむねの内容の理解と他法令との呼び分けのため」(特定するためだけなら法律番号だけで足りるけど、それだけでどの法律か瞬時に理解できる奇特な人間はほとんどいないはず(笑))という考えであると解してよいでしょうとされているのも同じ理解によるものと存じます。

例えるなら、官僚的観点からは、法令名はURLFQDNで法律番号はIPアドレスに当たります。他法令を参照する際、初出の部分で法令名にあわせて法律番号を引くのはDNSからURLFQDNとIPアドレスの対応を取得することに当たり、以後は法令名のみを引くのはキャッシュしてあるのでDNSには照会せずクライアント側で処理が完結することに当たります。こう書くと、広中先生の主張に官僚が違和感を覚えるのはおわかりいただけるのではないでしょうか。URLFQDNのみが存在してIPアドレスがなかったり、あるURLFQDNに複数のIPアドレスが割り当てられているようなものなのですから。

#あるFQDNに複数のIPアドレスが割り当てられることはあります(例:www.kantei.go.jpには202.232.58.50と202.232.190.90)ので、上記は不正確です。失礼いたしました。また、この点ご教示いただいた名無し三等兵さん、どうもありがとうございました。

#官僚的観点からは不然だというだけで、官僚的観点が正しいというものではありません。為念。

[economy]魔道に堕ちました(笑)

与謝野馨経済財政担当相と、竹中平蔵総務相や自民党の中川秀直政調会長らによる「経済成長優先か、財政規律重視か」を巡る論争が2日、再燃した。

与謝野経財相は同日、都内の講演で「インフレを期待しながら財政再建をするという悪魔的手法を取ってはならない」と強調。経済成長で税収を増やし、財政を立て直すという中川氏らの主張について「幻想を振りまいてはならない」と切り捨てた。国と地方の税財政改革(三位一体改革)に関しては「補助金削減、税源移譲はやったが、地方交付税の改革が手つかずだ。竹中総務相は最優先で取り組むと確信している」と注文をつけた。

中川氏は早速、反論。一定のインフレ目標を掲げ、経済成長を模索すべきだとの持論について「世界の常識。悪魔であるわけがない」と記者団に語った。

日経「与謝野氏「インフレ懸念は悪魔的」・中川氏との論争再燃」

マイルドとはいいがたいインフレを起こして債務負担の実質減を図るのは確かに悪魔的でしょうけれど、経済成長を前提にしちゃいかんとはどちらが本当に悪魔的なのやら(笑)。そりゃ消費税も30%ぐらいは必要になることでしょう。

かのチャーチルの有名な演説を借りて、次のようにお答えしておきましょう。

「もしデフレが地獄を侵攻することになれば、私は悪魔に多少なりとも好意的な発言をするようになるだろう」

ちなみに交付税をきちんとしろという点については同感です。地方六団体がともかくこれまで内輪もめを表面化させずにすんだのは交付税を先送りにしてきたからで、竹中大臣のお手並み拝見といったところでしょう。きちんとしたナショナルミニマムについての議論を期待したいところですが、高望みはやめておきます・・・。

本日のツッコミ(全374件) [ツッコミを入れる]

Before...

Charlesyuy [from leading brands to choose from. People can choose dif..]

Vincentvckk [そのような漆黒のマスカラ、口紅やクリームチークだけでなく、新たな美しさのバッグステープル。 真にユニークで特別な何..]

Williamyeud [ストテン基盤を置くことを知っています。このモンスターハイファッションミックスとマッチの設定は、あなたの小さなトレンド..]


2005-12-05

[economy]素人が答えていいのでしょうか?(回答を伺う前に答えてしまいますが)

本田先生が「経済学ド素人の、ド素人による、ド素人のための愚鈍な疑問+α」と題して出題されています。コメント欄にてすでに議論が深められているのですが、包括的にと独自性を一応主張して以下。

a.一国単位の金融政策は、グローバル経済の圧力に対して有効でありうるのか。

リフレやインタゲとは国内の物価を上昇させ、国内の賃金を相対的に低下させることによって雇用の拡大を図るもののようだが、それは国外において国内とは比較にならないほど安価な労働力とそれに基づく安価な製品が存在する場合に、その国の経済の国際競争力をいっそう低下させるものとはならないのか。

国際競争力なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。以上。

・・・ではあまりにも不親切なので。リフレが実現した環境下において実質賃金の切下げがあるといっても、それによって生産品の原価を引き下げて輸出振興に資するからよしとしているわけではありません。本田先生のイメージでは貿易財が高付加価値財と低付加価値財の2財からなるときに、リフレ政策が前者から後者へ生産のシフトをもたらすということに見えますが(で、後者において他国と競争しても勝てない、と)、リフレ政策は一義的には内需拡大施策でして、日本国内での需要が増えればそのための生産も増える効果を見込んでいるものです(一部は輸入で賄われるでしょうけれども)。

乱暴に言い換えれば、現在の生産を基本的に維持した上で、さらに増加した需要に見合う生産が行われることを想定しています。需要が増加した一部が発展途上国産の安価な製品に充てられたとしても、国内で生み出される財・サービスに充てられる部分がある以上、それだけ国内生産は増加することになります。この場合、日本と日本に低付加価値財を輸出している国とは共存共栄の関係に立つわけです。

ちなみに国と国とは(少なくとも経済において)競争しているわけではありません。A国においてイノヴェーションが起きB国においては起きなかった時、B国が「先にイノヴェーションができていればA国が今占めている地位を自国が占めていたのに」と思っていたとしても、B国もまたA国のイノヴェーションの利益を受けているわけです(自国で作るより安いand/or高品質な製品を購入できるので)。当該財・サービスの供給はA国にまかせて比較優位な分野で、というのがB国の賢明な選択であり、そこでA国に追いつけ追い越せと考えるのは資源の無駄遣いです。そもそも競争していないのですから、国と国の(国際)競争力なんて飾りなのです。

#もちろんB国内の個別企業がそうしたイノヴェーションにいそしむのは望ましいことです。

b.景気循環と長期的変化の関係は?

景気循環を政策的に調整する努力が払われたとしても、たとえばサービス経済化や製造業における製品寿命と生産サイクルの短期化などの長期的・構造的・不可逆的な変化が非典型労働力への需要を不可避的にもたらしているとすれば、非典型雇用の規模は一定以下には減少せず、かつ非典型労働力は典型労働力のプールとして低水準の処遇のままに置かれるのではないか(制度的に均等待遇の導入がなされない限り)。その際に景気浮上とは水に漬かったボールの全体が持ち上がって水に濡れる部分が減るような状態ではなく、ボールが餅のようにみょーんと伸びて水に漬かった部分の大きさはあまり変わらないままに上部が上に持ち上がる状態をもたらすにすぎないのではないか。

非典型雇用の規模が一定以下には減少しないとの前提を受け入れたとしても、典型雇用・非典型雇用間の流動性が確保されていれば、「非典型労働力は典型労働力のプールとして低水準の処遇のままに置かれる」ことは不可能です。制度的に均等待遇の導入がなされなくとも。というのも、典型雇用において需要過剰(「売り手市場」な状態)で賃金が上昇している場合において、典型雇用者が典型労働者よりも安い賃金で非典型労働者を典型雇用することを禁ずることはできないからです。そうした典型雇用から非典型雇用へのトリックルダウン効果にはタイムラグがあり得ますから、ひっぱられたボールが若干上下に伸びることは考えられますが、どこまでも伸びるわけではなく追って水面から離れる部分が増えることでしょう。

「流動性が確保されていれば」と条件付けたようにスキル等に差がある二階層が形成され、非典型労働者が典型労働者にはなり得ないとするなら、トリックルダウン効果は相当減殺されます。よってそのような階層分離を防止する施策(貧困層への教育機会の確保等)は果敢に講じられるべきですが、実際には景気対策はそうした施策として見ても非常に優れています。というのも、

  • 「猫の手も借りたい」雇用者は結局は労働者の頭数の確保に走りますし、そこでスキル等が不十分ということなら、そろばん勘定に基づきOJTなり企業内研修なりで身に付けさせようとします。
  • 景気回復によりマクロ的に見た労働者数が増加すれば、当該者の教育支出等にも余裕ができ、その分だけスキル等の不足により典型雇用市場に参入できない者の絶対数が減少します。

c.消費者の流動性選好(貨幣愛)は制度的原因に基づくものではないのか。

消費者の「財布の紐が固くなる」ことによる需要の冷え込みは、たとえば年金制度などの制度の機能不全から来る将来への不安を主要な原因としており、そうした制度を改革しない限り金融政策によって流動性選好をコントロールすることは難しいのではないか。

ご指摘の要因の有無にかかわらず、リフレ下で生じると想定される実質金利低下時には流動性選好はデフレ期より小さなものとなります。というのも、実質金利が高くなればなるほど貨幣退蔵は不利な選択肢となるからです。程度はともかく流動性選好を下げることを「コントロール」というなら、難しいということはあり得ません。現在の日本がご指摘の状態にあり年金改革等により流動性選好を下げ得る状態にあるとしても、リフレ政策を採らない理由にはならないのです。

d.(1)「日本的企業社会礼賛論」、(2)「構造改革主義」≒「市場原理主義」、(3)「左翼」、(4)景気優先主義、の関係について。

(1)への批判と「弱肉強食」的市場観という点で(3)が(2)と共通点をもつとしても、(2)が個人の生活に対する「保護」なき市場競争を奨励し(1)と(3)は何らかの「保護」((1)は個々の企業による内部メンバーの保護、(3)は企業外の普遍的かつ最低生活保障的な保護)を支持するという点で(3)と(2)の相違もまた明らかであり、同時に(4)と(2)は市場への信頼(シビアな見方=「弱肉強食」か楽観的な見方=「共存共栄」の違いはあれ)を共通点とする点でやはり(4)は「保護」に関して否定的であることになるが、「共存共栄」的市場の実現・維持が保障されない限り「保護」はやはり必要なのであり、結局は(3)が現実的な選択となるのではないのか。あるいは(3)と(4)は「公共財」への支持((3)は生活保障、(4)は景気という違いはあれ)という点で共通性をもつので手を携えて進みうるということなのか。それとも(4)にとって(3)は障害になるのか。

もともと「景気優先主義」と括られる意見の持ち主の中には、(1)から(3)までのいずれもいるわけです。食事に例えていうなら、(1)から(3)までの違いは好みの味についての対立である一方、(4)は栄養状態についてのスタンスとなります。栄養失調(不完全雇用)を脱してからなら甘辛苦どんな味の食事を選ぼうと(ミクロ政策においてどのようなスタンスに立とうと)かまわないけれど、まずは栄養を十分に摂ろうよ(完全雇用を達成しよう)と。

したがって、実は(1)から(3)まではそれぞれ(1-1)(1-2)、・・・と分けられ、仮に(x-1)が景気後回し主義で(x-2)が景気優先主義だとすれば、(4)とは(1-2)から(3-2)という項目横断的な分類で、対立概念は(1-1)から(3-1)までの景気後回し主義になります。(4)は(1)から(3)までとは切り口が違うのです。

[BOJ][economy]日銀の孤立化?

一紙のみでの報道のようですので、即断は禁物ではありますが。

【ロンドン=納富優香】先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、原油高などを反映して一九九八年以来、七年半ぶりに「インフレ懸念」が議題に取り上げられた。共同声明は各国の協調と対話の必要性を強く打ち出しており、日本にはデフレ脱却を優先させた政策的行動が一段と求められた。日銀は量的緩和策の解除時期を探っているが、利上げ局面に移った欧米との金融政策の違いが鮮明となり、ジレンマを抱えながらのかじ取りを迫られた格好だ。

会議で日銀の福井俊彦総裁は「消費者物価指数が安定的にゼロ%以上になったことが確認できれば、約束に従って量的緩和策を解除する」との基本姿勢を示したという。

しかし、日本の金融政策について「各国の反応は鈍かった」(国際金融筋)という。消費者物価指数は年内にもプラス転換する見通しで、来春にも解除時期を迎える−という日銀が描くシナリオに対し、参加国の理解と支持が得られたと解釈するには早急だといえる。

むしろ、スノー米財務長官が「日本と欧州の内需の伸びが不十分だ」と名指しで指摘したように、日本に対しては引き続き構造改革推進と財政再建の両立に期待を示されたようだ。

(略)

日本の成長促進に追い風ともなる円安ドル高の進展も、現状の水準が容認された。ただ、量的緩和をめぐっては、早期解除に意欲を示す日銀と、解除に慎重な政府・与党との溝が深まっている。

「各国との協調」という事実上の圧力も受けながら、政府・日銀には金融政策に対する議論の集約が迫られそうだ。

産経「G7閉幕 日銀シナリオ、反応鈍く 各国、デフレ脱却求める」

アメリカが金融引締めによるソフトランディングを図っている中、日本がまたデフレの下景況を悪化させることは避けたいという極めて常識的(だけど日銀にとっては非常識(笑))な議論が行われたようです。現状の円安も容認とのことですが、容認されざる水準がどの程度かというのがリスク要因でしょう。遠ければ遠いほどよいのは当然ながら、130円の声を聞かないうちにということであれば、協調利上げといった話も出てきかねません。

なお、貴重な情報をいただいておいて申し上げるのもなんですが、納富記者は非常に日銀に同情的ですね。それに加えて、内需の伸びが不十分という指摘を「引き続き構造改革推進と財政再建の両立に期待を示された」と脳内変換するロジックは・・・(笑)。

#納富記者の記述をいざなうような表現がスノー長官の発言中にはあります(詳しくは翌日のエントリをご覧下さい)。発言内容は当たらないとwebmasterは考えますが、「脳内変換」は不当な表現でした。お詫びいたします。(12/6追記)

[law][government]立場が変わればもちろん言うことは変わるでしょう(笑)

ストーカー規制(branchさんご指摘ありがとうございました。a要素は内容にa要素を含むことができないので、文中の語順を変更しました(12/8追記))法の運用変更についてのbranchさんによる紹介を受けてですが、行政府は無力ですから、と。ご紹介あったのはストーカー規法立案時には謙抑的な解釈が想定され、それを当時役所で是とした連中が最高裁判事になった今では逆向きの判決を出しやがって、ということですが(大意)、結局行政府は立法権を持っていないという点が鍵になるでしょう。

他方で司法府は判決により法解釈を確定することができるのですから、基となる成文法の制定は立法府の権限だとしても、それを立法府が想定していた趣旨とは全く異なるものとして活用できるという点においては広義の立法権を有しているわけです。典型的には判例を想定したとき、行政府は既往の判例に沿って物を考えざるを得ませんが、司法府は判例変更が可能です。内閣法制局長官といえど許される解釈の幅は司法府のそれより格段に狭いわけで、許される範囲が拡大したために解釈を変更したということではないでしょうか。

#じゃあそういう条文を立案すればよかったじゃないか、というのは言わないお約束で(笑)。

[comic]現在官僚系もふ・第34話

言われるまで気付かないというのが不自然といえば不自然ですが、心配していたよりは無理のないまとめだったのではないでしょうか。

ところで、片山さつき議員が始めての実名登場ですよね、作中では。路線変更したのでしょうか?

本日のツッコミ(全22件) [ツッコミを入れる]

Before...

レッ ドウィング [Discover 11 folks that read all of these written text will..]

プーマ 店舗 [Joking 50 percent of plenty of time. {Which|That|Whom|Exac..]

ボッテガ ヴェネタ 長財布 [gift baskets affordable it does not matter.<br> policewo..]


2005-12-06

[economy][politics]納富記者へのお詫びとスノー財務長官発言

昨日スノー財務長官の発言に関する産経新聞・納富記者の記事について、内需の伸びが不十分という指摘を「引き続き構造改革推進と財政再建の両立に期待を示された」と脳内変換するロジックは・・・(笑)と書きました。これについてロイターの記事dqn猫さんから紹介いただき、その記事では欧州と日本に関しては、「残念なことに、日本と欧州の内需の伸び率は依然として必要とされる水準を下回っており、生産性の伸びと労働力参加率が最大潜在能力に達するための改革が実行される必要性を裏付けている」と述べたとされています。

というわけで財務省の公式プレスリリースをチェックしたところ、次のとおりでした。

Unfortunately, the rates of growth of domestic demand in Japan and Europe remain below what is needed, underlining the need for them to put in place reforms to allow productivity growth and labor participation to reach their full potential.

Statement by U.S. Treasury Secretary John W. Snow following the Meeting of the G7 Finance Ministers and Central Bank Governors (London, United Kingdom/3 December 2005)

ご覧のとおりロイターの報道どおりでして、「生産性の伸びと労働力参加率が最大潜在能力に達するための改革」には言及されています。イコール「構造改革推進と財政再建」とは限りませんが、脳内変換は言い過ぎでした。お詫びいたします。

他方でスノー長官発言ですが、どのような意図に基づくものでしょうか。次のいずれかぐらいしかwebmasterには考えつきませんが、できれば前者であって欲しいものです。

  • 内需不足解消に努めてくれればそれでよく、改革云々は単なるエール。内需を冷え込ませない限りご自由にとのスタンス。
  • 構造改革により内需が創造されていると信じており、一層の推進を促している。

[WWW][misc][comic]t9930211さん特集!

ほわわ

「ほわわ」というお菓子が、「はわわ〜」って見えました。疲れているのか。。。*1

*1:こんなこというとファンの方に怒られそうですが。。。

「スーパーにて」(@役人日記12/5付)

ほわわファンではありませんが、相武紗季ファンとして怒っておきます(笑)。

キャベツの食し方

○「キャベツ炒め」でもお肉があればそれなりに食えますね。たとえお肉がソーセージ(魚肉)でも。。。いや、だって、ほら、もったいないから。。。そんな寂しそうな目で見ないで下さい。。。

「食べ物」(@役人日記12/5付)

魚肉ソーセージでそれなりに食べられるのなら、一度スパムを試されてはどうでしょうか? ジャンクな塩味が結構いけます。

#明らかに健康には悪そうなので、食べすぎにはご用心。

他に具材がなければ、いためるよりは千切りにして好みのドレッシングをかけて食べるというのに一票。

trackback

bewaad様のところにトラックバックが上手くとびません。当方の技術不足なのか、はてなの設定なのか。もし、原因が前者によるものであれば、予算がすんでお暇なときにご教示いただければ幸いです。>bewaad様(きっとご覧であると信じて。。。)

「TB」(@役人日記12/5付)

他のはてなダイアリーから受信していますので、およそはてな全体の仕様によるものではないように思います。といってもはてなユーザでないのでこちらから原因の特定などできようもなく、どなたか心当たりがございましたらよろしくお願いいたします。

もふ

気を取り直して。『畜産族』はどうなったのでしょうか。。。放置プレイ、というわけにはいかないと思うので、牛田さんとか絡めてもう一山ある方に100もふ。

そしてきっと外れて、放置したまま新章へ。(という予想も外れると。。。)

「現在官僚系もふ第34話」(@役人日記12/5付)

「伏線はどうなったんだ」と書こうとは思っていたのですが、あと1回はシリーズを引っ張るようなので、それを見定めようと思った次第です。

#オチが局議で倒れて結局認められなかった、というものだったら作者のセンスを見直しますが(笑)。

本日のツッコミ(全750件) [ツッコミを入れる]

Before...

ぐ膏??BRAVIA(??????)KDL-26EX300 T [26V????笂?BS?110搴?S????儷??????с?娑叉???????????] [限り、私はあなたに戻って信用と情報源を提供するように|記事投稿ブログあなたの|私はいくつかのカップルを引用してもいい..]

涓?彜??數搴???????埜 [ワンダフルブログ!ヤフーニュースでの周りサーフィンブラウジング間、私はそれを見つけました。ヤフーニュースに記載されて..]

iphone6s ケース nfc [http://www.computerservicegieten.nl/ureb/2c0t6g9jkr.htmlアイ..]


2005-12-07

[economy]社会正義と経済学に関する10(+2)の名言

稲葉先生のところで始まった例の議論につき、何度でも読み返してみたいと思う言葉の数々をまとめてみました。これらがリアルタイムかつ無料で味わえる時代に生まれた幸せを噛み締めつつ。

  • 「一挙的な改革は、それ自体がルサンチマンの所産である可能性が高いのみならず、強引に実施されればそれがまた新たなルサンチマンを引き起こすであろう」
  • 「この世は悪人とバカと小人で一杯です。/現実問題として、改心させ再教育することには限界があるのです。/つまり『我慢して共存する』ということに他なりません」
  • 「今仕事をしている途上国では、杓子定規な役所の掟や、会社に心身をささげる社畜が日本の1/10でもあればどんなに事態がよくなるか、何度も天をあおいでおります」
  • 「制度とは、結局のところ、その社会の構成員が自主的に(いやいやかもしれなくても)やることの総和です。法律なんて、そのごくごく一部でしかありません。ですから制度を変えるというのは、ぼくにとってはまず自分からその行動を起こすことです」「その議論を納得させようとしている当人が『オレの貢献なんて小さいから行動しない』と明言するのであれば、その人は納得させるべき数千万人の最初の一人である自分すら説得するのに失敗しているのです」
  • 「社会革命は、それが語の定義上「奇跡」であるのなら、不可能事にほかならず、その結果訪れるのはよくてカストロのキューバ的状況、そして蓋然的にはレーニン後のソヴェト=ロシアや人民中国を襲った運命であろう」
  • 「その書評のタイトルは"GROWTH MAY BE EVERYTHING, BUT IT'S NOT THE ONLY THING"というものです。/この書評タイトル全体のいわんとしていることが理解できる人と、どうしても前半または後半だけに目がいってしまう人とで齟齬が出てるように思えます」
  • 「不平等を完全に無くすことはおそらく永遠に不可能ですが、しかし不平等が行き過ぎても社会の不安定化を通じて経済の劣化が起きるとも思われるので、ほどほどの落としどころ(妥協点)みたいなのがあるというのが歴史の教訓ではないでしょうか」
  • 「左翼の構造改革(でも革命でもいいけど)が、マクロ経済政策でのつかの間の(あるいは偽りのでも結構)、困窮者・本来の意味での弱者への手助けなど以上の成果を挙げた例に心当たりがないんですね」「経済成長が何事もなしえないというそういう主張こそ、くたばれGNPに代表される朝日岩波文化人的サヨクの絶望的なところ」
  • 「有限な資源(物的・政治的・言論的)を配分するとき、優先順位をつけなきゃならない。けが人が大勢運ばれてきて医者も看護婦も薬も限られていれば、トリアージュがカードを貼って歩く。/手持ちの資源をデフレ不況克服に集中するのは当然で、それを問題の矮小化とかいわれる筋合いはないです」
  • 「リフレ派の主張は、左翼に「左翼の依拠するドグマを矮小化してしまうかもしれない」という危惧を抱かせている(同時に右翼には,リフレ派の主張によって、右翼の主張する「構造改革が停滞する」という危惧を抱かせるw)」

具体的な引用元は次のとおりです。文脈もありますので、できますればリンク元をご覧いただければと思います(時間があるときで結構ですので)。

#引用中の下線付きの強調(=上記「名言」の部分です)はwebmasterによります。

11/11付エントリ@インタラクティブ読書ノート別館の別館

「一挙的な改革は・・・」

# shinichiroinaba 『内藤さん、ひさびさにあまりといえばあまりにストレートな、左右を問わずラディカリストにはありがちの、既得権益へのルサンチマンに駆動されたかのごとき清算主義というかシバキ主義の発言に出会ってちょっと笑えます。一応拙著『教養』は差し上げたはずですので、それにプラス竹森俊吉『経済論戦は蘇る』あたりを読まれるとよいかと存じます。

(略)

また実質賃金の大幅切り下げという荒療治も、不況時には問題外であるのは当然、よほどの好況時であっても、短期的に行えばそのショック自体がマクロ的な不況へのひきがねになりかねません。内藤さんが考えるような大規模なリストラは、基本的には定年引退による自然減を利用してゆっくり行うしかないでしょう。

簡単にいえば、内藤さんが考えるような一挙的な改革は、それ自体がルサンチマンの所産である可能性が高いのみならず、強引に実施されればそれがまた新たなルサンチマンを引き起こすであろう、ということです。』

「この世は悪人と・・・」

# shinichiroinaba 『この世は悪人とバカと小人で一杯です。ラディカルな人たちは(右も左も)それが我慢できなくて、悪人をみんなぶち殺すかそれとも改心させ、バカと小人もやはりみんなぶち殺すかそれとも再教育して賢い大人にしたい、と考えているのではないでしょうか。

それはもちろんある程度は可能でしょうが、限界はあります。現実問題として、改心させ再教育することには限界があるのです。その限界にぶつかった時、悪人やバカや小人の存在を許せない人には、もはやそいつらを「ぶち殺す」選択肢しか残っていないように見える、ということです。

もちろん本当はそんなことはありません。たとえば小泉義之をパラフレーズするならば「自然死を待つ」という選択があります。しかし自然死までは時間がかかりますので、そのあいだを待つということはつまり「我慢して共存する」ということに他なりません。そしてその我慢を可能とするための条件作りが、宮台真司がいう「バカが伝染らない仕組みを作る」ことです。しかし宮台は「バカが伝染らない仕組み」の内実について詰めることを怠りました。

景気がよいこと、パイが全体として拡大していること、は「バカが伝染らない仕組み」のすべてではないにしても必須の一部をなすといえましょう。』

「今仕事をしている途上国では・・・」

# やまがた 『そして最後に。

さて、バカの典型ともいうべき、いわゆる「お役所の掟」とか「社畜」が猖獗をきわめたのは、景気がよく、パイが全体として拡大しているときでした。

ま、例によってこれらが何を意味しているのかあいまいではありますが、本気でこんなことを思っているとしたら、内藤さんは自分がどんなに恵まれた環境にいるかさっぱりわかっていないのです。その「役所の掟」のおかげで、ほとんどの場合に比較的少ない役人数でそこそこ優れたガバナンスを提供することが可能であり、内藤氏が見下す「社畜」たちは一方でプロジェクトXを実現した人たちでもあります。今仕事をしている途上国では、杓子定規な役所の掟や、会社に心身をささげる社畜が日本の1/10でもあればどんなに事態がよくなるか、何度も天をあおいでおります。繁栄がそうしたものを生み出したのではなく、役所の掟や社畜が多少なりとも繁栄に貢献した可能性を考えられない内藤氏は、ひたすら大企業と官僚にルサンチマンをむきだしにするだけの2ちゃんねらーと(ひいてはご自身が批判してみせる「バカ」たちと)どれだけの差がありましょうか。もちろん、それらの弊害というのもあります。でも、いいところもあるのかもしれないのですよ。』

「制度とは、結局のところ・・・」「その議論を納得させようとしている当人が・・・」

# やまがた 『(略)

さて最後に

制度をこうした方がよいということと、制度が変わらないことを前提に自分がどうするかということはまったく別です。(中略)さすがに山形さんがマジでこの論理を歌い上げる方には思えません(マジだとしたら笑うしかありませんね)。

のくだりについて。では大いに笑ってください。ぼくはマジでその論理を歌い上げます。というより、この記述、特に「制度が変わらないことを前提に」という部分にこめられた内藤さんの制度というものに対する発想を、ぼくは否定します。

内藤さんの発想は結局はお上頼みです。内藤版の制度は、法律とかなんとかでお上が勝手に作って衆生に押しつけるものです。そしてお上が制度を変えてくださるまで、自分はなにやらあれこれ口だけ不満を述べ、身勝手な妄想をふりまいて、手をこまねいておればよいという低級な考え方です。

ぼくにとって制度とはそういうものではありません。制度とは、結局のところ、その社会の構成員が自主的に(いやいやかもしれなくても)やることの総和です。法律なんて、そのごくごく一部でしかありません。ですから制度を変えるというのは、ぼくにとってはまず自分からその行動を起こすことです。現在の著作権制度やソフトウェアのあり方について疑問だと思えば、ぼくはそれを少しでもよくすると思われる活動をしますし、またそれに関連した団体に寄付をして、現状を変える努力をします。途上国援助についても、足りないと思っているので、そこそこの寄与を自分の評価に基づき私的に行います。その上で、言論活動を通じて制度改変の必要性をも訴えます。それに賛同して自主的にやる人が増えれば、制度というのは変わるんです。既得権益がにらみ合いになったり、手詰まりに陥っているときにのみ、お上頼みの強制的なてこ入れはあり得る。またマクロ経済政策のような、個人では何ともならない部分もある。でも、個人でできる部分もあるのです。むしろそのほうが遙かに大きいのです。Put your money where your mouth is というのはぼくの大きな行動規範の一つです。なにやら法律によって社会の全員に何かをやらせるのがよいことなら、外部性とか合成の誤謬とかはありますが、それをぼく一人がやることだってよいことなのです。

したがいまして「制度が変わらないことを前提に自分がどうするか」という発想自体がぼくにとっては口先だけの人間の逃げ口上でしかありません。制度が変わることを前提として、変えるために自分がどうするか、というのがぼくの論理ではあります。教育機会が平等化されなら税金40%とられていいというなら、所得の40%(のいまの税金との差額)を自主的に教育機会の少ない人にあげてはいかがでしょうか。多くの人が内藤さんの活動および議論に感じ入ってそのひそみに倣えば、そのとき制度はすでに変わってるんです。制度というのは、ぼくたちの内部にあるんです。ぼくが変わることで、内藤さんが変わることで、制度も変わるんです。

(後略)』

# やまがた 『

自分の収入の40パーセントを寄付することなどは、まったく無に等しい影響力しか及ぼしません。

(中略)

すくなくとも山形さんがいっていることは規模の小さい社会でしか通用しないことです。

いいえ。マクロはミクロの積み重ねでしかありません。それは100人の村だろうと1億人の社会だろうとまったくかわらないのです。一人の活動の量は確かに小さい。でも、マクロな制度の変化は、その小さい活動の積み重ねでしかない。所得の4割を税金として召し上げようという制度を作るためには、一応民主主義の建前として、その社会の構成員みんな――あるいは過半数か多数――が、所得の4割を社会に拠出することがよいことだと納得しなくてはなりません。そしてそこで納得するのは、「マクロな社会」とかいう抽象的なものではなく、ごく小さな力しかない、ミクロな個人なんです。

その議論を納得させようとしている当人が「オレの貢献なんて小さいから行動しない」と明言するのであれば、その人は納得させるべき数千万人の最初の一人である自分すら説得するのに失敗しているのです

そして有効に機能する制度においては、人は自分の貢献が小さくても、それが社会にとって確実によい影響を与え、役に立っているのだと感じなくてはなりません。自分の貢献、自分の行動が小さくても、それが多少なりとも社会を支えているのだと実感し、制度だから何かをやるのではなく、自分が自発的にそうしたいから(少なくとも、そうしないと困るから)やる、という状態にならなくてはいけません。人が社会に所属し、社会の一員としての意識を持つというのはそういうことです。みんなが「おれの貢献なんか小さいんだからやっても無駄だ」と思うような制度は、制度としてそもそも成立しないし、それが拡大すればその社会の存立すら危うくなります。これはあんたら学者さんが言うアパシーってやつです。

(中略)でも、税金を増やす、というのが目的ではなく、その税金でしたいことがあるんでしょ? その方向でできる行動はいろいろあるでしょう(見当違いの行動でないことは確認のうえ)。もちろん、それをしない言い訳はいろいろあるでしょう。しないであれこれ制度論を他人事のように述べ立てることも、するなとはもうしません。ただ、なぜその言論が机上の空論にとどまり、説得力を持たないばかりか、卑しくさえあるのかについては少し考えてみるのも一興ではないかと思います。内藤さんは、決してわからないでしょうから、考えるだけ無駄です。でも、これを読んでいる他の人は、是非とも考えていただきたいと思います。』

11/22付エントリ@インタラクティブ読書ノート別館の別館

「社会革命は、それが語の定義上「奇跡」であるのなら・・・」

# shinichiroinaba 『(略)

ここでの小泉さんの議論をどう読むべきかにはいろいろと考えるべき問題があります。ここでいう「奇跡」を望むことはまったく正しい、そのような望みを抱くことは不遜でもなんでもない、というのであれば、それはまったく首肯できるのですが、まさにその「奇跡」を自らの手で実現しようとするのであれば、手放しでは肯定できません。なんとなればそれ(社会革命)は、それが語の定義上「奇跡」であるのなら、不可能事にほかならず、その結果訪れるのはよくてカストロのキューバ的状況、そして蓋然的にはレーニン後のソヴェト=ロシアや人民中国を襲った運命であろうからです。

他面小泉さんは、前に触れたとおり、『弔いの哲学』で神的暴力について、そして罪を犯したものに対する神の罰(天罰?神罰?)について語ります。しかしその神の罰とは、要するに罪を犯した者、悪いやつもいずれは死ぬ、ということです。そしてそのことに耐えられず、悪に対する報いを性急に求める態度を批判しています。ここでの小泉さんの議論と、レーニンを肯定する小泉さんの発言とは、なにほどかコンフリクトを起こしているように思われます。

 図式的に言えば宗教者、預言者レーニンは肯定できるが、革命家レーニンは? という感じでしょうか。

そのような「奇跡」の到来を本気で望むことなくしては、そもそも何のために「小手先の改良」をしているのかを人は忘れてしまい、結果「小手先の改良」さえ実現できないことになりかねないから、「奇跡」を本気で望み、信じることは必要である。かといってその「奇跡」を人の身で本気で起こそうとすることは、神ならぬ人には不可能なことであり、必ず惨事につながる……抹香くさいですが、こんなところですか。』

11/25付エントリ@インタラクティブ読書ノート別館の別館

「その書評のタイトルは・・・」

# 山形 『いま出ている Foreign Affairs に、スティグリッツがベンジャミン・フリードマン新刊の書評を書いています。そしてその書評のタイトルは ”GROWTH MAY BE EVERYTHING, BUT IT’S NOT THE ONLY THING” というものです。

これは、ここでずっと議論されていた話の根幹にある認識だと思う。結局のところ、だれもリフレが景気回復=経済成長につながることは疑問視していない。で、この書評タイトル全体のいわんとしていることが理解できる人と、どうしても前半または後半だけに目がいってしまう人とで齟齬が出てるように思えます。』

11/18付エントリ@svnseeds' ghoti!

「不平等を完全に無くすことはおそらく永遠に不可能ですが・・・」

すなふきん 『自由と平等は原理的には両立しないというのはその通りだと思います。分配の問題が(左右の間で)対立の種になることは避けがたいことだと思いますが、分配前のパイそのものが大きい場合と小さい場合では、対立の度合いも違ってくるわけで、結局これがカギになる条件ですね。豊かな社会でもそりゃ一部の勝ち組が莫大な富を独り占めというアメリカみたいな問題もありますが、それでも左翼ゲリラが跋扈する中南米の国なんかよりはマシだと考えるわけです。不平等を完全に無くすことはおそらく永遠に不可能ですが、しかし不平等が行き過ぎても社会の不安定化を通じて経済の劣化が起きるとも思われるので、ほどほどの落としどころ(妥協点)みたいなのがあるというのが歴史の教訓ではないでしょうか。その妥協点がどのあたりかというのも左右で意見の隔たりがありますし、これを国民の選挙などによる選択過程に晒した場合の結果が最適値になるとも限らないでしょう。ただ、経済成長そのものを否定するような輩は問題外だということは言えるでしょうねw。』

「左翼の構造改革(でも革命でもいいけど)が・・・」「経済成長が何事もなしえない・・・」

銅鑼衣紋 『>dojinさん

見解の一致に至って慶賀すべきです。ただし、ブルジョア経済学ぼけのリフ派から言えば、左翼の構造改革(でも革命でもいいけど)が、マクロ経済政策でのつかの間の(あるいは偽りのでも結構)、困窮者・本来の意味での弱者への手助けなど以上の成果を挙げた例に心当たりがないんですね。むしろ問題の抜本的解決という青い鳥の幻想を追わせることで、結局は何も解決も緩和もしない自分を欺瞞しているようにしか見えないわけです(笑)』

銅鑼衣紋 『

「労働能力の著しく低いもの」の福祉を押し上げたわけではありません

望ましいほど引き上げてはいないどころか全く不十分ではあろうと僕も思う。だが、「全く」というのは何事か理解しかねる。昔を持ち出さなくても、途上国に行けば生物学的生存権すら全く保証されていない。経済成長が何事もなしえないというそういう主張こそ、くたばれGNPに代表される朝日岩波文化人的サヨクの絶望的なところ。』

「有限な資源(物的・政治的・言論的)を配分するとき・・・」

銅鑼衣紋 『>dojinさん

(リフレの賞揚が、意図してか意図しないでか)、左派の「構造」に対する問題意識を矮小化してしまった気もします。少なくとも、観客がそう受け止めるのを助長したような気がします。

これ読むと、こちらも徒労感に苛まれる。有限な資源(物的・政治的・言論的)を配分するとき、優先順位をつけなきゃならない。けが人が大勢運ばれてきて医者も看護婦も薬も限られていれば、トリアージュがカードを貼って歩く。同じように、今、健常者でも公式統計で見ても経済的困難で自殺する人が1万人もいる。当然、それより立場の弱い人は猛烈な被害を受けている(でしょう)。手持ちの資源をデフレ不況克服に集中するのは当然で、それを問題の矮小化とかいわれる筋合いはないです。』

「リフレ派の主張は・・・」

taro3 『リフレ派の主張は,左翼のいう「一変数」にポジティブインパクトを与えうる。

リフレ派の主張は,左翼に「左翼の依拠するドグマを矮小化してしまうかもしれない」という危惧を抱かせている(同時に右翼には,リフレ派の主張によって,右翼の主張する「構造改革が停滞する」という危惧を抱かせるw)。』

[law][economy][government]強度不足マンションの公的支援に反対と言ってみる

昨日9時から開催された「構造計算書偽造問題に関する関係閣僚による会合」にて「構造計算書偽造問題への当面の対応」がとりまとめられたということですが、木走さんの引用(本件ではお世話になりっぱなしで恐縮です)では耐震強度が偽造された物件は周辺住民への危険もあり、「住民の安全を最優先にする」(北側国交相)立場から、解体は公共性が高いという判断に基づくものとのことですが・・・。

木走さんが既に、

  • 疑問1:売り主責任も明確化しないで公費を垂れ流していいのか?
  • 疑問2:3社に絞って済むのか?

との疑問を呈されていますので、若干の補足を。

他にも同種の問題はないのかという「疑問2」の延長となりますが、建築物の安全性を理由にするなら膨大に存すると考えられる既存不適格(旧基準適格・現行基準不適格)建築物をどう考えるのでしょうか。これらについて同様の公的支援を行わないとすれば矛盾というものです。

「疑問1」にあるように平等性確保というのは行政の要請としてあり、これまで行政が冷たいといわれつつ天災を含む被害者の直接補償に及び腰だったのは、さまざまな損害に差をつけた取扱いをするに抵抗があったからです。これまでのそうした被害者から何が違うのかと説明を求められ、または今後本件を持ち出されて同様の措置を求められた場合、何を言うことが可能だというのでしょう。

とはいっても、webmasterは国土交通省の担当は責められるべき立場にないのでは、と推測します。同業者びいきである可能性に留意してお読みいただきたいのですが、本件だからといって対応を異にする理由は行政にはないからです。といいますか、金庫番である財務省の担当者をはじめとして、ここ数日上記のような主張をした人間も少なくないと思います。

にもかかわらず実現したのはなぜか。一つには大臣のイニシアティヴ、二つには(以前に紹介しましたが)kanryoさんがおまとめの司法の判断ではないかとwebmasterは思います。官僚的杓子定規を否定するならこうした事態はあり得るわけで、納得できるようにのみ柔軟さが発揮されると期待すべきではないはずではないでしょうか。「柔軟さ」は無リスクではないのです。

#最後の点については、昨年のkanryoさんの2/82/9のエントリが大いに参考になると思います。

[law][economy]禁止しなくてよい独占?

ふぉーりん・あとにーの憂鬱より。

今日は他人の褌で相撲をとってばかりですが、面白くてためになるのですから仕方ありません。応用ミクロなお話にご関心の向きは是非。

本日のツッコミ(全17件) [ツッコミを入れる]

Before...

ボッテガ ヴェネタ 財布 レディース [you too can have a very good dwelling anyways. Exactly who..]

jeremy scott スニーカー [plus its clearly seen, Eight folks carressed their nasal a..]

サマンサタバサ ジーンズ [primarily the firm dependable, and in many cases Most rece..]


2005-12-08

[economy]テクノロジー(=生産性向上≒(完全雇用下での経済成長))は幸福をもたらす

周りを見よう。社会から人間性が毎日少しずつ失われている。街なか――公共の場、と言い換えてもいい――での人の営みが、テクノロジーによって消されてゆく。チャットルーム、電子メール、インスタント・メッセージ(IM)といったものはどれも、技術的には、コミュニケーションの一種だ。しかし、これらのコミュニケーション技術が、隣人どうしのおしゃべり、バーでの雑談、友人とのちょっとした散歩などに取って代わるならば――こうした事態は「先進的な」社会に属する人々の間でますます広まっている――、人間どうしの有意義な触れ合いは失われてしまう。簡便さでは埋め合わせがきかない。

街では別の問題も広がっている。かつて地元の書店で本を買っていたあなたは、今では米アマゾン・コム社に代金を払っている(高利を取るクレジットカードで)。かつてガレージセールで処分していた不用品を、今ではオンライン案内広告の『クレイグズリスト』に掲載している。かつて精肉店、薬局、生花店で買っていた品はほぼすべて、ネット上で購入できるようになった。もちろん、とんでもなく便利で、人の手がかからない。だが、小さな店がみんな商売が成り立たなくなって廃業してしまい、万人向けの製品だけを扱う紋切り型のチェーンストアに変わってしまったらどうなるだろう。あとは企業の思いのままだ。

こんな世界に住みたいだろうか? 本当に? 私はサンフランシスコ湾の近くに住んでいる。こういった問題をあれこれ考えると、帆船の帆布と、マストを支えるシュラウド(横静索)を吹き抜ける風が恋しくなる。

「テクノロジーは幸福をもたらすか」

人間疎外論だなぁと思うわけですが、大いに頷いてしまった方々がいらっしゃいましたら、山口浩さんの「テクノロジーは幸福をもたらすか」にお目通しいただきたく。

[economy]バブルの再来ではなくバブル潰しの再来を恐れよ

Baatarismさんからのご教示を受け次の記事をピックアップしてみます。

政府一体となった「リフレ策」への傾斜がはっきりしてきた。日銀の超金融緩和を利用して、デフレからの脱却、更には株価や地価の上昇、名目成長率の押し上げをはかろうというものだ。ここには政治的な思惑や外国資本の圧力が見え隠れする。

来年秋に小泉政権を引き継ぐ新政権は、翌年にすぐ参議院選挙の洗礼を受ける。そこで消費税論議が先行して国民の不評を買えば、選挙で敗北するリスクが大きい。消費税を引き上げるにしても、その前に資産売却や歳出削減などやるべきことをやって、国民の支持を得たい。その際、デフレ脱却を最優先として、日銀に超金融緩和の継続を求め、株価、地価など資産価格の上昇を狙い、名目成長率を押し上げておきたい。円資産への投資を企てる外国資本にとってもこれは都合がよい。

思えば、80年代後半のバブル経済も似たような状況で進行した。88年には景気が力強さを取り戻していたが、89年の消費税導入を控え、日銀は金融緩和の継続を余儀なくされた。前年に株価の急落を経験し、海外からも緩和の継続を期待された。88年には名目成長率が7%以上になっていたが、公定歩合は2.5%にとどまり、株や不動産取引が高まった。

この10年余り、資産デフレに苦しんできた日本だけに、資産インフレだ、バブルだといってもぴんとこない面がある。しかし株価は一昨年の底値からすでに2倍になり、一部では地価も上昇するようになってきた。巨大な債務を抱える政府が日銀に実質マイナス金利を求め、家計にそれを負担させたうえで再び資産インフレ、税収増を狙い始めたようにも見える。こうした「リフレ策」の結果、持てる者はますます富み、持たざる者の負担は大きくなって所得・資産格差は一段と拡大する。バブルで一時のお祭りに酔った後、国民がいかに大きな苦しみを味わうか、忘れたわけではないと思うが。(千)

朝日「いつか来た道」(経済気象台12/7付)

  • 「政府一体となった『リフレ策』」がとられているってどこの世界の話なんでしょう(笑)。
  • 「デフレからの脱却、さらには株価や地価の上昇、名目成長率の押し上げをはかろう」って、間に挟まっているのは何(笑)?
  • 「外国資本の圧力」・・・くおりちーぺーぱーを自称する新聞で陰謀論ですか(笑)。
  • 名目成長率が上がって何か困ることあるの?
  • バブル云々をいうなら、ファンダメンタルズからの乖離がどの程度か論証していただきたいもので。
  • 低金利で家計の負担がって、雇用の確保ないし賃金所得の上昇とどちらが大きいかを比較してくださいまし。例えば世帯主が失業している無貯蓄世帯ならどうでしょう? そうした人々は「持てる者」、それとも「持たざる者」?
  • 「『親デフレ策』の結果、持てる者はますます富み、持たざる者の負担は大きくなって所得・資産格差は一段と拡大する。バブル潰しで一時のお祭りに酔った後、国民がいかに大きな苦しみを味わうか、忘れたわけではないと思うが」

[government]中国の公務員試験の奇問珍問

「南極になぜ熊がいないのか」「ワニは食べ物を見ると、なぜ涙を流すのか」−。中国の国家公務員試験で、テレビのクイズ番組さながらの「珍問」が続出。「南極に熊がいない理由を知っていることと公務員の資質は関係ない」といった批判も出ている。

中国では国家公務員は人気の職業で、今年の試験でも、1万人余りの採用予定者数に対し、36万人以上が応募した。

話題となったのは11月26日に行われた「行政能力」試験。2時間で130の設問に答えなければならない。

「海水はなぜ飲めないのか」「第二次世界大戦中、英国はなぜ天気予報をやめたのか」といった問題もあり、受験生から「問題がおかしすぎる」「勉強のしようがない」との不満が続出したという。

産経「公務員試験に奇問珍問続々 南極になぜ熊がいない?/海水はなぜ飲めない?」

批判されるほどのものでしょうか、というのが率直な感想です。日本の公務員試験の教養試験だってあまり公務員の資質とは関係ないように思うのですが(笑)。

模範解答は公表されていない。「珍問」をめぐる論争が過熱する中、各メディアには「設問の適否よりも、『南極になぜ熊がいないのか』を教えてくれ」といった問い合わせが殺到しているとか。

ちなみに、ウェブサイトに掲載された回答によると、南極に熊がいないのは、熊の祖先が誕生する前に南極が他の大陸と分離したため、とされる。(矢板明夫)

ご参考までに、他の問題の回答は次のようなものです。

ワニの涙
ワニは塩類腺という機構を目尻に持っていて、ここからナトリウムを排出する。これが涙を流しているように見えるだけということらしいのですが、「食べ物を見ると」となると獲物をおびき寄せるために涙を流すという言い伝えを答えろということなのでしょうか・・・。
海水
海水を飲むと、海水に含まれる塩分を体外に排出するため、体内の水分が尿として同時に排出され、そのため結果的に脱水症状が促進されるためです。ちなみにもし漂流した場合、生理食塩水(0.9%)と同程度に薄める‐海水1に対して真水2で約1%‐ことにより、この問題はほぼ回避できます。貴重な真水を節約するため、もしものときにはどうぞ。
戦争中の天気予報
当時の日本と同じで敵国に利用されるのをいやがったからということでいいのかな?

#「ワニの涙」は(言い伝えも含め)始めて知りました。落第ですかね(笑)。

本日のツッコミ(全21件) [ツッコミを入れる]

Before...

ケイトスペード 店舗 [So an individual will probably individual together hints a..]

パタゴニア レトロx [{how could you|techniques|how might you|spot ? because of ..]

オロビアンコ 激安 [and check out Instructor move hand bags to be for example ..]


2005-12-09

[economy]自省しなきゃ‐本田先生をめぐる議論に係る徳保さんのご指摘に答えて

徳保さんはリフレ否定ではなくリフレ懐疑の立場から要を得た問題提起をよくしただいていていつもありがたく思っていますが、今般も「経済のお勉強メモ」と題して最近の本田先生をめぐる状況についてご意見をお示しいただきました。改めて感謝しつつ、そこで示された疑問等にお答えしたいと思います。まず理論的なお話から。

「インフレになれば金利がその分上昇する。デフレは実質金利を押し上げるのでよくないが、インフレ率が0を超えても実質金利は変化しない」というフィッシャー効果によるインフレ無効論については、「フィッシャー効果は予想インフレ率に対応するものだから、現実のインフレ率を反映しない」とした上で、「大恐慌からの回復過程では予想インフレ率が長らく実際のインフレ率を下回ったために金利が抑制された」と安達さんは説く。当然ながら、21世紀の日本が同じ道程を歩む保証はない。

結局のところ、インフレ率が安定すれば長期的には予想インフレ率と実際のインフレ率は一致し、リフレ政策による景気回復効果は失われる。ただし、物価指数は統計作成上の問題から、実際の物価よりも1%程度高く出る傾向がある。また金利は0%を下回らない下方硬直性があるため、政策マージンを少なくとも1%は確保しておくべきである。……というわけで、フィッシャー効果が現れリフレ政策の効果が消えたら、2%程度のインフレ率を目指すことになる。

リフレ政策で失業率が低下するのも同じような話。賃金は下方硬直性があるので、簡単には下がらない。デフレで9割の国民は生活が改善するのは、このためだ。1割の負け組だけが悲惨な失業や賃金切下げへと追い込まれる。逆にインフレ傾向が明らかとなっても、賃金はそう簡単には上がらない。無論、人手不足は即座に解消する必要がある。労働需要が逼迫すれば否応なく給与は上昇するが、現在はデフレ不況の最中なので失業者が大勢おり、当面は賃金が据え置かれる。

正規労働者と非正規労働者の雇用条件格差の問題は、正規労働者の賃金が前述の理由から据え置かれ、一方、非正規労働者の需要が逼迫する過程で改善が進む(逆に現在、格差が大きいのは、単にデフレ不況で正規労働者の賃金が高止まりしているだけ、ともいえる)。完全雇用が実現されたときが、id:yukihondaさんが問題視する労働環境の構造問題を改革する好機なのだろうと思う。その必要があれば、だが。

リフレ政策が失敗する理論上の可能性は2つあり、ひとつはインフレ率に金利と賃金がタイムラグ無しで追従する場合、もうひとつは高いインフレ率から2%のインフレ率へ着地する際に金利と賃金上昇率が高い値を維持する場合。両方がセットで生じると最悪で、何もいいことが起きず、ひどい不況が先に待つだけとなる。

「経済のお勉強メモ」(@趣味のWebデザイン12/8付)

賃金については相対的にはご懸念は当たらないのではないかとwebmasterは考えます。リフレ局面においては生産量の増大に対応するため労働投入量を増やす必要がありますが、端的には同じ労働者に倍の賃金を支払ったからといって倍のアウトプットが得られるわけではありません。規模の経済・不経済があるので一概には言えませんが、同じ賃金を倍の労働者に支払った方がアウトプットは倍に近づくでしょう。このことは、給与所得は減少を続ける中で就労者数が増えている現状でも裏付けられます。

リフレ局面終了時のインフレ率安定期についても、日本における賃金の下方硬直性は他国に比べて緩やかなものであること‐ボーナスや各種手当での調整が可能であることや労働組合が概して協調的であることに由来します‐から、インフレ率が下がっているにもかかわらず賃金の伸び率が下げ渋ることは考えづらいといえます。

他方で金利については若干の留意が必要でしょう。リフレ局面については当面の設備投資が相当程度は近年の潤沢なフリーキャッシュフローで賄われることを考えれば、よほどの期待インフレ率のジャンプがない限り(この場合、投資増より貯蓄減が効いてくるでしょう)、タイムラグなしでの追従が起こる可能性は低いでしょう。

しかし、今後貯蓄投資バランスにおける貯蓄超過が老齢人口比率の増加により減少することを考えると、リフレ局面終了時のインフレ率安定期には注意が必要です。金利が高止まりとなる要因として考えられるのは、

  1. リフレ局面において歳入増加率を下回る歳出増加率に抑制できず、民間資金需要の高まりと競合してクラウディングアウトが生じること。
  2. 資本流入に係る障壁が存在し、1により金利が下がらない場合に国際的な裁定が機能しないこと。

の2点でしょう。これらを回避するための施策の必要性を否定するものでは全くありません。

続いて議論の進め方について。

ちょっと嫌だなあ、と思ったのが、説得しようとする側がすぐに本を読めと言い出すこと。あれやこれやで10冊を超えている。興味ない本を読むには1冊につき3〜10日かかるのだから、それでは議論にならん。そのくせ、当人は相手の提示した文献を読む気ゼロなんだ。一知半解でポジションを見定めて批判の道具にしてしまう。今回はリフレ派が攻め手、id:yukihondaさんが受け手だったけれども、時と場所が変われば、どちらにもそういうことはあるだろうと思う。

「経済のお勉強メモ」(@趣味のWebデザイン12/8付)

「当人は相手の提示した文献を読む気ゼロなんだ」というのは必ずしも当たらないと思うのですが、とまれ、一般論としてはおっしゃるとおりだと思います。しかしながら、こと本件への具体的当てはめを考えると、次のような理由から難じるべき側面はないのではないでしょうか。

  • 本田先生は学者で、要すれば文献渉猟を厭うことが忌避される職にあること。
  • 相互に面識のある人が多く含まれる中でのやりとりであり、かつ、参考文献の提示を許容しあう暗黙のルールが存在する(と察せられる)こと。
  • いきなり本を読めというのではなく、説明を試みた後で詳しくは、という形であること。

最後にタイトルに掲げた自省すべき点について。

bewaadさんは(略)やはり一方的な物言いが気にかかる。

「経済のお勉強メモ」(@趣味のWebデザイン12/8付)

気をつけます。でもこのまま進歩しなけりゃ狼少年だなぁ・・・。

[government]グーグル:10の黄金律を霞が関に当てはめてみると・・・

toshioさんによる抄訳を借用させていただきます。

採用は委員会方式で

グーグルで採用面接を受ける人はすべて、少なくとも6人以上の管理者あるいは将来の同僚との面接を行う。すべての人々の意見が大切であり、このことで、採用のプロセスがより公平になり、採用基準の向上にもつながる。もちろん、それだけ時間がかかることになるが、その価値はあると思っている。すばらしい人材を雇い、その人を次なる採用のプロセスに集中的に組み込むと、さらにすばらしい人材を雇うことにつながる。

他の職種はよくわかりませんが、法文系(法律職・経済職・行政職)の国Iはそれ以上の人間と会っています(やり方は極めて非効率ですが)。まずは順調な滑り出しです。

必要なものはすべてを供給せよ

私たちは、標準的な(有給休暇、健康保険などの)付加給付を提供しているが、それに加えて、

ファーストクラスな食事施設、ジム、洗濯室、マッサージ室、床屋、洗車設備、クリーニング、通勤用バスなど、ハードワーカーなエンジニアなら、ほしいであろうものをほとんどすべて提供している。結局、プログラマーはプログラムを書きたいのであって、洗濯物を洗濯したいわけではないのだ。

・・・といったとたんにこれです(笑)。「標準的な」ものは制度上は全部そろっているでしょうけれど(有給のように事実上そろっていないに等しいものはありますが)、「加えて」のものはほとんどないでしょう(通勤手当は日本の慣習として広く認められていますから、これは「標準的な」ものですし)。とはいえ、中小企業などでは「標準的な」ものにも不備が少なくないでしょうから、贅沢を言うべきではないのでしょうけれども・・・。

一カ所につめこめ

グーグルにおけるほとんどすべてのプロジェクトは、チームプロジェクトであり、チームというものは、コミュニケーションをとる必要がある。コミュニケーションを円滑にするもっともいい方法は、チームメンバーをお互いに数フィートの間隔においてしまうことだ。結果的に、グーグルのほぼすべての人々がオフィスを共有することになる。

悩むところです。通常の作業単位である課長補佐(班長)と係、及びそれらを束ねる課長(または室長・企画官等)は至近距離にいます。しかし、それらの間にまたがる案件については離れますし、それらの上位に位置する局長や次長(審議官・参事官等)、さらにはその上となるとさらに遠くなります。結果的にほぼすべての人々がオフィスを共有してはいないということに・・・。

協力を容易にする環境を作り出せ

すべてのチームメンバーがお互いの数フィートという近くにいるため、プロジェクトを調整することは比較的容易である。物理的に近くにいることに加え、グーグル社員は、週に一度、先週1週間になにをしたかを説明したメモを自分のワークグループにメールで送ることになっている。これによって、簡単に、誰が何に取り組んでいるかがわかり、進捗管理や、ワークフローをシンクロさせることが容易になる。

メールでの作業実績共有はほとんどの部局で行われていないでしょう。そういうことを部下にやらせている人がいる可能性はあるとは思いますが。

自社製品を自分でも使え

グーグル社員は、会社のツールを徹底的に使う。ウエブはもちろん、すべてのプロジェクトやタスクについての社内向けウエブを使う。すべては、インデックスされており、必要に応じてプロジェクト参加者が利用できるようになっている。

GMailの成功は、ひとつには、社内で何ヶ月もベータテストされていたことにある。社内でのメール使用は、極めてクリティカルな活動であり、GMailは結果的、もっとも厳しい要求を突きつけるグーグル社のナレッジワーカーを満足させるべく、チューンされていったのである。

ま、我らが業界には「自社製品」がありませんから・・・。

クリエイティビティを奨励せよ

グーグルのエンジニアは、自分の就業時間の20%を自分の好きなプロジェクトに費やすことができる。私たちの秘密というほどではない、もう一つの秘密兵器は、社内のアイディアメーリングリストである。この会社横断的なサジェッション箱には、駐車場の手順から、次のキラーアプリのアイディアまでさまざまなアイディアを投稿できる。

「霞が関の住人は、一日の20%を仕事以外のことに費やすことができます」 いや、全員がそうというわけではありませんし、一年中そうというわけでもありませんが、例えば最近のpogemutaさんなどはそんな惨状ではないかと。

コンセンサスに至るように努めよ

グーグルでは、唯一判断を下す者を英雄視するのではなく、「多数は少数より賢い」というスタンスに立つ。どんな判断を下そうとも、その前に、広い視点をつねに求める。

グーグルでは、マネージャの役割は、専制的に決断を下すのではなく、さまざまな視点を集めることにある。

減点主義で知られるぐらいですから、英雄視されることなんかありません。久々に該当するではないですか! 何か違うように思えるのは気のせいでしょう(笑)。

冗談はさておき、ひたすらに調整を繰り返す慣習の裏側にあるのは「多数は少数より賢い」というスタンスだと思うのですが、最近はせいじしゅどーのりーだーしっぷとやらのおかげで、この慣習は衰えつつあるのが実態だとwebmasterは見ています。

「悪魔」になることなかれ(webmaster注:引用元のコメント欄の議論にもありますが、原文は"Don't be evil"ですので、「邪悪になることなかれ」ではないかと)

このグーグルのスローガンについては、いろいろ書かれてきたが、私たちは、本気でこれを実践しようとしている。特に、マネージメント層ではそうである。どこの組織でもそうだが、人々は自分の物の見方というものに熱狂しがちである。しかし、ほかのよく知られたハイテク企業のマネージメントスタイルとは違って、グーグルでは、誰もイスを投げない。寛容とリスペクトが育まれる環境を作りあげたいのであって、イエスマンだらけにしたいわけではない。

同前。イエスマンであることが「偉大なイエスマン」と自尊表現になる時代ですから・・・。

データが判断をもたらす

グーグルでは、ほとんどの判断というのは、量的分析に基づいている。私たちは、インターネット上の情報だけでなく、社内の情報をも管理するシステムを作り上げている。私たちは、多くのアナリストを抱えており、彼らが業績を解析し、トレンドを描くことで、会社を可能な限りアップトゥデートに保つことができる。

霞が関の内部の過ごしやすさではなく、外部への影響という観点からもっとも当てはまっているべき黄金律なのですが、多くの場合において当てはまっていないことは残念ながら認めざるを得ないでしょう。もちろん扱う事柄の性質上定量的な把握ができないものも少なからずあるのですが、それを言い訳にして最初からそうした方向を指向しないケースが多すぎるというのがwebmasterの認識です。

効果的にコミュニケーションを取ること

毎週金曜日、全社員参加の会を設けている。ここでは、発表が行われたり、紹介や、質疑応答なども行われる。こうしたことにより、マネジメントサイドがナレッジワーカーがいま何を考えているかがわかり、逆もまたしかりである。

もちろん各省庁において全員参加の会など設けられていないのですが、1つ疑問があるのは、今や5,000人近くの社員を抱えているグーグル社において、本当に毎週全社員参加の会が開かれているのかということ。いかなるテクノロジーを用いているのかはwebmasterの想像の限りではありませんが、本当に全員参加しているとしても、その者の多くは実質的に質疑応答などに参加できているとは思えないのですけれども。

[economy][BOJ]福井総裁と各界代表者との懇談@名古屋

昨日執り行われたとのことですが、日銀サイトに挨拶要旨は掲載されているものの、掲載されざる(本日掲載かな?)講演・記者会見でいろいろあった模様です。メディアから括弧書きで紹介されている、すなわち福井総裁の発言と思われるものを拾ってみました。

「日銀が時々政府の言いなりになると、将来インフレになるのではと市場が受け止め、リスクの発生につながる」

読売「日銀総裁、量的緩和策解除に改めて強い意欲」

(量的緩和について)「消費者物価指数(の動き)を見ての通りで、終わりに近いのは誰の目にも分かる」

産経(共同)「日銀総裁、量的緩和「終わり近い」 政府の言いなりではリスク」

(自民党の動きについて)「様々な角度から検討されるのは大変望ましい。関心を持って拝聴し、ご協力したい」

朝日「福井日銀総裁、来春の量的緩和解除に意欲」

もちろん最初の発言がなんとも、ということですが、ちょうどbank.of.japanさんが的確なご指摘をされていますので、紹介をもってwebmasterの私見開陳に代えさせていただきます。

ただ、この発言をつらつら眺めていてふと思ったのは、政府・日銀の対立激化という観点では重視されるフレーズながらも、発言の内容をよく考えると、政策運営に関わる重大な意味をはらんでいるような気がした。日銀としてはデフレ脱却のために一生懸命に量的緩和をやった、ところがマクロ的効果はない、そういう状況で「政府の言いなりになれば将来のインフレ懸念が生じる」というのは、言いなりになるのがデフレ脱却に効果がある、という風にも読める。

もちろん、総裁はそんなつもりで言ったのではなく、政府が中銀に介入したときに一般論として想定される(悪性の)インフレ懸念を指したものだろうと思う。問題は、平時で通じる一般論は、デフレという異常時(本当に異常かどうかは別として)には場合によっては通じないケースもある。インフレ時とデフレ時はよく考えて発言しないと、矛盾が起きたり、逆説的な意味を持ったりする。ちょっと気の利いた政治家なら「総裁、なかなかデフレから抜け出せませんなあ。政府の言いなりに少しだけなれば、少しだけインフレになるんじゃないですか」と切り返しそうだ。

最後の文章。実は、日銀とリフレ政策を議論する際のヒントがあるのだが、これはまた別の機会に。

「“発言ミス”、“発注ミス”=慌しい一日だった…」(@本石町日記12/8付)

これだけではあからさまな手抜きになってしまうので(笑)、最後の「ヒント」についてちょっとした考察を。日銀が積極的な非伝統的手法による金融緩和に及び腰なのは、彼(女)らが組織利益に忠実だと仮定した場合には、一つには日銀の財務体質悪化への懸念、もう一つには仮に高率のインフレになった場合に自分たちが責められることへの懸念、があるのではとはwebmasterも何度か書いてきています。

前者についてはバーナンキご推奨のボンド・コンバージョン(=金利スワップ(日銀が変動受け、政府が固定受け))、後者についてはアコード(政策協定)締結が処方箋ですが、いずれも上記の懸念について日銀ではなく政府が損をかぶることが鍵になります。今のところ前者についてはノーリアクション、後者についてはきちんと政府と協調できているから屋上屋だというのが日銀のスタンスですが、これに関して興味深いのが前日(7日)の政府との意見交換会。その後の安倍官房長官の記者会見について次のような報道があります。

安倍晋三官房長官は7日午後の記者会見で、会談について「デフレ克服を確実にするため、政府・日銀が協力して一致していくことを確認した」と述べた。安倍長官は金融政策は日銀の専管事項かとの問いには「政策手段は日銀が決めることははっきりしている」と答えた。

産経(共同)「物価上昇率0%以上が条件 首相、量的緩和解除で」

中央銀行の独立性とは政策目標ではなく政策手段についてのものだ、なんて気の利いたことを安倍官房長官が予め知っているはずもないでしょうから、その影に竹中大臣(さらには高橋洋一さん?)の存在を感じてしまうのです。政府が仮に日銀法改正を持ち出すなら、独立性を政策手段に限定した上で政策目標はアコードで設定、その結果日銀に損失が生じた場合には政府が負担、というシナリオが透けて見えるような気がするのはwebmasterだけでしょうか?

#ちなみにこの会談において、デフレの原因について福井総裁は「バブルの傷跡が非常に大きい。中国が安い人件費で輸出を行い、その競争の中でなかなか(国内企業などは)価格を上げることが出来ない」と説明したという報道があります。今なお中国発デフレ論を信じている人がいるとは、そしてそれが中央銀行総裁であるとは・・・。

本日のツッコミ(全30件) [ツッコミを入れる]

Before...

小僧 [わけわかめなあさっての方向に書きこんでみますが、 ○ 理解する(できない)。納得する(できない)。共感できる(できな..]

bewaad [>irさん、小僧さん 関連するエントリを本日(12/11)書いてみました。批判的にご検討いただければ幸いです。]

bewaad [>cloudyさん 徳保さんもご理解いただいた方々の一人なのですが、とまれ、アニマルスピリット(笑)に基づきより説明..]


2005-12-10

[BOJ]福井総裁記者会見@名古屋

昨日の予想が半分は当たりました。記者会見要旨は日銀サイトで公開されましたが、「言いなり」発言がなされたという講演はまだ公開されていません。まさか公開しないなんてことはないでしょうねぇ・・・。

[misc]最近の若い者は・・・

本田先生、すみません。間違えてトラバ送ってしまいました。上のガールズ・ラボのURLを何故か、本田先生のURLにしてしまっていました(いま、本田先生のブログをbloglinesに入れたところだったので)! 申し訳ないです! あと本田先生のところから来られた方も本当に申し訳ないです。もし気付かれましたら、即効トラバを削除して頂けると嬉しいです>本田先生

「これはひ×い」(@[これはひどい]12/9付)

このような断り書きがあるにもかかわらず本田先生のところからたどってこうして紹介してしまうわけですが。

このエントリではnicora(webmasterにとっては新垣結衣を発掘した雑誌としか認識されていないのですが)の読者をモニターとしたGIRLS・labによる「『こんな人がお母さんだったらいいな』と思う女性芸能人」「『こんな人が先生だったらな』と思う芸能人」「『大人になったらこんな女性になりたいな』と思う女性芸能人」についてのアンケート結果(対象は10歳から15歳までの女性。他に「『こんな人が彼氏だったらいいな』と思う男性芸能人」「『こんな人がお父さんだったらいいな』と思う男性芸能人」)が紹介されています。で、それを見て驚いたトップ3。

第3位 「『こんな人が先生だったらな』と思う芸能人」の第2位が武田鉄矢
個人的にはあんな先生がいたらうっとうしくてたまらないと思うのですが(笑)、にしても若い層にまでよく普及しているもので。webmasterの主観的好みはさておき、見事な当たり役だったと言えましょう。
第2位 「『大人になったらこんな女性になりたいな』と思う女性芸能人」の第4位が長澤まさみ
長澤まさみは18歳なんですけど、それで「大人」ですか。ちなみに原典(第10位まで掲載)にあたると最年少は新垣結衣17歳(第7位)。
第1位 「『こんな人がお母さんだったらいいな』と思う女性芸能人」の第5位が上戸彩
上戸彩は20歳ですから、モニター集団の最年少10歳でも自分の歳に子供を生んだということになりますし、最年長15歳なら5歳で・・・。相対的に低年齢層の回答によるのかもしれませんが、大塚愛(23歳、第6位)も非現実的で、竹内結子(25歳、第8位)がギリギリでしょう。ちなみに当サイトの読者に回答者世代のお子さんがいる母親の方々がそれほどいるとは正直思えないわけですが、その限られた方々への朗報としては、本質問に関しては、他の「彼氏」「お父さん」「先生」の質問においてはほとんどなかった、「今の(自分の)お母さんがいちばん良い(から回答はできない)」という回答も多く寄せられていましたとのことです。「彼氏」「お父さん」「先生」の方々に比べて一般論としては幸せということではないでしょうか。
本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

goyard 財布 メンズ [repeatedly removed the under garments. Ouyang toddler will..]

ダナー スラッシャー [{however if the|however, any tiniest capacity to refer to ..]

クロムハーツ バッグ [along with being clearly seen, Four folks handled this nas..]


2005-12-11

[WWW]ネットでの主張の難しさ

ここ数日はてなブックマークで「人気エントリー」として名を連ねている結城浩さんの「教えるときの心がけ」というページがあります。その中の次の部分が、当サイトでの最近のリフレ政策の普及をめぐる議論(軍板にご迷惑をおかけした件、一昨日のエントリ及びそこでのコメント、等)に関連して考えさせられるものがあります。

あなたは演技者なのですから、大嘘をついても構いません。もしもそれが生徒の理解を助けるならば、ね。わかりやすく教えようとするとき、そこにはいろんなレベルでの取捨選択やデフォルメが入ります。事態を単純化したり、例外をわざと隠して教える必要があります。はじめから、

「AはBでもあり、Cのときもあるけれど、Dだったりもするし、Eかもしれない」

と言われても、生徒は混乱するばかり。はじめのうちは

「AはBである」

と言い切ってしまってもよいのです。この文が生徒の心にしっかりなじんでから、CやDやEの話をしてもいっこうに構いません。

「教えるときの心がけ」

この大嘘がうまく機能するためには、実は生徒のレベルがそろっているという大切な前提が1つあります。仮に「AはBである」と言い切ったときに、「AはBだけでなくCやD、Eであるのではないですか」という質問があったとき、「実はそのとおりなんだ」と答えてしまっては最初に言い切った意味がありません。「そうか、AはBなんだ」と納得した生徒が結局は混乱してしまうからです。

そのような質問をする生徒がごく少数しかいないなら、「それについては後で職員室に来なさい」としてそこできちんと教えればすむでしょうけれど、それなりの数にのぼるならクラス編成が間違っているのです。「AはBである」と言い切るべきレベルの者と、「AはBでもあり、Cのときもあるけど、Dだったりもするし、Eかもしれない」と導くべきレベルの者に同一の説明で足りるはずもありません。前者には大嘘が理解を助けるでしょうけれど、後者にはそのまま大嘘となってしまいます。逆であれば後者には理解がもたらされる一方で、前者にはわけのわからなさが残るだけでしょう。

本来そうした説明の使い分けは、相手の理解の程度に応じて行うこととなります。しかしWWWにおいては‐とりあえずSNSのことは忘れておきます‐そうした使い分けができません。仮に直接名指しをして「AはBである」と言い切って対象者の理解を助けようとして、それを読んだ対象者でない者が「AはBだけでなくCやD、Eでもあり得るのにそれを書かないのは問題だ」と受け止めれば、一人の理解者を得た替わりに一人の理解者を失うことになりかねません。

WWWの万人に開かれたものであるという特徴がここでは議論の組み立ての難しさを助長しています。リフレ派に多い教育者がときとしてWWWでの議論において教育効果を十全には発揮できないのは、人を見て法を説くことができるオフの世界とそれができないオンの世界の違いによる部分があるのでしょう。

#もちろん学生(や講演の聴衆等々)は自ら望んで聴いている場合が多いということ、それなりの知識・関心レベルであること、といった他の事情もあるのでしょうけれども。

ではどうすればよいのか、webmasterにもこれといった対策があるわけではありません。思いつくところは次のようなものですが、もしご意見等ございましたらコメントいただければ幸いです。

あり得る問題点
案1 とっつきやすくしかも「大嘘」の入っていない文章を書く書き手に才能が必要で、webmasterのような非才の身には処方箋になりません。
案2 レベルに応じて書き分ける書き手の負担が増します。
案3 とっつきやすさに徹しその先は他のリソースにまかせる適切な誘導先がある保証はありません。
案4 あきらめるそれをいっちゃあおしまいですし・・・。

[computer]みずほ証券の誤発注

警告の頻度が高く、しかもそれを無視しても問題がなかったからこそ無視するくせがついてしまったわけで、問題がありそうならとりあえず警告を出すようにしておけ、というシステムの仕様が遠因になったように思います。素人考えとしては。

ヒトは楽をしたがる動物で、それを前提にすべきなのではないでしょうか。JCOの臨界事故とその意味では共通点があるようにwebmasterは思います。

本日のツッコミ(全21件) [ツッコミを入れる]

Before...

エアジョーダン 激安 [featuring yard.|But|Merchandise online|Products|However|Th..]

レッドウィング エンジニア [Also offers happen to be cursed on the opponent can look i..]

ブルガリ 財布 コピー [MUM Dong- want position inside gentle move, The most used ..]


2005-12-12

[politics][economy]道路特定財源の一般財源化

前にも言いました(漠然とであれば6月にも)が、道路整備規模の縮小を受けての措置としては一般財源化ではなく道路特定財源の廃止・別途増税が筋でしょう。以下は参考です。

他方で悪質なラベリングの例は次のようなもの。

道路族が依然、影響力を保っているのだろう。

(略)

使途を定めない一般財源化を前提に、本則より高い暫定税率は維持する、との内容だ。一見、小泉首相の指示がそのまま盛り込まれたようだが、いつどのように一般財源化するかなど、肝心な点の決定は来年に先送りされた。

自民党の道路族議員が激しく反発したためだ。政府系金融機関の見直しや三位一体の改革などは、ほとんど小泉首相の意向通りになった。だが今度ばかりは、抵抗勢力が巻き返した形だ。

(略)

国と地方の借金が膨れあがる中、すでに整備が進んだ道路に、有り余るほどの資金をつぎ込む必要はない。協議に当たっては道路族の抵抗を排し、今度こそ一般財源化の具体策をまとめるべきだ。

(略)

だが道路整備は、道路族ばかりか多くの議員にとって重要なテーマだ。一般財源化に向けた調整の過程では、族議員が抵抗し、その他の議員も同調した。自治体の首長らも財源堅持を働きかけ、石原会長も具体案に踏み込めなかった。

こうした余剰分を含め、道路財源はすべて一般財源化し、必要な道路についてのみ、予算を付けるのが筋だ。

自民党の中川秀直政調会長は、一般財源化した分を、建設国債の償還に使う構想を提案している。検討に値しよう。

道路族は、一般財源化はごく一部にとどめ、それさえ道路予算として還流させるよう要求する構えだ。こんな身勝手な言い分を、認めるわけにはいかない。

読売[道路特定財源]「『一般財源化』見えぬ先送り決着(12/10付社説)」

上記の参考記事にも出ているように、一般財源化反対論の根本にあるのは「道路のためといって集めた税金は道路のために使ってくれ、使わないならその分減らしてくれ」ということでしかありません。「道路財源はすべて一般財源化し、必要な道路についてのみ、予算を付けるのが筋だ」というのは理屈が転倒していて、「筋」でもなんでもありません。そんな「筋」を呑み込まなければ抵抗勢力だというなら、webmasterはよろこんで抵抗勢力になりましょう。えっ、何をいまさらって(笑)。

なお、自動車重要税等の現状を維持することについての小泉総理の言い分は次のとおりです。

また、暫定税率を引き下げずにどのように理解を得るのかと聞かれ「自動車を買う人は担税力がある。さらにこれだけ自動車が普及しているので、全体の財政事情を考えて理解してもらうしかない」とした。

朝日(ロイター)「道路特定財源、暫定税率維持の理解得るため努力必要=首相」

担税力に着目するなら累進強化すべきでしょう(といいますか、いまどき自動車所有は富裕層の指標として機能するのでしょうか?)。「さらに」以下はまったく意味不明です。小泉総理の発言に論理性を求めるのは無駄だということはわかっていますが。

[sports]World Baseball Classic日本代表決定

WBCの日本代表メンバーが先日発表されましたが、以前にwebmasterが考えたものと比較すると次のとおりです。

ポジション決定メンバー(A)webmaster私案(B)AにいてBにいない選手BにいてAにいない選手
投手清水直行(千葉ロッテマリーンズ)
渡辺俊介(千葉ロッテマリーンズ)
小林宏之(千葉ロッテマリーンズ)
和田毅(福岡ソフトバンクホークス)
杉内俊哉(福岡ソフトバンクホークス)
松坂大輔(西武ライオンズ)
上原浩治(読売ジャイアンツ)
黒田博樹(広島東洋カープ)
藤田宗一(千葉ロッテマリーンズ)
藪田安彦(千葉ロッテマリーンズ)
藤川球児(阪神タイガース)
石井弘寿(ヤクルトスワローズ)
大塚晶則(サンディエゴパドレス)
渡辺
杉内
松坂
黒田
石井
大塚
藤井秀悟(ヤクルトスワローズ)
木塚敦志(横浜ベイスターズ)
星野智樹(西武ライオンズ)
岩瀬仁紀(中日ドラゴンズ)
豊田清(西武ライオンズ)
清水
小林
和田
上原
藤田
薮田
藤川
藤井
木塚
星野
岩瀬
豊田
捕手里崎智也(千葉ロッテマリーンズ)
谷繁元信(中日ドラゴンズ)
阿部慎之助(読売ジャイアンツ)
谷繁
城島健司(シアトルマリナーズ)
里崎、阿部城島
内野手西岡剛(千葉ロッテマリーンズ)
今江敏晃(千葉ロッテマリーンズ)
松中信彦(福岡ソフトバンクホークス)
川崎宗則(福岡ソフトバンクホークス)
小笠原道大(北海道日本ハムファイターズ)
岩村明憲(ヤクルトスワローズ)
新井貴浩(広島東洋カープ)
井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)
松中
井口
宮本慎也(ヤクルトスワローズ)
福浦和也(千葉ロッテマリーンズ)
今岡誠(阪神タイガース)
井端弘和(中日ドラゴンズ)
平野恵一(オリックスバファローズ)
西岡
今江
川崎
小笠原
岩村
新井
宮本
福浦
今岡
井端
平野
外野手和田一浩(西武ライオンズ)
金城龍彦(横浜ベイスターズ)
多村仁(横浜ベイスターズ)
青木宣親(ヤクルトスワローズ)
イチロー(シアトルマリナーズ)
松井秀喜?(ニューヨークヤンキーズ)
青木
イチロー
松井
赤星憲広(阪神タイガース)
高橋由伸(読売ジャイアンツ)
和田
金城
多村
赤星
高橋

「世界の王」に文句を付けるのもなんですが、無責任な素人の感想としては次のような点に疑問があります。

  • 先発が多すぎではないでしょうか。日程を考えれば、問題なければ4人、スランプや怪我への備えを考えても6人で足りると思うのですが。
  • メディアで取り上げられた選手を優先しているように思えます。マリーンズからの大量選出もそうですし、藤川は今シーズンの酷使の影響と二段モーション問題を考えれば避けたほうが無難ではないでしょうか。
  • 打力を重視しすぎでしょう。阿部、小笠原、岩村、新井、和田、多村をwebmasterは選びませんでしたが、短期決戦は修正が難しいことを考えると、やはりユーティリティプレイヤーが多い方が手堅いでしょう。

今シーズンの結果等を踏まえ、30人枠に拡大してwebmaster私案を再度検討するなら、次のようなメンバーがよかったのではと思います。もちろん王監督との相性や各球団の積極・消極の差などがあり、いろいろ考えるべき点はあるのでしょうけれども。

投手(15名)
渡辺、和田、杉内、松坂、黒田、西口(西武ライオンズ)(以上先発)、大家友和(ミルウォーキーブリュワーズ)、川村丈夫(横浜ベイスターズ)、江草仁貴(阪神タイガース)(以上(相対的にロング)リリーフ(兼万一の先発控え))、薮田、石井、大塚、木塚、岩瀬、林昌範(読売ジャイアンツ)(以上リリーバー・セットアッパー・クローザー)
捕手(2名)
里崎、谷繁
内野手(8名)
今江、松中、川崎、井口、福浦、今岡、井端、平野
外野手(5名)
金城、青木、イチロー、松井、赤星

スターターは以上を前提とすると・・・。

  1. 赤星(センター)
  2. 井端(ショート)
  3. イチロー(ライト)
  4. 松井(レフト)
  5. 今岡(サード)
  6. 松中(DH)
  7. 井口(セカンド)
  8. 福浦(ファースト)
  9. 谷繁(キャッチャー)

ちなみに正式メンバーで組めばこんなところでしょうか。

  1. イチロー(ライト)
  2. 井口(セカンド)
  3. 松井(レフト)
  4. 松中(DH)
  5. 岩村(サード)
  6. 阿部(ファースト)
  7. 金城(センター)
  8. 川崎(ショート)
  9. 谷繁(キャッチャー)

[WWW][computer]リンク先がpdfファイルであることを明記しなくなった罪滅ぼし

webmaster自身がウェブブラウジングに当たってリンク先がpdfファイルだと腹立たしく思う方ですので、かつてはその旨を明記していたのですが、いつしか面倒が先に立ってやめてしまいました。カーソルをホバーすればリンク先のURIはわかるからいいかと屁理屈を考えたりしていました。

ところがこの問題について、Firefox 1.5ではユーザサイドで対応が可能とのことです。詳しくは「リンク先のファイルの種類によってマウスカーソルを変える」をご覧いただきたいと思うのですが、webmasterと憤りをともにされる方がいらっしゃいましたら、是非ご参考にしていただければ。

[comic]現在官僚系もふ・第35話

時期が時期ですから予算査定の話に区切りをつけるのはいいのですが、局議前から財務原案まですっとばすとは(笑)。

BSEそのものについてはこれまでも取り上げてきたので略しますが、

  • 輸入再開を主張する者を関税(特定財源)利権狙いの非合法行為も辞さない悪役として描いたこと
  • 輸入再開を薬害エイズと同じ過ちとしたこと

いずれも不用意(というか誹謗になりかねない問題のあるもの)ではないかと思います。今のスピリッツには、顔が小泉総理・竹中大臣そっくりな総理・大臣のコンビが外資の走狗として大活躍という別の意味でアレな連載もありますが・・・。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

Before...

bewaad [>馬車馬さん 応能原則・応益原則のいずれに照らしても、道路特定財源の一般財源化は正当化できないでしょうから、その際の..]

BUNTEN [あ、すいません田舎に限定すれば貧困の指標に、という話でして…。m(_@_;)m]

bewaad [>BUNTENさん こちらもミスリードでごめんなさい。まさしくご指摘のとおりなので小泉総理の理屈は変だ、ということで..]


2005-12-13

[economy][politics]ある親リフレ心情の淵源

最近あれこれとリフレ政策をめぐる議論のあり方について書いています。今日はその足元を検証する意味で、なぜwebmasterは親リフレなのかを考え直してみました。といっても時系列に沿った経緯は既にあります。ここではwebmasterが親リフレであることの背後の思想のようなものを取り上げたいと思います。

リフレ政策とはデフレへの処方箋として考えられた方策の1つです。とりあえずデフレのままでいいんだという立場を忘れると、デフレを何とかしようと思い立ったときにリフレ政策に傾斜するか否かはデフレの原因をどう認識しているかに依存するでしょう。広義のリフレ派の内ゲバを引き起こすのは本意ではないので(笑)、シンプルな二項対立で示すなら次のとおりでしょう。

  • 何らかの社会経済構造に問題がある
  • ここ20年ほどのマクロ経済政策に問題がある

リフレ政策は後者の認識に立ち、誤ったマクロ経済政策運営が原因なのだからそれを正すべきというものです。乱暴に言えば緊縮で引き締めすぎたのだから補って余りあるだけの緩和をせよと。他方で前者は、概ね次のような歴史認識を持っているとwebmasterの目からは見えます。

60年代まで
欧米諸国を目標に追いつこうとしていた時代で、その目的に適合した社会経済構造であったので高度成長が達成できた。
70年代・80年代
欧米諸国に追いついてしまったので、それまでの社会経済構造をキャッチアップ型から変えなければならなかったにもかかわらず、小手先の手直しで済ませてしまった。その行き着いた先がバブル。
90年代
バブル崩壊により社会経済構造の遅れがあらわになったにもかかわらず痛みを恐れて改革を先送りし、ますます事態は深刻になった。
2000年代
小泉政権発足によりようやく改革が進みだし、その結果日本経済はようやく復活しつつある。

こうした歴史認識にはwebmasterは非常に違和感があります。事実関係に大いに疑問はありますが、それは本稿の目的から外れるので目をつぶります。ここで先日まとめた稲葉先生の言葉を引きます(というか、後で引きやすいようにまとめたというのが舞台裏だったりします(笑))。

社会革命は、それが語の定義上「奇跡」であるのなら、不可能事にほかならず、その結果訪れるのはよくてカストロのキューバ的状況、そして蓋然的にはレーニン後のソヴェト=ロシアや人民中国を襲った運命であろう。

なぜ社会革命が語の定義上「奇跡」なのでしょうか。webmasterの理解では次のように整理できます。

第1のハードル
仮に現在が何らかの対策が必要な状況であるとして、それが「アンシャンレジーム」のせいなのかそうでないのかをどう判別する必要があります。
第2のハードル
仮に「アンシャンレジーム」のせいだったとして、そのうちどの部分が革命により打倒されるべきなのかを見出す必要があります。
第3のハードル
仮に打倒されるべき部分を見出したとして、その替わりにいかなる制度・構造を造り上げれば革命前の問題が解消されるのかを編み出す必要があります。
第4のハードル
仮に新制度・構造を編み出したとして、その副作用が小さいものである(仮に大きければ、それへの適切な対処がなされる)必要があります。

これら全てをクリアして初めて社会革命は成功です。どこか1つでも躓いてしまえば革命などしなければよかったということになってしまいます。しかし、1つであってもクリアするのは容易ではありません。簡単な算数ですが、1つのハードルをクリアできる確率が1/2だったとしてもすべてをクリアできる確率は1/16(6.25%)、1/10なら1/10000(0.01%)です。

そのような難事を果たすに成功率を上げようとするなら、歴史を見て似通った事例から少しでも参考になりそうなものを集めてくるしかありません。実は最初に二項対立として提示したうちの「ここ20年ほどのマクロ経済政策に問題がある」とは、そうした参考を集積してマニュアル化された革命とも言えます。これまで歴史上数多く存した社会経済問題について、手探りしながら適用された諸対応策から成功例・失敗例それぞれに共通する要素を抜き出しまとめたものです。

逆に、革命による社会経済問題の解決とは、過去の事例を切り捨てて現在の知恵に賭けることに他なりません。考え方の枠組みからして古きを捨て去って新しきに替えるのですから、そうした姿勢も当然です。

乱暴ではないかとのご指摘があるでしょうから、実際にリフレ政策と構造改革を例にとって見てみましょう。リフレ政策が参考にする歴史上の事例としては次のようなものがあります。

  • 江戸時代の貨幣改鋳
  • 19世紀後半のヴィクトリアン・デフレの脱却プロセス
  • 大恐慌時の脱却プロセス

これら古今東西の事例は、いずれもマネタリーベース不足で停滞していた経済がマネタリーベースの大胆な増加を企図した政策遂行により反転したことを示しています。とりわけ大恐慌研究においては、そうした政策転換にためらった国ほどいつまでも停滞を引きずったことが明らかにされています。

#ついでに付け加えるなら、よくある「デフレ無理やりインフレにしたら歯止めが利かなくなる」という指摘について、そのような事例はありません。デフレでもないのにマネタイズ(貨幣を発行して政府の支払に充てること)をしてインフレになった事例はありますが。

他方で構造改革を語る際に引合いに出される歴史上の事例は次のようなものです。

  • 織田信長
  • 明治維新
  • 戦後改革
  • サッチャリズム・レーガノミックス

前三者は気分を物語る以上のものではあり得ません。というか共通するのはそれぐらいなもので(笑)、それぞれが直面していた状況も違えばどのような対応を図ったのかも違っています。もし何か前三者の具体的な「改革」が前提条件等を含め今の日本に適用可能だという根拠があればぜひともご教示いただきたいもので。

となれば残るはサッチャリズム・レーガノミックスしかないのですが、これらは高インフレ・供給過少である状況への対応としてなされたものです。デフレ・供給過剰である今の日本に適用することはまずは誤りであると疑ってかかるべきです。また、それらの副作用がどのようなものか、例えば「ハードワーク」を読んで対応を検討すべきでしょう。

話を本題に戻しましょう。webmasterの親リフレ心情の根っこにあるのは、自分の能力など高が知れているという認識です。だからこそ先人の知恵を尊重すべきだと思うのです‐もちろん権威主義に陥る危険性は付きまとっていますが‐。その延長線上には、市場のことは基本的には市場がうまくやるだろう(少なくともwebmasterがない知恵を絞った解決策よりは)という信頼もあります。

ところが構造改革主義は逆に、改革を推進する自らへの絶対と言ってよい信頼があるように見えてなりません。だからこそ過去の事例を切り捨てることができるのでしょうし、市場にも積極的に介入しようとします。先人も「抵抗勢力」も自らに勝るものではないという無謬性の確信をwebmasterはともにすることができないのです。

その意味で、当サイトではよく小泉政権の政策運営を批判していますが、それに限らずあらゆる革命的指向にはついていけません。小泉改革では改革が不足しているという者にも、小泉改革とは違う方向の改革が真に求められているという者にも。

[economy]バーナンキの背理法の真意がやっとわかった、かな?

金利がゼロであっても、国債等を購入し続けることによりデフレから確実に脱却できる方法としてよく挙げられるものに、「バーナンキの背理法」というものがあります。「エコノミストミシュラン」(ASIN:4872337956)115ページより引用すると、「バーナンキの背理法」とは(読みにくいので改行入れてます);

「中央銀行が国債を含む資産を買ってもインフレが起きない」と仮定しよう。この場合、すべての市中国債を買い取っても、さらには政府が発行する新発国債をすべて引き受けても、さらにはあらゆる資産を購入してもインフレにならないとなるため、たとえば財政支出をすべて中央銀行による国債購入代金でまかない無税での国家運営が可能となる。

しかし、この結論は誤り。従って「中央銀行がどれだけ国債や資産を買ってもインフレが起きない」というそもそもの仮定が間違っていることになり、中央銀行が市中の国債流通高をネットで減少させる規模で国債購入を継続する限り必ずインフレが発生することが証明される。

これは、バーナンキがゼロ金利のもとでも金融政策がリフレ政策として有効であることの説明で用いた。ただ、この説明を「バーナンキの背理法(reductio ad absurdum)」と名づけ、流通させたのは、日本のネット社会である。

要するに無税国家というのはあり得ないので、中央銀行が国債等を買い続けていればいずれは必ずインフレになるということが確実に言えるよ、と言うことです。

ところがここでは「あり得ないこと」の例として無税国家を想定しているので、その実現には財政政策が絡む必要があります(減税や税の廃止も財政政策なので)。そのため、「バーナンキの背理法」によれば中央銀行は単独ではインフレは起こすことはできない、という見解があります。

「「バーナンキの背理法」のweak form、あるいはプライマリーバランスが赤字の国においては中央銀行が単独でインフレーションを起こすことが確実に可能である件について」(@svnseeds’ ghoti!12/11付)

実はwebmasterも「『バーナンキの背理法』によれば中央銀行は単独ではインフレは起こすことはできない」という見解だったのですが、このsvnseedsさんのエントリを機に考え直してみたところ、ひどい間違いをしていたように思い至りました。

svnseedsさんの解は直接ご覧いただくとして、webmasterの別解は次のとおりです。

「『バーナンキの背理法』においては『無税国家が可能』であるのが矛盾なので、現に無税国家とするかどうか=減税を行うかどうかはどうでもいい。言い換えれば、『可能』であることを示せばそれで足りる」

これも間違っているようでしたら、ぜひともお導き下さい>読者諸賢

[economy]リカードの等価定理の含意

もう1つsvnseedsさんのところから。

おまけ。上の『「バーナンキの背理法」のweak form』を考えていたときに、リカードの等価命題が合理的期待を前提としても成立しないことを示せることに気付いた。要するに、人々が、今回の減税はいずれ(増税ではなく)貨幣創造でファイナンスされると考えていれば、その減税分は貯蓄ではなく消費に回るのが合理的な行動となるわけだ。

「リカードの等価命題について」(@svnseeds’ ghoti!12/11付)

そのインプリケーションこそがFTPLではないでしょうか? 「今回の減税はいずれ(増税ではなく)貨幣創造でファイナンスされる」というのは、Non-Ricardian型財政政策ということですよね?

FTPLの枠組みにおいてNon-Ricardian型財政政策がインフレを引き起こすというのはバーナンキの背理法の帰結の一部、つまり前エントリでいう「可能」であるだけでなく実際に無税国家への道を進むことでインフレにいたるというものでしょう。帰結の残る部分はRicardian型財政政策、つまり現在の財政赤字は将来の増税によりファイナンスされる場合であっても中央銀行の無制限国債買い入れはインフレを引き起こすというものになるはずです。

FTPLにおいてはRicardian型財政政策は物価に中立であるので中央銀行こそが物価変動を握る、そういう理解が間違っているなら、これまたぜひともお導き下さい>読者諸賢

[economy][WWW]リフレをめぐる議論における自らの失敗を振り返ってみる

ryozo18さんのリフレ政策説得失敗パターンのまとめがあまりにも当てはまっているので笑うしかない気分。

本日のツッコミ(全986件) [ツッコミを入れる]

Before...

Panasonic(??儕ぐ膏?冦?)????儕???杓??????????ED?????と?い? ??VERLEDS??紙??0??級 HH-LC632A 瑾???????壊?為???壊???瑾胯壊 5000??互涓???枡?℃枡???????冦?????K [|あなたがしている方法の仕方私は 何額装この特定挑戦と確かにオファー私考慮|思考の飼料がたくさん。 しかし、ためのす..]

???????浜ゆ彌??????????????ワ?????????EF5014U [こんにちはちょっとちょっとオフトピックの私がしたこれは|場合にはブログはWYSIWYGエディタを使用する場合は疑問に..]

T-FAL(???????儷)?????ぶ??????? ?????え?ぶ?????????ぶ??TY846884 ??????????儷??5000??互涓???枡?℃枡???????冦?????K! [非常にあなたの文章の核心ながら|妥当 登場鳴っ最初に、本当に座らない沈降さ完全にいくつかの時間後に私個人。 内|どこ..]


2005-12-14

[politics]読むも不快な士道不覚悟

昨日の毎日社説に非常に腹が立ったので。

「自分党」などと自慢していた自民党が、曲がりなりにも政策の一致をめざす党になったという点で、今も私は夏の郵政解散を評価する。しかし、勝手なものだ。首相が登壇するたび、小泉チルドレンから熱狂的な拍手が起きる状況を見ていると、「こんなはずでは」と感じるのも事実なのだ。

毎日「視点05=郵政造反組 論説委員・与良正男(12/13付社説)」

醜悪さが凝縮されているのが上記のパラグラフですが、具体的に書くなら、

  • 「曲がりなりにも政策の一致をめざす党になった」ことと「首相が登壇するたび、小泉チルドレンから熱狂的な拍手が起きる」ことが同じ種から萌えた芽だということすらわからず、
  • 引用部の前で解散はないと読み誤った亀井静香議員をお人よしとくさしていますが、そのすぐ後で「『こんなはずでは』と感じる」と書くとは天に唾するに他ならず、
  • 「勝手なものだ」と書いておきながら本当に勝手だとは思っているようには全く見えず、

とまあ端的に表現するなら見たいものしか見ない姿勢、自己弁護・他罰主義に無自覚なヌルさです。こういう手合いが得てしてコストを考えずトレードオフなど知りもせず忠告も無視してやりたいことをやり、結果が出なければ「狙いはよかった」「こんはなずではなかった」などと言い訳するに決まっています(って後者は本当に言ってますが)。皆様にはご案内のとおりwebmasterは構造改革主義には批判的ですが、その筋金入りの信奉者の方が「痛みを伴う」と引き受けるだけ100倍ましです。

まったくもって与良論説委員は、オルテガの描く大衆そのままだと言ってよいでしょう。

オルテガは「自分以外のいかなる権威にもみずから訴えかける習慣をもたず」、「ありのままで満足している」ことを「大衆」の条件とした。オルテガ的「大衆」は、自分が「知的に完全である」と思い上がり、「自分の外にあるものの必要性を感じない」ままに深い満足のうちに自己閉塞している。

「階層化=大衆社会の到来」(@内田樹の研究室3/30付)

本日のツッコミ(全541件) [ツッコミを入れる]

Before...

フォルスタージャパン 《基本設置料金セット》 ワインセラー 「ロングフレッシュ」(36本) ST-SV140G-P プラチナ [それは、このとき今そこにプラットフォームを利用可能ながWordpressのはのように見え 今は。あなたのブログ上で使..]

??? TOSHIBA REGZA ????7C3200 [37V????笂?BS?110搴?S????儷??????с?娑叉?????揮 [ちょっとそこ!私はこれにしてきた宣誓かもしれない前に、しかし後に{読書|ブラウジング|チェックポストのいくつかを、私..]

娑叉????????SONY??KDL-24W600AX [音楽 I 切り開いこのウェブページ、ので迷惑イライラ! 娑叉????????SONY??KDL-24W600AX ..]


2005-12-15

[government]プロジェクトK・その後

以前取り上げた平成9年組官僚による霞が関改革の取組みの続きが出ているとbranchさんが書かれていました。改革することが自己目的化しているさまにはbranchさんがツッこんでいらっしゃるので、その余の点を。

#根源は同じところに帰着しますが、切り口を変えて。

本を出版し、マスコミにも紹介されると、応援してくれる激励の声と共に、批判の声も上がります。

「内容が三流の評論家並みだ。」

「その前に税金の無駄遣いをやめろ。」

「○○という改革案は××という問題点・リスクがあり、全然駄目。」

等々。それぞれについて、議論は可能なのかもしれないけど、「改革を実行する」ことを目的とする僕らにとっては、あまり響かない議論なのかなと感じています。

(略)

出版した本の中で、将来の国家像として「協創国家」を挙げています。これは、官民問わず建設的かつ自由な議論を行いよりよい社会を創っていく国家を意味しますが、今後、霞ヶ関に限らず、色んな人が協力し合い「アウフヘーベン」していくことが益々重要になっていくと思います。

自分たちの意に沿わない意見は「あまり響かない議論」とし、賛成意見ないし補強・発展させる議論のみを建設的であるとする姿勢からどうして「建設的かつ自由な議論」が生まれるのでしょうか。なにやら次のアネクドートを思い出させます。

アメリカ人とソ連人が自国における言論の自由について議論していた。

アメリカ人「アメリカじゃホワイトハウスの前でケネディの悪口を言ったって逮捕される奴なんかいやしないぜ」

ソ連人「ソ連でもクレムリンの前でケネディの悪口を言ったって逮捕なんかされないぜ」

さらに類例を挙げるなら、信仰の自由とは国教以外の宗教・宗派の信仰を認めるものであって、国教の枠組みの中での教義解釈の自由を指すものではありません。異教徒の言に聞く耳を持たぬ身が信仰の自由を説いたところで冗談以外の何物でもないでしょう。「建設的かつ自由な議論」を標榜するプロジェクトKが批判を無視して意にかなう意見を求める様は同様に喜劇的です。

#国教がない国ももちろんありますが、文脈上この形で書きました。

こうした姿を見れば、前回webmasterが引いた「『改革』の好きな人は仕事ができません」という言葉に彼(女)らが該当しているであろうことは残念ながら事実であろうと思わざるを得ません。彼(女)らに反対する意見を「あまり響かない議論」と受け付けず(どうせ内心「抵抗勢力」だと思っているのでしょう)、その意見の正しさをゆるぎなく確信して妥協を拒むような仕事のやり方がうまくいくはずもないからです。

さらに恐るべきなのは、彼(女)らは官僚、すなわち公権力の行使に携わる身だということです。憲法の私人間適用についてはいろいろと議論はあるにせよ、権力側に表現の自由を侵害させるべきでないというのは歴史的にほぼ正しさが疑いのない形で示されています。彼(女)らがどれだけ異なる意見に聞く耳を持たなくとも、それが私人であるなら基本的にはそれも自由の一形態と言えます。しかし不寛容の精神・排除の論理が彼(女)らの業務においても発揮されているとするなら、それは公務員として失格です。

同業者のよしみとしてもう一度だけtrackbackを送ります。まあプロジェクトKとしての活動には目をつぶりましょう。しかし公務において同様に聞く耳を持っていないなら、すぐにでも改めて欲しいと思います。カウンターパートの主張が自らのそれと真正面から対立し妥協の余地などないように思えても、粘り強く折衝を続ければ必ずプライオリティは見えてきます。自らの主張についてもきちんとプライオリティを見定め、それぞれ譲れるところは譲り合って部分的にでも実現を図ってこその主張です。

#(追記)と思ったらエラーがでて送れませんでした。リンク元の解析はしているでしょうから、そこからたどってくるでしょう。

いくら筋を通して全く妥協しませんでしたといっても、それがために何も実現できなければ単なるマスターベーションでしょう。そうした地道な努力を厭い(branchさんがご紹介東京新聞記事によれば)「首相にトップダウン的に実現してもらうのが一つの方法だ」として、首相の指導力に期待などと上位の権威による恩恵にすがるのはみっともないことだと自覚していただきたいと思います。

#ま、個人の力ではどうにもできない「構造」を観念するからこそ、「神」である小泉総理を改革という「奇跡」の源として必要としているのでしょうけれど。さしずめ彼(女)らはエヴァンジェリストということで。

ついでにもう一つ。長谷部先生の「比較不能な価値の迷路」を読んだ方がいいと思いますよ。本当に。

本日のツッコミ(全220件) [ツッコミを入れる]

Before...

クロムハーツ めがね [http://www.rionamorgan.com/tss/20150209-812.htmlクロムハーツ サング..]

www.oberfood.com [【モデルプレス】アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅが、交際中のSEKAI NO OWARIのFukaseが歌う「あっ..]

??腑?ゃ??434] ????ぶ? CB 714/NSPRO850GH(JP) 6鏈?R/26????????http://twintime.net/olf-dourakubako-011544910014434.html [山形県は新年度、県産米の新品種「山形112号」の実証試験栽培を拡大する。「つや姫」「はえぬき」に続く主力品種として有..]


2005-12-16

[economy][law]みずほ証券誤発注に伴う利益についての考え方

一昨日のエントリのツッコミにおいて、webmasterは次のように書きました

みずほ証券の誤発注に乗じて設けた証券会社への批判的な雰囲気もそれと共通するものがあると思います。法に触れるわけじゃなし、なんであれが望ましくないやり口であるかのように語られなければならないのか、さっぱりわかりません。

これに直接応じていただいたわけではありませんが(時系列でいえばwebmasterの書き込みの方が後です)、47thさんが同じテーマについて次のように論じていらっしゃいます。

今回の件は、単なる誤発注、しかも、相当明かな誤発注であって、今回の取引自体から生み出されたプラスの価値は何もないく、どんな処理をしても、最終的には、せいぜいみずほ証券(売主)から買主への富の移転がもたらされるだけで、社会的な効率性には何ら寄与しませんよね。

・・・じゃあ、何故、この取引がenforceされなきゃいけないんでしょうね?

(略)

また、「このローエコかぶれの弁護士め!」と石を投げられると困るんですが、何で「取引安全」が大事かといえば、ひとつの理由は、問題となっているその取引自体は社会的な厚生を直接に高めなくても、その取引を保護することで、将来の同種の取引における取引費用を削減するところにあるということができるんじゃないかと。

(略)

・・・でも、そこには、自ずから限界があるはずです。つまり、「この取引を無効にしても、誰も将来の取引に際して困らないよね」という場合には、「将来の同種取引に際しての取引費用の削減」なんてことを考える必要はなく、その取引自体のコストとか効率性を直接に問題とすればいいはずです。

そこで、私の中にわき起こる疑問は、今回の取引を守ることが事前の(ex ante)効率性をもたらすことになるのか?という点です。

今回の件でwind fallを得た投資家の取引完了への「期待」を保護することは、事前の効率性をもたらすんでしょうか?

少なくとも、事前の効率性への「悪影響」は2つほど考えられます。

ひとつは、こうした市場関係者の誰にとっても一見明白なエラーによる富の移転をもarbitrageすることの動機付けを与えるということです。例えば、今回、みずほの誤注文を知っても買い注文を入れなかった証券会社や大口投資家も、今回の取引が保護されることを見れば、「次は絶対に遠慮しないぞ!」ということになり、次回、同じような一見明白なエラーがあった場合には、更に機会主義的行動が加速されることになるんじゃないでしょうか?これって、「事前」の効率性なんでしょうか?

もうひとつは、こうして一見明白なエラーによる機会主義的行動についても、そのトリガーを引いた者が全ての責任をとる形になると、そのエラーを避けるために、多額のコストが投下されることです。よく、アメリカのPL法と懲罰的賠償を揶揄する例に、(ちょっと正確でないかも知れませんが)ぬれた猫を渇かそうと電子レンジに入れた買主が、電子レンジメーカーから億単位の賠償金をせしめたので、以後電子レンジメーカーは、およそあり得ないような用法についてまで「これをやってはいけない」という注意書きをしなければならないようになった、というような話がありますが、これと今回の件は似てませんか?

(略)

Just印象だけですが、今回の単純エラーの損害を拡大したのは、プロの市場プレイヤーの機会主義的な行動=誤発注であることを知って行われた行動が間に介在していると考えることもできるんじゃないでしょうか?

こういう場合には、機会主義的行動によって損害を拡大させた者にも、一定の損害の負担を求めること(具体的には、思ったような利益は得させないことと、取引が空振りに終わったことによる費用程度ですが)で、今後、こういう「一見明白なエラー」が起きたときに、それを拡大させないような事前のインセンティブを与える解決の方が、トータルでみたときに「証券市場の公正と信頼」を守ることにつながるような気がするんですけど・・・どうでしょう?

「証券市場の公正と信頼?」(@ふぉーりん・あとにーの憂鬱12/13付)

議論の前に「今回の件は・・・社会的な効率性には何ら寄与しませんよね」の含意について補足させていただきます。売買等の取引が社会的な効率性に寄与するのは、お互いに(相対的に)いらないものをいるものと交換できるからです。手元の使いでのないものを相手に渡してその代わりに使いでのあるものを受け取る、そしてそれは相手にとっても同じです。取引により交換される財は売買当事者のそれぞれにおいて取引がなかったときよりも有効活用されることになり、ひいては社会全体にとっても有益だということになります。ところが本件においてはそのような効果はありませんよね、と。

議論としてはwebmasterは47thさんに反対の立場です。理由は次の4つとなります。

  • 取引を成立させないことが誤ったインセンティブを与えること
  • 取引を成立させないことにより市場の価格形成機能が損なわれかねないこと
  • 一律に処理することにより情報の非対称性が緩和されること
  • 今回の「損害」には外部性がないこと

最初の2点については、本石町日記での次のエントリ及びそこでの馬車馬さんのコメントがそれぞれに的確な指摘をなさっています。

さらに気になるのは、モラルハザードの懸念だ。今回のミスはオペレーショナルリスクが極大に顕現化した典型例と受け止められ、多くの金融機関が教訓にすべき事例。ところが、相当額が救済されるなら、リスク管理を真剣にやるインセンティブは薄れる。金融庁・日銀はそれでもきちっとやれと言うのだろうが、少なくともマーケット取引に関しては大失敗ほど救済される悪しき事例が残る。取引ミスは日常茶飯事であろう。個人が取引ミスで破たんした場合、普通は誰も救わない。銀行が困るぐらい金を借りた企業が救済(債権放棄)され、小額借りた零細・個人が追い込まれた不良債権処理と同じ構図が透ける。

Commented by 馬車馬 at 2005-12-15 08:28 x

(略)

まさか「明らかなミスプライスは黙って見過ごすべき」とか、そういうこと言い出さないだろうなぁ。そんなの日常茶飯事ですし(特にOTCマーケットでは。オプションの計算間違いとか、結構ありますよね)、そこでお馬鹿さんを叩くから市場価格が安定するわけで。

「入力ミスの儲けを返却!?=敵失の馬鹿勝ちがNOなら…」(@本石町日記12/14付)

重要な部分は以上で尽きていますが、これらは47thさんのエントリを念頭に書かれたものではありません。若干付けたします。

第1点については、オペレーショナルリスクを極小化しようとする措置の存在とコストのバランスをどう考えるかが問題となります。いくらのコストが必要かがwebmasterにはわからないので定性的な記述になりますが、47thさんは追加コストのみを考えていて見落としがあります。それは、現に講じられているこの手のミスを防止するための措置を止めてしまうことが合理的になってしまうということです。リスク対策の程度を考察するなら、これをも考慮しなければならないのではないでしょうか。

第2点は第3点と密接な関係があります。今回の取引において非難されているのは証券会社で、彼(女)らからすればこれがミスであることは当然にわかるだろうということが前提です。他方、市場においては板に売買・気配の情報が集約され、それを見れば情報において無差別であるはずということになります。果たしてこれらは両立可能なのでしょうか。

いみじくも47thさんは証券会社のみならず(機関)投資家も同様にとされていますが、これは板以外の情報のパスの存在を前提とした議論です。証券会社・機関投資家とそれ以外を分かつメルクマールは、このパスへのアクセスの有無ということになります。したがってこの議論は、

  • 板とそれ以外の情報パスを前提にある種の二重市場を観念しそれぞれに適用される規範も違うものであるとするか、
  • 究極的には板に帰着すると割り切って統一規範を適用することとするか、

のいずれかの選択となります。

webmasterが思うに、47thさんのように損害を問題視するのであれば、ここで善意悪意(私法上の用語として、善意=事情を知っているらない、悪意=事情を知らないっている、の意味で使っています)を問うても仕方がないのではないかと思います。みずほ証券にとって同業者に油揚げをさらわれるのと個人投資家に油揚げをさらわれるのでは悔しさの程度は違うかもしれませんが、結局はそうした気持ちにとどまるもので損害額が変わるわけではありません。

#善意・悪意の意味を訂正しました。(12/17追記)

#まして今回は実際に悪意であるかどうかより、悪意であり得るかどうかですし。

であるなら後者でいいのではないかと。具体的な悪用法が念頭にあるわけではありませんが、前者なら証券会社には「表」「裏」の双方の市場を認識できる一方で、一般投資家には「表」市場しか見えないわけで、別の不適切なarbitrageの原因になりかねないのではないかという気がするのです。

第4点は、47thさんが損害の「拡大」を問題視されていることに関連します。ここでの問題とは、ある程度の損害が生じるのは致し方ないものの、その規模が大きすぎたからという趣旨と解されます。つまり、事柄の性質として損害が生じることそのものが問題というわけではなくなります。

このロジックに基づき、一定以上の規模の損害については何らかの措置が講じられるとするなら、それはシステミックリスクなど市場そのものの存在に危機を及ぼすようなものでなければならないのではないでしょうか。この場合、損害には外部性があり、単に損害をこうむった者のみならず第三者にも連鎖的な損害が及びかねないのでどこかでストップしなければということになります。

しかし本件は幸いにしてみずほ証券一社の問題にとどまっています。であるなら、規模を理由に扱いを変える合理性には乏しいのではないかというのがwebmasterの考えです。

なお、参考までに申し上げますと、本エントリは先に引用した47thさんのエントリの次エントリでの次の記述を踏まえております。

私が昨日言いたかったのは、こんな特殊なケースで、個別具体的な当事者の状況をや法的な解釈論をぎりぎりまでつめることを「取引安全」の旗印の下に放棄してしまうことは、証券市場の公正や信頼を高めることにはならずに、却って、証券市場というフィルターを通せば、どんな機会主義的行動も許されるというメッセージを送るということになってしまうんじゃないの?ということでした。

ところが、今回のケースでは、ろじゃあさんが仰っているように、「取引としては有効」というラベル付けをいったん行ったわけです。この「有効な取引」から得た収益を返還する理由が、どこにあるんでしょう?

当局の圧力?・・・今回の件では、一見妥当な結論に見えても、当局の判断や常識が誤っている可能性は常にありますし、そうした行政による権力の濫用を防ぐ枠組が憲法であり、法律です。

もし、「今回の件では処分できないけど、他の件でペナルティを課す」ということを、本当に考えているとすれば、そのこと自体が、今回の誤発注問題よりもはるかに深刻な別の問題を提起することになるような気がします。

更にいえば、こういう「行政がルールの枠外のことをしてくるかも知れないので、その損害を避ける」というのは、100億規模の利益をあきらめる根拠として十分かという疑問も生じてきます。

「結果よければ全てよし」(@ふぉーりん・あとにーの憂鬱12/14付)

ここでいう「法的な解釈論をぎりぎりまでつめること」の一助となればという趣旨で、本エントリもまた議論の材料にしていただければ幸いと思う次第です。また、結局講じられた日証協による返還要請を疑問視されている47thさんの見解については、そのとおりだと考えています。

最後に余談ですが、紹介させていただいた本石町日記のエントリには、次のようなオチがついています。

知り合いの日銀関係者に聞いた。「解除に失敗したら、政策委の過半数の委員に『投票ミスだった。解除に反対だったのに間違えて賛成しちゃった。錯誤である』と言わせたら」と。アホか、というような感想だった。さすがに与謝野大臣も「(日銀の判断ミスに付け込むのは)美しくない」と政府・与党の方々には言えないだろうなあ。

「入力ミスの儲けを返却!?=敵失の馬鹿勝ちがNOなら…」(@本石町日記12/14付)

冗談だとすればセンスが悪いし、本気でそう考えているとしたら・・・いやいや、そんなことはないはず、と信じます。

[economy][politics]自民党金融調査会・金融政策に関する小委員会第1回会合

標記会合が昨日15日に開催され、インフレターゲット等について議論が行われたとのことです。その報道振りのニュアンスの違いがなかなか味わい深いです。

自民党の金融政策小委員会は15日に初会合を開いた。委員会発足にあたり山本幸三委員長は、中川政調会長から、小委員会では政策目標を日銀と共有し、できれば政府・日銀でアコード策定に持っていきたいので、取りまとめを行って欲しい、との指示を受けたことを明らかにした。政策目標について中川政調会長は、インフレ目標ではなく、名目成長率を基本と考えたい意向を示しているという。

山本委員長は、会議終了後記者団に対し、日銀の独立性は政策手段であって、政策目標は政府と共有すべきだとし「デフレ脱却に向けての政府・日銀一体の目標、できればアコードに持っていきたい。そういうマンデート(指示)だ」と述べ、委員会発足に当たっての中川政調会長からの指示を明らかにした。

また、共通の政策目標については、「インフレ目標というとアレルギーが出る。名目成長率目標を基本として考えてやってもらいたい」という指示があったことも明らかにした。

<日銀に対し厳しい意見>

(略)

日銀は、量的緩和解除にあたって、消費者物価(除く生鮮、CPI)が安定的にゼロ%以上になるという条件を示しているが、これをもってデフレ克服とは判断しておらず、「デフレ脱却に向けた通過点」と説明。

これに対し、出席した議員からは、「デフレ脱却でもないのに量的緩和を解除して、何をやろうとしているのか分からない」、「長期金利への影響をどのように考えるのか」、「金融政策を逆方向に動かすのはマイナス」などの厳しい意見が出された。(以下略)

朝日(ロイター)「政府・日銀が政策目標でアコードを=自民党金融政策小委」

自民党は15日、望ましい物価上昇率を掲げて金融政策を運営するインフレ・ターゲット(目標)の導入を政府・日銀に近く求める方針を固めた。

中川政調会長が指示したもので、同日午前の党金融調査会「金融政策に関する小委員会」(山本幸三小委員長)で物価上昇率の具体的な数値目標を早急にまとめる方向で議論を開始した。

中川氏は15日、「(インフレ目標は)欧州でも導入されており、検討すべきだ。海外では政府と中央銀行が政策協定の形でやる手法もあり、それも参考に議論したい」と記者団に述べた。中川氏は、日本経済はデフレ状況を脱していないとの認識を前提に、インフレ目標の設定により、〈1〉デフレ脱却〈2〉過剰なインフレ(ハイパーインフレ)の抑制――の両方を実現したいとしている。

山本氏は小委員会後、「政府と日銀は政策目標を共有する必要がある」と記者団に語り、名目成長率を目標にすることも含め、幅広く議論する考えを示した。

インフレ目標については、日本銀行の武藤敏郎副総裁が2日、「透明性確保の手段の一つ」と述べ、過剰な物価上昇の防止策として前向きな考えを示している。

読売「インフレ目標の導入要請へ、自民政調会長が指示」

自民党は15日、「金融調査会・金融政策に関する小委員会」(山本幸三小委員長)の初会合を開き、日銀から幹部を招いてデフレ克服の定義などを議論した。

(略)

自民党からは「量的緩和の解除をもってデフレ克服といえるのか」との声も出た。日銀側は「消費者物価の安定的なプラスはデフレ脱却の通過点」と述べ、量的金融緩和策を解除した後も非常に低い短期金利にすることで、景気を支える方針を説明した。

山本委員長は「政府と日銀で政策目標を決め、具体的な手段を日銀に任せるのがよい」と述べ、両者の間で望ましい名目経済成長率を掲げることが重要との認識を示した。次回の会合は21日に開かれる予定。

日経「自民と日銀、デフレ克服の定義にズレ・金融政策で初会合」

もっとも詳細に、かつきちんとポイントを押さえているのが朝日の報道です。ソースはロイターなので朝日が褒められるべきというものでもないのですが(笑)。とまれ、中川政調会長の狙いは次のようなものだということになります。

  • 日銀の独立性を政策手段のそれと限定
  • 金融政策目標は政府・日銀間でのアコードで設定
  • 目標指標は「インフレ」への拒否感を踏まえ名目(GDP)成長率

読売は若干ポイントを外していて、インフレターゲット導入という頭があってそれに記事内容が誘導されているからではないかと思われます。客観報道の観点からは疑問が残るといえば残ります。何より中川政調会長のいう「過剰なインフレ」をハイパーインフレとしているのはいかがなものかと(笑)。ハイパーインフレとは年率13,000%以上のインフレのことで、当然中川政調会長はもっと手前でのインフレ抑制(現在の日本では下手すると年率3%でも「過剰」とされかねませんが)を狙っていることでしょう。

日経は親日銀スタンスが読売とは逆方向に客観性を損なっています。これを読んだだけでは中川政調会長の意図はほとんど伝わらず、淡々と意見交換を行ったかのように受け止めてしまうでしょう。インフレターゲットという言葉を肯定的に紙面に載せるのはいやなんでしょうねぇ(笑)。

本日のツッコミ(全113件) [ツッコミを入れる]

Before...

スーパーコピーブランド [超人気ブランドコピーN級品激安通販専門店 ブランドコピーブランド優良店、偽物時計n級品海外激安通販専門店! ロレ..]

ブランド 財布 激安 [ブランドコピーN品通販専門店 最新作ブランドコピールイヴィトン財布激安 偽物ブランド財布,偽物ブランド財布 ..]

a級品ブランド [ブランドコピーブランド専門ネットショップで、 ファッション時計,バッグ,財布とその他の世界一流ブランドブランドコピ..]


2005-12-17

[economy]バーナンキの背理法・アゲイン

先日のエントリに関連して、次のようなメールをYJSさんからいただきました。webmasterはなるほどと思うのですが、読者諸賢のご検討をいただければ幸いです。

さて本題のバーナンキの背理法ですが、なにせ論理学の基礎は独学でして、あまり自信はないのですが…私の理解するバーナンキの背理法(帰謬法?)は次のようなプロセスを取ります。

まず、仮定する命題はこうです。

((中央銀行が資産を購入する)∩(インフレにならない)) [0]

ここで資産には国債を含みます。そこで不正確な書き方になりますがこのように変形できます。

((中央銀行が(国債∪土地∪…)を購入する)∩(インフレにならない))

更に次のように変形できます。

(((中央銀行が国債を購入する)∩(インフレにならない))
∪((中央銀行が土地を購入する)∩(インフレにならない))
∪…
) [1]

これに対して「無税国家」は「中央銀行が政府の国債を購入してもインフレにならずに運営できる」という意味に理解していましたので、命題[1]が成立していれば「無税国家」も成立します。

言い換えると、命題[1]は「無税国家」の十分条件になっています。これで次の命題を検討できます。

((中央銀行が資産を購入する)∩(インフレにならない))
→(無税国家成立) [2]

論理演算子→の前の命題は、→の後ろの命題を含んでいますから、この命題[2](命題全体)はいつでも真になると思います。

ところが実際「無税国家成立はありえない」ですから、「推論規則:A→B,かつ,¬B.ゆえに¬A.」より命題[0]は偽であることになります。

命題[0]は「資産購入」と「インフレにならない」のどちらかが偽の時に全体が偽になりますが、中央銀行が資産を購入する事が前提ですから「資産購入」が真、したがって「インフレにならない」が偽にならなくてはなりません。これで「必ずインフレになる」という事が言えることになると思います。

また、[2]はたくさんの変種を持ちます。資産は土地でも設備でも良いわけで、中央銀行が直接購入するか、政府を介して国債の形で間接的に購入するか、と考えられますので、それらの変種における→の後ろの命題の、どれかひとつでも成立しないことが言えれば「必ずインフレになる」と結論できると思います。

如何でしょうか。間違ってなく、かつ判り易いことを願ってますが…もし間違いを見つけて下さった場合は連絡を頂けると幸いです。

[misc]リフレ派=エウーゴ(笑)

あともうひとつ思ったのは、リフレ派とはマッチョに見えて実はきわめて心優しい人たちなのではないか、ということ。韓流やナウシカに魅かれる可憐な乙女心をもっているのために、構造改革というグリグリ主義に耐えられず、かつ価格メカニズムという美しい理論的前提(規範?)にすがりたいのでは、と(謗っているのでも釣っているのでもなく、ただの思いつき)。でもとりあえずサンプル2名だからだめか。

「『季刊労働法』+本たち+α」(@もじれの日々12/15付)

乙女男子? といっても、20代の乙女男子のように乙女文化に詳しい訳ではなく、少女漫画好きという程度での乙女男子というところか。ヘタレマッチョという単語も思い浮かぶが。リフレ派にオタクが多い理由がここにあるのかもしれない。

「リフレ派の男性は乙女心を持っている」(@ARTIFACT@ハテナ系12/15付)

エマ・シーンは「主義者」である。頭でっかちで、とにかく「正しいイデオロギー」に殉じて生きなければと思っている生真面目な困ったちゃんである。彼女もまた、地球育ちのエリートであり、かつてのアムロたちのように「戦わなければ生き残れない」状況にあったわけではなく、「好き好んで戦争している」ひとりだ。そして、結局彼女は頭でっかちに参加した戦争でその若い命を散らすわけなのだが……。余談だが、こういう頭でっかちな24歳のオボコ女が、左翼セクトでぷちモテするというのは非常によくある話である。

「#4 エマの脱走」(@機動戦士Ζガンダム回顧録6/29付)

ということは・・・。

エマ・シーン
本田先生
ヘンケン・ベッケナー
稲葉先生
クワトロ・バジーナ
田中先生
カミーユ・ビダン
飯田先生
ブライト・ノア
若田部先生
ウォン・リー
山形さん
アポリー
すなふきんさん
ロベルト
BUNTENさん
カツ・コバヤシ
webmaster

悪ふざけをお許しください>上記掲名の方々

#田中先生の「ニート論壇の見取り図作成中」を参考とさせていただきました。

といいつつも、毒を喰らわば皿まで。「人間力」ティターンズの面々を考えてみますと・・・。

ジャミトフ・ハイマン
橋本元総理
バスク・オム
田中真紀子議員
ジャマイカン・ダニンガン
木村剛さん
パプテマス・シロッコ
小泉総理
サラ・ザビアロフ
竹中大臣
レコア・ロンド
佐藤ゆかり議員
ガディ・キンゼー
奥田日本経団連会長
ヤザン・ゲーブル
北城経済同友会代表幹事
ジェリド・メサ
玄田先生
カクリコン・カクーラー
斉藤先生
ライラ・ミラ・ライラ
香山先生
マウアー・ファラオ
小池大臣

#エウーゴに比べると今ひとつはまりません。

[economy]そんな整理、修正してやる!

上のエントリだけではなんですので、マジレスも。

…と、胃を押さえながら田中秀臣さんの『日本型サラリーマンは復活する』を読み始めているのだが(まだ途中)、田中(リフレ派)、玄田、本田の立場は次のように整理されると思った(みんな田がついててヤだな)。

<若年就業問題の解決策>
 「景気」労働市場構造への漸進的介入「ニート産業」
[田中]否定(既存構造維持)否定
[本田]半信半疑否定
[玄田]半信半疑否定(既存構造維持)

このような三つ巴になっているので話がややこしくなっているのだろう。

「『季刊労働法』+本たち+α」(@もじれの日々12/15付)

「田中」行の「労働市場構造への全身漸進的介入」(12/18訂正)列は「否定(既存構造維持)」ではなく「慎重(フィージビリティ要検証)」となります。なぜかについてはwebmasterなんぞが駄文を連ねるより、そのあたりを飯田先生が直接本田先生と直接議論されているので、そこでの飯田先生のスタンス(≒田中先生のスタンス)をご覧いただければと思います。そこでの議論で「否定(既存構造維持)」ではないとおわかりいただけたと思っていたのですが・・・。

[economy][history]Economy Wars Saga

A short time ago in the country here, just here...

Episode I
The Phantom Growth
Episode II
Attack of the Inflations
Episode III
Revenge of the SYS
Episode IV
A New Bubble
Episode V
The Liquidity Trap Strikes Back
Episode VI
Return of the Liquidationism

ryozo18さんのエントリに天啓を受けました(笑)。ちなみにエピソードIIIの"SYS"とはStrong Yen Syndromeのacronymです。

のでトラバは打たないとのことですが、こっちからは送ってしまいます!

上のエントリに倣ってまたまた配役を。

#悪ノリご容赦下さい。

パルパティーン議長
日銀歴代総裁
アナキン・スカイウォーカー
小宮先生
ルーク・スカイウォーカー
岩田(規)先生
ヨーダ
ケインズ

#小宮先生の師匠筋がよくわからないので、オビワンを誰にすればよいか思いつきませんでした。

[BOJ]福井総裁に「ドラゴン桜」を読んでもらおう!

人並みのことができないのに個性だの独創性だのと言われても困るシチュエーションはよくありますが。

日本銀行の福井俊彦総裁は16日の政策委員会・金融政策決定会合後の会見で、金融の量的緩和策解除後に、望ましい物価上昇率を金融当局が示すインフレ目標の導入を求める声があることについて、「金融政策運営上の新しい知恵と工夫がいるが、(デフレ脱却という)日本の実情に即したものを検討したい。(海外の)まねごとはいけない」と述べ、インフレ目標には一定の距離を置きながら、何らかの政策面での枠組みを検討する考えを示した。

さらに、量的緩和策解除後の金融政策のあり方について、福井総裁は「(海外のインフレ目標の導入事例を)模写すればよいということはない。物価形成メカニズムをよく見て、新しい透明性のある戦略にたどり着くのがよい」と述べ、世界に例がないデフレ脱却という日本の実情に沿って検討を進める意向を表明した。

読売「インフレ目標、何らかの枠組み検討…日銀総裁」

記事の「デフレ脱却という」の補足が事実なら量的緩和解除はデフレ脱却に先立つということになり困ってしまうのですが、そこに目をつぶって考えますと、実情に即するなら、海外の前例を超えるより強いコミットメントが必要ということですよね! まねごとではいけないとはそういう意味ですよね!

量的緩和解除後に物価目標(インフレターゲット)を設定することについては「あまり数値的なイメージを持たないことが必要」と慎重姿勢を示した。

北海道「「政府と認識の差ない」 量的緩和解除で日銀総裁」

orz

サボったり手を抜いたりするぐらいならまねしてくださいお願いします。

本日のツッコミ(全16件) [ツッコミを入れる]

Before...

クロムハーツ 財布 [normally sustain this speed associated with 2013 disciplin..]

レッドウィング ブーツ [Hi there, Chloe shoulder joint case Haul, some sort of be ..]

ray ban サングラス [Bite Wohuo. Ge lao wait around 11 trio reorganized success..]


2005-12-18

[misc]野ブタ。はプロデュース可能か

掘北真希ならどうやったって・・・って昨日最終回のドラマではなく、野ブタ=不人気な意見を周囲との軋轢なく主張するにはということです。

問題は結局こういうことである。裁判自体の争点は手段の是非であるが、被告人および一部の報道関係者はこれを目的の是非が問われているかのようにすりかえようとしている。念のために言うと、目的の是非が問題に含まれていることを否定しようとは思わない。(略)しかし仮に目的の是非が問われているような文脈があったとして、それを声高に指摘することが得策なのかどうか。そもそも彼らがビラ配りに精を出さなければならなかったのは何故かといえば、彼らが政治的な少数者だからである。社会の大多数が共有できるような目的を掲げていないから、彼らは少数なのである。それが多数の前にのこのこ出ていって、「私たちの目的が弾圧されました、私たちの目的は正しいのだから、私たちは許されるべきです」と主張する愚かさというものに、誰も気付かないのだろうか。いや気付かないからいまこうなんだろうけども

「どうなのか。」(@おおやにき12/13付)(webmaster注:強調は原文によります)

上記は立川反戦ビラ配付事件の東京高裁判決(12/9)についての大屋先生のテキストですが、ここで論じたいのは事件そのものではなく、社会の大多数が共有しない目的を掲げる少数派はいかに穏便に主張が可能かということです。当然念頭にあるのはリフレについて。

まず大屋先生のテキストを取り上げての稲葉先生の論考を引いてみます。

問題としたいのは「仮に目的の是非が問われているような文脈があったとして」以下のことなんですが。つまり今回のポイントは手段レベルであったということを認めた上で、ではこのレベルでの合法性をクリアした上で、どのような運動をすればいいんでしょうか左翼少数派の人たちは。

「声高に指摘すること」は間違っているのだろうか。いやもちろんそれはそれだけのことであれば不法ではありえないし、道徳的にも間違ってはいまい。しかしこれは「得策」であるとは、つまり賢い行いであるとは限らない。いやはっきりと愚かである。

(略)仮にこうした少数派の人びとが、手段レベルでも目的レベルでも正しいとしよう。となればこのような振る舞いは定義上正しいが、しかしやはり愚かである。それは成果を生まない。そのような振る舞いに及べば、正しくない大多数、邪悪な社会によって叩き潰されるか締め出されるか、とにかくよい結果は生まない。

(略)

ではかつての非合法時代の共産主義者のように秘密裏に潜伏して陰謀・破壊活動にいそしめということでしょうか。いやいやそんなはずはない。それは(非現実的ということはおいといて)やっぱり目的が仮に正しくとも手段に問題があるし。

「左翼少数派にこそ狡猾さが必要だ」と言ってしまえば簡単ですが具体的にはどうしたらよいのか。正しくかつ賢くあるためにはどうしたらよいのか。「堂々として公明正大であること」と「声高に指摘すること」とは違うといえば違うわけだが具体的にはどう違うのか、違うものとして組み上げていけるのか。

「どうなのかbyおおや先生」(@インタラクティヴ読書ノート別館の別館12/16付)

稲葉先生は判決に即して「左翼少数派」について論じられていますが、抽象化すればあらゆる少数派‐リフレ派を含む‐に当てはまる話です。検討に入る前に別のテキストも紹介しましょう。題材はCOOKPAD騒動です。

この記述には、著者の価値観がわかりやすい形で提示されている。現状には問題があって、問題を解決していくことが、よりよい未来への道なのだ、というわけだ。

ここで重要なことは、「果たしてそれは問題なのか?」という視点だろう。たしかに、問題視している人にとっては問題なのだろうね。ただ、例えば原子力発電所の廃止を求める活動にせよ、無防備都市宣言を目指す市民運動にせよ、当事者と話をしてみれば、彼らはその主張を常識的なもの、当然の発想とみなしている。たいていの事案は、圧倒的多数の無関心と、少数派の問題意識、という構図を持っている。もちろん、アンケートなどをとれば何らかの結果は出るのだろうが、その際、誰がどのようなレクチャーをするのかが重要だ。

(略)

著者が書く「事実」をそのまま認めたとしても、COOKPADに入会していいだろうと私は思う。批判されていることについて、見過ごしてはならない問題との意見には疑問符をつけたい。mixiの事件の際にも思ったことだが、学校にせよ会社にせよ、「正しい」主張がコミュニティに資するとは限らない。無論、何をコミュニティの利益と考えるか、が問題なのだけれども、例えば高校生がクラスメートの喫煙を発見したとして、それを黙認することの是非、といった事例を考えてみるのもよいかもしれない。

COOKPADという私企業のサービスにおいて、当事者間で解決を見た問題をネタに延々と批判記事を書き続けるユーザを退会処分とすることは、絶対に認められないというものでもない。まるで独裁国家の様相を呈した完全な言論統制、弾圧が始まったのです。というが、批判する場は他にいくらでもある。朝日新聞の批判を朝日の紙面でやりたい人は大勢いるだろうが、それが認められなくても言論弾圧ではない。「正しい」主張は、無条件で最高の発表場所が与えられるべきだと考えるのはナイーブだろう。

(略)

冒頭に述べた通り、コミュニティを破壊する活動には感心しない。3万ユーザの大半は問題意識を共有していないのだろうが、それで何か不幸になっているのか。楽しくレシピを投稿して喜んでいる人が多いはずだ。仮にまとめサイトの活動が奏功して COOKPADが崩壊して、誰が幸せになるのか。トップページの最上段にでかでかと反省の辞を掲載させて、どんな利益があるのか。平和な社会と人々の幸福を破壊してまで、自らの信じる正義の執行を優先するなら、全て政府が邪悪なのがいけないと嘯くテロリストと何ら変わりがない。

「COOKPAD問題雑感」(@趣味のWebデザイン12/14付)

ここで示された徳保さんの立場への賛否はさておいても、観察としては正鵠を得ているのではないかと思います。相対所得仮説に似て人の見解は過去のそれにも周りのそれにも縛られるものなのでしょう。その意味で世界観の揺らぎは好まれません。

稲葉先生も「そのような振る舞いに及べば、正しくない大多数、邪悪な社会によって叩き潰されるか締め出されるか、とにかくよい結果は生まない」として認識はされています。ここでの正しい・正しくないとは何らかの客観的な検証によって判断されるべきものでしょう。しかし単に聞きなれない意見であること=正しくないという定義が多くの場合に妥当するなら、「堂々として公明正大であること」と「声高に指摘すること」とは同じになってしまいます。正しいとは異論を唱えないことであると。

となると有効な手段とはそもそも現状に不満を抱いている=世界観が揺らいでいる人に新たなそれを・・・ではカルトのオルグになってしまいますので(笑)、もう少しまっとうなものを。

  • 小さな一致点からスタートし、徐々に拡大していく。
  • 主張の前に人を出す。理屈で納得させるよりはむしろこの人の言うことなら信じられるという形で。
  • こまめに結果を出す(途中段階のものでいいので)。

最後のものはマクロ経済の話には適用しづらいですが、まずはコミュニティの差を感じさせなくすることが大切なのではないでしょうか。といってwebmaster自身ができていないのですが、どのようにリフレ政策への理解を深めていったかに照らしても、いちごをはじめとする場所で少しずつ学び、先生方の姿勢に感銘をうけたことは事実です。

webmasterについてはまだまだ挫折・失敗も多いのですが、これだけ与党が理解を示す状況を見るに、大まかな方向性としては先生方の歩みで間違いはないのかな、と思います。当サイトではwebmasterの能力の限界ゆえそれほど専門的な知見を示すことはできませんが、ここを経由してという形でのサポートができればな、と思います。

ちなみに冒頭に紹介した判決について、話は思いっきり変わるのですが、朝日新聞の社説をひきつつbranchさんが次のようにお書きになっています。

ビラ配り有罪 表現の自由が心配だ(朝日社説12/10付)

3人が官舎に入ったのは、門扉のない出入り口からで、他の配達員も立ち入る共用部分だった。一審判決はそう認定して、「刑事罰に処するほどの違法性は認められない」と判断した。常識的な見方だろう。

そうとばかりはいえまい。被害者側の視点を無視して「常識的な見方」という言葉はあまりに乱暴だ。 朝日新聞は、被害者の声に謙虚に耳を傾けるべきではないか。

今回の有罪判決が表現の自由を閉ざす方向に働かないか、心配だ。

だが、心配のしすぎではないか。心ある国民は、住居の平穏を害してまで主張を押し付けることを是とすることを望んではいないはずだ。国民には、憲法の保障する権利を濫用せず、常に公共の福祉のために利用する責任があることを忘れてはならない。

続・航海日誌(12/11付)

どなたもツッコマない(って、branchさんのところはブログでないので不可能ですが)ので無粋ながら。

見事なパロディですね!

本日のツッコミ(全358件) [ツッコミを入れる]

Before...

????? AQUOS ????LC-40V7B [40V????笂?BS?110搴????????????с?娑叉??????LED AQUOS] [こんにちは!私はこれにしてきた宣誓かもしれない前に、しかし後に{読書|ブラウジング|チェックポストのいくつかを、私は..]

日立 《基本設置料金セット》 6ドア冷蔵庫 「真空チルド Xシリーズ」(517L) R-X5200E-ZV グラデーションマグノリア<BR> [そこねえこんにちは卓越したサイト! ブログ稼働か|多大 取るは、Aを必要とする動作しますか? されていたた私はの知..]

????? AQUOS ????LC-52LX3 [52V????笂?BS?110搴?S????儷??????с?娑叉??????AQUOS ?????も5 ??????? [非常にあなたの文章のコアルートながら|妥当 登場鳴っもともと、本当に座らない沈降さよくいくつかの時間後に私個人。 全..]


2005-12-19

[economy][computer]貨幣のモデル化(上)

といってもMIU(Money In (the) Utility)とかそういう経済学分析におけるモデルないしその構成要素ではありません。はてなでの「貨幣の概念のない世界から、ひとりの女の子がやってきました(かわいくて理解力があります)。さてあなたは貨幣の仕様を作り、彼女がその後お金を使えるように教えてあげてください。」という質問を受けての考察です。非常に面白そうなので考えてみることにしました。

UMLやマインドマップを使っていただくと分かりやすくてよいとのことですので、UMLで試してみます。UMLについてはまったくの初心者ですので多々不適当な部分があるかと思いますが、ご叱正をいただければ幸いです。

まず一番簡単なものとして、原材料について。

  ┌───┐
  │貨 幣│
  └───┘
    △
  ┌─┴──┬────┐
┌─┴─┐┌─┴─┐┌─┴─┐
│紙 幣││硬 貨││その他│
└───┘└───┘└───┘
       △
  ┌────┼────┬─・・・・
┌─┴─┐┌─┴─┐┌─┴─┐
│金 貨││銀 貨││銅 貨│
└───┘└───┘└───┘

なんのひねりもなくモデル化していますので特に説明の必要はないと思いますが、蛇足的な留意事項は次のとおりです。

  • 「その他」は石貨や貝貨などです。仕様として「その他」は許されないかもしれませんが・・・。
  • 省略していますが、属性は「額面」となります。

続いて機能について。

  ┌────┐1..*   評価  0..*┌──────┐
  │経済主体├─────┬─────┤財・サービス│
  ├────┤           ├──────┤
  ├────┤     │     │ 価  格 │
  │受取り()│           ├──────┤
  │支払い()│   ┌─┴─┐   └──────┘
  └────┘   │貨 幣│      △
    △      └───┘   ・・・┴・・・
  ┌─┴──┐
┌─┴─┐┌─┴─┐
│自然人││法 人│
└───┘└───┘

このモデルの含意は、貨幣を導入することにより財・サービスのすべてが「価格」という属性で一くくりにできるという点です。それぞれがいくらするかという性質に抽象化されるわけですから、そこを汎化で処理しています。

アイデア自体はハイエクの市場による情報伝達から拝借しました。つまり、めいめいが勝手に価格だけに着目して欲しいものを買い、売れるものを売るなら誰かが計画しなくても市場取引の連鎖を通じて畑の小麦が食卓のパンとなって口に入るというもの。この場合、物々交換経済とは異なり財・サービスの組み合わせをいちいち考える必要はなくなります。パンはあまっているけど米が欲しいなぁという経済主体は、米が余っていてパンが欲しい別の経済主体を探す必要がありません。

その部分を「貨幣」クラスで表現しています。「貨幣」クラスの存在があるからこそ、取引相手がどのような財・サービスを欲しているかを考慮することなく、売り手はいくらの価格をつけるかに専念できますし、買い手はそれがいくらの価格であるかを見ればよいということになります。そうでなければ、「経済主体」クラスは別の「経済主体」クラスの属性を見てちょうど相補うものとしか関連が成立しないことになってしまいます。

以上は同時点での話ですが、貨幣には異時点間の話もあるだろうとのご意見があると思います。結論からいいますと、それもまたサービスの一種と観念すれば上記モデルに包摂されると考えています。

具体例を考えてみます。ある経済主体が別の経済主体にお金を貸す場合、その貸すお金は現在消費する替わりに将来の消費に充てるので異時点間での消費代替が生じるわけですが、お金を支払って何らかの財・サービスを入手することを「買う」と定義すれば貸すとは買うことに他なりません。この場合、今1万円貸して将来1.1万円返してもらう取引は、1万円を支払って将来の1.1万円の受取りを買ったということに等しいと考えられるのです。債券の購入と同じですよね?

さて、以上は手許に貨幣があることを前提に考えてみたものです。明日はどうやって手許に貨幣がやってくるのかをモデル化してみたいと思います。

本日のツッコミ(全533件) [ツッコミを入れる]

Before...

NECノートパソコンLAVIE Direct HZ(ストームブラック) [ウェブサイトコンタクトページを持っているあなたはいますか? 電子メールの電子メールあなた| シュート送信私がしたいの..]

MARANTZ CDプレーヤー SA14S1/FN ハイレゾ音源対応 [こんにちは! ツイッターグループ私が私をあなたのブログを共有してもいいですか?あなたのコンテンツを| 感謝楽しむ私は..]

AQUA 全自動洗濯機(8kg) AQW‐V800D‐W [うーん、それが見えるあなたのようにサイトブログ食べた私の最初のコメント(それがあった極めて長い)ので、私はちょうど私..]


2005-12-20

[economy][computer]貨幣のモデル化(下)

昨日予告のとおり貨幣の転々流通するさまをモデル化してみたいと思います。基本的な構図は日銀がまとめた「銀行券の一生」を用いたいと考えていますが、そのままモデル化するのは問題ではないかとwebmasterは考えました。というのも、このページは経済主体ごとにまとめられていますが、となると経済主体同士の関係が前面に出て貨幣は消えてしまいます。

#経済学的に言えば貨幣ヴェール説に相通じるものがあります。

よって経済主体をオブジェクトとして捉えシーケンス図やコミュニケーション図を描くという途は採りません。ここでは貨幣をオブジェクトとして捉えステートマシン図を描いてみようと思います。となると、「銀行券の一生」の内容を置き換える必要が出てきます。

#硬貨についても、印刷局が造幣局に替わる程度で基本は同じものと考えて差し支えありません。

ステートマシン図においてはオブジェクトの状態変化が表されます。「銀行券の一生」では銀行券の保有主体に着目し、日銀が保有している状態、銀行が保有している状態、その他経済主体が保有している状態という分類がなされています。これらは次のように状態に置き換えられるのではないかとwebmasterは考えました(ネーミングセンスは碌なもんじゃありませんがご寛恕いただきたく)。

日銀保有
金庫の中でじっと出番を待っているので、「休眠」状態にあると考えられます。
銀行保有
いつ何時でも預金の引出し/貸出しにより世に出ていけるので、「準備」状態にあると考えられます。
その他経済主体保有
実際に世の中で昨日モデル化したような機能を果たしているので、「活動」状態にあると考えられます。

これを次のようにステートマシン図に落とし込んでみました。

  ●
  │
  │            タンス預金・財布で携帯
  │                ┌─┐
  ↓                │ ↓
┌───┐ 発行 ┌───┐貸出し等┌┴──┐
│   ├───→│   ├───→│   │
│休 眠│    │準 備│    │活 動│
│   │←───┤   │←───┤   │
└┬──┘持ち込み└───┘返済等 └─┬─┘
 │ ↑                │納税等
 │ └────────────────┘
 │鑑査(流通に不適と判断)
 ↓
 ◎

#本来は最後の二重丸の中の小さい丸は黒丸になります。

とりあえず現在のwebmasterのUMLに関する知識ではここまでが限度ですが、次のような拡張が考えられます。作成の当てもなく課題だけ掲げ捨ててとりあえずの結びとさせていただきます。

  • 「貨幣」=現金(キャッシュ)の前提で考えてきましたが、=通貨(マネー)に拡張して預金通貨を含める。
  • 通貨への拡張を受け、日銀・銀行・経済主体の相互関係をコミュニケーション図ないしシーケンス図で表す。
本日のツッコミ(全278件) [ツッコミを入れる]

Before...

CP38760 F 350-17 WHT [TYPE-C] GSX1400 [こんにちはと私は同じようなものを所有し、私はちょうど不思議した、スパムの多くを得る場合には、私はあなたのブログを読ん..]

日立 《基本設置料金セット》 3ドア冷蔵庫 「真空チルド」(265L) R-S2700FV-XN クリスタルシャンパン<BR> [私のパートナーと私はよいだけでなく、| |異なるから来るこっちにつまずいI 物事をチェックアウトする必要があります。..]

カメラレンズ クリーニング 価格 [イケテルブログ!あなたのテーマのカスタムが行われていますし、それがどこかからダウンロードしましたか? |いくつかの簡..]


2005-12-21

[economy]クルーグマンの微妙なニュアンス

EconlogにてArnold Klingが紹介するに、ウォルマートが栄えると競争に敗れた同業者が出てくるので雇用が減るとのクルーグマンの言をGeorge Reismanが批判しているとのこと。続いてKlingは、かつてクルーグマンは貿易により失業が増えるとの議論に対して、技術革新と同様に効率性を向上させるものでむしろ職を作り出し生活水準を向上させると説いたことを紹介し、ウォルマートも同じことだとします。で、クルーグマンも当然それを知っているだろうと。

最終的にKlingはReismanがクルーグマンの議論をどこまできちんと紹介しているかわからないとして評価を避けています。しかし、そのコメント欄で、Reismanが言及したNYTのコラムが転載されているページが紹介されています。それを読めば実際にクルーグマンが何を書いたかがわかります。

・・・微妙だなぁ。

Klingが書いたようにかつてクルーグマンが何を言っていたかを知っていると、Reismanによるまとめのようなことを彼が言うはずもないというバイアスがかかってしまいます。そういうバイアスを通せば、ウォルマートが雇用創出をしていると主張していることに対してクルーグマンは単にそれはグロスであってネットで見ればそうでないだろと指摘しているように見えます。要すれば誇大広告に対する批判です。

しかし、クルーグマンがNeumark et al "The Effects of Wal-Mart on Local Labor Markets"の、あるカウンティにウォルマートが進出した場合に雇用が全体として増えるか減るかはわからないけれども平均賃金は下がるという分析結果を紹介した上で、ウォルマートが批判に対して雇用創出をもって対抗するぐらいなら賃金を上げた方がよいとしているあたりを見ると、本当に上記の解釈でよいのか迷います。

日本でもイオンやイトーヨーカドー等の進出により昔ながらの駅前商店街が寂れるといった議論があります。じゃあ駅前商店街を維持するためにそうした大型店の出店を制限したほうが良いか‐つまりはかつての大店法が良いか‐といえば、冒頭に紹介した貿易論と同じでそうではありません。安く多様な商品販売が行われることは、一義的には歓迎されるべきだからです。

#仕入れでの競争条件がどうかといった問題はとりあえず別のものとしておきます。

つまりは平均賃金が下がろうとも、ウォルマートの進出は基本的には歓迎されるべきで、それにより消費者は得をするわけです。仮にウォルマートが平均賃金を引き上げてそれにより販売価格が上昇すれば、消費者の得は減じます。クルーグマンが平均賃金引上げを単なる面当てとして言うのではなく本当にそうすべきだと考えているとしたら、それは違うのではといわざるを得ません。

webmasterの英語能力ではいずれを言わんとしているのかを見分けることができないわけですが、どっちなのかなぁ・・・。

本日のツッコミ(全403件) [ツッコミを入れる]

Before...

シャープ【基本設置料金セット】 6ドア冷蔵庫 「GFシリーズ」(501L) SJ-GF50A-R レッド系 【買い替えキャンペーン】 (SJGF50A) [私の配偶者と私は、絶対にあなたのブログを愛し、見つけるの過半数あなたのポストのがする丁度|まさに。 あなたができる個..]

?愬????瑕????yson(??い??? づ煎徐???虫??ゆ? ??C48??????樸?????DC48TH-SB ?徐??/づ??????? 5000??互涓???枡?℃枡???????冦?????K [私はもともとときに同じコメントを持つ|電子メールの電子メールコメントし私は今、"新しいコメントが追加された時に通知す..]

??儕ぐ膏?冦???浜ゆ彌??????????徐????偐????????H-PS45175-K????冦? [すごい迫力! このテンプレート/テーマを私は本当に楽しんで愛するです。それは、シンプルでありながら効果的です。それ..]


2005-12-22

[politics]「小泉派」? ありえないでしょう!

前回総選挙で初当選を果たした83人のうち派閥に属していない50人を集めて忘年会をやったニュースに絡めてすわ小泉派かと語る向きがあるわけですが。そういう人間的なつながりが嫌いであるのが嵩じて「(昔ながらの)自民党をぶっ壊す」としている小泉総理がそんなことをするはずもないでしょう。なぜwebmasterがそう考えるかという管見を以下。

人の上に立つというのは、通常であれば下の人々の命運を部分的に我が物とすることでもあります。その道を究めたのが西郷隆盛でしょうけれど、下々のためには自分を殺してこそというカルチャーが日本にはあります(ある程度は世界中にありますが、特に)。上下関係が典型ですが、友情だのなんだのといったウェットな人間関係もその派生でしょう。小泉総理の構造改革とはそうしたカルチャーを壊すことに他なりません。

さらにはそもそも人間の生物的な側面、べとべとしたり臭ったりする部分をも嫌悪しているように見えます。ある種の芸術家気質も現実よりも内面で形作られたイメージを重視する傾向の現れでしょうし、アメリカ志向はイデオロギー国家としての一面に惹かれてのことでしょうし、元妻・子供への冷たさも家族的情愛が疎ましかったからでしょうし。

かなりの脱線になりますが、こうした小泉総理が高い人気を誇るのはまさに時宜を得たからで、小室直樹先生がよく引き合いに出すヴェルトガイスト(時代世界精神)であると言えましょう。要すれば才能だけでも単なる運だけでもなく、時の神の恩寵を受けた身のみに許される称号です。時代の流れと一体化することにより常人には成し難い事象を達成する人間ということですが、どれほど今という時代に愛されているかを列挙すれば次のとおりです。

  • 親米であること。遠くは黒船、近くはマッカーサーにより啓蒙君主的に統治された経験が手伝ってか、日本にはアメリカに対する愛憎が共存し時代によってそのいずれかが吹き出しもするのですが、従来は親米といえば現実主義でした。しかし小泉総理は理念先行‐といっても何らかの具体的理念というよりナマでないという意味で‐でありながら親米という珍しいパターンで、それが冷戦終結以来の日本の風潮にマッチしています。
  • 清廉であること。既述のように単に人付き合いが嫌いであることの帰結なのですが(派閥の長になれば子分のために危ない橋も渡らざるを得ないでしょう)、清き白河が尊ばれる昨今において広く人気を博すには不可欠の資質です。当初は小泉総理当人にとって不本意にも受け入れざるを得ない現実だったのでしょうけれど、それが世に受け入れられる過程において積極的にそうであるとの自己暗示がかかっていったように思われます。
  • 無私であること。前の項目と半ば重なります。脳内でのイメージ優先なのに政略に強いことと同根で、自らをもそのイメージの中のコマの一つとして、あるいは登場人物の一人として客観視できるからこそ状況がよく見えますし、自らを特別扱いしようという欲で目が曇ることがないのでしょう。
  • 酷薄であること。これまた人付き合いが嫌いであるからこそです。かつての地方への厚い資源配分は都市の地方へのある種の罪悪感(人も金も提供してもらって自分たちだけ豊かになったとの認識)の裏返しだったわけですが、にしても限度があるだろうという不満が溜まっていました。そうした抑圧された地方への反感に大義名分を与えたのが小泉総理で、いわば京極堂流のお払いをしたわけです。トラウマを癒されたとも言え、支持が集まるのも当然でしょう。

本題に戻りますが、このような自身を含め平等にコマ扱いできる人間が子分的な存在を特別視するはずもありません。使えるだけこき使われて用無しになれば一顧だにされなくなるでしょう(盟友と呼ばれた山崎拓議員の現在を見れば自明です)。

別に「チルドレン」たちに助言すべき立場にはありませんが、そうした人物を集団のトップに擬そうというならそれなりの覚悟が必要です。先述の山崎議員のように無私の奉仕に徹して見返りなくしてもよしとするか、それとも竹中大臣や飯島秘書官のように使えるコマであり続け存在意義を認めてもらうか。

小泉総理の総理大臣としての任期は残り9ヶ月ほど。その後においては小泉(そのときには「元」)総理からは支援は期待できないと考えるべきです。それでもよいという覚悟あってのことでなければ、早めにどこかの派閥に入るか、せめて誰か頼れそうな人物との関係を考えておくべきでしょう。

本日のツッコミ(全264件) [ツッコミを入れる]

Before...

日立 《基本設置料金セット》3ドア冷蔵庫「真空チルド」(315L) R-K320FV-T ライトブラウン [全体を通じてこの 素晴らしい物事の 実際にはA + に関して。 場所を正確にあなた実際に失わ私が個人的にだったに細目..]

PENTAX???????冦?も5 K-S2 ????儷す?????冦? ?穡功い?脳?????と????い? [私が仕事であったが、私の妹は今日昨日25| iphone、それは私を盗んだ40日下垂足は、ちょうどので、彼女はYou..]

アイフォン6sのケース [http://www.camarillocarrepair.com/gwmj/4a5j4g8lyi.htmlアイフォ..]


2005-12-23

[economy][computer]貨幣のモデル化(補論)

先のエントリ(12/1912/20)に関連して、次のドキュメントが参考になるとメールで情報提供いただきました。

webmasterの考察に飽き足らなかったという方々におかれましては、ぜひご参照いただければと思います。

[science]「ニセ科学」入門

経済学に基づいた主張をするに当たっても参考になるテキストではないかと思います。とりわけ次の部分は示唆的でしょう。

いくつかの実例を議論した中で、「ニセ科学」は”科学に見える”ということを強調した。いや、それどころか、実は本物の科学よりも科学らしく見えてしまい、だからこそ受け入れられているのではないだろうか。つまり、ニセ科学の信奉者は決して科学が嫌いなわけではなく、本物の科学よりもニセ科学のほうを「より科学的」と感じているのではないだろうか。

その理由となるのが、科学の実像とパブリックイメージとのギャップである。推測だが、科学に対しては「さまざまな問題に対して、曖昧さなく白黒はっきりつけるもの」というイメージを抱いている人が多そうである。もちろん、現実にはそうではない。科学は本来曖昧なものである。科学者に質問したとしても、いろいろな留保条件をつけたりいくつもの言い訳をした上で、しかも往々にして歯切れ悪く曖昧な結論しか出せない。科学者の態度としてはこれが普通なのだが、パブリックイメージからすればこれはあまり科学らしくない。

一方、ニセ科学はどうか。プラスは悪く、マイナスはよいだとか、A型は几帳面だとか、+21は腎臓に最高だとか、とにかく小気味よくものごとに白黒をつけてくれる。この思い切りのよさは、決して本当の科学には期待できないものであるが、しかしそれこそが科学に期待されるものなのに違いない。「科学らしさ」に加えて、ニセ科学が受け入れられるもうひとつの理由として、「願望充足」を挙げておく。ニセ科学は、信じたいと願っていることを提示してくれる。一部の人にとっては「信じたい」と「信じる」がほぼイコールなのだろう。それは一種のニューエイジ思想だが、そこから市民運動とニセ科学の結びつきが生じる。市民運動家には、原発の悪い点、大企業の悪い点、大規模開発の悪い点、そういうものを提示してくれる説は信じて、そうでない説は信じないという傾向がどうしても見られるのだが、イデオロギーに合う説だけを受け入れるなら冒頭にも書いたようにルイセンコ事件の縮小再生産版みたいなものである。

[WWW]alphabloggers 2005投票

基本的にプロはすごいんだぞ、という方向で。

(1) 職場の同僚に、「仕事やキャリアに役立ちそうなブログを3つだけ教えて欲しい」と頼まれました。あなたはどのブログを薦めますか?

おおやにき
新進気鋭の法哲学者大屋雄裕さん(名古屋大学法学部助教授)のblogです。社会における法とは何か、ということについて考えさせてくれます。個別の法的問題を考えるに当たっての基礎作りとして是非。
ふぉーりん・あとにーの憂鬱
現在ニューヨークにてロースクール在学中の弁護士47thさんのblogです。「法と経済学」(法的事象のミクロ経済学による基礎付け)の観点からの時事問題の分析はとても勉強になります。
かみぽこぽこ。
現在イギリスにて政治学博士課程在籍中のかみぽこさんのblogです。マスメディアの政治解説に飽き足らない方にお薦めです。

(2) 友達や家族に、「何か『面白いブログ』を教えてくれない?」と言われました。あなたはどのブログを薦めますか?

Economics Lovers Live
「韓流好きなリフレ派」こと田中秀臣さん(上武大学ビジネス情報学部助教授)のblogです。ご専門の経済学にとどまらない旺盛な知的好奇心は読む者を飽きさせません。

以上、まずwebmaster自身がお世話になっているところから選ばせていただきました。

本日のツッコミ(全17件) [ツッコミを入れる]

Before...

オークリー サングラス 偽物 [Possessing says equally flipped separate, discount package..]

supra スニーカー 激安 [round aside on the town. Sometimes lots of videos to disco..]

rayban メガネ [while not inside right here all over again. king|Master|Em..]


2005-12-24

[economy]2005年を振り返る(1)‐どうして景気回復したのか

大石英司さんが週刊ダイヤモンド今週号の辻広雅文「物価のまやかし」をご紹介ですが、反リフレ派の典型的な議論ではないかと思います。その議論に入る前に直接ダイヤモンド誌を引かずに大石さんのエントリを介した形とさせていただいた理由を述べますと、もちろんそれを見て知ったからという経緯はあるのですが、次の大石さんのご見解を紹介したかったからです。こうした見方が多数派になっていただければと願って止みません。

借りる側で言えば、なんで量的緩和いけないの? ということも言えるんですけれど、じゃあ銀行のカードローンや、消費者金融の利子が極端に下がって消費者が量的緩和の恩恵を受けているか? と言えば、それは皆無だと私は断言しちゃいますよ。もっぱら資金を調達する資本の側がその利幅で儲けを出しているだけで、ローンの金利が低いわけではない。一部の住宅資金等のローンが低金利なことを除けば。じゃあそっちは住宅建設を後押ししたのか? と言えば、景気回復が国民の懐までまだ波及してこないことを思えば、それも現時点では絵に描いた餅だなと思える。そこにポイントを見いだすなら、国民が景気回復を実感するまでは、量的緩和を続ける意義はあるかも知れない。いずれにせよ、これを継続することのデメリットというのは何なのでしょうね? それが今ひとつ理解できない。

「雑誌三題」(@大石英司の代替空港12/21付)

本題に移ります。この記事の詳細についてはダイヤモンド誌か大石さんによるまとめ(全体をカバーしています)をご覧いただければと思いますが、改めて骨子を紹介しますと次のとおりです。

  • デフレが不況の原因だという主張があったが、現在はデフレ下で景気回復しており、この主張は誤りだった。
  • 景気回復の原因はITビジネスの勃興、技術革新、資本と労働のストック調整、不良債権処理による需給ギャップの縮小である。
  • にもかかわらず政府において量的緩和継続論が強いのは国債利払いを抑制したいため。
  • そのような不純な動機からノイズの多いCPIの数字にこだわって量的緩和を継続するのは問題だ。これはモラルハザードだ。

モラルハザードの典型的誤用(webmaster注:リンク選択に当たっては、コメント欄のてっくさんのアドバイスをご覧ください。12/25追記)をしているあたりでお里が知れたりもしますが(笑)、この議論はひとえに第2点が鍵となります。つまりはある種の「構造改革」により景気回復したわけで「構造改革」が正しかったと。

#「ITビジネスの勃興、技術革新、資本と労働ストック調整、不良債権処理」がどのように需給ギャップを縮小させるのかは聞かないでおきます(笑)。

では実際今年の景気回復の原因は何か見てみましょう。かつてwebmasterは、小泉政権下での景気回復は一に輸出増、二に設備の陳腐化への対応による設備投資増であると分析しました。これらは今年にも妥当するのでしょうか。

まず実際の統計を見てみます。今年の第3四半期2次速報値まで織り込んだものは次のとおりです(名目、季節調整済み、単位兆円)。

実額GDP民間最終消費支出民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
2004Q1498.2285.367.817.9116.563.7-53.1
2004Q2495.6285.070.316.3114.065.9-56.0
2004Q3495.3285.270.517.2113.366.9-57.9
2004Q4495.3284.470.717.2114.168.4-59.5
2005Q1498.6286.672.818.2113.166.9-59.0
2005Q2502.9288.374.518.9114.469.6-62.9
2005Q3502.1288.775.517.1115.372.4-67.0

(注)

  1. 年率換算値(百億円の桁で四捨五入(各項目について行っているので、GDPとその他項目合計とは突合しない))
  2. 「その他民間」は「民間住宅」・「在庫品増加」
  3. 「公的部門」は「政府最終消費支出」・「公的固定資本形成」・「公的在庫品増加」

これではわかりづらいかと思いますので、前年同期からの増減額をとってみます。

増減額GDP民間最終消費支出民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
2005Q10.41.35.00.3-3.43.2-5.9
2005Q27.33.34.22.60.43.7-6.9
2005Q36.83.55.0-0.12.05.5-9.1

(注は実額表に同じ。)

石油価格高騰等による粗輸入増(GDPマイナス要因)を吸収する主力はやはり設備投資と粗輸出、次いで消費ということがよくわかると思います。輸出増という神風が相変わらず強いのはご覧のとおりですが、設備投資増の要因は引き続きwebmasterが見たような陳腐化対応なのでしょうか。

まず資本ストック統計(今年の第2四半期まで)からストックの伸び率(対前年同期)をとってみると次のとおりです(名目原計数、有形固定資産は進捗ベース、無形固定資産は取付ベース)。

成長率全固定資産有形固定資産(法人企業)有形固定資産(個人企業)無形固定資産
2004Q11.1%1.1%0.3%2.8%
2004Q22.9%3.2%0.3%3.1%
2004Q33.2%3.6%0.4%2.4%
2004Q43.3%3.7%0.4%2.3%
2005Q13.7%4.3%0.4%2.3%
2005Q22.7%3.0%0.3%2.5%

まだ半年分なので確たることは言えませんが、今のところ前年を顕著に上回るとは言い切れない状態で、ストックの増加ペースが改善したとは限らないようです。そこで定性的な調査を用いて補完してみます。

まず、日本政策投資銀行による昨年11月時点での「設備投資行動等に関する意識調査結果」では「設備の除却とビンテージ(設備年齢)」という調査項目があり、次のような結果となっています。

国内主力設備の設備年齢(1年前との比較)については(図表3-2)、「高齢化している」と回答した企業(28%)は3割近くに達し、「若返っている」と回答した企業(11%)を上回った。また、設備年齢の適正水準については(図表3-3)、「現在の水準で適当」(58%)が過半数を占め、「今後、若返りを図る予定」(21%)と回答した企業は「多少高齢化してもやむを得ない」(21%)と回答した企業とほぼ同じ割合であった。従って、ビンテージの観点から設備投資が短期的に増減する可能性は小さいものと考えられる。

「設備投資行動等に関する意識調査結果(2004年11月)」, p5

なぜ1年も昔の調査を引いているかといいますと、同じことを2005年のものでは調査していないという困った事情があります。仕方がないので「2005・2006年度 設備投資計画調査(2005年11月調査)」の「投資動機」を見てみます。

2004年実績と2005年計画の「全産業」を比較した際、2005年の割合が高いものは「合理化・省力化」(7.8%→8.0%)、「維持・補修」(22.2%→24.1%)の2つのみで、残る4項目(「能力増強」「新製品・製品高度化」「研究開発」「その他」)はいずれも割合が下がっています(p8)。となると、少なくとも若返りが進んだとは想定しがたいのではないでしょうか。であるなら、2005年の設備投資増というのも、使い物にならなくなった既往設備が増加した部分によるところが大きいのではとの推測には一定の合理性があるとwebmasterは考えます。

というわけで、やっぱり「構造改革」とやらのおかげとは思いがたいと言わざるを得ません。来年度は緊縮予算・増税が待っている中、量的緩和解除まで加われば景気腰折れの危険は相当程度高いと思うのですが、いかがでしょう?

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)

[economy]「構造改革」の経済的帰結

上のエントリでGDP統計を要素分解してみましたが、小泉政権発足(2001年4月)後の推移をまとめてみたら面白いかな、と思って以下抜き出してみました。ソース、単位、注記などはすべて上のエントリに同じです。まずは実額から。

実額GDP民間最終消費支出民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
2001Q2499.1284.072.420.7119.853.0-50.7
2001Q3492.6282.671.117.1119.251.3-48.7
2001Q4488.5282.066.117.5118.850.7-46.6
2002Q1490.3281.265.815.3121.554.1-47.6
2002Q2488.8282.664.615.9118.756.1-49.1
2002Q3490.0283.765.017.3118.454.7-49.1
2002Q4489.9282.365.817.6117.558.3-51.7
2003Q1486.7281.565.517.9116.257.5-51.9
2003Q2490.7280.267.217.8117.657.7-49.9
2003Q3491.0280.766.419.6115.759.2-50.7
2003Q4494.6283.270.917.0113.760.8-51.1
2004Q1498.2285.367.818.0116.563.7-53.1
2004Q2495.6285.070.316.3114.065.9-56.0
2004Q3495.3285.270.517.2113.366.9-57.9
2004Q4495.3284.470.717.2114.168.4-59.5
2005Q1498.6286.672.818.2113.166.9-59.0
2005Q2502.9288.374.519.0114.469.6-62.9
2005Q3502.1288.775.517.1115.372.4-67.0
実額GDP民間最終消費支出民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入

続いて増減額です。

増減額GDP民間最終消費支出民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
2001Q2-2.01.63.0-0.3-0.4-1.7-4.2
2001Q3-7.71.2-0.3-2.8-1.0-4.5-0.4
2001Q4-14.3-0.5-8.7-3.90.1-5.94.6
2002Q1-17.0-4.0-7.3-7.7-0.7-1.34.0
2002Q2-10.3-1.3-7.7-4.9-1.13.11.6
2002Q3-2.61.1-6.20.2-0.83.4-0.4
2002Q41.40.3-0.20.1-1.27.6-5.2
2003Q1-3.50.3-0.32.6-5.33.5-4.3
2003Q21.8-2.42.61.9-1.11.6-0.8
2003Q31.0-3.01.52.3-2.74.5-1.6
2003Q44.71.05.1-0.6-3.92.50.7
2004Q111.53.72.20.10.46.2-1.1
2004Q24.94.83.1-1.4-3.68.2-6.2
2004Q34.24.54.1-2.4-2.57.7-7.2
2004Q40.71.2-0.20.20.47.5-8.5
2005Q10.41.35.00.2-3.43.2-5.9
2005Q27.43.34.22.70.43.7-6.9
2005Q36.83.54.9-0.12.15.5-9.1
2005Q3-2001Q1-5.23.62.3-5.9-6.917.1-15.4
2005Q3-2000Q31.87.44.0-2.8-4.816.6-18.6
増減額GDP民間最終消費支出民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
本日のツッコミ(全29件) [ツッコミを入れる]

Before...

ゴヤール [Ashton perhaps even highly full stop past experiences. the..]

プーマ スニーカー 激安 [mind left through her control firmly among. making sure th..]

パタゴニア [each side panels from the Infantry Program swordsman has g..]


2005-12-25

[misc]2005年を振り返る(2)‐私的ランキング・女性タレントトップ10

まずは2005年中での印象に残ったトップ10から。客観性は期待しないで下さい(笑)。

第10位 仲根かすみ
すぽるとに若槻千夏と出ていた頃はよかったのに・・・と見ていたのですが、先日のホークス・和田との結婚会見での笑顔が素敵でした。おめでとうございます。
第9位 及川奈央
前職ゆえの偏見も多いでしょうけれど頑張ってほしいと思います。
第8位 仲間由紀恵
今年の女優と言えば客観的には彼女でしょう。
第7位 大橋未歩
祝(笑)! グラビア進出。
第6位 太田在
アリぶろぐのはじけっぷりがほほえましくてよいです。だから早耳で食い物担当(笑)になっちゃうのでは、と。
第5位 鈴木えみ
ケツメイシ「さくら」のPV、特に半逆光気味の構図で桜吹雪に髪をなびかせている姿の美しさは人間離れしていますが、それ以外、特に雑誌の写真はずいぶんもったいないと思います。
第4位 堀北真希
10代の女優の中では一番演技がうまいのではないでしょうか。
第3位 鈴木杏樹
かつてファンだったのですが、ベリーベリーサタデーでの笑顔を見るに、さぞ幸せな生活を送られているのだろうと。いい年齢の重ね方をしていると思います。
第2位 春香
DomaniのCMが素晴らしいです。あんな同僚が職場にいたら絶対仕事が手につかないでしょう(笑)。
第1位 新垣結衣
落下女のコスプレは神がかってます。

これら(及び書くに至らなかったもの)を勘案して、1/16時点のランキングを更新したのが次のランキングです。

第10位 春香(new)
上述のとおりです。
第9位 相武紗季(n.c.)
パイロットのCMが相変わらず魅力的です。プロデューサーがほれ込んでるでしょうねぇ。
第8位 観月ありさ(-2)
安定しているので安心して観ていられます。
第7位 小倉優子(-3)
最近微妙に顔立ちが変わってきているような気が。
第6位 黒谷友香(+3)
SHINOBI良かったです。
第5位 篠原涼子(+3)
ご結婚おめでとうございます。これからもますます演技に磨きを掛けていただければと思います。あと、maquillageのCM素敵です。
第4位 新垣結衣(new)
上述のとおりです。
第3位 上原美佐(-2)
tropicanaのCMがいまひとつ。単にチークが個人的に好きでないってのもありますが(笑)。
第2位 山田優(+1)
今の路線であせらず育って/育てて欲しいものです。
第1位 香里奈(+1)
同上。

ランク外となった田中麗奈・加藤あいですが、いずれも痩せすぎ! やつれているように見えて痛々しいです。

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)
本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

オークリー サングラス ゴルフ [appealing have a look at 11 and additionally six to eight...]

レッドウィング 激安 [It absolutely was an important treasure seeing that camel ..]

ヴィトン トートバッグ 革 メンズ [Being some of golfing culture, Supertech Noida surely shoc..]


2005-12-26

[misc][sports]2005年を振り返る(3)‐年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」

#諸事情あって予定変更です。

第10位 芸人ブーム続く
レイザーラモンHGのキャラは好きですがこれといった芸があるでもなし、また例えばroi dantonさんご憤慨のように(12/19付)小梅太夫はどこが面白いのかわからないですし、終わりが見えてきたのかな?
第9位 ディープインパクト三冠達成
有馬記念では負けてしまいましたが、それで価値が落ちるわけでもないでしょう。一般への訴求力も段違いでしたし。
第8位 プロ野球交流戦開始
今から思えば、タイガースのセリーグ優勝、マリーンズの日本一はここに兆しがあったと言えます。
第7位 ヒョードル強し
もはや負ける方がニュースになる存在にまで昇り詰めたように思います。それでもひょっとしたらというスリルがつきまとうのがPRIDE。K-1はもうどうでもいいです(曙対ボビー・オロゴンだなんて何を考えているんだか)。
第6位 女性スポーツ引き続き活性化
宮里藍やら高橋尚子やら女子フィギュアやら。実際の活躍以上にメディア露出で男性スポーツとは差がついているように見える(個人ベース。プロ野球・Jリーグの露出を考えれば、全体では男性優位に違いないです)のですが、来年はどうなることやら。
第5位 オタクブーム
Scottさんの見立てどおりの結末となるでしょう。そういう目で見ますと、「電波男」も勝手な消費のされ方へのオブジェクションと考えられますが、結果的に同じ土俵に乗ってしまったわけで・・・。
第4位 小惑星探査機「はやぶさ」がイトカワに到着
仮に断片が採取できていなくても、行って帰ってくるだけですばらしいと思います。無事戻ってくることを祈ってます。
第3位 朝青龍V7・年間最多勝記録更新などなど
現役のうちに総合やってくれないかなぁ・・・。
第2位 ロナウジーニョ絶好調
バロンドールも取りましたし、当面世界最高選手の座は揺るがないでしょう。しかし彼のほかにエトオもデコも・・・と多士済々のバルサがCLでチェルシーに負け、そのチェルシーはリバプールに同じくCLで負け、CL優勝のリバプールはトヨタカップでサンパウロに負けるからサッカーは面白いのですが。
第1位 紀宮殿下ご成婚
本番では例の法則は発動せずなにより(笑)。

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)
本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

パタゴニア ジャケット [log off within Xu Wujiang along with Dalang, also it appea..]

ゴヤール 財布 二つ折り [Probably the written text involving Linsen enjoyed a task?..]

mcm バッグ [and peruse Trainer caddy handbags to appear just like a lo..]


2005-12-27

[politics][economy]2005年を振り返る(4)‐年間10大ニュース「政治・経済部門」

#諸事情あって本日も予定変更ですが、このエントリ最後のリストで確定(のつもり)です。

第10位 人権擁護法案論争
相当程度ネット限定で十大ニュースに値するとは思っていませんが、webmasterがそれなりの役割を果たせたのかな、と手前味噌で(笑)。
第9位 愛知万博
国内で今年最も人出のあったイベントということで。
第8位 中国人民元・管理フロート制へ移行
まだまだ管理の程度は厳しいですが、中長期的な安定化に向けた一里塚の1つではあります。まだまだ予断を許さないのも事実ですが。
第7位 日本人の自然増減・減少に
そのうち来るとわかっていた話ではありますが、やはり一つの区切りであることは間違いありません。中長期的な影響としては貯蓄投資差額の変化が一番大きいでしょうから、資本移動自由化がどこまできちんと達成できるかどうかで今後の経済の趨勢が定まってくるはずです。
第6位 インフルエンザ、パンデミック?
幸いにして現時点では事前にささやかれた最悪シナリオをたどっているわけではなさそうですが・・・。
第5位 デフレ継続
最後の四半期になって量的緩和解除へのアドバルーンや来年の緊縮財政が明らかとなる中、来年はこの好景気がデフレ脱却につながるかどうかが試されるでしょう。
第4位 次期FRB議長にバーナンキ理事指名
リフレ派としては今年最も明るいニュースでした。
第3位 総選挙で自民党圧勝
選挙結果により自民党が多数の議席を確保したことそのものの国会審議への影響よりも、それに至る経緯における小泉総理以下党執行部の振る舞いが正当化されたことの影響の方が大きいでしょう。
第2位 原油高騰
世界的に見れば輸出命の日本経済にとって、これにもかかわらず需要が腰折れていないのは不幸中の幸いです。日本国内に関しては、寒冬の中北国・雪国の方々のご負担はいかばかりかと存じます。来年は幸多からんことを。
第1位 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世聖下逝去
その影響を考えれば、やはりトップはこれではないかと。

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)

[history][book]塩野七生「キリストの勝利/ローマ人の物語XIV」

昨年第13巻が発売された際、ベリサリウス読みたさにテオドシウス大帝まで書いてくれればなどと愚痴っていたのですが、この巻でようやくテオドシウス大帝がカバーされました。やっぱりベリサリウスは書いてくれないようで・・・。

しかし本書、シリーズ中で久しぶりの上出来と言ってよいでしょう。理由として挙げられるのは次の2点。

  • 人物に思い入れを持つと筆が滑らかになる筆者ですが、ユリアヌスと聖アンブロシウスの2人(とりわけユリアヌス)に感情移入があって記述に力があります。というか実質この巻の主人公はユリアヌスで、これだけ一人の人物に絞ってページが進むのはハドリアヌス以来ではないでしょうか。
  • 最近鼻についていた現代との比較がかなり抑制されています。ローマについて読みたいのであって、ローマを題材にした時評を読みたいわけではありませんので。

いよいよ次巻で最終巻となりますが(といっても出版は来年の今頃でしょう)、個人的にはスティリコをたっぷり描いてほしいと思ってます。ヴァレンティニアヌス(1世)のスルーっぷりを見ると若干不安ですが(笑)。

[economy]「構造改革」の経済的帰結・改

24日のエントリにつき、帰属家賃の影響についてkumakuma1967さんからご指摘がありましたので、そのベースで改めて表を作り直してみました。ソース、単位、注記などはすべて24日のエントリに同じです。まずは実額です。

実額GDP帰属家賃以外の民間最終消費支出帰属家賃民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
2001Q2499.1234.949.072.420.7119.853.0-50.7
2001Q3492.6233.349.371.117.1119.251.3-48.7
2001Q4488.5232.449.666.117.5118.850.7-46.6
2002Q1490.3231.549.765.815.3121.554.1-47.6
2002Q2488.8232.949.764.615.9118.756.1-49.1
2002Q3490.0233.849.865.017.3118.454.7-49.1
2002Q4489.9232.350.065.817.6117.558.3-51.7
2003Q1486.7231.350.365.517.9116.257.5-51.9
2003Q2490.7229.750.667.217.8117.657.7-49.9
2003Q3491.0229.950.866.419.6115.759.2-50.7
2003Q4494.6232.350.970.917.0113.760.8-51.1
2004Q1498.2234.251.167.818.0116.563.7-53.1
2004Q2495.6233.851.270.316.3114.065.9-56.0
2004Q3495.3234.051.270.517.2113.366.9-57.9
2004Q4495.3233.051.470.717.2114.168.4-59.5
2005Q1498.6235.151.572.818.2113.166.9-59.0
2005Q2502.9236.751.674.519.0114.469.6-62.9
2005Q3502.1237.051.875.517.1115.372.4-67.0
実額GDP帰属家賃以外の民間最終消費支出帰属家賃民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入

続いて増減額です。

増減額GDP帰属家賃以外の民間最終消費支出帰属家賃民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
2001Q2-2.00.70.93.0-0.3-0.4-1.7-4.2
2001Q3-7.7-0.11.3-0.3-2.8-1.0-4.5-0.4
2001Q4-14.3-1.81.3-8.7-3.90.1-5.94.6
2002Q1-17.0-5.21.2-7.3-7.7-0.7-1.34.0
2002Q2-10.3-2.00.7-7.7-4.9-1.13.11.6
2002Q3-2.60.60.5-6.20.2-0.83.4-0.4
2002Q41.4-0.20.4-0.20.1-1.27.6-5.2
2003Q1-3.5-0.20.6-0.32.6-5.33.5-4.3
2003Q21.8-3.30.92.61.9-1.11.6-0.8
2003Q31.0-4.01.01.52.3-2.74.5-1.6
2003Q44.70.00.95.1-0.6-3.92.50.7
2004Q111.52.90.82.20.10.46.2-1.1
2004Q24.94.20.63.1-1.4-3.68.2-6.2
2004Q34.24.10.44.1-2.4-2.57.7-7.2
2004Q40.70.70.5-0.20.20.47.5-8.5
2005Q10.40.90.45.00.2-3.43.2-5.9
2005Q27.42.90.44.22.70.43.7-6.9
2005Q36.83.00.54.9-0.12.15.5-9.1
2005Q3-2001Q1-5.20.33.22.3-5.9-6.917.1-15.4
2005Q3-2000Q31.83.73.74.0-2.8-4.816.6-18.6
増減額GDP帰属家賃以外の民間最終消費支出帰属家賃民間企業投資その他民間公的部門(粗)輸出(粗)輸入
本日のツッコミ(全261件) [ツッコミを入れる]

Before...

Adergenna [silence as the deadline ran out raised fears that Damascus..]

EmersonSt [<a href="http://www.koenenontwerp.nl/js/2015331-17-25-01.a..]

?????ぃ?ぶ?い穡????儷????BE-115 ??ぶ???????????冦?????儷??2013 BW [BG]???い???????????夊?ゃ?戞?????50110coupon500????2P10Jan15??http://www.inesmergel.com/orldgolf-21132.html [【AFP=時事】仏パリ(Paris)で起きた風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社に対する襲..]


2005-12-28

[book]2005年を振り返る(5)‐私的ランキング・新刊書トップ10

正直言って、トップ5は迷いまくりです。いっそのこと1位タイを5冊並べたいぐらい。

第10位 世耕弘成「プロフェッショナル広報戦略」
役所でも広報専属のプロを養成すべし、とオフで主張しているwebmasterにとっては頷くことしきりでした。今この内容の本を出すことが世耕議員自身の広報戦略としてどのような位置づけか、という観点を忘れずに読む分にはとても有益でかつ面白い本です。
第9位 田中秀臣「最後の『冬ソナ』論」
もう少しwebmasterが韓流好きだったら順位が上がっていたかもしれません(笑)。金勘定の話ばかりと見られがちの経済学について、各般の研究成果を踏まえつつそうでない部分を、しかも平易に書き表した貴重な存在だと思います(9/23に取り上げました)。
第8位 ポリー・トインビー「ハードワーク」
よい面ばかりが紹介されがちなサッチャー以後のイギリスについての貴重な証言です(10/23に取り上げました)。
第7位 中村宗悦「経済失政はなぜ繰り返すのか」
ネットではマスメディアの提供する情報の質について、特にサヨク的な主張に係るものに疑念がしきりに提示されるわけですが、それは経済についても同じことで、しかも昔から変わっていないということを本書を通じて少しでも多くの人に知っていただければと思います(1/18に取り上げました)。
第6位 大竹文雄「日本の不平等」
世間的には高齢化の進展や世帯構成の変化が「不平等」の相当部分を説明する、という主張のみが取り上げられがちなのは残念なことです。これらはある意味政策的にどうこうというものではないのですが、遺産相続と就職期の景気もまた相当程度を説明するという指摘については、何らかの政策対応が可能なわけですから。
第5位 若田部正澄「改革の経済学」
「改革の」との限定を外しても、経済学の啓蒙書として非常に優れています。今の経済を巡る議論をするに必読と言えましょう(11/7に取り上げました)。
第4位 佐藤優「国家の罠」
事実は小説より奇なり、まずは佐藤優さんというキャラクタを満喫するのが正しい読み方でしょう。時代分析については彼の問題意識を踏まえそれぞれがあれこれ考えてこそ意味があると思います(4/17に取り上げました)。
第3位 結城浩「プログラマの数学」
この本をプログラマに独占させるのは国民的損失です。当サイトをご覧の経済学を教えていらっしゃる方々、(経済)数学入門として是非学生に薦めてください! その他、全ての数学が苦手だった思い出をお持ちの人々に自信を持ってお薦めできます。
第2位 スティーヴン・ストロガッツ「SYNC」
人間集団をマスとして考えるに当たって非常に示唆的でした。そこだけを取り上げるのは本書のきわめて限られた部分の紹介で、その他の部分も面白く読めましたがそこを語るのはwebmasterが適任ではないでしょう(7/11に取り上げました)。
第1位 安達誠司「デフレは終わるのか」
現時点でのリフレ関連書籍の最高峰ではないかと(2/7に取り上げました)。

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)

[economy]「真の失業率」推計最新版(2005-11現在)

年月   完全   真の   15歳以上  就業者数 完全   真の
     失業率  失業率  人口         失業者数 失業者数

1990   2.1%   3.2%   10,089   6,249   134   204
1991   2.1%   2.4%   10,199   6,369   136   155
1992   2.2%   2.2%   10,283   6,436   142   142
1993   2.5%   2.8%   10,370   6,450   166   183
1994   2.9%   3.4%   10,444   6,453   192   228
1995   3.2%   4.0%   10,510   6,457   210   266
1996   3.4%   4.1%   10,571   6,486   225   276
1997   3.4%   3.8%   10,661   6,557   230   262
1998   4.1%   5.1%   10,728   6,514   279   348
1999   4.7%   6.3%   10,783   6,462   317   435
2000   4.7%   7.0%   10,836   6,446   320   485
2001   5.0%   7.9%   10,886   6,412   340   551
2002   5.4%   9.4%   10,927   6,330   359   660
2003   5.3%   10.0%   10,962   6,316   350   700
2004   4.7%   10.0%   10,990   6,329   313   705

2004/Q3  4.7%   9.3%   10,988   6,379   314   653
2004/Q4  4.4%   10.1%   10,998   6,326   290   713
2005/Q1  4.7%   11.3%   10,982   6,236   305   792
2005/Q2  4.5%   9.1%   11,002   6,402   299   639
2005/Q3  4.3%   8.9%   11,008   6,417   286   628

年月   完全   真の   15歳以上  就業者数 完全   真の
     失業率  失業率  人口         失業者数 失業者数

2004/12  4.1%   10.4%   10,995   6,306   270   731
2005/1  4.5%   11.1%   11,004   6,261   296   782
2005/2  4.7%   11.6%   11,003   6,224   308   818
2005/3  4.8%   11.1%   11,003   6,260   313   782
2005/4  4.7%   9.7%   10,994   6,352   310   684
2005/5  4.6%   8.7%   11,008   6,435   307   610
2005/6  4.2%   8.9%   11,003   6,418   280   624
2005/7  4.3%   9.0%   11,005   6,410   289   633
2005/8  4.2%   9.1%   11,006   6,405   284   639
2005/9  4.2%   8.7%   11,014   6,437   285   612
2005/10  4.5%   9.1%   11,016   6,406   304   641
2005/11  4.6%   10.0%   11,018   6,344   303   706

2004/11  4.4%   10.2%   11,003   6,322   290   720
2003/11  5.0%   10.0%   10,982   6,323   330   705
2002/11  5.1%   9.4%   10,943   6,346   338   658
2001/11  5.2%   8.0%   10,919   6,430   350   558
2000/11  4.5%   6.5%   10,863   6,502   309   450

     C/(B+C)  D/(B+D)   A     B     C  D=Ax0.64-B

(直近月次ボトム)
     5.8%   11.6%    --    6,193   384   818
    (03/3,4)  (05/2)         (03/2)  (03/3)  (05/2)

(注)
・ソースは総務省統計局の「労働力調査」(http://www.stat.go.jp/data/roudou/2.htm)。
・月次データは原数値を用いている(季節未調整)。
・「真の」値は労働力人口比率が0.64(直近ピーク(1992年))であると仮定した場合の値。
・少子高齢化の進展による労働力人口比率のあり得べき低下は考慮していない。

前年同月に比べ就業者数と完全失業者数が増えて「真の」値が下がっていますから、ようやく無業者から失業者への回帰が始まったようです。この傾向が続いてほしいものです・・・。

#過去の計数は以下のとおりです。

2005
0304050607080910
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

小僧 [結城先生の「プログラマの数学」も面白そうではありますが、放送大学教材の「使える数理リテラシ−」 (目次などは htt..]

bewaad [>小僧さん ご教示ありがとうございます。今後書店で目を通してみたいと思います。]


2005-12-29

[BOJ]2005年を振り返る(6)‐予想が外れた言い訳をしてみる

2005年度の長期国債に係る日銀の収支予想を見るに、毎月の買切りオペ額を9兆円弱上回る償還受取りがあるので、当座預金残高引下げかまたは長期国債買切りオペ額増額が必要では、と2/25に予想しました。ところがそのようなことは起きていませんので、なんでだろうかと分析してみます。

まずは日銀のBSから。「営業毎旬報告」から当時の残高(月3回の平均)と今月のそれ(これまでに公表された10日付・20日付のものの平均)を比較してみます(単位兆円。十億円の位で四捨五入)。

 買入手形短期国債長期国債その他資産総資産発行銀行券当座預金政府預金売現先勘定その他負債・資本総負債・資本
2月平残38.0532.5266.4214.40151.3972.3033.257.5930.647.62151.39
12月平残41.8835.3763.0912.80153.1575.8832.389.8927.397.60153.15
差額3.832.85▲ 3.32▲ 1.601.763.58▲ 0.862.30▲ 3.24▲ 0.021.76

季節要因もあり得ますので、昨年12月平残(同じく10日・20日のものから作成)と比較してみます。

 買入手形短期国債長期国債その他資産総資産発行銀行券当座預金政府預金売現先勘定その他負債・資本総負債・資本
2004年12月平残37.0730.4265.3714.05146.9174.3833.566.9025.356.73146.91
2005年12月平残41.8835.3763.0912.80153.1575.8832.389.8927.397.60153.15
差額4.814.95▲ 2.27▲ 1.256.231.50▲ 1.182.992.050.876.23

残高で見ると、

  • 長期国債がそれほどは減っていない、
  • 買入手形・短期国債が伸びている、

ことが2月との比較・昨年12月との比較において共通しています。これらにより当座預金の減少ないしフローの長期国債買切額の増加を要しなかったと考えられます。ではなぜそのようなこととなったのでしょう。

長期国債について詳細を見てみます。「マネタリーベースと日本銀行の取引」から日銀の長期国債に関する収支を抜き出すと次のとおりです(単位億円)。

 買入 (a)償還等 (b)ネットCF (a+b)累積ネットCF
4月12,141▲ 8,2833,8583,858
5月12,147▲ 8,9293,2187,076
6月12,220▲ 25,286▲ 13,066▲ 5,990
7月12,479▲ 10,5471,932▲ 4,058
8月11,975▲ 4,9866,9892,931
9月12,307▲ 45,364▲ 33,057▲ 30,126
10月11,922▲ 4,6377,285▲ 22,841
11月11,758▲ 10,0001,758▲ 21,083

9兆円弱のマイナスとなるはずが、2兆円強にとどまっています。まだ4ヶ月を残しており、その間に7兆円弱のネット減少があるなら、単にタイミングがまだ到来していないということなのかもしれません。

続いて買入手形・短期国債についてです。「日銀当座預金増減要因と金融調節(実績)」から今年度に入ってのオペ額とその前提となる資金過不足、そしてその結果としての資金供給額を前年同月と対比する形で抜き出すと次のとおりです(単位億円)。

 05オペ額 (a)05資金過不足 (b)a+b04オペ額 (c)04資金過不足 (d)c+d
4月17,888▲ 57,644▲ 39,756▲ 45,4823,399▲ 42,083
5月46,309▲ 48,610▲ 2,301106,457▲ 106,477▲ 20
6月▲ 11,89532,28420,38961,397▲ 45,55215,845
7月74,715▲ 112,548▲ 37,83367,209▲ 90,446▲ 23,237
8月59,161▲ 25,29733,86489,269▲ 73,48515,784
9月1,7317,4109,14163,957▲ 43,11720,840
10月11,411▲ 17,560▲ 6,14930,956▲ 62,861▲ 31,905
11月40,211▲ 31,6298,582105,955▲ 82,60523,350
合計239,531▲ 253,594▲ 14,063479,718▲ 501,144▲ 21,426

オペ額は減少していますが、資金過不足そのものも減少し、通算すれば吸収額が若干減少というところです。つまりは統合政府として見れば(狭義の)政府の吸収額が減少した分だけオペに余裕がある(=やろうと思えばもっとやる余地がある)ので長期国債の減少を補うだけオペを増やすことが可能だったと考えられます。確認として、同じく「日銀当座預金増減要因と金融調節(実績)」から先月末と前年先月末のオペ残高を抜き出すと次のとおりです(単位億円、▲は負債科目)。

 2005年11月末2004年11月末
短国買入131,107182,334
国債買現先23,57926,974
国債売現先▲ 26,057▲ 10,039
手形買入405,431364,722
CP買現先27,88526,806
手形売出▲ 22,008▲ 22,020
ABS買入1,1851,745
合計541,122570,522

買入手形の増はオペの成果ですが、短期国債はオペとしてはかえって減少していますから、BSの増は乗り換えによるものということになります。となると、乗り換え後の短期国債について償還が発生する来年度にこそ当座預金残高引下げは(長期国債買切り額増なくしては)不可避ということになるでしょう。地ならしもそれを見据えて、だったのかな?

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)
本日のツッコミ(全654件) [ツッコミを入れる]

Before...

ATOMOS??????も5 ATOMOS CFast 1.0 64GB [私は好奇心したあなたは今までにみなさ場合は、変更してくださいの ?その非常によく書かれ;私はyouveは言うようにな..]

?????宸ユキ??????姐?ぁ?ぶ??MFC-J897DN [検索のため情報この約主題|最近、あっ|私が持っている私がした、| 感謝していただきありがとうございます年齢のためにと..]

&#12365;&#27927;&#12356;&#79;&#75;&#65281;&#27700;&#12395; [<a href="http://demsar.si/">()プラス(1個</a> &#12365;&#27927;..]


2005-12-30

[politics][book]アレンド・レイプハルト「民主主義対民主主義」

副題として「多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究」とあるように、世界の民主政国家36ヶ国を定量的に分析し、多数決型とコンセンサス型という両極の中でどのような位置づけとなるかを示した書です。ちなみに多数決型とはウィナー=テイク=オール・タイプ、すなわち多数決で勝った方がやりたいようにやり結果が悪ければ政権交代でというもので、コンセンサス型とは多数派と少数派が妥協しながら政策運営をしていくというものです。

#36ヶ国とは次のとおりです。アイスランド、アイルランド、アメリカ、イギリス、イスラエル、イタリア、インド、オーストリア、オーストラリア、オランダ、カナダ、ギリシャ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スウェーデン、スイス、スペイン、デンマーク、ドイツ、トリニダッド・トバゴ、日本、ニュージーランド、ノルウェー、バハマ、パプアニューギニア、バルバドス、フィンランド、フランス、ベネズエラ、ベルギー、ボツワナ、ポルトガル、マルタ、モーリシャス、ルクセンブルグ(50音順)。

具体的にどのような項目について定量比較をしているかといえば次のとおりです。

  • 政党制(二党制・多党制等)
  • 内閣の類型(行政府の強弱)
  • 執行府・議会関係(行政府と立法府のチェックアンドバランス)
  • 選挙制度(比例代表制・小選挙区制等)
  • 利益媒介システム(多元主義コーポラティズム
  • 権力分割(中央・地方関係)
  • 議会(一院制・二院制)
  • 憲法(硬性憲法・軟性憲法と違憲立法審査)
  • 中央銀行の独立性

本書におけるレイプハルトの結論はコンセンサス型民主政の方が政策の内容も優れているというものですが、webmasterはこの結論が正しいとは実は思っていません。そこはいろいろな見方があるでしょうからご覧になった上で論じていただければと思います。それよりも本書がもたらす面白い視角は、日本が中庸の国であるということです。

これまで当サイトでは構造改革原理主義者といい根本病といい、今の日本においては改革が必須であるとの強迫観念を批判してきました。とどのつまりそれらの根は日本は特殊な国であるので普通の国にしなければという考え方です。現在の構造改革論者が得てしてバブル期にはジャパン・アズ・ナンバーワン論者であったのですが、何らかの特殊要因がありそれをポジティブに評価したのがバブル期、ネガティブに評価しているのが現在ということになります。

さて、本当に日本は特殊な国なのでしょうか? これらはえてして「大きな政府」「小さな政府」のように経済的に妥当しないとはこれまでも当サイトで論じてきたことですが、実は政治的にも妥当しないのだということを本書は教えてくれます。

一例を挙げてみましょう。三位一体改革に代表される地方分権論議が支持されるベースにあるのは、日本が中央集権国家であるという前提です。地方の実情を無視して東京で仕切るからおかしくなる、地方にもっと自主的な権限を与えよと。

ところが本書の第10章、「権力分割」で示されるのは、日本は地方分権の度合いで言えばほぼ中位に位置するということです。さらに言うなら、日本より地方分権の度合いが強いのは連邦制・半連邦制国家であり、日本は非連邦制国家においてはデンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンと並びもっとも地方分権が進んだ国と分析されています(pp149-152)。

世の地方分権論者はこのような事実を踏まえて議論をしているのでしょうか? もちろん連邦制(道州制)に移行すべきだという意見もあるでしょうし、世界の趨勢がどうであれ日本の実情が地方分権を必要としているのだという意見もあるでしょう。しかし、もしアプリオリに日本は中央集権であり中央集権は悪であるとしているのであれば、それは的外れであるといわざるを得ません。

とまれ、上述の日本は特殊な国であるというスタンスに対して、それが本当にそうであるのかと問いかける材料を本書は与えてくれます。仮に特殊な国であるという観察が正しいにせよ、どう特殊であるかについてきちんとした考察をするなら、本書を読まずして行うべきでないと言えます。政治制度において日本という国がどうであるか客観的に見てみたい全ての人にお薦めいたします。

[politics]2005年を振り返る(7)‐総選挙の先にあるもの

このエントリは上の続きでもあります・・・が、本題に入る前に当サイトではおなじみの馬車馬さんによる「民主党の最適戦略(上)」をとくとご覧いただきたいと思います。馬車馬さんがご説明のダウンズ・モデルをご理解いただいた前提で話を進めます。

さて、馬車馬さんの上記エントリの最後に次のようなテキストがあります。

昔似たような与太をしゃべった時に、「政党への支持は右か左か、みたいな単純な選択肢で決まる問題ではない。世の中には多くの評価軸が存在し、国民はそれらを複雑に考慮しながら支持政党を決めるものだ。だから、そんな単純なモデルには意味がない」という反論を頂戴したことがある。実は、経済学の世界ではこういった「評価軸が数多く存在するケース」を分析するモデルも随分昔に開発されており、それでも大体似たような結論が得られることが知られている(確か。ただし、ダウンズのモデルとは少し前提が異なる)。n次元空間を扱うことになるのでグラフ化は出来なくなるが。

「民主党の最適戦略(上)」(@マーケットの馬車馬12/19付)

ここで馬車馬さんが評価軸が数多く存在するケースについて、「大体似たような結論」とおっしゃっているのがどのような趣旨なのかはwebmasterにはわかりませんが、評価軸が増えれば増えるほど政党数が増えるという現象を「民主主義対民主主義」においてレイプハルトは描き出しています(pp70-72(において引用されるTaagepera and Grofman(1985), "Rethinking Duverger's Law: Predicting the Effective Number of Parties in Plurality and PR systems-Parties Minus Issues Equals One", European Journal of Political Reserach 13, no.4(December), 341-52))。具体的には次の式が成り立つというもの。

N=I+1

#Nは政党数、Iは争点次元数

つまり、争点が1つしかなければ2大政党制、2つあれば3政党、・・・という関係が観察されるということになります。具体例として「民主主義対民主主義」中の日本を見ますと(分析期間は1945-96)、争点次元は2.5(重要な争点(=1)として社会経済、中程度の争点(=0.5)として宗教、体制支持、外交政策)である一方、政党数は平均で3.71(ただし、自民党は派閥連合体として1.5党カウント)とされています。

ということは、次の馬車馬さんのテキストは違ったように解せるのではないでしょうか。

自民党との「対立軸」を明確にした結果、自民党は支持率を伸ばすが、社会党も民社党も一定の得票を得ることが出来る。この時、社会党と民社党のポジションはほとんど一致しているはずだ。つまり、多政党時代には与党との対立軸を明確にすることには意味があった。ただし、それは与党に喧嘩を売るためではなく、他の野党との競争に打ち勝つためだったのだ(要するに、社会党と民社党は「どちらがより苛烈に自民党を批判しているか」という競争を繰り広げているわけだ。左派へアピールするために。その結果、自民党の政策との距離が開くことになる)。

こう考えると、民主党で未だに対立軸対立軸と言っている人は、二大政党時代の選挙戦略に対応できず、時代遅れの戦略にしがみついている人ということができるのかもしれない。

ibid

ここで馬車馬さんがお書きの「対立軸」とは特定の論点において自民党と反対の姿勢を採ることです。これを文字通り「軸」=争点数と捉えるなら、確かに「対立軸」を増やすことは多党化への道ですし、二大政党制がよいというなら「対立軸」は1つであるべきということになります。

また今回の総選挙については、二大政党へのステップとよく言われたのと並んで、自民党圧勝の意義付けとしてウィナー=テイク=オールが持ち出されたようにwebmasterは見ています。そうした「ダメだったら政権交代すればいいじゃん」的な考え方は、実は国内に深刻な亀裂がないことを前提としたものだ、とレイプハルトは説きます。

スイスやベルギーが典型例として挙げられていますが、厳しく対立する集団間で政権が頻繁に移動すればどうなるかを考えれば、おそらくは政権にある間に相手を攻撃しあい、国としての統一を維持することが困難となるでしょう。それなりに深刻な亀裂がある場合、勝ったからといって政権を独占せず負けた側の立場を立てることが、自らが負けた場合の保険となり、ひいては国としての統一を維持することが可能となります。

#一種のtit for tatですね。といいますか、かつて考えたミーム論は素人の思いつきにしてはいい線いっていたのかな?

そのもっともわかりやすい例として、ウェストミンスターモデルの母国とされるイギリス(not イングランド but UK)ですら、北アイルランドでは国政選挙以外の全ての選挙は比例代表制だ(「民主主義対民主主義」p12)ということが挙げられるでしょう。なぜイングランド、ウェールズ、スコットランドとは異なり北アイルランドでは比例代表制なのか、答えは自ずと明らかでしょう(なお、ウェールズとスコットランドの地方議会への比例代表制が検討されているとのことです)。

以上から、国内の対立状況に応じていかなる政治制度を採用すべきかについては、次のようにまとめることができるでしょう。

 国内対立が厳しい国内対立は緩い
争点は1つ二大政党制・比例代表制二大政党制・小選挙区制
争点は2以上多党制・比例代表制多党制・小選挙区制

持論としていかなる制度であるべきかにかかわらず、この整理に照らして議論が混迷しているのは間違いないでしょう。例えば小泉型「抵抗勢力」認定で「改革派」と「抵抗勢力」の温度差を主張するなら、その温度差が大きければ大きいほど制度的に妥協をビルトインすべきなのですけれども、とか。逆に言えば、政治制度についての主張を組み立てる際には、上の表を思い出した上で考察していただければ有益ではないかと思います。

ちなみにwebmasterの管見では、あと30年ほど、つまり高度経済成長期の社会変動前の世代がほぼ死に絶えるまでの間は「国内対立が厳しい」でしょうから、その間は比例代表が望ましいのではないかと。

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)
本日のツッコミ(全199件) [ツッコミを入れる]

Before...

PrefPreal [ discount it free for netflix subscribers Really best ..]

PrefPreal [ discount [url=http://www.aquasanawater.co.uk/]Hollister ..]

Leslieml [蕉ナefore when it ended up being perhaps even mortally injur..]


2005-12-31

[politics][economy][government]2005年を振り返る(8)‐総括と展望

内政

  • 結局は経済回復(リフレ派から見れば不十分なものであるにせよ)が構造改革路線の「正しさ」を証明したことになっているのが今年の傾向です。となれば来年もそれが続くかどうかが帰趨を定めるでしょう。
  • プラス要因としては、webmasterが見るように設備投資増が陳腐化が限界に達したからであるなら、当面は底堅く推移すると考えられることが挙げられます。また、原油価格がこれ以上上がることがなければ、粗輸入の増加傾向も頭打ちとなるでしょう。
  • マイナス要因としては、緊縮財政による公的需要減少が最たるものでしょう。
  • となると残るは民間消費と粗輸出です。構造改革のイデオローグたる竹中大臣と、彼と車の両輪となって党で働く中川政調会長が民間消費の腰折れを警戒して日銀に釘を刺すのもよくわかります(笑)。彼らが小泉総理の任期中は景気回復を続けたい以上、年度が変わるぐらいまでは量的緩和解除は避けたいでしょう。
  • 以上のような枠組みを前提にすれば、誰かシナリオライターがいるなら、次のような展開がベストと考えることでしょう。
    • 来年9月までは景気回復が持続し、小泉総理は惜しまれつつ退任。
    • 新政権下で増税が打ち出され、それによるマインドの悪化に日銀の金融引締めの効果が加わって景気悪化。政権支持率下落。
    • 再来年の通常国会で増税関連法案と予算案の成立を花道に新政権が退陣。
    • 新々政権が発足し、「小さな政府」路線を大胆に打ち出して政権支持率が上昇する中で参院選突入。

外交

  • 常任理事国の話を早く「損切り」できるかどうかが重要だと思います。日本以外の国を認めるつもりはないアメリカと日本を絶対に認めたくない中国という環境の中ではこのままフェイドアウトがベストでしょう。さもなければ、確たる見返り(=常任理事国就任)のないまま多数派工作にリソースを費やし続けることになってしまうのではないでしょうか。
  • 他国から見たらという観点で考えますと、任期残り1年を切った政権などレイムダックもいいところです。他国にとって最大の関心事はポスト小泉が誰で、そのスタンスはどのようなものであるかに移り、必然的にどの二国間関係をとっても大きな動きはないのではないでしょうか(カードは切らずにとっておこうとするでしょう)。例外があるとすれば米軍再編関係の動きでしょうけれど・・・。
  • ポスト小泉候補が争うように現実離れした路線を打ち出し、実際に政権トップの座についた後においては引っ込みがつかない、なんてことがないよう祈るばかりです。

霞が関

  • より斜陽化が進むでしょう(笑)。
  • 知っている人の中には小泉総理が変われば、ということを言う人もいますが甘いでしょう。小泉総理退陣により斜陽化のスピードが落ちることはあり得るかもしれませんが、ヴェクトルが反転することは当面ないでしょう。
  • それで何か社会的に困ったことが起こるかと言えば、起こらないような気がします。いわば社会のあり方の変更であって、良し悪しの問題ではないと考えるからです。今より困る人も出てくるでしょうが、反対もまたいるでしょうから、全体としての厚生水準にさほど変化はないのかな、と。
  • ただ霞が関の居心地は悪くなるわけで、どうしたものでしょう(笑)。優秀な人はなかなか入ってこなくなるでしょうし、替わりに霞が関で構造改革の実現に尽力したいとかいう志を抱いて入ってくる人が増えそうですし(笑)。

#「2005年を振り返る」シリーズ・ラインナップ(2006/1/2確定)

  1. どうして景気回復したのか(12/24)
  2. 私的ランキング・女性タレントトップ10(12/25)
  3. 年間10大ニュース「芸能・スポーツ等部門」(12/26)
  4. 年間10大ニュース「政治・経済部門」(12/27)
  5. 私的ランキング・新刊書トップ10(12/28)
  6. 予想が外れた言い訳をしてみる(12/29)
  7. 総選挙の先にあるもの(12/30)
  8. 総括と展望(12/31)
  9. 当サイトアクセス数分析(1/2)

[notice]年末のご挨拶2005

今年はtDiary導入を期にサイトの運営方針が大幅に変わり、一つの節目になったのかなと思っています。更新頻度が上がりインタラクティビティが増したことが皆様の厚生水準を上げるものであればと思います。

普段よりご覧いただいている方々、情報提供や意見交換などコメント欄を通じてwebmasterを導いていただいた方々、その他当サイトを暖かく見守っていただいている全ての方々に感謝申し上げたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。

それでは皆様よいお年をお迎えください。

#来年は元旦よりスタートする予定です。

本日のツッコミ(全363件) [ツッコミを入れる]

Before...

モンクレール ボタン [私はオフトピック場合は、これを知っているが、私は自分の始めに探していますブログと不思議したすべてがに必要とされるもの..]

モンクレール ブレル [私はよく分からない理由正確な理由が、この私のために遅いウェブサイト信じられないほど非常に極端ロードしています。 問題..]

ヴァレンティノ スーパーコピー 財布 [偽物 バッグ ヴァレンティノ スーパーコピー 財布 http://www.birminghamcitydogsho..]


トップ 最新 追記