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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2005-12-23

[economy][computer]貨幣のモデル化(補論)

先のエントリ(12/1912/20)に関連して、次のドキュメントが参考になるとメールで情報提供いただきました。

webmasterの考察に飽き足らなかったという方々におかれましては、ぜひご参照いただければと思います。

[science]「ニセ科学」入門

経済学に基づいた主張をするに当たっても参考になるテキストではないかと思います。とりわけ次の部分は示唆的でしょう。

いくつかの実例を議論した中で、「ニセ科学」は”科学に見える”ということを強調した。いや、それどころか、実は本物の科学よりも科学らしく見えてしまい、だからこそ受け入れられているのではないだろうか。つまり、ニセ科学の信奉者は決して科学が嫌いなわけではなく、本物の科学よりもニセ科学のほうを「より科学的」と感じているのではないだろうか。

その理由となるのが、科学の実像とパブリックイメージとのギャップである。推測だが、科学に対しては「さまざまな問題に対して、曖昧さなく白黒はっきりつけるもの」というイメージを抱いている人が多そうである。もちろん、現実にはそうではない。科学は本来曖昧なものである。科学者に質問したとしても、いろいろな留保条件をつけたりいくつもの言い訳をした上で、しかも往々にして歯切れ悪く曖昧な結論しか出せない。科学者の態度としてはこれが普通なのだが、パブリックイメージからすればこれはあまり科学らしくない。

一方、ニセ科学はどうか。プラスは悪く、マイナスはよいだとか、A型は几帳面だとか、+21は腎臓に最高だとか、とにかく小気味よくものごとに白黒をつけてくれる。この思い切りのよさは、決して本当の科学には期待できないものであるが、しかしそれこそが科学に期待されるものなのに違いない。「科学らしさ」に加えて、ニセ科学が受け入れられるもうひとつの理由として、「願望充足」を挙げておく。ニセ科学は、信じたいと願っていることを提示してくれる。一部の人にとっては「信じたい」と「信じる」がほぼイコールなのだろう。それは一種のニューエイジ思想だが、そこから市民運動とニセ科学の結びつきが生じる。市民運動家には、原発の悪い点、大企業の悪い点、大規模開発の悪い点、そういうものを提示してくれる説は信じて、そうでない説は信じないという傾向がどうしても見られるのだが、イデオロギーに合う説だけを受け入れるなら冒頭にも書いたようにルイセンコ事件の縮小再生産版みたいなものである。

[WWW]alphabloggers 2005投票

基本的にプロはすごいんだぞ、という方向で。

(1) 職場の同僚に、「仕事やキャリアに役立ちそうなブログを3つだけ教えて欲しい」と頼まれました。あなたはどのブログを薦めますか?

おおやにき
新進気鋭の法哲学者大屋雄裕さん(名古屋大学法学部助教授)のblogです。社会における法とは何か、ということについて考えさせてくれます。個別の法的問題を考えるに当たっての基礎作りとして是非。
ふぉーりん・あとにーの憂鬱
現在ニューヨークにてロースクール在学中の弁護士47thさんのblogです。「法と経済学」(法的事象のミクロ経済学による基礎付け)の観点からの時事問題の分析はとても勉強になります。
かみぽこぽこ。
現在イギリスにて政治学博士課程在籍中のかみぽこさんのblogです。マスメディアの政治解説に飽き足らない方にお薦めです。

(2) 友達や家族に、「何か『面白いブログ』を教えてくれない?」と言われました。あなたはどのブログを薦めますか?

Economics Lovers Live
「韓流好きなリフレ派」こと田中秀臣さん(上武大学ビジネス情報学部助教授)のblogです。ご専門の経済学にとどまらない旺盛な知的好奇心は読む者を飽きさせません。

以上、まずwebmaster自身がお世話になっているところから選ばせていただきました。

本日のツッコミ(全17件) [ツッコミを入れる]
すなふきん (2005-12-23 08:59)

>「ニセ科学」入門
>市民運動家には、原発の悪い点、大企業の悪い点、大規模開発の悪い点、そういうものを提示してくれる説は信じて、そうでない説は信じないという傾向
>イデオロギーに合う説だけを受け入れる

元サイト http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/nisekagaku_nyumon.html から抜粋
>ひとつにはイオンという言葉から受ける「科学っぽい」印象である。
>オカルトも超能力も信じない人でもマイナスイオンには引っかかるということである。

このところ吹き荒れたトンデモ日本経済論の嵐にしても、多分に同様な傾向が強かったかと。いかにも経済学的に見える装いといった点でも、ニセ科学のいかにも科学的に見える装いと通じるところがありそうな。その意味では「いかにもトンデモな」オカルトなどより、かえって弊害が大きいともいえますね。マイナスイオンなど、私もこの文読むまで信用してますた、お恥ずかし。人間はいかに「畑違い」に弱いかということでもありますか。

kumakuma1967 (2005-12-23 19:37)

プラスに帯電している浮遊粒子が多い空気中にマイナスに帯電した粒子を放出してくっつけてしまおうというモノとして、無効とも言えない気がします。(電気集塵機より有効とは思ってませんけど。)
 そこに空気のきれいな場所にはマイナスイオンが多いとか、変な話をくっつけるから非科学になっていくんですね。
 個人的感想としてマイナスイオンは製造者がやっていけるだけの価格がモノに与えられないので、お話を商品にくっつけてなんとかやろうって現象で、デフレの産物だったりすると思ってます。

bewaad (2005-12-24 02:56)

>すなふきんさん
典型的には木村剛さんでしょうか。現場が分かるプロというスタンスを彼がとった段階ですでに有利だったといえるように思います。

bewaad (2005-12-24 02:58)

>kumakuma1967さん
マイナスイオンについては安井至先生が、加湿器としての効果は当然あるしそれを超える効果は当然ない(大意)とおっしゃっていたのが印象に残っています。

47th (2005-12-24 07:39)

「清き一票」をありがとうございます。
私の方こそ、いつも勉強させて頂いております。(マクロと政局ネタはコメンテーターの皆さんのレベルが高すぎて、完全にROMですが^^;)
これからも、どうか宜しくお願いいたします。

kirie (2005-12-24 15:04)

はじめまして。いつも勉強させていただいております。
錚々たる面々の中でこのようにコメントさせていただくのは気が引けますが^^;


>科学に対しては「さまざまな問題に対して、曖昧さなく白黒はっきりつけるもの」

おそらく、「科学的なもの=数学的に証明できるもの」という幻想があるのでは?
数学の証明のように(その数学の分野でさえ、あいまいな面は多々ありますが)、何もかもがすっきり分かるようにするための学問群が科学であって、
そうでなければ科学の意味がないと考えている人が案外多い気がします。

つまり、「自分には訳が分からないけれど、科学者が研究することによって分かりやすくなる」ということを期待していることの裏返しではないでしょうか。

anon. (2005-12-25 01:46)

かみぽこぽこさんの日記は面白いですが専門的知見にもとづくものではないですね。為念。

bewaad (2005-12-25 17:20)

>47thさん
こちらこそいつも勉強になります。M&A実務等についてはこちらもROMですがふむふむとうなっております。今後ともよろしくお願いいたします。

bewaad (2005-12-25 17:25)

>kirieさん
宮台先生流に言えば科学といえど多くは「物語」として消費されていて、でも科学者は科学を「物語」としては構築していないので、より「物語」を求めるニーズに合う形で構成されたニセ科学の方が選好され易い市場があるということではないでしょうか。

bewaad (2005-12-25 17:26)

>anon.さん
かみぽこさんの論考は、真正面から専門用語を使ったりはなされていませんが、バックグラウンドには専門知識やフィールドワークが存在するように思っています。ひいきでしょうか(笑)?

Baatarism (2005-12-25 18:14)

かみぽこさんは僕もいつも読んでます。
自分のアルファブロガー投票に入れても良かったのですが、3人の枠から外れてしまいました。w

bewaad (2005-12-25 18:20)

>Baatarismさん
3人って、考えてみるとかなり厳しい制約ですよね。いくつか泣く泣く切った人がいます。

anon. (2005-12-25 19:38)

> bewaadさま
 
> ひいきでしょうか(笑)?
 
そうだと思います(笑)
本来なら、もう少し多くの政治学者たちが時論系ブログを書いたほうがよいのでしょうが、学問的禁欲との兼ね合いもあってむずかしいかもしれません。

bewaad (2005-12-26 03:18)

>anon.さん
他分野の先生方は書かれているのですから、不思議な気もします。山口二郎先生ぐらいでしょうか、政治学畑でそれなりに有名な方が書かれているのは。

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人間が確かに自分で見たり聞いたりして経験したものであっても、直感的に感じたものでも、それはそれだけで証明されたことにはならない。人間の感覚はきわめて曖昧で騙されやすいので、その現象が実在すると証明することは幾多の科学的実証過程を経なければならない面倒く..


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