archives of BI@K

CSS: default alternative
(要cookie)

toppage memoranda

(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|

2006-03-11

[economy][BOJ]福井日銀総裁記者会見(3/9)

まあ概ね想定の範囲内でしたが、あまりにひどい言い草が。

(問) 中長期的に日本経済はどうなるかわからないと思うが、量的緩和という金融政策のオプションは、中央銀行において今後採ることがあり得るのかどうか、もう量に戻ることはないのかどうか、伺いたい。

(答) 天変地異まで予測して私がここで申し上げることは非常に危険なことであるので、申し上げない。極めて異例な政策を採り続けてきたということからお察し頂ければ、通常想定し得る範囲内で、そういうことはオプションの中に入らないのが当然で、もしそれ以上のお尋ねであれば天変地異を予測しているのかという質問になるので、そういうことには答えられない。

総裁記者会見要旨(3月9日)

量的緩和は極めて不十分なデフレ対策だったとwebmasterは思いますが、その程度のものの導入ですら天変地異が原因だとでも? 1ペタ歩譲ってバブル崩壊時の金融政策の失敗によるデフレ突入は戦前までさかのぼらないと前例がなかったとして弁護の余地があるとしても、ゼロ金利解除がデフレ深化に大いに貢献したことは、事前にも数多くの警告が発せられたにもかかわらず強行したわけで、日銀自身に弁護の余地があるはずもありません。webmasterがかねてからしつこく主張していることですが、日銀のメンタリティは速水時代と全く変わっていないことがよくわかります。昨日使った文を使いまわさせていただきましょう。

日銀は存在自体が日本経済にとって害悪ですねぇ、まったく。

#ま、デフレ下での引締めへの政策転換なんて天変地異みたいなものですが(笑)。

[economy][BOJ][media]量的緩和解除に係る主要各紙社説

ここでは、読売、朝日、毎日、日経、産経、東京の6紙をランキング形式で一通り浚ってみます。

第1位:東京新聞

正直申し上げてうれしい誤算(笑)です。社民党・共産党的なデフレ容認論、金利引上げ論が多かったような印象でしたから。

だが、肝心の物価は最近の消費者物価指数がわずかな上昇傾向を示す一方、国内総生産(GDP)デフレーターは下落幅を拡大している。原油高騰という一時的要因もあり、総じてみると、残念ながら、デフレを完全に克服したとはいえない。

目的を達成する前に、政策転換に踏み切った今回の解除は、やはり「前のめり」の印象を免れない。小泉純一郎首相はじめ、政府が繰り返し「慎重な判断」を求めていたのを振り切って解除した以上、日本経済に対する日銀の責任は、従来にも増して重くなった。

東京「量的緩和解除 市場の安定に全力を」(3/10社説)

このように現在の日本はまだデフレだとはっきり認識した上、時期尚早であると論じたのは唯一東京でした。財政再建云々と言っているのはなんですが、それは他紙も同じですし。

第2位:読売新聞

デフレについては安定してそれなりの論陣を張ってきた読売ですが、今回も比較的まともです。

2001年3月以来、続いてきた量的緩和政策が解除された。日本経済が健康体へ戻る中で、非常時に導入された金融政策が正常化へ向け、第一歩を踏み出した。消費者物価指数の伸び率がプラスに転じ、デフレ脱却のめどが立った、と判断したからだ。

政府や与党には「解除は時期尚早だ」と疑問視する向きもある。

この日の株価は上昇し、懸念されていた解除ショックを一応、乗り切った。しかし、判断が適切かどうかは、日本経済の今後の推移にかかっている。デフレに逆戻りせず、息の長い本格的な回復が続く。そうした実績が示された時、日銀の決断の正しさが証明される。

読売「ゼロ金利の継続を明確にせよ」(3/10社説)

解除そのものをめでたしめでたしとしないのは見識でしょう。「デフレに逆戻り」ってまだデフレですが、というのは気になるものの、今後下落に転ずれば判断が誤っていたということになるわけですし。

だが、日銀が決めた金融政策の新指針はわかりにくい。消費者物価指数の望ましい上昇率を「前年比で0〜2%程度」とし、政策運営の参考にしていくとした。この指標は金融政策をどの程度、拘束するのかが明確ではない。

今後の焦点は、ゼロ金利政策がいつまで続くかだ。日銀は当分、この政策を継続する意思を明確にし、景気回復を下支えしていくべきである。市場との対話を深め、金利や株式市場の混乱を招かないよう心して舵(かじ)取りに当たってほしい。

読売「ゼロ金利の継続を明確にせよ」(3/10社説)

このあたりはインフレターゲティングを念頭に置いた記述でしょう。はっきり書いてほしいなぁと思わないではないですが(笑)。

量的緩和は、主要な先進国では例のない実験的な政策だった。デフレからの脱却を目指して短期金利をゼロ%近くまで引き下げ、これ以上、利下げすることができなくなった。そこで、日銀が採用したのが、市場に出回る資金の「量」を潤沢に増やす手段だ。

預金の金利はスズメの涙と化し、年金生活者がしわ寄せを受けた。余剰資金が株式市場などに流れ、ライブドア事件などのマネーゲームを誘発する要因ともなった。そうした副作用に目をつぶりながらも、日銀はデフレ克服を達成する非常手段として、量的緩和を続けてきた。

読売「ゼロ金利の継続を明確にせよ」(3/10社説)

ただし、この記述はいただけません。預金金利は実質金利で考えれば違いますし、年金は物価スライドが行われなかったわけでしわ寄せは年金生活者ではなく現役世代に及んでいます。余剰資金ってマネーサプライはろくに伸びていませんし、ライブドアは市場監督制度のあり方の問題です。読売にしてこの程度の認識かと考えると悲しくなってくるのを禁じ得ません。

第3位:朝日新聞

予想よりましといったところでしょうか。

物価の下落が収まり、世界でも異例の政策をやめられるのは歓迎していい。ただ、デフレへの逆戻りがないよう十分な目配りが望まれる。

朝日「日銀の転換 デフレに戻らぬ目配りを」(3/10社説)

物価の下落は収まったといえる状況にはありませんが、異例の政策だからやめてよかったのではなく、物価の下落が収まったという認識から評価を導いている点は残る3紙(って半分ですが(笑))よりましです。

ただ、これを「インフレ目標」のようにとられることを、日銀は警戒している。確かに、物価の目標値ばかりが独り歩きすれば、資産価格への目配りがおろそかになる心配が出てくる。87、88年のバブル生成期に株や土地は急騰したが、一般物価の上昇率は1%以下だったことから利上げのタイミングが遅れた苦い経験がある。

朝日「日銀の転換 デフレに戻らぬ目配りを」(3/10社説)

バブル生成期において何より反省すべきは景気がよかったにもかかわらず財政がゆるかったことと、国鉄用地の売却を渋るなど政府のミクロ的対応がまずかったことでしょう。資産価格に金融政策が振り回されたからこそバブル崩壊後に「失われた15年」になってしまったわけで、資産価格への目配りなどおろそかで結構です。

政府・与党からは量的緩和の解除を牽制(けんせい)する発言も浴びせられたが、日銀はあえて踏み切ることで中央銀行としての意地をみせた。

一方で独立性には強い責任が伴う。日銀は組織の面子(メンツ)にとらわれることなく冷静な政策運営を心がけてほしい。

朝日「日銀の転換 デフレに戻らぬ目配りを」(3/10社説)

webmasterの理解では意地と面子には似通ったところがあるわけで、量的緩和の解除は面子にとらわれた冷静でない政策運営だったということですよね(笑)。

第4位:日本経済新聞

特徴的なのは中央銀行の独立性に関する記述が多いことです。

今回の日銀の決定については小泉純一郎首相も「日銀の判断を尊重する」と述べ、最終的には2000年のゼロ金利解除の時のように、政府・日銀の対立が決定的になる事態は避けられた。ただ、今回の量的緩和解除の過程では、政府・与党幹部などから日銀の金融政策への注文が相次ぎ、一部では日銀法改正までちらつかせて日銀に圧力をかけるような動きもみられた。

独立し信頼ある日銀に

中央銀行に過度な政治圧力をかけるのは望ましくない。政府は中央銀行の独立性を尊重し、中央銀行は独善に陥らないように政府との意思疎通を心がけることが重要だ。独立性が高く市場からも信頼される中央銀行の存在は、日銀だけでなく日本国民にとっても利益になることであり、その方向を目指してほしい。

日経「金融政策の正常化への一歩だ」(3/10社説)

はっきりとした書き方でないので下衆の勘繰りだったらごめんなさいですが、日銀批判は内容にかかわらずダメってことですか? ゼロ金利解除のときも今回のように政府が「日銀の判断を尊重する」とでも言った方がよかったとでも?

金融政策が世界的な転換期を迎えるなかで、急激なドル安など市場の混乱を避けるには、米国が財政赤字の削減などで貯蓄引き上げに取り組むと同時に、日欧が構造改革などを通じ潜在成長率を高め、均衡のとれた成長に移行する必要がある。日銀はこうした内外の経済・金融情勢を十分見極めながら、金融政策の正常化を進めてほしい。

日経「金融政策の正常化への一歩だ」(3/10社説)

・・・やっぱり構造改革が好きなんですねぇ(笑)。

第5位:産経新聞

論理性に大いに欠けてますが、ID論の普及に努めるような新聞ですから仕方ない(笑)。

目安については、目標とする物価上昇率を示し、それを達成するまで、日銀が資金供給を続けるべきだとする誤解を招くようなインフレ目標を求める声もあった。これを「一度火が付いたインフレは制御できない」として排除したのは正しい判断である。

産経「量的緩和解除 金融政策の正常化へ一歩」(3/10社説)

いまどき日銀だってそんな理由ではインフレターゲットに反対してませんが(笑)。

長期間の量的緩和でだぶついた資金が株式や不動産に流れている。日本は消費者物価が安定していても、土地や株など資産価格が急騰するバブルを経験した。

今後、資産価格上昇がはっきりした場合、消費者物価上昇率が0−2%内であるとして利上げに反対する声が出ることは十分予想される。一年後の見直し時も同様だ。

産経「量的緩和解除 金融政策の正常化へ一歩」(3/10社説)

バブル崩壊から何も学ばず、そんなに日本経済を痛めつけたいのですか。朝日よりよっぽど売国奴(笑)ですなぁ。

第6位:毎日新聞

鉄板(笑)。

また、金融市場は3月の解除を織り込み、解除してもショックを受けるおそれが小さかった。政府・与党の反対論も薄れた。消費者物価のプラスに加えて、昨年10〜12月の実質成長率は年率5・5%と力強い伸びを示した。これでは反対するのが難しい。4月解除の見通しが1カ月早まった。

毎日「量的緩和解除 「金利復活」へ急がず遅れず」(3/10社説)

市場は織り込んだというより織り込ませられたと表現すべきなのはご案内のとおり。政府・与党の反対論は匙を投げたというやつでしょう(笑。反対が薄れなかったら意見が違うんですかねぇ)。消費者物価指数の上方バイアスは無視した上、成長率が伸びたとして、それを下支えしようってアイデアはないのでしょうか。

焦点は「目安」だった。これまでの量的緩和政策は日銀当座預金残高を目標とし、30兆〜35兆円と数値を掲げた。これが市場に安心感を与え、長期金利が低位で安定するのに役立った。「時間軸効果」と呼ばれるものである。

毎日「量的緩和解除 「金利復活」へ急がず遅れず」(3/10社説)

わかってもいない「時間軸効果」という言葉を使わない方が身のため。残高を維持したって将来の金利引上げを臭わせれば中長期金利は上がるわけで、昨年末から時間軸効果はどんどんなくなっていきました。

望ましい物価水準を数字で示すインフレ目標論もあった。しかし、それだと土地投機などが起きたとき機動的に対応できない。

毎日「量的緩和解除 「金利復活」へ急がず遅れず」(3/10社説)

だから土地投機(を一律に悪とみなすのもどうかと思いますが)への対策に金融政策を割り当てるのは間違っているんだってば。

政策委員が今回「物価安定」と考える消費者物価上昇率は0〜2%であり、中心値は1%前後に分散していた、と発表された。数値が示された。しかし、幅があり柔軟だ。政策の自由度が高い。

それ以外のさまざまな「リスク」も考慮するという。ゼロ金利政策に伴う資産バブルを警戒する必要がある。これも妥当だ。

毎日「量的緩和解除 「金利復活」へ急がず遅れず」(3/10社説)

各国で導入されているインフレターゲットは普通幅があるものなのですが、批判対象がどういうものかも知らずに批判し、他方では特長の1つとして誉めそやすと。はぁ・・・。

で、資産バブr(略)

#資産価格の上昇がファンダメンタルズに照らして正当化できるのか、それともできない(=バブル)のかなど事前にわかるはずもないのですが、毎日新聞社はバブルに踊って痛い目にあったので羹に懲りて膾を、といったところでしょうか。

日銀は「金利復活」を急ぎ過ぎてはならない。しかし、慎重すぎても資産バブルのおそれがある。日銀は急がず遅れず経済情勢と歩調を合わせる必要がある。これからが腕の見せどころだ。

毎日「量的緩和解除 「金利復活」へ急がず遅れず」(3/10社説)

しs(ry

本日のツッコミ(全29件) [ツッコミを入れる]
ピクシー (2006-03-11 02:11)

結局、日銀が量的緩和解除を実行した意図って何ですか?
単なる意地なんですかねー?

INOSAN (2006-03-11 02:12)

金利だけで食べてる人がどれだけ居るのやら?とはいえ、思想的な硬直さとは別に節操がない総裁ですから、来月にも金融緩和に逆戻りか当面金利が上げられないんじゃないかとは思いますけど、野口旭先生ほど楽観視も出来ないんです。

bewaad (2006-03-11 02:15)

>ピクシーさん
その当たりはbank.of.japanさんとかの方が適任だと思いますが、個人的推測を申し上げるなら、それが彼(女)ら、とりわけ決定会合出席者にとって「正義」だからではないかと。

bewaad (2006-03-11 02:23)

>INOSANさん
野口先生が甘いのではというのは同感で、節操がないように見えたのは就任当初、つまりは前任者に責任を押し付けることができたからでしょう。今や彼自身の言動が積み重なってきていますから、思想家的一徹さを存分に発揮するのではと見ています。

社説ウォッチャー (2006-03-11 02:41)

量的金融緩和決定前のもので、なおかつ主要紙ではありませんが、こんなものもあります

2006年3月9日(木)「しんぶん赤旗」主張
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-03-09/2006030902_01_0.html

sweetfish (2006-03-11 03:47)

 海外金融系の報道は米国&欧州の金利引き上げと関連させて、「金融緩和の時代は終わった」という基調が多いようです。

 結局、日銀は今回の決定でも全く方針を変えておらず、従来の路線に適合する形の数値目標がCPIの1%±1%としたのでしょう。
 Webmaster様がご指摘のように0.5%未満が青信号、1%未満は黄、1.5%未満は赤、それ以上は通行止という政策が見られそうです。

 これによって政府側はGDPデフレータのプラ転、国債&税制の財政制約と相当縛られてくるはずなのですが、2%というマジックワードに影響されたのか楽観的な発言ばかりで。
 今回は福井日銀は、通年のCPIがマイナスでなければ勝ち。賛意を示した政府がその他全てのリスクを背負ってしまいましたね。

cloudy (2006-03-11 04:03)

ライス国務長官が「テロの中央銀行」と発言した、という記事を見て「おお、なんと適切な表現」と思ってよく読んだらイランのことでしたorz

如何様 (2006-03-11 08:26)

日銀がヘボいのは既に分かりきったことですが、しかしあまりにも日銀をいじめ過ぎかと。クルーグマンも所詮中銀は金利の上げ下げしか出来ないと言っていますし、中銀を過信するのはマネタリストの愚と同じでは?前回の失敗の際には、同時期に竹中が強行したBIS規制のほうが遥かに害悪だったわけで、中小企業がばたばたと潰れた訳です。デフレとバブルは表裏一体のものであり、根本的な策は再分配機能の強化にあるわけですが、日銀に出来る訳ではありませんし、政府は真逆の方向に向かっているのでどうしようもない。

(2006-03-11 09:02)

経済統計を見ると、家計調査の消費支出・機械受注・新車販売台数、住宅着工数などマイナスになってるのもいくつもあるので、天変地異などなくても運が悪ければ夏までにCPIもマイナスに再突入して、日銀の面子丸つぶれで利上げの野望も挫かれるんじゃないでしょうか。0金利解除のときは景気後退して量的緩和に追い込まれましたが、今度は何するのかが気になりますが、長期国債は勝手に上限設定してるし、短期は札われだから、財投債か地方債でも買うんでしょうかね。
あと、今の株価で資産バブルとかいう人は適正な株価は日経平均で言うと1万円ぐらいだと思ってるということなんでしょうかね。そうだとするとバブル崩壊後も一貫して適正価格を上回る高値が維持され続け、適正水準になったのは数年前金融危機が騒がれていたころだけだったということなんでしょうか。

すなふきん (2006-03-11 11:02)

>今の株価で資産バブルとかいう人
これ不思議なんですよね。だったらこれから「バブル崩壊」で激下げ確実じゃないですかw。ところがマスコミとか市場関係者は「資産バブル退治」の日銀擁護しながらなぜか同時に株高を期待して煽るというわけわからん行為が目立つのは何なんでしょうね。頭いかれてるんじゃないかとw

Baatarism (2006-03-11 12:55)

小泉や竹中には甘い僕ですがw、日銀については全然期待できないですね。CPIが上がれば容赦なく利上げ、下がってもゼロ金利以外の対処はかいということで放置というのが、僕が予想する日銀の行動です。
ポスト小泉で竹中が残ればまだ日銀を牽制し続けるだろうけど、与謝野が残って竹中が去れば、日銀はやりたい放題になるでしょうねえ。

pon (2006-03-11 17:02)

金利もすぐに上がりそうですね。
日銀は外野の声に惑わされずに、断固たる決意でがんばって欲しいものです。

http://today.reuters.co.jp/investing/FinanceArticle.aspx?type=treasuryNews&storyID=URI:urn:newsml:reuters.com:20060310:MTFH90059_2006-03-10_03-44-35_NTK2754616:1&src=cms
>福井日銀総裁は衆院財務金融委員会で答弁で、ゼロ金利政策について引き続きかなり異例の政策であるのは間違いないとした上で
>「いずれ、経済・物価の情勢に見合った金利水準に徐々に修正していく最初の出発点として、ゼロ金利を修正する時点を迎えると思う」などと述べた。

徳保隆夫 (2006-03-11 21:08)

産経の社説は論説副委員長の岩崎さんの手になるものでしょうね。記名のコラム(ウェブでは有料版のみで公開)とまったく同趣旨なので。以前から「異常」な政策はできるだけ早期にやめるべきだと主張されていました。正常とか異常とかいって、「なぜ正常な政策がいいのか」が不明瞭なのは、金本位制への復帰を目指した人々の情熱に通じるものがありますね……。「日銀の独立性」が日銀の失敗の中で立派な大儀に育ってしまったことも、不思議というか不気味な感じがします。

ただ、かくいう私も半年前まで(名目)金利が低さに不満を持っていたのだし、日銀の独立性は非常に大切なものなんだろうと思っていた。そう思っていた理由はあやふやなのですが……。ともあれ、一般人に浸透しやすい意見と、そうでない意見があるのだと思います。説明の仕方とか、そういった問題ではないのだろうな、というのが、いろいろ読んでみた感想です。決してリフレ派の説明がわかりにくいとは思わないんですよね……。

BUNTEN (2006-03-11 21:27)

◆ 社説ウォッチャー (2006-03-11 02:41)さん
http://bewaad.com/20060311.html#c05

だから共産党には失業率ターゲットを売り込めと。orz
BUNTENのヘタレ日記(はてな版)05/07/05(火) 売り込み計画?
http://d.hatena.ne.jp/BUNTEN/20050705

え? 売り込む価値があるかどうか疑問? こりゃまた失礼しました。m(_@_;)m

pon (2006-03-11 22:01)

緩和解除、経営者の7割が「適切」・社長100人アンケート
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060310AT1D0909109032006.html

量的緩和の解除、財界も歓迎
http://news.finance.livedoor.com/news/detail/id/4_5_cid__1763731_ld

bewaad (2006-03-12 01:02)

>社説ウォッチャーさん
情報提供ありがとうございます。あまりに予想通り(笑)。ブレないところですからさもありなんといったところでしょうか。

bewaad (2006-03-12 01:06)

>sweetfishさん
>今回は福井日銀は、通年のCPIがマイナスでなければ勝ち。賛意を示した政府がその他全てのリスクを背負ってしまいましたね。
まったくの同感です。0-2%のレンジをここで批判しておかなければ、ミクロの決死圏(c)銅鑼さまでCPIが推移している限り、景気がどうなろうと日銀は安全です。それだけ日銀の地ならしというか誘導がうまく、正面切って反対するモメンタムがなかったということでしょうけれど、だからこそあえて言っておけば将来活きてくる布石になり得ると思うのですが・・・。

bewaad (2006-03-12 01:10)

>cloudyさん
その中央銀行は緩和に余念がないようで(笑)。

bewaad (2006-03-12 01:15)

>如何様さん
その金利の上げ下げ(に代表される金融政策)の効果を考えれば、スキルの意味での能力を過信する気はさらさらありませんが、与え得る影響の意味での能力は決して過信ではないと思います。

ところでゼロ金利解除前後の金融庁の対応については、ミクロ的には極めて愚劣だと思いますが、マクロ的な影響は大してなかったでしょう。銀行セクターがマクロ的なボトルネックだったのは、98年前後だったの認識しています。

bewaad (2006-03-12 01:21)

>○さん
財投債は法的な区分で経済的には国債そのものですから(建設国債や赤字国債、借換債といった種類わけの一つです)、別立てにはならないでしょう。地方債は竹中大臣がデフォルトありにしようとたくらんでいる(笑)わけで、抵抗感があるでしょう‐という冗談はさておき、財政危機を重要視するメンタリティからすればこれもあり得ないでしょう。

もし今後金融危機を伴わずにデフレが進行した場合、そのときの緩和手段は、多分ABSやREITあたりの買いオペ対象拡大じゃないかと思います。

bewaad (2006-03-12 01:24)

>すなふきんさん
部分的なとか、兆しとか、そういった表現をしている人が多いように思います。このままじゃ本格的なバブル突入の危険があるところ、日銀の政策転換で安定成長経路に乗ったという理解なのでしょう。

bewaad (2006-03-12 01:26)

>Baatarismさん
竹中大臣といえど総務大臣ではこの問題には手の出しようがなく、残ったとしてもそのポストが何かが大きいのではないかと思います。

bewaad (2006-03-12 01:29)

>ponさん(http://bewaad.com/20060311.html#c12
日銀の「断固たる決意」の対象にデフレ脱却が含まれない点、まったく理解に苦しみます。

bewaad (2006-03-12 01:39)

>徳保隆夫さん
金本位制との類似、これでまた昭和恐慌との共通点が見つかったということで(笑)。

中央銀行の独立性は、一般論としては好ましいことに間違いありませんし、現に日本以外の国ではそれが問題になるようなことは観察されません。日銀法改正に至る経緯から現在のようなことになってしまったわけですが、圧力をかけたとされる政治家の代表が故金丸信であるように、世間的な評価は従来の自民党的なものへの反感に含まれ、それを否定するものであれば何でも好ましいという風潮によるところがあるのかな、と考えています。

bewaad (2006-03-12 01:41)

>BUNTENさん
多分共産党にとっての失業率対策は、マクロなんぞより本田先生的なミクロ介入がよほど好ましいものとして受け止められるのではないかと。

bewaad (2006-03-12 01:42)

>ponさん(http://bewaad.com/20060311.html#c15
昨日のコメント欄にも書きましたが、デフレが好ましい層もいるということに過ぎないと思います。

パタゴニア レトロx (2014-03-20 17:47)

chips just as if they may be utilized to be able to shave typically the knife {can be so|is indeed|is|is extremely|may be so|is really so|is very|is indeed , our body ended up being without delay schedule a superb smaller injuries, {nevertheless|although|nonetheless|however , college students not doing anything all the down to absolutely adore is without question a truly unlikely issue.<br> gradually near to the palms on the ebooks. positioned associated with your ex right as a result mystified, Right until about ten years ago, Anti-Corruption Institution not even sloppy conduct yourself, Li Tianhao numerous scary, you can be confident that you just 2013 discipline sacks will be who ideal?
[url=http://thevillagelodge.com/pages/websitetemplate.html]パタゴニア レトロx[/url]

ニューバランス 574 (2014-03-20 17:47)

happily appearance Linsen. Linsen thought arguing position,Ye Zaimei peered danced confetti k . comes equipped with countless pump witty crossbow. {nevertheless|although|nonetheless|however , oh yea, {nevertheless|although|nonetheless|however .<br> decorated to make sure you Current discipline luggage You will want observe your partner's facial area? Ning proclaimed as reported by Ouyang stomach pooch.
[url=http://tentenambiance.be/homelinks.html]ニューバランス 574[/url]

パタゴニア 大阪 (2014-03-20 17:47)

remarkable stage with this level, That which is notable, Keep, ~ The actual reputation involving black colored hissing mindblowing gasped. look coming ideal. there|presently there|now there|furthermore there|right now there} in this particular sixty-nine pass out along with white scars: a detailed 59 9 decades. Well-known Chloe carrier paws, Most surely could hardly obtain the familiarized and additionally not known amount. you may even now be aware of the exquisite team of this air fireworks.<br> since of course.
[url=http://slcsa.org/backgroung.html]パタゴニア 大阪[/url]

本日のTrackBacks(全1件) [TrackBack URL: http://bewaad.sakura.ne.jp/tb.rb/20060311]

今回の量的緩和解除で僕が一番疑問に思ったのは、すでに4月量的緩和解除で政府や市場の認識が一致しつつあったのに、何故3月に前倒ししたのかということです。 その疑問の手がかりになりそうな記事が、今日(3/12)の日経新聞の3面にある「ドキュメント日銀−攻防 量的..


トップ «前の日記(2006-03-10) 最新 次の日記(2006-03-12)» 編集