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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-12-09

[economy]自省しなきゃ‐本田先生をめぐる議論に係る徳保さんのご指摘に答えて

徳保さんはリフレ否定ではなくリフレ懐疑の立場から要を得た問題提起をよくしただいていていつもありがたく思っていますが、今般も「経済のお勉強メモ」と題して最近の本田先生をめぐる状況についてご意見をお示しいただきました。改めて感謝しつつ、そこで示された疑問等にお答えしたいと思います。まず理論的なお話から。

「インフレになれば金利がその分上昇する。デフレは実質金利を押し上げるのでよくないが、インフレ率が0を超えても実質金利は変化しない」というフィッシャー効果によるインフレ無効論については、「フィッシャー効果は予想インフレ率に対応するものだから、現実のインフレ率を反映しない」とした上で、「大恐慌からの回復過程では予想インフレ率が長らく実際のインフレ率を下回ったために金利が抑制された」と安達さんは説く。当然ながら、21世紀の日本が同じ道程を歩む保証はない。

結局のところ、インフレ率が安定すれば長期的には予想インフレ率と実際のインフレ率は一致し、リフレ政策による景気回復効果は失われる。ただし、物価指数は統計作成上の問題から、実際の物価よりも1%程度高く出る傾向がある。また金利は0%を下回らない下方硬直性があるため、政策マージンを少なくとも1%は確保しておくべきである。……というわけで、フィッシャー効果が現れリフレ政策の効果が消えたら、2%程度のインフレ率を目指すことになる。

リフレ政策で失業率が低下するのも同じような話。賃金は下方硬直性があるので、簡単には下がらない。デフレで9割の国民は生活が改善するのは、このためだ。1割の負け組だけが悲惨な失業や賃金切下げへと追い込まれる。逆にインフレ傾向が明らかとなっても、賃金はそう簡単には上がらない。無論、人手不足は即座に解消する必要がある。労働需要が逼迫すれば否応なく給与は上昇するが、現在はデフレ不況の最中なので失業者が大勢おり、当面は賃金が据え置かれる。

正規労働者と非正規労働者の雇用条件格差の問題は、正規労働者の賃金が前述の理由から据え置かれ、一方、非正規労働者の需要が逼迫する過程で改善が進む(逆に現在、格差が大きいのは、単にデフレ不況で正規労働者の賃金が高止まりしているだけ、ともいえる)。完全雇用が実現されたときが、id:yukihondaさんが問題視する労働環境の構造問題を改革する好機なのだろうと思う。その必要があれば、だが。

リフレ政策が失敗する理論上の可能性は2つあり、ひとつはインフレ率に金利と賃金がタイムラグ無しで追従する場合、もうひとつは高いインフレ率から2%のインフレ率へ着地する際に金利と賃金上昇率が高い値を維持する場合。両方がセットで生じると最悪で、何もいいことが起きず、ひどい不況が先に待つだけとなる。

「経済のお勉強メモ」(@趣味のWebデザイン12/8付)

賃金については相対的にはご懸念は当たらないのではないかとwebmasterは考えます。リフレ局面においては生産量の増大に対応するため労働投入量を増やす必要がありますが、端的には同じ労働者に倍の賃金を支払ったからといって倍のアウトプットが得られるわけではありません。規模の経済・不経済があるので一概には言えませんが、同じ賃金を倍の労働者に支払った方がアウトプットは倍に近づくでしょう。このことは、給与所得は減少を続ける中で就労者数が増えている現状でも裏付けられます。

リフレ局面終了時のインフレ率安定期についても、日本における賃金の下方硬直性は他国に比べて緩やかなものであること‐ボーナスや各種手当での調整が可能であることや労働組合が概して協調的であることに由来します‐から、インフレ率が下がっているにもかかわらず賃金の伸び率が下げ渋ることは考えづらいといえます。

他方で金利については若干の留意が必要でしょう。リフレ局面については当面の設備投資が相当程度は近年の潤沢なフリーキャッシュフローで賄われることを考えれば、よほどの期待インフレ率のジャンプがない限り(この場合、投資増より貯蓄減が効いてくるでしょう)、タイムラグなしでの追従が起こる可能性は低いでしょう。

しかし、今後貯蓄投資バランスにおける貯蓄超過が老齢人口比率の増加により減少することを考えると、リフレ局面終了時のインフレ率安定期には注意が必要です。金利が高止まりとなる要因として考えられるのは、

  1. リフレ局面において歳入増加率を下回る歳出増加率に抑制できず、民間資金需要の高まりと競合してクラウディングアウトが生じること。
  2. 資本流入に係る障壁が存在し、1により金利が下がらない場合に国際的な裁定が機能しないこと。

の2点でしょう。これらを回避するための施策の必要性を否定するものでは全くありません。

続いて議論の進め方について。

ちょっと嫌だなあ、と思ったのが、説得しようとする側がすぐに本を読めと言い出すこと。あれやこれやで10冊を超えている。興味ない本を読むには1冊につき3〜10日かかるのだから、それでは議論にならん。そのくせ、当人は相手の提示した文献を読む気ゼロなんだ。一知半解でポジションを見定めて批判の道具にしてしまう。今回はリフレ派が攻め手、id:yukihondaさんが受け手だったけれども、時と場所が変われば、どちらにもそういうことはあるだろうと思う。

「経済のお勉強メモ」(@趣味のWebデザイン12/8付)

「当人は相手の提示した文献を読む気ゼロなんだ」というのは必ずしも当たらないと思うのですが、とまれ、一般論としてはおっしゃるとおりだと思います。しかしながら、こと本件への具体的当てはめを考えると、次のような理由から難じるべき側面はないのではないでしょうか。

  • 本田先生は学者で、要すれば文献渉猟を厭うことが忌避される職にあること。
  • 相互に面識のある人が多く含まれる中でのやりとりであり、かつ、参考文献の提示を許容しあう暗黙のルールが存在する(と察せられる)こと。
  • いきなり本を読めというのではなく、説明を試みた後で詳しくは、という形であること。

最後にタイトルに掲げた自省すべき点について。

bewaadさんは(略)やはり一方的な物言いが気にかかる。

「経済のお勉強メモ」(@趣味のWebデザイン12/8付)

気をつけます。でもこのまま進歩しなけりゃ狼少年だなぁ・・・。

[government]グーグル:10の黄金律を霞が関に当てはめてみると・・・

toshioさんによる抄訳を借用させていただきます。

採用は委員会方式で

グーグルで採用面接を受ける人はすべて、少なくとも6人以上の管理者あるいは将来の同僚との面接を行う。すべての人々の意見が大切であり、このことで、採用のプロセスがより公平になり、採用基準の向上にもつながる。もちろん、それだけ時間がかかることになるが、その価値はあると思っている。すばらしい人材を雇い、その人を次なる採用のプロセスに集中的に組み込むと、さらにすばらしい人材を雇うことにつながる。

他の職種はよくわかりませんが、法文系(法律職・経済職・行政職)の国Iはそれ以上の人間と会っています(やり方は極めて非効率ですが)。まずは順調な滑り出しです。

必要なものはすべてを供給せよ

私たちは、標準的な(有給休暇、健康保険などの)付加給付を提供しているが、それに加えて、

ファーストクラスな食事施設、ジム、洗濯室、マッサージ室、床屋、洗車設備、クリーニング、通勤用バスなど、ハードワーカーなエンジニアなら、ほしいであろうものをほとんどすべて提供している。結局、プログラマーはプログラムを書きたいのであって、洗濯物を洗濯したいわけではないのだ。

・・・といったとたんにこれです(笑)。「標準的な」ものは制度上は全部そろっているでしょうけれど(有給のように事実上そろっていないに等しいものはありますが)、「加えて」のものはほとんどないでしょう(通勤手当は日本の慣習として広く認められていますから、これは「標準的な」ものですし)。とはいえ、中小企業などでは「標準的な」ものにも不備が少なくないでしょうから、贅沢を言うべきではないのでしょうけれども・・・。

一カ所につめこめ

グーグルにおけるほとんどすべてのプロジェクトは、チームプロジェクトであり、チームというものは、コミュニケーションをとる必要がある。コミュニケーションを円滑にするもっともいい方法は、チームメンバーをお互いに数フィートの間隔においてしまうことだ。結果的に、グーグルのほぼすべての人々がオフィスを共有することになる。

悩むところです。通常の作業単位である課長補佐(班長)と係、及びそれらを束ねる課長(または室長・企画官等)は至近距離にいます。しかし、それらの間にまたがる案件については離れますし、それらの上位に位置する局長や次長(審議官・参事官等)、さらにはその上となるとさらに遠くなります。結果的にほぼすべての人々がオフィスを共有してはいないということに・・・。

協力を容易にする環境を作り出せ

すべてのチームメンバーがお互いの数フィートという近くにいるため、プロジェクトを調整することは比較的容易である。物理的に近くにいることに加え、グーグル社員は、週に一度、先週1週間になにをしたかを説明したメモを自分のワークグループにメールで送ることになっている。これによって、簡単に、誰が何に取り組んでいるかがわかり、進捗管理や、ワークフローをシンクロさせることが容易になる。

メールでの作業実績共有はほとんどの部局で行われていないでしょう。そういうことを部下にやらせている人がいる可能性はあるとは思いますが。

自社製品を自分でも使え

グーグル社員は、会社のツールを徹底的に使う。ウエブはもちろん、すべてのプロジェクトやタスクについての社内向けウエブを使う。すべては、インデックスされており、必要に応じてプロジェクト参加者が利用できるようになっている。

GMailの成功は、ひとつには、社内で何ヶ月もベータテストされていたことにある。社内でのメール使用は、極めてクリティカルな活動であり、GMailは結果的、もっとも厳しい要求を突きつけるグーグル社のナレッジワーカーを満足させるべく、チューンされていったのである。

ま、我らが業界には「自社製品」がありませんから・・・。

クリエイティビティを奨励せよ

グーグルのエンジニアは、自分の就業時間の20%を自分の好きなプロジェクトに費やすことができる。私たちの秘密というほどではない、もう一つの秘密兵器は、社内のアイディアメーリングリストである。この会社横断的なサジェッション箱には、駐車場の手順から、次のキラーアプリのアイディアまでさまざまなアイディアを投稿できる。

「霞が関の住人は、一日の20%を仕事以外のことに費やすことができます」 いや、全員がそうというわけではありませんし、一年中そうというわけでもありませんが、例えば最近のpogemutaさんなどはそんな惨状ではないかと。

コンセンサスに至るように努めよ

グーグルでは、唯一判断を下す者を英雄視するのではなく、「多数は少数より賢い」というスタンスに立つ。どんな判断を下そうとも、その前に、広い視点をつねに求める。

グーグルでは、マネージャの役割は、専制的に決断を下すのではなく、さまざまな視点を集めることにある。

減点主義で知られるぐらいですから、英雄視されることなんかありません。久々に該当するではないですか! 何か違うように思えるのは気のせいでしょう(笑)。

冗談はさておき、ひたすらに調整を繰り返す慣習の裏側にあるのは「多数は少数より賢い」というスタンスだと思うのですが、最近はせいじしゅどーのりーだーしっぷとやらのおかげで、この慣習は衰えつつあるのが実態だとwebmasterは見ています。

「悪魔」になることなかれ(webmaster注:引用元のコメント欄の議論にもありますが、原文は"Don't be evil"ですので、「邪悪になることなかれ」ではないかと)

このグーグルのスローガンについては、いろいろ書かれてきたが、私たちは、本気でこれを実践しようとしている。特に、マネージメント層ではそうである。どこの組織でもそうだが、人々は自分の物の見方というものに熱狂しがちである。しかし、ほかのよく知られたハイテク企業のマネージメントスタイルとは違って、グーグルでは、誰もイスを投げない。寛容とリスペクトが育まれる環境を作りあげたいのであって、イエスマンだらけにしたいわけではない。

同前。イエスマンであることが「偉大なイエスマン」と自尊表現になる時代ですから・・・。

データが判断をもたらす

グーグルでは、ほとんどの判断というのは、量的分析に基づいている。私たちは、インターネット上の情報だけでなく、社内の情報をも管理するシステムを作り上げている。私たちは、多くのアナリストを抱えており、彼らが業績を解析し、トレンドを描くことで、会社を可能な限りアップトゥデートに保つことができる。

霞が関の内部の過ごしやすさではなく、外部への影響という観点からもっとも当てはまっているべき黄金律なのですが、多くの場合において当てはまっていないことは残念ながら認めざるを得ないでしょう。もちろん扱う事柄の性質上定量的な把握ができないものも少なからずあるのですが、それを言い訳にして最初からそうした方向を指向しないケースが多すぎるというのがwebmasterの認識です。

効果的にコミュニケーションを取ること

毎週金曜日、全社員参加の会を設けている。ここでは、発表が行われたり、紹介や、質疑応答なども行われる。こうしたことにより、マネジメントサイドがナレッジワーカーがいま何を考えているかがわかり、逆もまたしかりである。

もちろん各省庁において全員参加の会など設けられていないのですが、1つ疑問があるのは、今や5,000人近くの社員を抱えているグーグル社において、本当に毎週全社員参加の会が開かれているのかということ。いかなるテクノロジーを用いているのかはwebmasterの想像の限りではありませんが、本当に全員参加しているとしても、その者の多くは実質的に質疑応答などに参加できているとは思えないのですけれども。

[economy][BOJ]福井総裁と各界代表者との懇談@名古屋

昨日執り行われたとのことですが、日銀サイトに挨拶要旨は掲載されているものの、掲載されざる(本日掲載かな?)講演・記者会見でいろいろあった模様です。メディアから括弧書きで紹介されている、すなわち福井総裁の発言と思われるものを拾ってみました。

「日銀が時々政府の言いなりになると、将来インフレになるのではと市場が受け止め、リスクの発生につながる」

読売「日銀総裁、量的緩和策解除に改めて強い意欲」

(量的緩和について)「消費者物価指数(の動き)を見ての通りで、終わりに近いのは誰の目にも分かる」

産経(共同)「日銀総裁、量的緩和「終わり近い」 政府の言いなりではリスク」

(自民党の動きについて)「様々な角度から検討されるのは大変望ましい。関心を持って拝聴し、ご協力したい」

朝日「福井日銀総裁、来春の量的緩和解除に意欲」

もちろん最初の発言がなんとも、ということですが、ちょうどbank.of.japanさんが的確なご指摘をされていますので、紹介をもってwebmasterの私見開陳に代えさせていただきます。

ただ、この発言をつらつら眺めていてふと思ったのは、政府・日銀の対立激化という観点では重視されるフレーズながらも、発言の内容をよく考えると、政策運営に関わる重大な意味をはらんでいるような気がした。日銀としてはデフレ脱却のために一生懸命に量的緩和をやった、ところがマクロ的効果はない、そういう状況で「政府の言いなりになれば将来のインフレ懸念が生じる」というのは、言いなりになるのがデフレ脱却に効果がある、という風にも読める。

もちろん、総裁はそんなつもりで言ったのではなく、政府が中銀に介入したときに一般論として想定される(悪性の)インフレ懸念を指したものだろうと思う。問題は、平時で通じる一般論は、デフレという異常時(本当に異常かどうかは別として)には場合によっては通じないケースもある。インフレ時とデフレ時はよく考えて発言しないと、矛盾が起きたり、逆説的な意味を持ったりする。ちょっと気の利いた政治家なら「総裁、なかなかデフレから抜け出せませんなあ。政府の言いなりに少しだけなれば、少しだけインフレになるんじゃないですか」と切り返しそうだ。

最後の文章。実は、日銀とリフレ政策を議論する際のヒントがあるのだが、これはまた別の機会に。

「“発言ミス”、“発注ミス”=慌しい一日だった…」(@本石町日記12/8付)

これだけではあからさまな手抜きになってしまうので(笑)、最後の「ヒント」についてちょっとした考察を。日銀が積極的な非伝統的手法による金融緩和に及び腰なのは、彼(女)らが組織利益に忠実だと仮定した場合には、一つには日銀の財務体質悪化への懸念、もう一つには仮に高率のインフレになった場合に自分たちが責められることへの懸念、があるのではとはwebmasterも何度か書いてきています。

前者についてはバーナンキご推奨のボンド・コンバージョン(=金利スワップ(日銀が変動受け、政府が固定受け))、後者についてはアコード(政策協定)締結が処方箋ですが、いずれも上記の懸念について日銀ではなく政府が損をかぶることが鍵になります。今のところ前者についてはノーリアクション、後者についてはきちんと政府と協調できているから屋上屋だというのが日銀のスタンスですが、これに関して興味深いのが前日(7日)の政府との意見交換会。その後の安倍官房長官の記者会見について次のような報道があります。

安倍晋三官房長官は7日午後の記者会見で、会談について「デフレ克服を確実にするため、政府・日銀が協力して一致していくことを確認した」と述べた。安倍長官は金融政策は日銀の専管事項かとの問いには「政策手段は日銀が決めることははっきりしている」と答えた。

産経(共同)「物価上昇率0%以上が条件 首相、量的緩和解除で」

中央銀行の独立性とは政策目標ではなく政策手段についてのものだ、なんて気の利いたことを安倍官房長官が予め知っているはずもないでしょうから、その影に竹中大臣(さらには高橋洋一さん?)の存在を感じてしまうのです。政府が仮に日銀法改正を持ち出すなら、独立性を政策手段に限定した上で政策目標はアコードで設定、その結果日銀に損失が生じた場合には政府が負担、というシナリオが透けて見えるような気がするのはwebmasterだけでしょうか?

#ちなみにこの会談において、デフレの原因について福井総裁は「バブルの傷跡が非常に大きい。中国が安い人件費で輸出を行い、その競争の中でなかなか(国内企業などは)価格を上げることが出来ない」と説明したという報道があります。今なお中国発デフレ論を信じている人がいるとは、そしてそれが中央銀行総裁であるとは・・・。

本日のツッコミ(全30件) [ツッコミを入れる]
韓流好きなリフレ派 (2005-12-09 06:15)

はっちゃけ田中です。(^^;)。残念ながら作風とテーマは長年の努力?の成果ですのでいまさらレジーム転換はかなりむずかしいかと 汗。

なるべく「メール直張り」などにも皮肉をおさえつつ冷静に議論するように……いや、空手形はひかえときますm()m。

それとbewaadさんと違って「均等待遇」に話をしぼったのは本田さんが実は経済学の土俵にあがりたいのではなく(ご自身も明言されてました)、経済学や現実の政策が見落としているところを指摘したいがための「経済ド素人」発言なんじゃないのか、と思ったからです(これにリフレ批判がかかわってくるのはやりとりしているうちに不覚にも気がついた)。

 それと本や論文嫁、といわれれば学者ならば結構情報ゲットできて喜ぶと思ったのですが。

あと飯田さんが経済学の立場からコメントをよせたり(僕は飯田さんのこの蒸し返しはいいやり方ではないと思います)、dojinさんや本田さんからアンデルセンへの感想を求められてますが、もうそろそろネット上での議論は手仕舞いして、いったんそれぞれ論点もちかえったほうがいいと思います。

まじめな話、主要論者はお互いの著作(私のはっちゃけ冬ソナはおいといてw)を少し読んでたがいの異なる専門領域の理解や共感・反発?を深めたほうがいいと思いますね。

 ですので嫁論はここでも正しいと思うのです。やはり情報提供としてお互いがラッキーとは思っても、なんで嫁!がそんなに批判されるのかちょっとわからないんです、すみません。

 例えば研究者ならば月に何十冊も平均して読んでいるので、ある意味読むのが商売ともいえるので、研究者同士が読め嫁といいあっていても原則それは情報交換の一種ですので。

私などは研究以外のものでも、例えばBaatarismさんにいろいろSF嫁といわれると嬉しいなあ、もっと教えてほしいなあ、と思いますが。人それぞれということでご放念ください。m()m

svnseeds (2005-12-09 06:21)

今回の徳保さんの議論だけど、失業率のところが変ですね。何故か途中で賃金の話になってる(というか失業率がどうなるかについての考察がない)。なんでだろ。賃金の上昇が景気回復に遅行するってことは失業率が低下するってことなのにな。
ていうか失業者が職に就くことの方が、現在雇用されてる人の賃金が上がることよりも重要だし先に改善されるべき問題なんで、その点をリフレ政策の難点として挙げるのはどうかなあ。
ま、現在職についていて給料が低いと嘆いている人の立場に立てば、政治的に難しいって話はその通りなんだろうけど。でもそれ言ったら大抵のことは政治的に難しいです罠。

韓流好きなリフレ派 (2005-12-09 06:29)

連続投稿すまんです。ですので徳保さんの書かれた趣旨「相手が読めといったのを読む気がない」というのはたぶん一般的な研究者(とくにあそこでやりとりしているタフな人たち)には不適切だと思います。私でよければ、本田さんの『若者と仕事』と内藤さんの『いじめの社会理論』はすでにこの論争の過程で読ませていただいてます。本田さんには新作を送っていただき現物嫁攻撃を私にしていただき喜んでおります。(^^)。こういうのは嫌味に思われるかもしれませんが(いや、思わないかもしれませんが)、誤解をかえって与えないためにも学者のマインドといいますか、習癖を私なりに解説させていただきました。他の人が違ってたらすみません。それと速読術と要点看取術(=余分なところは飛ばし読み)+参考箇所だけ贅沢読み という「技」ももっている人がわりと多いです。ですので内容にもよりますし必要にもよりますが、早ければ300ページぐらいの本は30~60分ぐらいで読むこともできるのではないでしょうか。もちろん精読したり問題といたり何度も熟読とかそういうときは単純な計算はできないのはいうまでもないです。

Baatarism (2005-12-09 09:52)

>韓レフさん
僕が本気を出すと、SF嫁じゃなくてライトノベル嫁になってしまいますよ。w
あと、Webページで面白そうなのは、自分のはてなブックマークで随時取り上げてますので、よろしければご覧下さい。

Baatarism (2005-12-09 11:49)

韓レフさん→韓リフさんの間違いです。
どうもすいません。

本石町日記 (2005-12-09 12:34)

TB頂くと思っておりました(笑)。マーケットの馬車馬さんもご指摘されていたように、日銀の正論が矛盾する面があるのは、量的緩和をきちんと総括していないためでもあります。なお、日銀政策委が地ならししてイールドカーブがスティープ化し、その後政府がけん制すると、フラット化に転じた(金利は下がった=総裁の言うリスクが逆に下がった)という事実を日銀はよく吟味しないといけない、と思っております。今後ともよろしくお願いします。

徳保隆夫 (2005-12-09 13:02)

> 韓流好きなリフレ派 さん
どもども。「経済論戦の読み方」「平成大停滞と昭和恐慌」「最後の『冬ソナ』論」の3冊、拝読しました。他は追々……。
> svnseeds さん
失業率についても書いているつもりなのですが、読み取りにくいようなので、記事を一部改訂しました。

韓流好きなリフレ派 (2005-12-09 14:33)

徳保さん、はじめまして。『冬ソナ』までお買い上げいただき本当にありがとうございます。『日本型サラリーマンは復活する』という題名自体はちょっとうけの悪そうな本を書いているのですが、そこには本田さんとの疑問(a〜d)と某所での新疑問(正社員のスムーズな実質賃金低下*)への答えなどがほぼ書かれていると思いますので(長いスパンで)ご参考いただければ幸いです。こう書くときは強制的に?「嫁」というわけではなく、参考箇所のご案内と時間の短縮などの効果を狙っている場合が大半で、私のような大学教員は他意はあまりないんですよ。ですので大目にみてやってくださいm( )m.

* ちなみにw/pなので分子一定でもインフレ(p ↑)になると全体は低下しますので。

 長年、教員をやっていると学生のわずかな質問からその学生の経済学の理解力の全貌みたいなものも少しはわかるのです。高等な質問をしていても基本的な理解に欠けているようだと、難しい本よりも基本的な教科書をまず一通り読んでからのほうがいい、とアドバイスします。そのほうが単純に疑問解決には早道な場合が多いんじゃないかと思うのです。これをネットなどでやったり、または読まれたりすると、なにか高圧的なように思われてしまうのでしょうね。ただ基本的なことがらはやはり教科書レベルのつぼをおさえておいたほうがいい場合が大半だと思うんです。議論がそこそこスムーズにいくと思うのです。ただネットでは印象という問題がからむだけに難しいのかもしれませんね。

 誰かがいったかもしれませんが、このネット上では初心者が参考できる経済学の入門サイトが見当たりません。そういうのがあると参照・引用がらくだと思うのですが。例えば岩波での柳川先生たちの本(おそらく小学校高学年も部分的には読めそう)とか、外国ではソーウェルの『経済学』(図表や数式が一切ない入門書)みたいなものがあると参照がらくになりますよね。議論しているときにはそこからコピペしてすますようなソースが……。

そういうのをつくるのが僕の役目なのかもなあ……。

小学生高学年(あるいは超入門?)ぐらいをターゲットにしてすこしブログで書いてみようかしら。でもコピペして「嫁」じゃ、同じなのかしら? ん〜〜。

>Baatarismさん、『ライトノベルめった斬り』まで購入してしまいました。ざざ、と読んだのですが、なかなか面白い世界ですね。特に70年代のライトノベル(の先駆形態)はかなり読んでます。ここでやるとなんですが 笑 新城氏の蓬莱学園のほかの作品は経済ぽい話題はないのでしょうか? またお教えください。

韓流好きなリフレ派 (2005-12-09 15:11)

あと徳保さんにお聞きしたいのですが、私のどの著作の部分が「はっちゃけ」なのでしょうか? 冬ソナ? 笑。お書きになったところから類推するにフィツシャー効果について田中がふれてない、とも読めますが、お読みいただいた三冊には内容の構成上、そのことにはふれてはいないのですが、先のサラリーマン本と『構造改革論の誤解』には紙数を割いております。これは嫁ということではなく、私の発言(所在の指摘)を信じていただければすむと思いますので。

徳保隆夫 (2005-12-09 18:34)

 「平成大停滞と昭和恐慌」は落ち着いた印象でした。気になったのは例えば「経済論戦の読み方」の辛口書評と「最後の『冬ソナ』論」のJMM対談本へのご意見など。野口さんの「経済学を知らないエコノミストたち」にも、近い印象を持ちました。一方的な批判が目立ち、異論に「理解」がない。これでは説得に失敗するはずだ、と思ったのです。
 安達本のフィッシャー効果解説は、その知識自体ではなく、リフレ政策が効果を発揮しない可能性が理解でき、印象に残ったことが私にとって重要でした。竹森さんの月刊誌連載や「経済論戦は甦る」も同様です。なので、フィッシャー効果について解説されていたから素晴らしい、といいたいわけではありません。
 最近、大学1年前期向けの教科書を何冊か読み、「**の法則」をたくさん知るだけなら、教科書が最高だと再確認しています。でも、興味のない法則の解説はサラっと読み流して後に残らない。知識自体には、どうも興味を持てないのですね。
 リフレ政策の妥当性やリスクについて、じっくり考えさせられるかどうか。「私はこう思います、さてあなたは?」ではなく、「**なんだよ! わかった?」という感じ。そのあたりを「はっちゃけ気味」と表現しました。

韓流好きなリフレ派 (2005-12-09 20:10)

徳保さん、たぶん永久に埋まらない溝かもしれませんが、「説得に失敗するはずだ」というのが意味が不明です。誰を説得するのでしょうか? 読者だとしたらどこに失敗した証拠があるのでしょうか? 批判されている人を説得という意味でしょうか? それでしたらそのような目的をもっているなどとはどこにも書いていません。野口さんの本もそうですし、私には単に批判的な文章をあなたがお嫌いだという根拠だけで書かれているように思えるのですが。

安達本では完全雇用のときにリフレ効果がでない、とかいてあるかもしれませんが、その記述は私と野口さんも採用しています。

「**なんだよ! わかった?」という感じ。
そんな表現使ったことないですので、申し訳ないですが、単なるいわれなき批判というわけでしょうか? 辛口の批判がお嫌いなのは十分わかりましたが、できれば趣味嗜好ではなく、それなりの論理で私や野口さんを批判しないでは、あなたが批判したいものをあなたが批判したい観点から書いているだけですよ。私たちは論理的な理由を書きますが、徳保さんのは感情的な好き嫌いだけではないかと思います。

韓流好きなリフレ派 (2005-12-09 20:17)

おそらく批判的な文章が嫌いという理由だけのようですから(「異論」に理解がない、ならどこが理解がないのかを明記すべきです、その基本的な作業が欠けたまま批判されるということはまさにただの誹謗だと思います)永遠に溝は埋まらないと思いますので、bewaadさんのところでこれ以上やりとりをするのは望みません。これにレスされても答えることはしませんが、もしどうしても意見がおありのときは私のブログの方か、または出版社に直接感想なりを送っていただけるとうれしいです。

svnseeds (2005-12-09 21:17)

徳保さんどうも。せっかく改訂していただいたようですが、やっぱり失業率についての言及が僕には読み取れません。というかどう改訂していただいたのかもわからないというか。にぶくてすみません。

僕が気になったのは、

> リフレ政策で失業率が低下するのも同じような話。賃金は下方硬直性がある
> ので、簡単には下がらない。デフレで9割の国民は生活が改善するのは、この
> ためだ。1割の負け組だけが悲惨な失業や賃金切下げへと追い込まれる。逆に
> インフレ傾向が明らかとなっても失業率が下がるまで当面は買い手市場が
> 続き、賃金は伸びないことが予想される。

というところです。最初は失業率の話で始まっているのに、最後は「リフレ政策が成功しても既雇用者の賃金はすぐに伸びない」ことが問題になっている。なんだかまるで、リフレ政策が成功した際には失業率が低下する、ってことが全然評価されていないように読めるんですよ。失業率の低下というのは望ましい、まず起こるべき変化のはずなんですが。

svnseeds (2005-12-09 21:21)

連続すいません。○○嫁問題について。
これ実際にアマチュアでも結構言っていて、特にリフレ支持層には確かに多いように思いますね。というか僕もそのひとりです。この理由にはたぶん次の2つがあるように思います。

ひとつは、現在リフレを支持してる人ってのは、プロ/アマ問わず、ほとんど転向組だってこと。生まれたときにリフレ印のスプーンをくわえてた人なんていないわけです。最初は半信半疑、もしくは全くいかがわしいと考えていたことが、色々読むうちにもっともらしいと思えるようになった、という経験をしている。

だから、同じような疑問を持っている人を見つけたら、過去に自分の疑問を解決してくれた本をつい薦めてしまうと。逆に言うと、それ程熱心に調べたり読んだりしていない人には冷たかったり馬鹿にしたりといった印象を与えてしまうのだろうな、というのもある程度理解はできます。まあこの辺はchemistryの影響も大きいんでしょうね。つまり信頼関係の構築の問題です(そういう意味ではbewaadさんの「余は如何にして利富禮主義者となりし乎」はすごく良いテキストだと思うんだけどな)。

とは言え、印象の問題とロジックを理解することとは別の次元の話なので、ごっちゃにしない方が良いのにな、とは思います。リフレ政策に疑問を持つ人の意見を読むと、自分には理解できるが世間/一般の人にはこれじゃ理解できない、だからダメ、という批判が多い。じゃあなたはどうなんですか?ってのが僕の最大の疑問。納得できていないのは自分なのか、自分の中の世間の人なのか?その辺がすごく曖昧に思えます。というか、自分が納得できるまで調べる手間を省くためのexcuseとして世間を持ち出しているように見えてしょうがない。って書くとまた一方的だって言われそうですけど。わはは。

2点目は、経済学ってのはやはり積み上げが必要な学問なのだということ。というか学問一般そういうものですよね。つまり、ある問題を議論するためには、その前提となる基礎を共有している必要がどうしてもあるわけです。で、そういった基礎を解説している良い教科書はいっぱいあるので、ウェブ上のこのような場でそうした教科書よりも良い説明がより簡単に出来ない限り、教科書嫁ってのはお互いの時間の節約になるわけです(だから田中先生のオンライン教科書案はすごく良いアイデアと思います。ROI無茶苦茶低そうですけどw)。

これは、言葉を変えると、興味の裾野が広い人じゃないと過去の知見の蓄積の理解が前提となった議論(つまり学問的な議論)は難しい、ということになるんじゃないかなと。といってもリフレ政策の理解にロケット工学が必要なわけじゃないですけどね。どうも、これ嫁と言われて素直に読む可能性のある人は、そのほとんどが既にそれを読んでるんじゃないかと思う今日この頃。

って長々すみません>bewaadさん。こうやって長々書くからリフレ支持層は嫌われるんだろうなあw。要するに「何で理解できないのか理解できない」ってお互い思っているところが深い溝なんでしょうな。

一国民 (2005-12-09 22:30)

>ま、我らが業界には「自社製品」がありませんから・・・。

法律を自社製品のように感じることはないのでしょうか。
「きっとこの法律でお年寄りの事故がへるぞ」とか「失業率を下げる効果があるぞ」とか。まあ実際当事者にはならなくても、その法律に関係のある人の身になってみる、というのがあると良いのではないかという気も。

規制業種 (2005-12-09 23:12)

情報共有について、以下でなかなか面白い話題が出ているのですが、
http://ised.glocom.jp/ised/10060821

以下はホントかよ、と。
>自分自身が経済産業省を見ていてどう思うのかということについてです。ちょっと傲った見方かもしれないのですが、この組織はもともと社会や産業構造の仕組みを変えること自体を生業としている部分があるんです。

とーにゅー (2005-12-10 02:26)

徳保さんのエントリでは,以下の文が気になりました。

>興味ない本を読むには1冊につき3〜10日かかるのだから、
>それでは議論にならん。

一般論としては,提示された10冊以上の書籍全てを読むのはたしかにしんどいでしょう。しかし,なにも言われるままに全部読む必要はないですよね。で,2,3冊読むのに,忙しくて仮に半年かかったとして,なにか問題があるのでしょうか。互いに1,2日のうちに返答を書かなければ「議論にならない」わけでもないでしょう。1週間後になんらかの結論を出さなくてはいけない,という議論をしているわけではないのですから。

こんなことを書くと年寄り扱いされるかも知れませんが,かつての fj では「それにはこの本を読むといいよ」と言われた側が,何週間,ときには何ヶ月か経ってから「本読みました。それで,私はこんなふうに考えました」と書き込んで,再び議論が進行するということは珍しくありませんでした。

まあ,そのころの fj を読み書きしていた人たちの多くは研究者やその予備軍でした。しかし「素人」にもそのようなスタイルで議論していた人たちはいました。また,現在の,たとえば 2ch でもそのような進行の仕方をしている議論はあるのではないかと思います。こうした「悠長」な議論の進め方は決して否定されるべきものとは思いませんし,私はむしろ望ましいものだと考えます。

koge (2005-12-10 03:06)

>同じ労働者に倍の賃金を支払ったからといって倍のアウトプットが得られるわけではありません。
>同じ賃金を倍の労働者に支払った方がアウトプットは倍に近づくでしょう
ブルーカラー労働はそうでしょうが、ホワイトカラー労働が主流になった現在でもそれが成り立つのでしょうか?
むしろそれが成り立たなくなってきた事が今の経済・社会にさまざまな歪み(「構造改革」論とか)を生んでいるのでは?
参考:http://www.geocities.jp/japankaroshi/karou3.html

koge (2005-12-10 03:09)

>これ嫁と言われて素直に読む可能性のある人は、そのほとんどが既にそれを読んでるんじゃないか
最近は「学者」でありながら読もうとしない人も増えてますからねぇ。
まあ、「読んだ」と言ってるのに…な人もいますが。自戒をこめて。

bewaad (2005-12-10 05:35)

>嫁問題
徳保さんご自身のエントリをtrackbackしていただいた後で申し上げるのもなんですが、個人的理解を整理の一助として書くと次のとおりです。

徳保さんは(ありがたいことに)当サイトのテキスト等をご覧いただいて経済問題に関心をおよせいただき、実際に数十冊の経済本を読破され、さらにはご自身のHTML/CSSに関する議論のご経験を踏まえ、ご提案をなさっているのだと思います。

要すれば多くの人にとって読書の機会費用は相対的に高く、それだけのコストを負担する変わり者は呉智英さんのお言葉を借りるなら「読書階級」なわけです。

よってリフレ派の普及戦略としては、
1.テレビ番組程度に噛み砕いたマス戦略
2.「読書階級」を対象とするハーヴェイロード戦略
が考えられるのですが、今のやり方は後者向きであってその手法を前者に適用するのは不適当だと。

#徳保さんは中身の話もあわせ考察されていますが、ここでの議論に即して言えば、です。

で、これは大いに傾聴すべき部分があるのではないかと思います。

bewaad (2005-12-10 05:41)

>らのべ
経済論壇など比較にならないほど展開が速く、はまるときりがなさとうとしり込みしてます(笑)。

bewaad (2005-12-10 05:45)

>本石町日記さん
これだけ火に油を注ぐような発言を繰り返すのでは、以前お書きになられていたように、武藤副総裁にプロパーの期待が集まるのも無理ないように思います。

bewaad (2005-12-10 05:50)

>一国民さん
もちろん法令(や予算案)はある意味では自社製品ですが、この文脈には当てはまらないのではないでしょうか。単に使い手の立場にたって考えるだけでは見落とすようなことが実際に使い手になることでわかるというものですが、「実際に使ってみる」のが不可能ですから。

bewaad (2005-12-10 05:53)

>規制業種さん
生業というより業(ごう)ではないかと見えるのですが(笑)。

bewaad (2005-12-10 05:55)

>kogeさん
雇用創出力があるのは主として労働集約産業ですし、そこでは頭数が有効なのではないかと思います。

ir (2005-12-10 09:57)

>svnseedsさん
>自分には理解できるが世間/一般の人にはこれじゃ理解できない、だからダメ、という批判が多い。じゃあなたはどうなんですか?

同感です。「理解できない」というか「納得が得られない」「支持されない」「反発される」という言い回しが多いでしょうか。正直言って「みんなが君を嫌ってるよ」と大差ない言い回しだと思います。「世間」であれ「社会」であれ「一般人」であれ、一人一人の「あなた」の集まりでしょうに。「あなた」に届けば「世間」は変わる。まずはそこから。鍵括弧多くて申し訳ない。

cloudy (2005-12-10 17:14)

bewaadさんの声が届いている人もかなりいますよ。そういう人達は特に反論してこないので目立たないだけです。↓
http://d.hatena.ne.jp/rna/20051108/p1

小僧 (2005-12-11 02:45)

わけわかめなあさっての方向に書きこんでみますが、
○ 理解する(できない)。納得する(できない)。共感できる(できない)。は類義語か。また、それらの違いと関係を述べよ。特に
○ 上の 3 つで短時間で可能なものとそうでないものを分けよ。
○ 両立可能か。そうでない場合は具体例を挙げよ。
などに妄想を馳せた結果、理解が先に来る人ばかりではないのだから、共感できない点をつぶすことの強調も必要なのかなと。という訳で(なにがだ?)、
> 一人一人の「あなた」の集まりでしょうに。「あなた」に届けば「世間」は変わる。まずはそこから。
を出発点にするのは悪くはないとはいえ、「実装の困難を乗り越えなくてはいけないから、そういうことができるのは恵まれた人間だ」という批判に答えないと、届かせたいところには届かないか..なぁ。
#私個人は共感しますが、素朴な物言いなのではという事です。念のため。

bewaad (2005-12-11 12:19)

>irさん、小僧さん
関連するエントリを本日(12/11)書いてみました。批判的にご検討いただければ幸いです。

bewaad (2005-12-11 12:22)

>cloudyさん
徳保さんもご理解いただいた方々の一人なのですが、とまれ、アニマルスピリット(笑)に基づきより説明のスキルを上げていくためにどうすべきか、あれこれ試行錯誤しているところです。

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韓リフさんが終了宣言してるのでトラバにします……。

リフレ派の問題点 「インフレになれば金利がその分上昇する。デフレは実質金利を押し上げるのでよくないが、インフレ率が0を超えても実質金利は変化しない」というフィッシャー効果によるインフレ無効論については、「フィッシャー効果は予想インフレ率に対応するものだか..

bewaadさんのこちらの記事と諸コメントを読んで思う所があったのでレスを書いていたら長文になってしまったので、こちらに載せてトラバにしてみます。トンデモ系な私が言うのも何ですが、『○○がお勧めです』と言われれば、分かっていない方としてもそんなに抵抗はありま...


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