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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2006-05-01

[misc]粗挽戦記

せっかくのゴールデンウィーク、手間をかけた料理をしてみようと、いつもなら出来合いの挽肉ですませるハンバーグを、自作の粗挽きでやってみようと決意。

某時某分(X)
米をとぎ炊飯器に入れて当分放置。
X+5min
ソースとして、トマトピューレ200mlと赤ワイン200mlをミルクパンに入れてとろ火で煮詰め始め、玉ねぎ(半個)のみじん切りに移行。
X+8min
みじん切りにした玉ねぎを片手鍋に入れ、弱火でいため始める。途中でソースのあくを取ったり、パンを手でほぐしてつなぎのパン粉を作ったり、付け合せ(残りの玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニ、ぶなしめじ)を切ったり。
X+40min
ソースが300mlほどに減ったので火を止める。
X+60min
玉ねぎが程よい飴色になったので火を止め、パン粉が入ったボウルに投入。
X+61min
いよいよ挽肉にとりかかるとして、まずは豚肉から・・・包丁を入れてみるとこんなに柔らかかった(=切りづらかった)のかと愕然! 挽いてしまうと肉は傷みやすいからなぁ・・・と、粗挽きといっても粗すぎと思いつつ、スピードを重視して5mm角ぐらいで我慢することに。普通の包丁をずーっと研がずに来ているから切りづらいのかなぁ・・・。
X+90min
250gの豚肉をようやく引き終わり、こんなに時間が経ったのかと思うとorz。急がないとと牛肉にとりかかると、豚肉より硬めで切りやすいのでとにかく先を急ぐ。
X+110min
同じく250gの牛肉終了。若干豚肉よりは早かったものの肉が傷んでいないか心配です。今日は暖かいからなぁ・・・。後悔先に立たず、くよくよしていても仕方がないので、クレイジーソルトにブラックペッパー、ナツメグ、タイム、ガラムマサラを目分量で適当に放り込み、牛乳を適当にかけて卵を1つ割りいれ、捏ね始め。
X+115min
肉が粗挽き過ぎるのか、捏ねても捏ねてもいい感じになってくれず再度愕然。市販の挽肉で作る場合はつなぎ(パン)と挽肉が一体化するイメージですが、粗挽きの肉の表面につなぎが乗っている感じで一体化せず、むしろつなぎは手になじんじゃってます。空気抜きにキャッチボールをすると、受けた手にへばりついてはがすときに1割ぐらいは分離・・・これ以上捏ねても改善しそうにないので、とりあえず整形開始。
X+120min
整形終了。しかし、どう考えてもフライパンでばらばらになるのは目に見えているなぁ・・・煮込みハンバーグに路線変更。炊飯器でご飯を炊き始めてからアルミフォイルにハンバーグを載せ、ソースをかけて餃子状にアルミフォイルを包む。
X+125min
フライパンにハンバーグ入りアルミフォイルを載せ焼き始め(第一陣)、続いて付け合せを片手鍋で適当に炒める。味付けはクレイジーソルト。
X+135min
焼け具合を直に確認できない一方で肉は合挽なので、安全を見て10分で火から下ろす。続いて第二陣スタート。
X+145min
第二陣完成。Mission completed!

で、食べてみたところ、熱で肉が縮んだおかげか粗挽きの程度に問題はなかったのですが、やはりもろく、フライパンだと分解していただろうなぁと。今回のレシピでいうなら、牛・豚を200gずつに減らして、市販の挽肉を100gほど加えた方がよかったのかな? でも粗挽きならそんなものという気もしないでもなく、であるならうまく焼けないと思うwebmasterの焼き方に問題があるのかな? ついでに備忘を記すなら、ソースはトマトピューレ:赤ワイン=3:1ぐらいでよさそう。

#明日、もし新エントリがなかったとしたら、肉が傷んでしまっていたということで(笑)。ちなみに味は、webmasterの主観ではそんなに悪くなかったと思います。

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2006-05-02

[economy][book]スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー「ヤバい経済学」

ありふれた日常のありふれない側面への着眼に鮮やかな論理展開の末、目から鱗の結論という本‐つまりは本書‐の紹介は難しいです。ネタバレしては興ざめですし。というわけでちょっとひねってみます。

昨今の政治課題である公務員の人件費削減ですが、必要な頭数を揃えつつ劇的に単価を下げる手法があります。ごく限られた幹部職員にはプロ野球選手をしのぐ現役としての収入と戦前の公務員をしのぐ恩給を与える一方、末端の職員には生活保護水準程度の収入しか与えないようにします。もちろん残業はすべてサービス残業で、諸手当も全廃です。

なんでそのような形でうまくいくのか、答えは本書の130ページから133ページあたりをご覧下さい。

ただ世の中うまい話ばかりではなく、うまくいくといっても引き換えに我慢しなければならない問題が生じるのは避けられません。それが何かは本書の135ページや168ページに手がかりがあります。

こんなことを書けば、少なくとも該当ページは立ち読みしてみようと思いませんか? もしその気になられたのなら、是非立ち読みしてみてください。きっと全部読みたくなるでしょう。一度は細かいことを気にせず読み通し、再度巻末付注を参照しながら、なんて読み方がお薦めです。

ちなみに邦題はあまり評判がよくありませんが、うまい意訳はあるのでしょうけれど、直訳なら語呂合わせ(Freakonomics=Freak+Economics)も踏まえ、「畸形済学」ないし「畸経済学」ではないかとwebmasterは思ったりします。いかがなものでしょうか?

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2006-05-03

[economy][law]グレーゾーン金利に関する見方について・中編:まさくにさんへのリジョインダー

このタイトルでは前後編の2回を予定していたのですが、まさくにさんからtrackbackをいただいたのでここで取り上げることといたします。

なお、最初にお断りしておきますが、trackback元のエントリ「貸金業の上限金利問題〜その8」経済学理論に沿って、ペーパーが正しいと支持してる人たちの反論を聞いてみたいですけどね。経済学理論で全て説明可能なはずでしょうからや、後で取り上げる別エントリもしも消費者金融サービス研究所に対して、関連業界の法人・団体等からの研究資金提供などがあるとすれば、下種の勘繰りをされても仕方がないような程度の分析とも言えるのではないかといったご自身の無知・不勉強を開き直った上での揶揄・誹謗は非常に不愉快ですので、そのようなスタンスに変わりがない限りにおいて、まさくにさんからのご質問等に応ずるのは今回をもって最後とさせていただきますので、悪しからずご承知おきください(以前にも同じようなことがありましたし)。

通常喫煙と肺ガンの発生の直接的証明のようなものというのは判っていません。「喫煙するから肺ガンになる」と証明することが難しいのでしょう。なので、普通はリスクで考えられており、「肺ガン」患者を調べると、「喫煙者」は「非喫煙者」に比べて「肺ガンの発生リスクが高い」という風に考えられています。これは世の中の大半に受け入れられていると思います。このようなリスクの評価は、オッズ比やリスク比などで示されることが多いと思います。また、喫煙者同士の違いを評価する場合には、「本数×喫煙年数」のような何かの指標によって区分されるグループ間を比較して、ある喫煙量を超えると「肺ガンの発生リスクが高くなる」という風に行われていると思います(どのような指標が感度が良いか、ということもあるかもしれません)。この場合にも、リスク比やオッズ比などの評価を用いていることが多いのではないかと思います。

しかし、坂野ペーパーでは、「破産」「非破産」というグループ間での比較で、これを喫煙に当てはめてみると、「喫煙者している者には、肺ガンが発生していない者が大勢おり、肺ガン発生者と似たような喫煙量なので、喫煙は肺ガンの発生リスクとは関係ない」ということを主張するものです。このようなモデルは果たして信頼できるのでしょうか?そのことに疑問を抱かないのは何故でしょうか?少なくとも、「破産」グループと比較される対照側の設定はオカシイと思います。

「貸金業の上限金利問題〜その8」(@いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」4/29付)

まず「坂野ペーパー」、すなわち樋口、坂野「消費者金融顧客の自己破産−その特徴と原因−の該当部分をまとめておきますと、消費者金融の顧客について、自己破産をした者(「破産」)とそうでない者(「非破産」)にグルーピングした上で、

  1. 最初の債務額
  2. 債務額・債権者数の増加
  3. 収入の減少

の3項目について両グループに有意な差があるかどうかを検証し、3のみに有意な差が認められたため、自己破産をもたらす要因は収入の減少要因によるところが大きいと考えられるとしたものです。それに対してまさくにさんが何を問題視しているのか、引用部では意味がつかみづらいですが、「消費者金融顧客の分析は果たして妥当か?」を併せ読むと次のようなものだと理解可能です。

すなわち、「非破産」の中には「破産」寸前の者が含まれているので、1や2に有意な差がないのはそのせいかもしれないにもかかわらず、1や2は自己破産の原因にはならないとするのはおかしい、と。しかしこのまさくにさんの主張には2つの問題があります。

1つ目は、確かに「破産」寸前の者は含まれていますが、その影響は軽微なものであると高い確率で推測可能であることです。消費者金融問題に詳しいことで有名な宇都宮健児弁護士が例の懇談会に提出した資料によると、サラ金の利用者は約2,200万人にものぼり、多重債務者は150万人とも200万人とも言われ、年間約20万人が自己破産をしているとのことです。宇都宮弁護士は多重債務問題は重大であると主張する立場ですから、ここで掲げられた多重債務者・自己破産の計数について意図的に過小評価しているおそれはないと言ってよいでしょう。

にもかかわらず、多い数をとっても多重債務者は10%以下でしかありません。「破産」寸前は多重債務者以外にもいるとして、安全を見て倍の数字をとっても約18%。「破産」寸前の者を除去した際、仮に「非破産」と「破産」に有意な差が1や2において存在するとしても、それはごくわずかなものだと推測可能です。

#ちなみに同ペーパーにおいては、消費者金融顧客の中で、現役の顧客との比較だけではなく完済した顧客の顧客データとの比較を行うと、より説明力の高い結果が導き出せる可能性がある。また、今回の分析では、消費者金融顧客の中で破産者と非破産者の対比という形式で行ったが、これを一般消費者との対比にすると、破産者と非破産者の相違がさらに浮き彫りされるかもしれない。これらの可能性は同時に、本研究の分析結果を直ちに一般論とすることはできないことを意味し、今後も追加的データを使って掘り下げた分析を行う必要があるだろうとの言及があります。

2つ目は、同ペーパーにおいては数ある自己破産の原因の中で、減収というライフイベントが最も説明力が高いという本研究の結果がポイントであることです。言い換えれば1や2において有意な差がないこと=1や2が自己破産の原因ではないということが主張ではなく、1や2に比べて3の差が大きい=1や2よりも3が自己破産の原因としては重要であることが主張になるわけです。主張もしていないことに対して主張だと決め付けて反論してもナンセンスです。

当然ながら先の「破産」寸前ノイズは3にも存在していて、当該ノイズを除去した場合に1や2が3以上となるか、せめて肩を並べる程度になるという主張をまさくにさんがされるのでなければ、同ペーパーの結論は何ら揺らぐものではありません。言い換えれば、ご指摘が妥当であったとしても枝葉末節に過ぎないのです。

それから、上限金利引下げで「GDPが減少する」ということが早大商学部消費者金融サービス研究所のペーパーに書かれているらしいんだが、素人なりの考えを書いてみよう。

「貸金業の上限金利問題〜その8」(@いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」4/29付)

「書かれているらしい」ですか。対象ぐらいお読みになってからご批判なされてはいかがでしょう。あえて引用はしませんが、上記の続きで展開されている「素人なりの考え」のほとんどはかみ合ってないのですけれども。

なお、同ペーパーとは関係のない話になりますが、上限金利が下がれば供給制約となるというが現に消費者金融の貸出は伸びているではないかとの指摘に一応お応えを。供給制約となるメカニズムはnightintunisiaさんが簡潔にして要を得た説明をされていますのでそれをまずご覧いただくとして、そこで示されたグラフ(一番下のもの)中の供給曲線が右にシフトすれば(=消費者金融会社のリスク対応力の増強等)供給が増加しますし、あわせて需要曲線も右にシフトすれば(=借り入れたい者の増加等)引き続き社会的余剰の損失が生じるわけです。

ごまかしているんじゃないかって? ゴールデンウィークに航空便が混むのは、運賃が上昇するからとでも?

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. 利息制限法の是非
  2. グレーゾーン金利撤廃へ?
  3. 貸金業制度等に関する懇談会・中間整理
  4. グレーゾーン金利に関する見方について・前編:マスメディアの取り上げ方

[government]行政府には民主的統制を及ぼすべきでない?

ところで、もし、あなたがその時、かれらの立場にいたとしたら?と考えてみてほしい。この人たちは、石原都政の前から都庁の役人をしており、おそらく石原都政が終わったあとも(石原都知事の現在の年齢では、長期政権は考えにくいから)役人をつづけることだろう。石原都政の前には、都庁の役人の評判は悪くなかった。カリスマ職員と呼ばれる優秀な職員がいて、全国的にも先進的な福祉行政を実践していることは知られていた。無能な知事をいただいても都政が破綻しないのは、これら優秀な官僚たちのおかげであると言われてきた。それが石原都政になってから、行政改革の名のもとに都の女性財団が解散を命じられ、福祉行政は後退を強いられ、都立校の性教育に介入が行われ、君が代・日の丸の通達で卒業式のたびに教師のあいだに処分者が続出する。こんな自治体は全国でも例がない。

石原前/石原後の両方を経験した都の役人たちは、この変化にどう反応しているのだろうか。さらにポスト石原の新政権ができれば、それにまた変わり身速く適応するのだろうか。わたしが実名をあえて挙げるのも、薬害エイズ訴訟であきらかになったように、役人は公権力を行使する位置にあり、その立場にいる個人の作為や不作為で実際に加害や被害が起きるからだ。都政は、「あなた」がつくっている。有名人になったこの人たちの「その後」を、ずっとウォッチしたい。

上野千鶴子「役人のいる風景」(via 「上野千鶴子さんの原稿「役人のいる場所」を掲載します。(@成城トランスカレッジ! ―人文系NEWS & COLUMN―5/2付))

選挙で選ばれた政治家、しかも総理大臣とは違い直接の選挙という正統化プロセスを経てトップに立っている首長の指示に公務員は反すべきであると。どういう根拠なんでしょうか、webmasterには統帥権ぐらいしかその手のものは思いつかないのですが。

[BOJ]マネタリーベース減少速報(4/28現在・第ニ次速報)

5月に入っても順調に減少を続けているようですが。

2005年2006年
発行銀行券当座預金合計 (a)発行銀行券当座預金合計 (b)(b-a)/a
3月上旬末72.832.4105.274.230.8105.0▲0.2%
3月中旬末73.133.8106.974.131.1105.2▲1.6%
3月下旬末74.735.8110.475.031.2106.2▲3.8%
3月平残73.332.6105.974.430.4104.8▲1.0%
4月上旬末73.933.7107.674.125.799.8▲7.2%
4月中旬末73.133.6106.773.723.597.1▲9.0%
4月下旬末76.031.8107.876.118.995.0▲11.9%
4月平残74.133.0107.174.424.899.1▲7.5%

(注)

  1. ソースは次のとおりです。
    1. 上旬・中旬末:営業毎旬報告
    2. 下旬末・第一次速報
      1. 発行銀行券:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績速報)
      2. 当座預金:日銀当座預金増減要因と金融調節(毎営業日更新(速報))
    3. 下旬末・第二次速報:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績)
    4. 平残・速報
      1. 発行銀行券:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績速報)
      2. 当座預金:上旬末残、中旬末残、下旬末残の単純平均
    5. 平残・確報:マネタリーベース
  2. 「平残」の行を除き、一般のマネタリーベース統計(平残・季節調整済)とは異なり末残・原計数です。
  3. マネタリーベースには貨幣が含まれるので、それを含まない表中の減少率は実際のマネタリーベース減少率よりも大きめに出ます(4月下旬末で0.5ポイント程度)。
  4. 単位を表記していない計数の単位は兆円です。
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2006-05-04

[notice]コメントに関するお詫び

たくさんのコメントをいただいておりますが、レスは勝手ながら後に別途とさせていただきます。

[sports]PRIDE無差別級グランプリ2006開幕戦 勝敗予想

PRIDEの短所であるカード決定の遅さが気になるところではありますが。

アリスター・オーフレイム vs ファブリシオ・ヴェウドゥム
ヴェウドゥムは打撃にも慣れているでしょうし(ミルコと一緒にいるので)、フロントスリーパーへの対処にも抜かりはないでしょうから、実力よりも相性の差でヴェウドゥム。
高阪剛 vs マーク・ハント
ハントの戦歴において唯一まともなグラップラーが相手だった対吉田戦では負けていて、その後は幸か不幸かしんどい経験を積んでいないので、ここは高阪でしょう。
ジョシュ・バーネット vs エメリヤーエンコ・アレキサンダー
多分実力はそれほど差がなく、最近の勢いを考えればアレキサンダーに分があるように思うのですが、個人的思い入れゆえにバーネット。ええ、webmasterはプロレスファンですから。
藤田和之 vs ジェームス・トンプソン
藤田は決して好きな選手ではないのですが、優位にあることは否めません。期待はトンプソンですが、予想は藤田です。
ミルコ・クロコップ vs 美濃輪育久
さすがにミルコでしょう。客寄せのマッチメイクとしてはよく考えられていますが。
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ vs ズール
ずるずると出場選手決定を延ばしたツケが回されたカードですねぇ。ズールはグッドリッジなき後の便利屋としてのポジションを確保したといったところでしょうか。というわけでノゲイラ。
吉田秀彦 vs 西島洋介
客寄せカードその2。勝者吉田。

[sports]K-1 HERO'S 雑感

  • 山本KID徳郁は天性のメインイヴェンターだとしみじみ。右がフェイントになって左が入るなんて、リアル双龍脚by海堂晃@修羅の門じゃないですか!
  • 桜庭は田村潔司と戦うために現役を続けているというwebmasterの仮説があっているなら、この後田村もPRIDEではなくHERO'Sという見込みがあっての行動ということになりますが、さてどうなるでしょうか。UWFインターナショナル崩壊からRINGS移籍の際を思い起こせば、あながちあり得ないシナリオではないようにも思えるのですが。
  • 曙は、彼が現役としてやるには、今のコンディションでは難しいと思うという前田日明のコメントがすべてでしょう。減量せぇと。
  • きっちり日本人が負けていくさまはジャッジ・ルールの公平性を感じさせていいことだと思います。武蔵が不自然に勝ち進む本体にもそうしたk(ry
  • といいますかこれだけ丹念に選手を拾い上げ、さらには実際に呼んでしまう前田の眼力とコネはさすがです。谷川プロデューサがセンスもコネもなく君臨する本体n(ry
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

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2006-05-05

[economy][law]グレーゾーン金利に関する見方について・後編:売るのは誰、売られるのは何?

47thさんによる「貸金業者が売っているものは何なのか?」や磯崎さんによる「グレーゾーンの効用」において消費者金融からの借入れに係る消費貸借契約をどのように解すべきかの新たな視点が提示されていますが、それに刺激を受けてひとくさり。

消費者金融からの借入れがなされる場合のお金の動きは消費者金融会社から顧客へというものですが、よくよく考えてみれば、通常の売買においてお金を支払うのは買い手ですから、キャッシュフローに着目するなら、つまりは消費者金融会社は買い手であるということになります。もちろん売り手は顧客、売買されるのは顧客が将来支払うキャッシュフローというサービスです。

というと違和感がある方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばセカンダリーを考えていただければと思います。銀行やノンバンクといった債権者がバルクであれ個別であれ、サービサー等に保有する貸付債権を譲渡する場合、売り手は旧債権者、買い手は譲受人、お金は譲受人から旧債権者に流れます。この場合の買い手とプライマリーにおける貸し手(=消費者金融会社)には、少なくとも将来のキャッシュフローを当てにして現在の流動性を供与するという点においては何ら違いはありません。

プライマリーとセカンダリーを同一視するのに抵抗があるというなら、債券市場を考えてみましょう。社債なりCPなりの発行に当たって、応募に札を入れる投資家は当然ながら買い手です。公募債券と相対貸出の違いは、大きくは譲渡性の大小に尽きるわけですから、そこには関係ない部分においては、投資家を買い手と呼べるのであれば消費者金融会社を買い手と呼ぶのも自然であるはずです。

さて、このように消費貸借契約を観念してグレーゾーン金利問題(上限金利引下げ問題)を考えるなら、割引限度の引上げであると捉えなおすことが可能です。どういうことかと言えば、例えば1年後に10万円を受け取るという債権をいくらで買うかについて、買取価格の下限を上方に修正するということです。面倒なので現在の上限金利を30%、引下げ後の上限金利を20%とするなら、現在の規制の下では7.69万円以上で消費者金融会社は買わなければならないのですが、それを8.33万円以上でなければならないということになります。

他方、多重債務問題の本質は、以上の文脈では、将来履行できる当てのない債権を顧客が売却してしまうことです。年収が300万円の人間が1年後に100万円を支払う債権を売却してしまえば、結局は履行できなくなるか、履行できたとしても相当苦しい羽目に陥るのは明らかでしょう。とりあえず収入の1/4を合理的な努力で履行可能な債務額とすれば、年収300万円の者は1年当たり75万円以上の債権は売却してはならない、とすることが多重債務問題に最も効果的な規制ということになります。

この観点からは、上限金利引下げが多重債務問題にそれほど効果がないことがわかります。年あたりで計算した場合、金利20%ならば収入の25%(=1/4)に相当する売却額が金利30%の場合にどうなるかといえば、27.1%でしかありません。先の例で言えば、75万円を20%で割り引けば62.5万円ですが、その額が30%で増えたところで81.25万円、その年収300万円に占める比率が27.1%ということ。

さらには、先日来触れている樋口・坂野ペーパーでいう失業等のライフイヴェントが多重債務問題の原因として最も説明力が高いという仮説もこう考えればよくわかるのではないでしょうか。失業にせよ疾病による休職にせよ、年収事態が大きく変動すれば当然その1/4の額も大きく変動します。そこまで目立つイヴェントでなくても、ボーナスカットや給与の引下げ、サービス残業の増加等による年収の減少にしても、金利が20%か30%かの違いよりよほど大きい場合が多いでしょう‐金利の対年収での差はわずか2.1%に過ぎないのですから。

ところで最後に話は変わりますが、バブルつぶしに全く懲りていないと思われる次のような発言をする者が本件を含む金融行政の担当だというのは、なんと嘆かわしいことでしょうか。もう総理以下全閣僚で共産主義を目指してますとでも言ってもらったほうが、いっそすがすがしいのですけれども。

後藤田正純・内閣府政務官は4日までの朝日新聞とのインタビューで、「低利の過剰融資でバブルの一因をつくった大手行は、今は消費者金融に金を貸してもうけている」と批判した。

朝日「81金融機関、アイフルとの提携ローン自粛」

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. 利息制限法の是非
  2. グレーゾーン金利撤廃へ?
  3. 貸金業制度等に関する懇談会・中間整理
  4. グレーゾーン金利に関する見方について・前編:マスメディアの取り上げ方
  5. グレーゾーン金利に関する見方について・中編:まさくにさんへのリジョインダー

[economy][media]だからアジア共通通貨はやめろというに

すでにcloudyさんが取り上げていらっしゃいますが。

今回の合意では、ADBによる検討と並行し、ASEANプラス3が主体的に議論を進める方針だ。各国政府が直接関与するだけに、具体化すれば、「アジア共通通貨」を視野に入れた議論につながることも期待される。

読売「ASEAN+日中韓財務相「地域通貨単位」検討で一致」

読売ですらこれとは裏切られた気分。

日中韓の3カ国は4日、インド南部のハイデラバードで財務相会議を開き、東南アジア諸国連合と日中韓(ASEAN+3)で、域内通貨の指標となる「地域通貨単位」の創設を検討することで合意した。当地で引き続き行われるASEAN+3財務相会議で議論する。共同声明で採択されれば、アジアの通貨当局が初めて、将来、通貨統合に発展する可能性もある地域通貨単位の検討で一致することになる。

(略)

現時点で具体像は白紙で、実現には課題も多いが、欧州では79年に地域通貨単位を導入したことが、02年のユーロの流通につながった。

朝日「日中韓財務相会議、地域通貨単位の検討で合意」

大東亜共栄圏の再現だとか言って反対してくれないかなぁ・・・いや、朝日がプッシュしているからといって世間受けが悪くなるからこのままでいいのかな(笑)?

#他も見たところ、ユーロ的な地域通貨への移行の準備としての性格は共同が配信する記事に入っており、それが多くに転載されています。日経はそのようなことを書いていないのは、まぐれなのか識見なのか・・・。

本日のツッコミ(全42件) [ツッコミを入れる]

Before...

bewaad [>onionさん 業者からのヒアリングだからまっとうだったのでは、という気がしないでもありません(笑)。第12回の金..]

初心者 [はじめまして。いつも勉強になります。 さて、金利問題ですが、上限引き下げにより無担保・無保証というメリットがなくなる..]

bewaad [>初心者さん 金融庁の資料でも、無担保と有担保では明確な金利差が生じているとされていましたから、ご指摘のような消費者..]


2006-05-06

[sports]PRIDE GP 2006 OPEN-WEIGHT 1st ROUND 結果

#「第○試合」はグランプリの試合についてですので、今般の大会の試合順とは異なっています。

 予想結果寸評
第1試合ヴェウドゥムヴェウドゥム放送はダイジェストだったのでそれを見た限りでは、という条件付ではありますが、ほぼ予想通りの展開でした。高阪もそのような展開に持ち込めれば(続)
第2試合高阪ハントよかったのですが、第一ラウンド中盤のグラウンドで決められなかったのが痛かったといえます。ハントの足タックル対策はなかなかのものでしたが、胴タックルから持ち込んでいたらどうなっていたのかな、という気が。高阪クラスだと腰の重さがネックになってしまうかもしれませんが、ノゲイラクラスでも手が付けられないほどではないと思います。
第3試合バーネットバーネットこれまでになく体を絞ってきたアレキサンダーを見たときにはバーネット負けたなと思いましたが、泥臭くもしぶとく勝ってちょっと見直しました。次はミルコとのリヴェンジマッチ、それを突破したらヒョードルとの組み合わせを望みます。
第4試合藤田藤田やはり藤田の全盛期は終わってしまったのでしょう。せめて試合をもう少しこなしていれば試合勘もここまではにぶらなかったかもしれませんが。次で負けるんでしょうねぇ・・・。
第5試合ミルコミルコ予想通りの順当勝ち・その1。
第6試合ノゲイラノゲイラ予想通りの順当勝ち・その2。
第7試合吉田吉田予想通りの順当勝ち・その3。

これまでになく予想が当たりましたが、カードがカードでしたからねぇ・・・。次は予想の難易度が格段に上がりそうです。

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Before...

butter.pharma-laser.com/goodly/smerks.html [’13年9月、ブエノスアイレスのIOC(国際オリンピック委員会)総会。世界が固唾を呑んで見守るなか、ジャック・ロゲI..]

?珮?嶇?????????い????????柊?ヨ嵎??????????併??????い???Q-1???ぶ?????????DVISOR EQ-1 PLUS?????枡?℃枡??http://www.cesiss.com/akuyasu-golf-10001830 [米ラスベガスで9日まで開かれた世界最大の家電見本市「国際家電ショー(CES)」では、ベンチャー企業の存在感が高まった..]

??013???????MP-54 ?徐??????鏈???冦?(#5??9?籔W)????.S.PRO 950GH ぶ???儷???????http://www.iaiha.com/olfclub-mizuno-04-422.html [【モデルプレス】アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅが、交際中のSEKAI NO OWARIのFukaseが歌う「あっ..]


2006-05-07

[economy][history][book]竹森俊平「世界デフレは三度来る」(

#"history"カテゴリにも区分いたしました。(5/24追記)

当サイトのように取り上げる人間への嫌味かと思しき次の文章に直面すると、何を書いてよいのか悩んでしまいます。

(前略)筆者も日本の官公庁などで話をする時には、紙一枚の要約を出すことを要求され、大学の授業で本書のような内容を話すときには、「ようするに試験に出るのはどこですか」と学生から尋ねられるのに慣れているが、1000ページを超す本の場合、紙一枚の要約では内容をまとめられず、まとめる気もない。紙一枚でまとめるにはあまりに豊かな内容があり、ドラマとしての流れがあるからだ。それに、そもそも紙一枚の要約でしかものを考えないという習慣そのものが、安易に結論を決めてかかる傾向を生み、経済政策の判断を誤らせた原因ではないか。

上・p7

これでは何を書いても著者からインチキ扱いされてしまうようなものです(笑)。それにめげず紙一枚を書くとして、すべての学問は広義の歴史学であるとの暴論を唱えてみたいと思います。

ニュートンが語った(ことで有名になった)「もし私が他の人よりも遠くを見ているとしたら、それは巨人の肩の上に立っているからだ」という言葉がありますが、巨人の肩=先人の苦闘の積み重ね、ということになります。巨人の肩の上に立つこととは、すなわち先人の苦闘をたどることなのですから、それは広義の歴史学であるといってよいでしょう。

しかし、広義と狭義の歴史学を分かつのは、苦闘をたどることそのものが目的であるのか、それとも苦闘をたどるのは遠くを見るための手段なのかという点です。広義においては、肩の上に立つための「登山道」が整備され、それをいち早く上って遠くを見、巨人の肩の高さをわずかなりとも高めることが目的になるわけです。

#狭義の歴史学においても、学問の手段として遠くを見るために肩の上に立つというマトリョーシカ構造はあります。為念。

ただその「登山道」も、ときとして進んでみれば行き止まりだったりします。本書で取り上げられた経済学で言えば、60年代までのアメリカにおける経済運営の指針としての「ケインズ経済学」は70年代のスタグフレーションという行き止まりに直面し、マネタリズムという別ルートの開拓により乗り越えられたわけです(ただし、ケインズの主張≠「ケインズ経済学」であってマネタリズムもまたある意味ケインズの掌の上、といった話はクルーグマンによる「一般理論」解説あたりを)。

本書においては、近年の日本におけるデフレをめぐる論説の混迷を解きほぐすにあたり、かくて登山道を上るのではなく先人の苦闘を追体験すべく、過去のデフレとそれらをめぐる各般の議論が丹念にたどられています。一見歴史書のようであっても、それは現代の課題に対して麓からルートを開拓しているようなもので、あくまで狭義ではなく広義の歴史学=経済学の試みであると、webmasterは思います。

といっても麓に読者を放置して自ら道を探せと突き放すものではありません。著者によるナヴィゲーションがいたるところに盛り込まれ、それを頼りに肩を目指すことはできます。ただ、それでは本書の楽しみ方としてあまりにもったいない話です。ナヴィゲーションはあくまでナヴィゲーションと割り切り、それ以外の可能性も考慮に入れて地図を見ながらコンパスを頼りにあれこれ思い悩む、それこそが本書を味わうということでしょう。

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lucyrandom[a..z]ry [ 将チ召トAirTran air passage gives you many people to create..]

ericvrp [ r the Streaming Song (Video). Rihanna Carly Rae Jeps..]

carpinteyrovym [ 将チ召ト Quit regarding Older Photos! Call for Deals! (641)..]


2006-05-08

[economy][sports]プロ野球の経済学II:日米契約金事情

#"I"はありませんでしたが、昨年7月の「フリーエージェントの市場構造」を念頭においています。

ちなみに、日本では社会人、大学生、高校生の順で契約金が高いが、アメリカは逆で、高校生、大学生の順で高いという。アメリカのアマチュア野球には日本のように社会人という受け皿がないので、大学生のときに契約しないとプロの道は難しくなる。しかし、高校生なら契約金などの条件で折り合わなくても大学に進学するという逃げ道があるので、強気に自分の条件を押しとおしていける。つまり、高校生のほうが契約金を吊りあげられるということらしいのだ。なるほどな、と思った。

小関順二「野球力」 p89

この記述にはいぶかしい点があります。というのも、アメリカにおいてプロになる最後のチャンスが大学生であるがゆえに契約金が下がるなら、日本において同じポジションとなる社会人の契約金も下がって当然ということになるからです。にもかかわらず日本では社会人がもっとも契約金が高いのは、別の要素があり、逃げ道の有無だけでは決まらないということになります。

逃げ道の有無というのを経済学的に考えるなら、オプションの有無ということになります。アメリカにおいて高校生の契約金が高くなるというのは、高校生が持っている「大学生になることができる」オプションまであわせて買い取らなければならないため。では日本の社会人には同様のオプションがあるのでしょうか。

もちろん答えはイエスで、それは何かといえば社会人をとしての人生を続けるということです。社会人チームを抱える企業というのはおおむね大企業で、さらに昨今の状況を言えばデフレの中でも直接の収益に貢献しない部門を維持できるだけの余裕があるわけですから、その社員であり続けることには大いに価値があるわけです。特に野球選手としての盛りを過ぎた後、プロ野球選手では一部の解説者や指導者として生計を立てられる者を除き不安がつきまといますが、企業社員であれば厚生年金までを含めそうした不安は相当程度軽減されます。

逆を考えてみましょう。オプションの有無で契約金に差が出るなら、なぜ日本の高校生の契約金は低いのでしょうか。アメリカの高校生とは違い日本の高校生には大学進学のオプションがないというのならともかく、もちろんそのようなことはなく、高校時代にドラフトにかからなかった選手が大学に進学して野球を続け、その後プロ入りするという話は珍しくありません。

そこで考えられる仮説は2つあります。1つはいわゆる逆指名(現行制度では希望入団枠)対象適格の有無で、日本のドラフトにおいては1993年来高校生には逆指名が認められていません。逆指名ができないということは、すなわちオプションの対象はプロ野球選手になるか大学生ないし社会人になるかというものに限られてしまいます。他方で逆指名ができる大学生や社会人は、逆指名獲得競争に当たってどのチームのプロ野球選手になるかという多くの対象を持つオプションを有しているので、その分だけオプションヴァリューが上がると考えることが可能です。

しかしこの仮説には1つ難があり、それは特定の球団でなければプロには進まず大学生ないし社会人になるというコミットメントを行わせることにより、事実上の逆指名が可能であることです。そうはいっても強行指名が行われることはままあり、それが効を奏すことも少なからずあるのも事実。その分だけオプションとしての価値は逆指名に劣ることになるので、それで高校生の契約金の安さは説明可能かもしれませんが、弱点であることには変わりありません。

そこで出てくるのがもう1つの仮説、裏金です。既述の事実上の逆指名はあくまで公式なものではないので、逆指名を取り付けた段階で契約金等をおおっぴらにはできません。建前としてはあくまで選手本人がそう志望しているに過ぎず、球団側として公式にコミットメントできないため、その代わりに裏金を使うインセンティヴは大きくなります。大学生や社会人でも裏金の噂があるわけですが、それ以上に高校生に常に裏金の話が公然の秘密として語られるのは、決して故なきことではありません。

あくまでそのようなものがあるとされているだけですので、それが事実であればという条件付ではありますが、実は日本でも高校生が裏金を足した実質的な契約金では大学生や社会人を上回っている可能性があります。この場合、日本の高校生の契約金が安いのは、実は見かけ上そのように表れているだけ、ということに過ぎないのです。

[comic]現在官僚系もふ・第50話

なんでわざわざ良心を逆なでするような念押しをするのか、この部長も無能ですなぁ・・・「抵抗勢力」を醜く愚かな存在として描けばストーリーを組み立てるのは楽でしょうけれど、だからお子様向けのものでしかあり得ないということで。

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tossed.rcbrevisions.com/square/noised.html [ロッテグループの持ち株会社であるロッテホールディングス(HD)は9日、8日に開いた臨時株主総会で重光宏之副会長を解任..]

??敞???????癇ALDO8C CRAFT ?????儔???????????儔?┿????樸???TRPX??????????冦?も5??Ratis???い?ぃ???????す??Ravie ????淬??級??????? [【AFP=時事】ケニアの村で8日、呪術師が死者の蘇生に失敗し、その理由として「疲れたから」と言ったことから待ちわびて..]

????┿??°??????aylorMade??GLOIRE(と????) F ?????????????儷????(GL3300)瑁??鏃ユ??h??亅http://www.diginars.com/ksports-tmjut14100001.html [ヴォルフスブルクでプレーしていたMFジュニオール・マランダが、交通事故で亡くなった。20歳だった。ドイツ『ビルト』な..]


2006-05-09

[government]官と民の違い‐roumuyaさんのご指摘を受けて

以前取り上げたroumuyaさんと平家さんの議論について、その後も継続していたのですが、roumuyaさんの側からの総括がありました。

私としては思いがけず話が大きくなってしまったなという印象ですが(笑)、それはそれとして、私にはなぜ平家さんがここまで公務員の利益を守ろうとされるのかが不可解で、これ以上意見交換しても平行線だろうと思いますので、ここで私の意見もひととおりまとめて終わりたいと思います。端的に言えば、平家さんが「できない、できない」と言っておられることのほとんどは、民間では企業存続のために実施してきたことばかりです(もちろん、実施できずに存続できなかった企業もあったでしょう)。結局のところ、やらなければ企業が存続できず、職も失われる民間と、やらなくても増税すれば職も労働条件も確保できる公務員との違いということになってしまうのでしょうか?

(略)

「5年で5%」にどのような根拠があるのかは私はよくは知らないのですが、仮にこれが「腰だめの数字」であるにしても、その根拠については、もう少し説明があっていいようには思います。民間企業であれば、必要な投資、投資家への適正な配当、従業員の労働条件などを確保するために必要な利益がいくらであり、それを確保するためにはどれほどの合理化が必要か、というものが、概算ではあっても示されるでしょう。同様に、現状では税収と行政サービスとがバランスしていないことは明らかなわけで、これをどのようにバランスさせるのか、具体的には増税、行政サービスの削減、および行政サービスの効率化・コストダウンをどのように組み合わせるのか、大雑把な説明はあっていいのではないかと思います(私が知らないだけで、説明されているのかもしれませんが)。

(略)

とはいえ、具体的な対応策を決めないままに、とりあえず「気合」で目標を設定することは、民間企業でも普通に行われていることです(むしろこちらのほうが多いくらいかもしれません)。平家さんが言われるように、できることを積み上げて目標を決めるのがたしかに計画的でしょうが、先に目標を決めてから、その達成のための具体策について知恵を絞る、というやり方のほうが、結果として大きな成果につながることが多いのではないかと思います。まあ、やはりこのあたりは、やらなければ仕方がない民間と、やらなくてすませることもできなくはなさそうな行政との違いなのでしょうか?

「官と民の違いと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが…」(@吐息の日々〜労働日誌〜5/8付)

roumuyaさんがご指摘の、人員削減等をしなければやっていけない民間とそうとは限らない行政府という対比のほか、その片側に身を置く立場として考えられる別の違いは次のようなものがあります。

まず、「気合」での目標設定がなぜ民間で許されるかを考えれば、利潤追求という究極目的に照らして整合的であるからでしょう。計測をどうするかといった技術的問題はあるにせよ、理念的には、限界利潤の小さい部分から順に削減していくという「正解」があります。ところが行政府には、こうした「正解」がなく、とりあえず削減するとの目的を立てたとしても、結局は民主的プロセスを経てコンセンサスが得られる部分を削減するよりほかありません。

ところがこの民主的プロセスは、行政府から見れば外部要因で、かつ、削減するとの目的も同様に民主的プロセスによる外部要因ということになるので、それらが調整されぬまま行政府に投げられても対応が不可能です。非常に極端な話をするなら、いずれか一方は内部要因としてよいなら、行政府だけで十分対応可能でしょう。例えば頭数は絶対削れ、そのために業務に支障が生じてもかまわないというなら削れるでしょう。これだけの仕事はやれ、そのために必要な頭数は確保してやるというのなら求められる業務はできるでしょう。では現状は前者でしょうか、ということです。

しかしながら、この問題については違いだけでなく官民に共通した課題もあると考えられます。それが何かといえば、削減する側とされる側が削減の目的等について共通の土台を持ちつつ進めることが成功の鍵となる点です。roumuyaさんのご指摘のように民間と同様の枠組みでの人員削減が可能だとしても、それは運用においても同様の配慮が行われることが当然前提になるでしょう。民間で失敗するやり方が、行政府だからといって成功すると考えるのは楽観的に過ぎます(正義は必ず勝つから大丈夫、というのが世間的相場観なのかもしれませんが(笑))。

具体的に行政府を統べる民主的プロセスの担い手=政治家との関係を考えると、民間の成功事例とは異なり目的の共有が困難であるといえます。労使協調路線の民間企業においては、労働者集団の存続と企業の存続がほぼ重なったものとしてお互いに認知されているので、協力による痛みわけが成立しやすい状況が存在します。言い換えれば、労働者は労働者で自分たちを単に痛めつけるようなことを経営者が考えるとは思わず、経営者は経営者で労働者が企業の存続を危うくするほどのエゴは主張しないと信頼しているがゆえに、全体としての最適解が得られやすいのです。

他方で昨今の行革においては、政治家は行政府を抵抗勢力でありその主張は削減を拒む言い訳と捉えがちで、一方、行政府からは政治家にとって行政府を叩けば叩くほどその利益になる(=人気が上がる)ので削減は効率化の手段ではなく自己目的化していると見えることが多くなっています。このような状況に組織があるなら、それが民間企業であっても、まずは密な意見交換を通じた信頼関係の醸成から始めるのが人員削減を成功させる定石でしょう。そうした生ものとしての組織に目配りすることが今の議論には欠けているのではないでしょうか。

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ダイワ (DAIWA) ファントムNT (PHANTOM NT) 54UL / 本格的ネイティブトラウト専用モデル [OT] [【AFP=時事】中国国営の新華社(Xinhua)通信は10日、中国政府当局がインターネット浄化キャンペーンの一環とし..]

zander.sacgd.com/soiled/enfold.html [今年の正月、一人の美人女優がお茶の間の度肝を抜いた。木村佳乃(38)。数々のドラマ・映画に主演し、気品ある魅力をふり..]

?愬??????ぃ???????????85 Sぶ???14g??儷?????????鏈?????5P20Sep14??http://ferry-crossings.com/uugetu-a2-005681.html [テニスツアーのブリスベン国際最終日は11日、オーストラリアのブリスベンで行われ、男子ダブルス決勝で錦織圭(25=日清..]


2006-05-10

[dystomics][notice]経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その0

以前紹介した2ちゃん経済学板の「経済学がこの世から消えたら…」スレまとめはてなブックマークで注目を集めています。この機会を逃すのは惜しいと思いますので、ちょっと続きを考えてみようかと。

ただし、お書きになられた当人が続編を(当分お預けとはいえ)予告されていますので、第二部ではなく第一.五部としてみました(笑)。スラムダンクの続きのように続編を恋焦がれるあまりのカヴァーヴァージョンとしてご笑覧いただければと存じます>オリジナルの執筆者様。

なお、若干の注記を。

  1. 文体等はなるべくあわせようと考えておりますが、しょせんはまねなので劣化はご容赦を。
  2. カテゴリ"dystomics"を新設、この連載に割り当てることといたしましたので、目次としてご活用ください。

[dystomics]経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その1‐1月3日 19時15分

大晦日から始まった大騒ぎ(ニュースではクーデターって呼んでた)が何とか収まって、ちょうど今、明日からの改革‐お兄ちゃんは「金本位制」って言ってたけど、よくわかんないや‐はきちんとやりとげるぞ、って首相がテレビでしゃべってる。「私は、我が国今日の経済的難局を座視することはできません。ここに諸君と共に、大なる決心と大なる覚悟とを以て目下の難局を打開し、国運の発展に貢献せんが為に努力奮闘したいと思います。幸いに、諸君の充分なるご協力あらんことを、切に希望いたす次第であります」・・・難しくてわかんないところもあるけど、何かかっこいいなぁ。

手元には、「曹士に告ぐ」っていう紙がある。首相もしゃべりはじめるときに手に持ってアピールしてたけど、これを飛行機でばらまいたのが決め手だったみたいだ。

曹士に告ぐ

一、今からでも遅くないから原隊へ帰れ
二、抵抗する者は全部経済学徒であるから射殺する
三、お前達の父母兄弟は経済学シンパとなるので皆泣いているぞ

一月二日 戒厳司令部

この大騒ぎの最初、はんらんぐん(って言うんだって。お兄ちゃんが「叛乱軍」の読み方を教えてくれたんだ)は、実はまだ経済学者がいるんだ、それをやっつけるんだ、って言ってた。新聞には、はんらんぐんの親分の野口一尉が「国民大衆が今どれだけ苦しんでいるか、お前達の家庭を顧みればわかるだろう。北海道や四国では姉や妹達がその身を売らなければその日の糧を口に出来ない状態だ。国民はこんな惨状を決して望んでいるわけではない。国民の健全な活動をゆがめる経済学者の連中が国民の努力を掠め取っているんだ。・・・」なんてことをしゃべったって書いてある。

だから野田首相りんじだいりも、最初ははんらんぐんの味方だったみたい。これも新聞に書かれているけど、つまりはわかったぞー、って言ってたらしい。

一 蹶起の趣旨については国民に伝えられている
二 諸子の真意は反経済学の至情に基くものと認める
三 経済学が撲滅できていない現況(経済混乱も含む)については極めて遺憾である
四 各大臣も一致して右の趣旨により邁進することを申し合わせた
五 これら以外は今後検討する

でもこれは、とんでもない嘘だったんだ! 実ははんらんぐんの親分たちこそが経済学者で、大騒ぎをして経済学をふっかつさせようとしていたんだって!

くわしくはまだよくわかっていないみたいだけど、お役人の中には経済学の数字をこっそり紙でつくっている人たちがいて、野口一尉なんかはそのお役人の仲間だったらしい。経済学者をやっつけなきゃ、って思っている兵隊さんたちをだまして、日本をのっとろうとしていたってことのようだ。

なんでも、そういういんぼうのために紙を集めてコンピュータにインプットしようとしていたところを、山口二尉って人がたまたま見つけて、やっつけたってニュースで言ってた。野口一尉やその仲間たちは、多分逃げようとしたんだろうけれど別の部屋に山口二尉やその部下を連れて行って、みじめったらしく「話せばわかる」なんて言い訳をしてたらしいけど、山口二尉は「問答無用。撃て」だって。男はこうでなくっちゃ。そういえば野口一尉って翌日まで生きてたらしいけど、ゴギブリみたいにしぶといっていうか、おうじょうぎわってのが悪いんじゃないの。

こんなはんらんぐんのドタバタの間に、首相がみんなの前に戻ってきた。実は生きてたんだって。なんでも、はんらんぐんはひしょかんの人を首相と勘違いして殺しちゃったらしくて、首相は家の中をうまく逃げ回って、お通夜のお客さんのふりをして脱出したとか。首相ははんらんぐんの親分が経済学者だっていう記者会見でふっかつして、かいげんれーっていうのを出して、それで「曹士に告ぐ」になったってわけ。

こんな大騒ぎだったけど、首相は「伸びるために縮んだようなものだ」って。これでまだまだ焚書坑経が不十分で、もっとてっていてきにやっつけなきゃいけないことがわかった、これからは頑張るぞって言ってました。年末の暴動も経済学者の仕業で、あいつらを皆殺しにすればきっと日本はよくなるんだ。でもそうなら、はんらんぐんの山口二尉なんかは、許してあげなきゃいけないんじゃないかな。野口一尉の一味でまだ生きてる奴らならこらしめてやんなきゃだめだけど。

そうだ、首相にお手紙書こう! 山口さんはお国のためを思って立派なことをしました、刑を軽くしてくださいって。

でも心配なのは、こんなに物事がうまくいっているのに、お兄ちゃんが落ち込んでいることだ。っていうか、最近明るかったり暗かったり、機嫌がよく変わっちゃって、どうしちゃったんだろう。年末は沈んでたけど、大騒ぎが始まって妙にハイになって、でも首相が戻ってきてからはまた落ち込んじゃった。やっぱりお兄ちゃんが変になったのは、ママが怪我したときにとなりのお兄ちゃんのところに行ってからのような気がする。ママが言っていたように、となりのお兄ちゃんには近づいちゃいけなかったんだ!

あのとき、「お兄ちゃんはお隣にいっておいで」なんて言わなきゃよかった・・・。

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2006-05-11

[dystomics]経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その2‐1月6日 19時

先週の土曜日からおっきな改革が始まったけど、週明けの今日から、いよいよいろんな動きが出てきた。パパもとても機嫌がよく、「株価は上がったし、もうこれからはいいことばっかりだ。他にどんなことがあったのかな」ってテレビをつけた・・・あれっ、お兄ちゃん、何でじぶんのお部屋に?

最初のニュースは、やっぱりパパもしゃべってた株価の話だ。年末にいくつか会社が潰れて大変なことになるんじゃないかと思ったけど、どうやら大丈夫そうだ。アナウンサーも、株価は今後の経済がうまくいくことを見込んで上がった、日本デパートなどの再建もうまくいくだろうって。

続くニュースがとってもすてきだ。今まで日本をバカにしてきた外国が、日本から金を買おうと争って申し込んできてるんだって。ざまあみろ、これが日本のじつりょくだ! やっぱり経済学なんてダメで、これからは世界じゅうの国が日本を見習うに違いない。地球上から経済学が消え去ったら、ちょっと前から円買いを始めるようなこずるい奴らはいなくなって、みんな真面目に働いた分だけ楽しめるようになるのに。早くそうならないかなぁ。

ほら、外国の人たち(へっじふぁんどって何?)だって、「ぜひともだかんを続けてほしい」って言ってるよ・・・ねぇパパ、「だかん」って何? ヤカンの友達?

「実はな、パパも金を買ってきたんだ」

って、パパが金を見せてくれた。いっぱい人が並んでてずいぶん待たされたんだって。きれいだなぁ・・・。こうやっておカネを金に替えられることを「だかん」って言うんだ。世界でただ日本だけが、いつでも簡単に金を買えるんだ。他の国ではどんだけおカネがあってもなかなか買えないけど、にっぽんぎんこうに行けばそんなことはない、これは日本が一番世界で豊かな証拠なんだって。ボクの小遣いはどのぐらいなのって聞いたら、爪の先ぐらいかなって笑われちゃった。大きくなったらたくさんおカネをかせいで、いっぱい金を買うぞ!

今度のえらそうな外国人(えふあーるびぃの議長だって。誰それ)は、経済実態を反映しない相場は維持不可能であ・・・ねぇ、この人は何を言ってるの?

「それはねぇ、日本をうらやましがってるんだよ。FRBは日本銀行と同じ役目なんだけど、アメリカは日本と違って真面目に働かないで、他人様のお金を右から左に動かして儲けているような国だから、日本のように兌換させることができないんだ。お前もあんな中身のない職業じゃなく、きちんと汗をかいてお金をもらう仕事をするようになるんだぞ」

うん、わかったよ。

「ほら、ニュースを見てごらん」

野田ざいむだいじんが、「男子の本懐」っていう本を片手に説明してる。議長のコメントは、嵐の中で窓を開け放った昔の失敗には当てはまるけど、今はそんな嵐の中じゃないからピントが外れてるんだって。数字で世の中を説明できるなんてバカげたことを考えてる経済学者よりも、作家はよっぽど人間ってものがわかっているから、議長のコメントなんかより小説に頼るのが賢いってことなんだ。

えっ、Overwell feat. Lion-heartedで"Tune for Liberalization of Gold=Zipang"なんて発売されたんだぁ。「Hey! 金の解禁 yo 立て直しに躍起 yeah! 来るかい our best time 手を取ってこんかい・・・」さっそくダウンロードしよっと。

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2006-05-12

[dystomics]経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その3‐1月31日 12時55分

ドアを開けて教室に入ると、ヒロくんが窓に寄りかかって外を見てた。そういえば新学期からずっと休んでたから今日も忘れちゃったけど、ドッジボールに誘うの忘れちゃった。ゴメン・・・って、いつの間にかこっち見てる。

「えーっと、つい誘うの忘れちゃってゴメン。次は一緒にやろっ!」

「いいよ。あんまりそういうことはしないようにしたから」

「なになになに、いじけてんの? らしくないなぁ。謝ってんじゃん」

ヒロくんが薄く笑う。こんな表情初めて。

「別にいじけてるわけじゃないさ。陽に焼けたくないし、寒くて乾燥してる冬は肌が荒れる」

「そ、そう。ならいいけど・・・じゃあ、体育館が使える日にでも」

小学校の頃からずっと遊んできたヒロくんとは別人みたい。っていうか、冬休み前とは。ちびですばしっこくいつも先頭切って外に駆け出していたのに。ボクよりちっちゃいくせに、なんだか見下ろされてる気分だ。陽に焼けるとか肌が荒れるって何だよ。

「りょ・う・じ、知ってる?」

「な、何だよ急に。驚かすなよ」

ヒロくんの方を見ながら席に戻ったから、洋祐につっつかれるまでいることに気付かなかった。

「隆弘ってさ、なんか怪しい商売やってるらしいんだって。うちのババァがさ、『隆弘君とはなるべく遊ばないようにしなさい』だあってさ」

「怪しい商売って?」

「よくわかんないんだけどさ、夜の商売ってやつ? ほら、隆弘のお父さんって日本デパートに勤めてたでしょ。どうやらプーになっちゃうらしくてさ、アイツも働かなきゃだめなんだって。でも中坊なんてファストフードでバイトもできないじゃん。あれこれ仕事探して、何とかなる目途がついたから戻ってきたらしいよ」

「そ、そうなんだ・・・」

もう一度ヒロくんの方に顔を向けると、視線は既に外へと戻っていた。まばゆい光が目を射抜く。陽の光を受けたピアスだ。何かよくわからないものが背筋を駆け上がっていった。夜の商売って、アレ、だよね。やっぱり。

「おい、もうすぐ昼休みは終わりだぞ。早く席に着け」

あっ、もうそんな時間か、と思ったらベルがなった。ガタガタと皆が落ち着くのを待って、先生が再び口を開く。

「これから首相がみんなに向けてお話をするので、授業の前にそれを聞きます。大切な話なので、きちんと聞くように」

軽いノイズに続いて、スピーカーから最近よく聞く声が滑らかに流れてきた。

「国民の皆様、こんにちは。本日は、わざわざ貴重なお時間をいただきありがとうございます。これから皆様には、一つのお願いをしなければなりません。その前に、なぜそのようなお願いをしなければならないか、ご説明いたします。

ご存知のとおり、我が国は今月から金本位制を導入いたしました。これにより、世界中の国々が我が国に金を求めてくるようになり、その威信は大いに高まりました。長らく国際社会においていわれなき誹謗中傷を受けてきましたが、皆様の絶え間ない努力もあり、名誉ある地位を再び回復したのです。金本位制とは、世界を我が国が道義的にリードしている象徴であります。

ところが今、この金本位制に危機が迫っています。皆様が額に汗して働いた結晶である我が国の金準備、これを狙うハゲタカがそれです。主に外国資本ですが、嘆かわしいことに、それらと結託して私利私欲に走る売国奴もまたいます。

このハゲタカどもは、金を必要としているわけでは全くないにもかかわらず、投機のために貴重な金を買い占めています。皆様のように地に足をつけて地道に手を動かすことなく、画面上でマネーゲームを楽しみながら、皆様が一生働いても稼げないような儲けを企んでいるのです。

我が国が金本位制の導入に踏み切ったのは、このような輩どもに濡れ手に粟のあぶく銭をくれてやるためでは決してありません。世界中が経済学という空理空論に基づいて、人間を無視した政策運営を行っている中で、真に人間を幸せにする社会を目指したのです。世界に誇るべき、地球上で唯一の崇高な我が国の制度を狙うハゲタカは、このままでは自らがでたらめであると満天下に示されてしまうがため、狡猾にも金本位制を崩壊させ、世界中をごまかそうとする経済学の走狗でもあります。

つまり、我が国は真面目な労働をもてあそぶ投機と、正義と比較されることに耐えられない経済学の挟み撃ちにあっている、そういう状況に陥っているのです。

そのような卑怯な攻撃に屈する我が国ではありません。既に本日、最初の反撃を開始しました。日本銀行での金の購入に当たっては、購入代金をどのようにして用意したのか、また、購入した金を何に使うのか、それを確認することといたしました。きちんと働いていて得た給料はもちろんのこと、普通に仕事をした結果のお金で仕事に必要な金を買うなら、従来と同じことです。一部の売国奴を除けば、何も変わりありません。

大切に育んだお米を売ったり、工夫を凝らして作った機械を売ったり、みんなから必要とされるサービスを提供したり、そのような実業の結果として得たお金、それを元手に何かをしようとして金が必要であるなら、日本銀行は喜んでお出しいたします。

しかし、虚業家が投機に使う金や、その結果の儲けを海外に持ち出そうというなら、そのような取引は日本銀行は一切認めません。真正に実業に用いるため、そうした目的にこそ、貴重な国民の財産である金は使われるべきなのです。

さて、このように政府としてもハゲタカ・売国奴に対抗するために全力を尽くしていきますが、皆様にも是非お力添えをいただきたい、それが最初に申し上げた一つのお願いでございます。世界に冠たる金本位制、それを支える皆様の汗と努力の結晶である金準備、それを守るための政府の試みに対して、道義的支持をいただきたいのです。

道義的支持とは何か。皆様の周りをご覧ください。もちろん国民のほとんどは、今回の措置によって何ら影響を受けることのない、実業にいそしむ人々ばかりです。しかしながら、恥ずべき売国奴がゼロではないのは、残念ながら事実であります。道義的支持とは、このような国家・国民への裏切りに対して、草の根で鉄槌を下すことです。

これといった仕事をしていないにもかかわらず、急に羽振りがよくなり金遣いが荒くなったような人間や会社があれば、ぜひとも警戒していただきたい。そして、もしそのような人間・会社が金を買おうとするのにお気づきになったら、日本人として恥ずかしくないのかと糾弾してください。政府の監視をかいくぐることができる悪賢い売国奴も、国民すべての目を逃れることはできないはずです。

世界に誇るべき金本位制、それを守り育てていくのは、皆様ひとりひとりなのです。そうした誇りを胸に抱いて、政府の微力を道義的支持で正義を守ることができる力強さへと変えることができるのは、皆様ひとりひとりだけなのです。

待ちに待った時が来たのです! 多くの犠牲が無駄でなかったことの証のために! ふたたび日本の理想を示すために、経済学絶滅成就のために! 金本位制よ、われわれは帰ってきたのです」

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fhvbwx [インフレの解説記事を書いて強制捜査をくらった夕刊*** Deleted for the Security Reaso..]

bewaad [>kogeさん 毎日がトンデモNo.1の座から滑り落ちたというのも、それはそれでなぜそうなったかを考えなければいけな..]

bewaad [>fhvbwxさん あそこは記者を追放して悔い改めたので残ったのでしょう。 で、いっそのこと株仲間とでもしましょう..]


2006-05-13

[BOJ][book]中原伸之「日銀は誰のものか」

当サイトの読者には改めて紹介する必要もないでしょうけれど、著者はバーナンキ現FRB議長が日銀の政策委員会を評して「1人を除いてジャンクだ」と言った(高橋洋一さんの証言)その例外である1人で、日銀のデフレ対策をリードした方です。議事録が公開されていないから、と細部を明らかにしない部分はありますが、それを差し引いても十分に読み応えがあります。議事録公開が待ち遠しくなる一冊。

そんな著者ですから、日銀の金融政策に対する指摘は読んでいて何度も頷かされます。さらには日銀の組織やメンタリティ、他の審議委員に対しても舌鋒鋭く切り込んでいて、タイトルとなっている「日銀は誰のものか」という問いかけには、日銀職員のみならず多くの国民が考えて欲しいと思わせます。

#ただし、ミクロ介入に積極的であるところは、webmasterはいかがなものかと思わざるを得ません。

しかしながら、webmasterもサラリーマンですから(笑)、著者が日銀職員に多大なる拒否感を抱かせたであろうことも、本書を読んで大いに納得がいきました。既述のにべもない日銀批判もさることながら、あまりにスタンドプレイ(と組織人からは見える行動)が多すぎるのです。著者に言わせれば組織としての日銀が頼りにならないからやむなく、ということでしょうし、そうした著者の行動により結果的に金融緩和が進んだわけですから、客観的には批判されるべきものではありません。でも下から見ればやってられないだろうなぁと。

とりわけ、多くの政治家と接触して個人としてとはいいつつ政策提言をするのは、下にとってはさぞかし苦々しかったことでしょう。それが一定の影響力を持つのも審議委員という肩書きあってのこと、本当に個人でやるというなら辞職して肩書き抜きでやるべきだとwebmasterが当時の日銀職員であったなら思ってしまうと確信を持っていえます。報道によると、速水前総裁の後任人事が騒がれた際に日銀は著者でなく福井現総裁にすべきと猛烈に根回ししたとのことですが、それもむべなるかな。

そうした人脈の広さ‐政治家に限らず、内外の学者からはては木村剛現日本振興銀行会長や佐藤ゆかり現衆議院議員まで‐を含め、二代目社長という経歴の影響が大きいのでしょうけれど、組織人が理解できる枠に収まるには奔放に過ぎたのでしょう。明確な根拠はないのですが、どことなく麻生外務大臣に似た雰囲気を感じさせます。

#人脈といえば岩田(規)先生とも懇意なようで、篠塚審議委員の後任として岩田先生に意向を聞いたとのことですが、ここで岩田先生が須田審議委員でなく選ばれていれば、というのは非常に惜しい話だったと思います。無責任な第三者の意見ですが。

いずれにしても、あくまで一当事者による証言ですから、本書を頭から信じ込むのは検察の立論のみを頼りに判決を下すようなもの。当時の他の政策委員会メンバーによる類書が待たれます。本書は「縛られた金融政策」を著した藤井良広日本経済新聞編集委員が取材・構成したもので、つまりは各人自身が筆を執る必要がないものですから、同種の試みにも期待できるでしょう・・・なんてことを考える前に、まずは積読になっている植田和男「ゼロ金利との闘い」を読まないと。

[law][economy]人権擁護法反対論批判と「経済学がこの世から消えたら…」

なぜ bewaad さんらがこれを批判しないのか、どうもよくわからない。まあ、批判はしないまでも、こうしたいい加減な経済学擁護が有効であり、正しい目的のためなら許容できるとするならば、人権擁護法反対論批判における bewaad さんのスタンスも微妙になりますよね。

bewaad さんは(当時検討中であった)人権擁護法案に(少なくとも積極的には)賛成しないが、反対論の大半は事実誤認と非現実的な仮定に基づいており、看過し難いとの立場を堅持されました。私はこれを「手段を選ばないことへの批判」として(も)受け取りました。けれども、経済学擁護のためなら他人が主張してもいないことを主張していると誤解させるような表現さえも使ってよいとするならば、明らかな矛盾が生じます。私は一概に矛盾を否定しませんが、合理的な説明があるなら知りたい。

「経済学がこの世から消えたら…」はネタに過ぎない、ということもできるけれど、人権擁護法案反対マンガや反対 flash だってネタみたいなものだったと思う。後者は本気にしてた人がいる? それは前者だって、(少なくとも部分的には)そうなのではありませんか。

「敵の土俵に乗る:内輪向けジョークで辻説法」(@趣味のWebデザイン5/12付)

webmasterの考えが徳保さんに合理的とお認めいただけるかどうかは定かではありませんが、人権擁護法反対論批判との関係を主観的にどう捉えているかを説明したいと思います。

人権擁護法反対論において提示されたストーリーが、ディストピアフィクションとして描かれたのであれば、内容の出来不出来によって評価が変わったり、内容がヘイトスピーチに該当するようなものであれば眉をひそめたりといったことはあったかもしれませんが、あのような形で取り上げることはなかったのではないかと思います。違う言い方をするなら、議論の流れとして若干その余に触れたことはありますが、基本的には人権擁護法(案)の解釈論について批判をしていました。いわば、フィクションではなくノンフィクションであるとして主張された部分を対象としていました。

将来の日本において、本来は人権思想≒立憲主義は民主政における多数派支配と緊張関係にあって機能が望まれるところ、むしろそれと結託して現状のいわゆる言葉狩りの延長線上にある問題が多々生じる世界を描くフィクション、その存在意義はあると思います。そうしたフィクションに対してノンフィクションでないという類の批判は筋違いであるはず。

例えばディストピアフィクションの代表作であるオーウェル「1984年」に対して、実際の1984年にはそのようなことは起こらなかった、あれは荒唐無稽なデタラメであるという批判が当たらないように、かかるフィクションにおいて「事実誤認と非現実的な仮定」のみを材料として論難すべきではないでしょう。

仮にそのような論難がなされたとすれば、美術に詳しくないのにわかった風な例えをするなら、それはキュービズム絵画を写実的な意味で現実とは似ても似つかない落書きだと批判するようなものです。他方でwebmasterの人権擁護法反対論批判は、作者が写実的絵画であると主張するものに対して、それは現実とは似ても似つかない落書きだと批判したものであると主観的には認識しているのです。

徳保さんが「経済学擁護のためなら他人が主張してもいないことを主張していると誤解させるような表現」とおっしゃるのは、「焚書坑経」に代表される経済学への迫害のことだと察しますが、「経済学がこの世から消えたら…」での主題はあくまで経済学なき世界での政策運営がどうなるかであって、経済学への迫害の危険ではないとwebmasterは考えます。その意味で、ある日突然ヒトの頭の中から経済学に関する記憶がなくなってしまった、という設定でも差し支えなく、こちらが徳保さんのご懸念に照らしてより無難であるのは事実でしょう。

ではなぜそうでないのか、オリジナルの作者ではないのであくまで推測ですが、フィクションとしての設定の自然さが違うからでしょう。ある日突然というなら、それがいかなる原因(宇宙人の人類の記憶操作? 突然変異のウィルス性疾患?)で、なぜ他の分野の記憶は影響を受けず経済学に関するそれだけが影響を受けるかの理由(脳に経済学に関する部位があって、そこが壊れると経済学的思考ができなくなる?)も考え、といったハードルがあります。

他方で特定の思想・学問が迫害され、政策運営から排除されるというのは、クメール・ルージュが代表例でしょうけれども、人類の歴史上ままあったことです。つまりはよりもっともらしい設定が可能であるわけで、まあ銀河を旅するSFにおいて神の恩寵のおかげでそれが可能だとするよりはワープ等の理屈を作家が編み出すのと同様であるとwebmasterは考えています。

#日本ではなく架空の国での話とする等の配慮はあってもよかったのかもしれません。

もちろん、「経済学がこの世から消えたら…」を根拠に、経済学は迫害の危機に瀕しておりこのままでは逮捕されてしまう、という主張がなされているのであれば、それは電波な主張であると思いもするでしょうし、程度によっては批判もするでしょう。しかしそのように誤読する人がどれだけいるのでしょうか? 甘い認識で刃物をもてあそんでいるとの批判を否定するものではありませんけれども。

[BOJ]マネタリーベース減少速報(5/10現在)

日々発表される当預残高では12日に16兆円を割りました(速報値)。

2005年2006年
発行銀行券当座預金合計 (a)発行銀行券当座預金合計 (b)(b-a)/a
3月上旬末72.832.4105.274.230.8105.0▲0.2%
3月中旬末73.133.8106.974.131.1105.2▲1.6%
3月下旬末74.735.8110.475.031.2106.2▲3.8%
3月平残73.332.6105.974.430.4104.8▲1.0%
4月上旬末73.933.7107.674.125.799.8▲7.2%
4月中旬末73.133.6106.773.723.597.1▲9.0%
4月下旬末76.031.8107.876.118.995.0▲11.9%
4月平残74.133.0107.174.424.899.1▲7.5%
5月上旬末74.531.9106.474.617.091.6▲13.9%

(注)

  1. ソースは次のとおりです。
    1. 上旬・中旬末:営業毎旬報告
    2. 下旬末・第一次速報
      1. 発行銀行券:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績速報)
      2. 当座預金:日銀当座預金増減要因と金融調節(毎営業日更新(速報))
    3. 下旬末・第二次速報:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績)
    4. 平残・速報
      1. 発行銀行券:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績速報)
      2. 当座預金:上旬末残、中旬末残、下旬末残の単純平均
    5. 平残・確報:マネタリーベース
  2. 「平残」の行を除き、一般のマネタリーベース統計(平残・季節調整済)とは異なり末残・原計数です。
  3. マネタリーベースには貨幣が含まれるので、それを含まない表中の減少率は実際のマネタリーベース減少率よりも大きめに出ます(5月上旬末で0.5ポイント程度)。
  4. 単位を表記していない計数の単位は兆円です。
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bewaad [>BUNTENさん、Baatarismさん 前にも書いたと思うのですが、麻生さんの「机上論」嫌いは徹底してますから、..]

toto [立てました。ちょっと覗いて見てね♪ 田中秀臣先生の学問的誠実を考える会 http://academy4.2ch.n..]

bewaad [>totoさん エントリないしコメント欄での議論に関係のないコメントはご遠慮ください。]


2006-05-14

[dystomics]経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その4‐2月11日 21時40分

「さて、準備はいいかい?」

お兄ちゃんが西口改札を出たところで改めてボクの目を見た。

「もちろん」

内心ちょっぴりビビってないわけじゃないけど、そんなことカッコ悪くて言えないや。

「はぐれないようについてくるんだぞ」

今日家を出たときには、まさかこんなことになるとは思ってもなかった。っていうか、試合が終わったときにも。

・・・・・・・・・・

「今日も勝ったけど、カウンター狙いばっかってあんまり面白くないよね」

「そんなこと言うけど、ほんの数年前までは点が入らなかったんだから、日本代表。ボールキープはできてもね」

「えーっ、そうなの? あんまりイメージ湧かないなぁ」

「何度もチャンスが来るのに、シュートが枠に行かないのって、カウンター狙いで守ってるのを見てるより腹立つよ」

「確かにストレス溜まりそうだ」

「結局、点が取れるかどうかって才能なんだよな。ダメなヤツは練習したってダメ。フォワードに山田が出てきて、日本代表の戦術は根っこから変わったってわけ」

なんてことをお兄ちゃんと話しながら、国立競技場から千駄ヶ谷に向かって歩いていた。今日は久しぶりに機嫌がよさそう。じゃあ、あのこと聞いてみよっと。

「お兄ちゃんさぁ、最近少し変じゃない? 何か悩みでもあるの?」

「・・・この国、だんだんおかしくなってるんだ。涼にもわかるように言うなら、貧乏になってきてる」

「何が? 今日の試合だって満員で大騒ぎしてて、別に昔と変わってないよ」

「じゃあ見せてやるよ」

お兄ちゃんは、ほんの少し考え込んだ。

「もしもし・・・うん、ちょうどさっき終わったところ。でも、ちょっとお腹すいちゃってさぁ・・・うん、うん、ちょっと食べてこうかと思ってる。そんなに遅くはならないからさ・・・明日のお弁当にしてよ。えっ・・・じゃあそれは食べるよ。あんまりお腹いっぱいにならないようにしとく・・・うん、じゃあ」

カチッと携帯を閉じると、意味ありげに口元に笑みを浮かべる。

「いざゆかん、目標は新宿!」

・・・・・・・・・・

小田急の改札を過ぎタクシー乗り場のロータリーに出ると、お兄ちゃんが振り返った。

「あんまりジロジロ見るとトラブルの元だから注意して欲しいけど、これから通っていく先々で、壁際や柱のあたりを見ておいて」

それからは何もしゃべらずどんどん歩いてく。そんなに速く歩くとよく見れないじゃないか、と思ったけど、「話しかけるな」って気配がぷんぷん漂ってたからボクも黙って後についていった。ロータリーからは右に曲がり、丸ノ内線改札側へ抜け、アルタの出口から出てマックに入るまで、ずっと早足だったから、

「涼は何にする?」

ってレジ前で聞かれても答えられないってば。ニヤニヤ笑われるのがむかつくので、とにかく息を飲み込んで口を開いた。

「・・・エビフィレオセット、ポテトとコーラ。それにチーズバーガー1つ」

体力ないなぁ、部活きちんとやってんの、なんてことを言われながら2階に上がって席に着き、まずはチーズバーガーにかぶりつく。

「で、何か気付いた?」

んがぐぐっ、と。

「・・・ホームレスがいっぱいいるってこと? でもそれって前からでしょ?」

「そう、ホームレス。もちろん前からいたんだけど、最近になって明らかに増えてる」

「なんでそんなことわかるの? まさかお兄ちゃん、数えてたわけじゃないでしょ」

「もちろん数えてなんかいないさ。何が変わったって、出てくる時間が早くなったんだ」

「出てくる、時間?」

「そう。出てくる時間。もともと塾の帰りに新宿を通る時間は9時ぐらいなんだけど、そんな時間にはホームレスはいなかった。調べてみたら、ホームレスがダンボールなんかを持ってきて場所を作るのは11時だったんだけどね、もともとは。でも、先月の半ばぐらいからは、塾の帰りに見かけるようになった。さて、理由は何だと思う?」

といってからお兄ちゃん自身も食べ始めた‐ビックマック。

「・・・っていうか、どうして見かけるの? 乗り換えるのに駅から出るなんておかしくない?」

視線が怖い。

「・・・ってのは置いといて、わかんないや。どうして?」

「昔は駅の構内は誰がどこで寝るかってのはきちんと決まってたんだ」

あっという間にビックマックを平らげたお兄ちゃんが答え始める。お腹がすいたってのは、どうやら単なる嘘じゃなかったみたい。ボクだってそうだけどさ。ポテトももうすぐなくなっちゃう。

「ところが最近になってホームレスが増えてきて、それでも最初は昔からの人が仕切ってたんだけど、収拾がつかなくなって早い者勝ちになっちゃって、それで出てくる時間が早くなったってこと。正確な数はわからないけど、少なくとも通路の真ん中にまであふれる程度には増えてきたんだ」

「ふーん。そうなんだ」

「さて第二問、ホームレスが増えたのはどうして?」

お兄ちゃんの手がポテトに伸びる。

「うーん・・・それが、貧乏になったってこと?」

「そのとおり。会社からすれば、どうも売れ行きがよくないと思えば、人を減らしちゃう。そうやって働く人が少なくなれば、働くなった人たちはそう簡単にはいろんなものを買えないから、となるとますます売れ行きが悪くなる。その繰り返しさ」

「なんで売れ行きが悪くなるの? 『ハゲタカ』のせい?」

次はエビフィレオっと。

「いや。『ハゲタカ』なんて言ってるけど、この前首相が言ったように、今は一生懸命金を買ってるだけさ。ものを買うのに金がいるなら『ハゲタカ』のせいで売れ行きが悪くなったといえるけど、そうじゃない。ついさっきだって払ったのは金じゃないだろ」

「うん」

「去年の12月に金本位制にするって発表してから、いろんなものの値段がすごい勢いで下がってきてる。それが原因さ」

「なんで? 値段が下がれば安く買えるんだから、いいことじゃん」

そういえばエビフィレオのセットが750円、チーズバーガーが200円だったけど、ちょっと前までは倍ぐらいしたような。

「パパもそうだけど、どうやってお金を稼いでいるかって言えば、結局は人からお金をもらうってこと。そのもらう分が少なくなってくれば、当然貧乏にもなるさ。給料を減らすか、そうでなかったら人を減らすってことになる」

「マックの値段が下がれば、マックの中の人も稼げないってこと?」

「そう。帰りにアルバイト募集のポスター見てみな。今や時給は1,500円まで下がってる。多分今、日本中でこれと同じようなことが起こってるはずなんだ」

「どうして値段が下がり始めたの?」

「・・・ごめん、それはちょっとまだわからない。興味があるなら、調べてわかったらまた話そっか?」

「うん。聞いてみたい」

ボクのトレイも片付いているのを見て、お兄ちゃんが立った。

「さて、寄り道は終わり。帰ろっか。パパもママも、遅くなると心配するだろうし」

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

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fhvbwx [同じく気になってマックに行ってみたら、時価と書いてありました。 セットの値段がちょっと安すぎるような気がします。つ..]

bewaad [>とおりすがりさん あ、そうですね。単品のビックマック価格を出しておいた方が深みが出せたなぁ・・・。]

bewaad [>fhvbwxさん 旧平価を2006年の価格と考えて、そこへのデフレ収斂から逆算したのですが、確かに第一部を読み返し..]


2006-05-15

[comic]現在官僚系もふ・第51話

ヤマケンは試験秀才だという設定があるのですから、あまりに間抜けな台詞は言わせないでいただきたいものです。偽名宿泊に対してしらみ潰しに調べる? しらみ潰しってのは人海戦術じゃなきゃできませんが、警察でも動員するのですか? 仮にチャイナスクールに(作中設定としては)警察を自由にできる力があるとして、彼女の存在は人目を引かないようにしなければならないはずです。

#ODA予算に財務省がタッチしていないと考えている段階で設定に反しているわけですが。予算書の細目を知らないのはともかく、国際協力銀行が財務省所管だってことを知らないというのは、彼のこれまでの言動とあまりに不整合です。

さらには自分たちの家が危険だって、力ずくで拉致でもするというのでしょうか。これまた作中設定としてはそうしたことが可能だとしても、であるならなぜ最初からそうしていないのでしょう。

ま、「敵」は強大であればあるほど盛り上げやすいというのは作劇の定番ではありますが。

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iwatch apple strap [私は、この%の管理を考える archives of bewaad institute@kasumigaseki(20..]

apple watch hermes [この記事%を archives of bewaad institute@kasumigaseki(2006-05-1..]

apple watch hermes [うわー、この段落 archives of bewaad institute@kasumigaseki(2006-05..]


2006-05-16

[economy][media]1ドル7元台突入

また読売びいきか、と言われそうですが、現にいい記事があるのですから仕方ありません。

中国の1〜3月の貿易黒字は前年同期比41・4%増の233億ドルに拡大。また、中国政府は今年2月末時点の外貨準備が世界一になったと発表したが、外貨準備急増が国内の通貨供給量を押し上げ、景気過熱の恐れも広がり始めている。こうした事情もあり、中国政府内に人民元高を容認する意向が広がったと見られる。

読売「人民元、1ドル=7元台に突入」

webmasterがざっと見たところ、国内の金融政策との関係に着目しているのは読売のみで、あとは、朝日の報道が典型ですが貿易、それもアメリカとの摩擦ばかりに着目している記事だらけです。他方で読売は、昨年7月の固定相場放棄の段階で既にこの見方を提示していまして、さすがと言ってよいでしょう。

といいつつも若干気になるのは、中国のインフレ率は(CPIベースで)1%程度に過ぎない点で、にもかかわらず政府関係者はインフレ懸念を表明し、加減はしつつも引き締め気味の金融政策を採用しています今年の暦年でのCPI上昇率が見込みどおり2%台になるのなら、確かに今よりはインフレ傾向ということではありますが・・・。

そうはいっても自国よりは彼の国の中央銀行に信頼を置いているwebmasterがここにいるわけですが(笑)。

中国人民元の変動相場制移行時「元高シンドローム」についてのエントリなども、あわせてご覧いただければ参考になるかと。

本日のツッコミ(全539件) [ツッコミを入れる]

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2006-05-17

[notice]当サイトが5/16の朝日夕刊「ブログ解読」(稲葉先生ご執筆)に掲載されました。

取り上げられたエントリは「2026年の日本‐another nightmare‐」でしたが、当該記事は朝日のサイトには掲載されていないので、どのような内容であるかは直接夕刊をご覧いただくか(8面です)、下記で概要に当たっていただければと存じます。

[economy][law][government]与謝野大臣・後藤田大臣政務官のセンスを疑う

ろじゃあさんがご紹介ですが、週刊現代今週号に消費者金融について金融庁を担当する与謝野大臣・後藤田大臣政務官がコメントを寄せています。それぞれ、「消費者金融の高金利については法整備を進めていきますが、メガバンクが消費者金融と提携していることは、各行の人生観が問われる問題です。われわれ(金融庁)はとやかく言いませんが、(メガバンクのやり方は)私の趣味には合っていませんね」「銀行の仕事は利益追求だけではないはずです。社会にしっかり目を向け、お金をどう振り分けるか。それが銀行の本来の仕事のはず」(以上与謝野大臣)、「メガバンクは、経営危機を6兆円にものぼる国民の税金による公的資金を投入してもらって救われた、税金を使わせてもらったことを真剣に考えれば高利な事業はできないはずだ」(以上後藤田大臣政務官)といったようなもの。

これらの発言についてセンスが疑われる第一の要因は、「官から民へ」とか「事前規制から事後チェックへ」といった昨今の風潮に真っ向から反している点です。昨今の風潮そのものが実態に基づかないイメージ先行のスローガンで、都合のいいときだけ唱えるお題目に過ぎないことをはしなくも表しているとも言えますが(笑)。

#私企業の利潤追求がお嫌いなら、北朝鮮にでも亡命されてはいかがでしょう(笑)。

第二の要因は、人生観だの税金を使わせてもらっただのと言っていますが、その内容が単なる価格規制だということに無自覚である点です。前にもグレーゾーン金利問題にからめて申し上げましたが、トヨタは儲けすぎでけしからん、レクサスを値下げしろなんて暴論を吐く人間はいないのに、消費者金融は儲けすぎでけしからん、金利を下げろという暴論はまかり通っています。素人ならばともかく、金融担当大臣・大臣政務官が金利とはお金の値段に他ならないことに自覚的でないというのはいかがなものでしょうか?

#ちなみに後藤田大臣政務官は、メガバンク向け公的資金が預金保険機構の政府保証債・借入を指すことをご存知ないようで。ご担当ぐらいきちんと勉強しましょう。

最後の要因は、かといって後ろ暗いことは感じているのでしょう、ポピュリズム的手法に頼っている点です。本当に銀行が許せないと思うのなら、正々堂々と銀行法に基づく行政処分を講ずればよいのですが、さすがにそれでは訴訟になれば負けるとわかっているからこそ、このようにデマゴギーにうったえ社会的圧力をかけようとしているのでしょう。あくまで個人的発言だって? 権限のない者によるand/or真に私的な場(自宅での食事の際に家族に向かって、等)でのものであればともかく、権限を行使し得る者の公的発言にそんな言い訳は許されるべきではないのです。

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. 利息制限法の是非
  2. グレーゾーン金利撤廃へ?
  3. 貸金業制度等に関する懇談会・中間整理
  4. グレーゾーン金利に関する見方について・前編:マスメディアの取り上げ方
  5. グレーゾーン金利に関する見方について・中編:まさくにさんへのリジョインダー
  6. グレーゾーン金利に関する見方について・後編:売るのは誰、売られるのは何?

[economy][politics]自殺対策基本法案検討中

年間の自殺者が8年連続で3万人を超えそうな中、自殺防止策を考える与野党の超党派の国会議員の有志の会が15日、国による総合的な対策を定めた「自殺対策基本法案」(仮称)の大綱をとりまとめた。自殺対策を国や自治体の責務と定め、国会に対して防止策の実施状況の報告を義務づける内容。早ければ5月中に議員立法で参院に法案を提出し、今国会での成立を目指す。

(略)

有志の会のメンバーの尾辻秀久前厚生労働相は「自殺者が1年間に3万人もいるのは、どこか、わが国に病んだところがあるのではないか。政治の責務として対策に取り組むべきだ」と話した。

朝日「自殺対策法案、超党派議員で大綱」

尾辻前厚生労働大臣、発言には100%同意しますが、「止んだところ」はマクロ経済政策です! 対策はそんな法案のとりまとめではなく、まっとうなマクロ経済政策こそが「政治の責務として対策に取り組むべき」課題です!

[sports]フットボールの話題に乗り遅れないために

アーセナル頑張れ! 確かにロナウジーニョはすごい選手ですが、日本のメディアでこれ以上無意味に持ち上げる報道を見るのは耐え難いです・・・。え、日本代表? ワールドカップは決勝トーナメントまで行って本番なのですから、そこまで行けそうにないチームを語っても意味ないじゃないですか(笑)。

#というわけで、バルサが勝ってしまったらワールドカップはイングランド頑張れ、ということで。

本日のツッコミ(全14件) [ツッコミを入れる]

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bewaad [>Baatarismさん 本日(18日)のエントリで取り上げましたが、それ以前の問題が少なからずあるのかな、と思いま..]

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2006-05-18

[economy]2026年再論

昨日紹介した「ブログ解読」を受けてだと察しますが、「2026年、言葉の壁で日本沈没」(@分裂勘違い君劇場5/17付)が書かれました。経緯を考えれば前回と同じような創作をwebmasterも試みるべきではという気もしますが、「経済学がこの世から消えたら…」と同時並行でフィクションを考える頭のキャパがないので、当該エントリを読まれた方に併せ考えていただければと思う点を列挙してみます。手抜きご容赦のほどを。

  • 前回も書いたことですが、世界中の俊秀が高度知的労働に従事するなら、高度知的労働もまたコモディティ化するでしょう。皮肉なことですが、コモディティ化しにくいけれどもそれなりに市場規模のある高度知的労働の最たるものが日本語と英(米)語との通訳・翻訳ではないでしょうか。
  • 高度知的労働(の果実である財・サービス)が輸出できないとの前提を受け入れるとして、外需依存の現在の景気回復においてもグロスの輸出(付加価値)額はGDPの1割強、つまり9割弱は日本国内を相手にしているわけで、大して重大な話ではありません。その9割弱が市場としてそれなりの規模にないならともかく、日本市場は一人当たりGDPの高い経済圏としては今世紀中は世界第二位の座は揺るぎそうにありません。
  • 国内市場も外資に席巻される? 日本企業が日本語の壁ゆえに世界市場からの高度知的労働の輸入にコストが必要であるなら、外国企業が海外の高度知的労働を日本に輸出するにも同種のコストが必要です。小売業のようなべたべたにリアルなサービスや、椅子のようなべたべたに物質的に見える商品でさえ、その主要な原材料は、物質と言うより、知識労働だととらえる方が、より実質に近いのであるというビジネスモデルを実践している現時点での典型であるウォルマート(ま、人件費カットというベタな手法も究めていますが)が軽々しく日本に進出してこないというのが現実なのです。
  • じゃあ本当に高度知的労働が輸出できないのかを考えれば、高度知的労働が絶対劣位にあるという前提を是としても、それはイコール比較劣位であるとは限りません。絶対劣位であっても比較優位であれば外国は買ってくれます。
  • 仮に比較劣位にあったとしても、では比較優位にある他の財・サービスを輸出すればいいだけのこと。
  • ちなみに円安は輸出条件を改善しますから、輸入物価上昇のマイナスが大きいとは限りません。

[WWW]2006 FIFA World Cup Baton

自由に受け取ってよしとのかみぽこさんの仰せですので、そのうちやろうと思っていた予想をここで。

Q1 A組(ドイツ、コスタリカ、ポーランド、エクアドル)の決勝トーナメント進出国を予想してください。

1位ドイツ、2位ポーランド

ドイツはクリンスマンの積極的な試行錯誤の意気に感じて。某国の代表監督に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいですね(笑)。ポーランドとエクアドルは迷うところですが、エクアドルの南米予選でのブラジル、アルゼンチン撃破はホームの利点のおかげでしょう、と。

Q2 B組(イングランド、パラグアイ、トリニタード・トバコ、スウェーデン)

1位イングランド、2位スウェーデン

昨日も書いたとおり今大会のwebmaster一押しはイングランドなので。スウェーデンも固いところでしょう。

Q3 C組(アルゼンチン、コートジボアール、セルビア・モンテネグロ、オランダ)

1位セルビア・モンテネグロ、2位アルゼンチン

死の組その1。悩みは尽きませんが、こういう組では勝つことより負けないことの方が効いてくるのでは、というのがセルビア・モンテネグロをトップ通過とした理由です。アルゼンチンとオランダは両方通過させたいぐらいですが、タレントの差でアルゼンチンというか、2大会連続でトーナメント進出できずはないだろうと。リケルメが前大会のヴェロンみたいになっちゃうとさにあらずではありますが。

Q4 D組(メキシコ、イラン、アンゴラ、ポルトガル)

1位ポルトガル、2位メキシコ

いわゆる黄金世代はほとんど引退ですが、それよりもデコの存在を買ってのポルトガル1位。組織を生かすプレイヤーとしては当代で一二を争うでしょう。残る三国を比べれば、メキシコは順当といわざるを得ません。

Q5 E組(イタリア、ガーナ、アメリカ、チェコ)

1位イタリア、2位チェコ

死の組その2。死の組その1と同じ観点で選べばやはりトップはイタリアということに。アメリカとチェコは地力ではアメリカではないかという気が強くするものの、ネドヴェドが23人枠に入っているので、その神通力に期待して。

Q6 F組(ブラジル、クロアチア、オーストラリア、日本)

1位ブラジル、2位クロアチア

もちろん試合中は日本代表を応援しますが、当てにいくならこれしかないでしょう。

Q7 G組(フランス、スイス、韓国、トーゴ)

1位フランス、2位スイス

ここで選んだ2国とそれ以外の2国ではやはり格が違うかと。フランスとスイスの順位はヨーロッパ予選の結果を流用(笑)。

Q8 H組(スペイン、ウクライナ、チュニジア、サウジアラビア)

1位ウクライナ、2位スペイン

以上を読み返してみると面白みのない予想なので、シェフチェンコ爆発による番狂わせでウクライナトップ通過、スペインはまたもや国民をやきもきさせながら、と波乱を演出してみました(笑)。

Q9 ずばり優勝は!

以上から決勝トーナメント一回戦の組み合わせは、

  • ドイツvsスウェーデン
  • セルビア・モンテネグロvsメキシコ
  • イタリアvsクロアチア
  • フランスvsスペイン
  • イングランドvsポーランド
  • ポルトガルvsアルゼンチン
  • ブラジルvsチェコ
  • ウクライナvsスイス

となります。強調した方が勝つと見込むと準々決勝の組み合わせは、

  • スウェーデンvsセルビア・モンテネグロ
  • イタリアvsスペイン
  • イングランドvsアルゼンチン
  • ブラジルvsスイス

となり、同様に準決勝が

  • セルビア・モンテネグロvsイタリア
  • イングランドvsブラジル

となって、決勝は

  • イタリアvsイングランド

というヨーロッパ対決に。で、イングランド優勝と。蛇足ながら今大会の○○旋風はセルビア・モンテネグロが巻き起こすということで。決勝に進めずモラール崩壊のブラジルにも勝って3位になったりして。

Q10 得点王を予想してください。
穏当に行くならベスト4と予想した国から選ぶ(試合数が多いから)のでしょうけれど、一次リーグの組合せを考えてシェフチェンコで。一次リーグで2試合ぐらいハットトリックとか(笑)。
Q11 注目している国は。
このような予想をした以上、セルビア・モンテネグロ、とするのが自然ですが、あえてイタリア。というのも、ユヴェントスを中心に大騒ぎになっているスキャンダルの影響がどう出るか、準優勝に推しましたが、ことと次第によっては一次リーグ敗退の可能性もあると考えられますので。
Q12 このバトンを誰にパスする?
ご自由にお受け取りください。ご自身のサイトがなければコメント欄でも結構です。

[sports]バルサ優勝

アーセナル、1人少なくなってしまったにもかかわらず、残り15分までリードを保ったのには心躍りました。

バルセロナ、極東のサッカー小国のメディアごときを理由に優勝してほしくないなんて言ってごめんなさい。やっぱり強かったです。

とまれ、非常に見ごたえのあるいい試合でした。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

Before...

bewaad [>INOSANさん ご指摘の点がアンフェアであるのはおっしゃるとおりです。失礼致しました。 しかし、あまりにも試行..]

INOSAN [本ブログの本筋ではないのに、ご返信頂きましてどうもすみません。 ご存知かもしれませんが、Z-netのブログを覗かれて..]

bewaad [>INOSANさん エントリとして公にしている以上、本筋でないということはありませんから、ご遠慮なく。 z-net..]


2006-05-19

[book]不肖の弟子の読書遍歴

はてなブックマークで人気の「東大教官がすすめる100冊」(@わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる5/17付)、あまりにも読んでいないのでダメだなぁと反省し、既読リストを掲げて恥さらし。

しかしこの100冊で納得がいかないのが、経済書が入っていないにもかかわらず、「人間を幸福にしない日本というシステム」が21位という高位にランクされていることです。推薦者名はわからないのですが(推薦された年は1995・1998年)、今なお盲目的改革を唱える方々なんでしょうねぇ・・・。元のエントリをかかれたDainさんから情報提供いただき、ここで書いたwebmasterの推測は外れていることが明らかになりましたので、取り消させていただきます。(5/22追記)

[government]「盲目的改革」とは‐公務員宿舎売却問題を題材に

上記エントリの締めで用いた盲目的改革とはどのようなものか、ちょうど最近典型例が出ました。

最近の行革関連会議の中では、比較的まともな議論が行われていると思いました。

「国家公務員宿舎の移転・跡地利用に関する有識者会議の議事録がおもしろい」(@霞が関官僚日記2.05/18付)

とkanryoさんが総括されている国家公務員宿舎の移転・跡地利用に関する有識者会議ですが、まともな議論とはどのようなものか、詳しくはkanryoさんのエントリの引用を見ていただくとして、概ね次のようなものです。

  • 転勤など職場の都合で住環境を決めてもらう必要がある場合、雇用者側(国家公務員であれば国)が宿舎を提供することには合理性が認められる(なお、転勤の頻度は公務員の方が一般に高い)。
  • 問題になっているのは宿舎の提供そのものではなく対価が安いことだという指摘があるが、判例では一般の賃貸住宅と同水準の対価を徴収する場合、借地借家法が適用されるとされており、例えば退職したからといってただちに退去させることができないといった不都合が生じる。
  • 現に民間企業においても社宅の対価は一般の賃貸住宅のそれの水準よりも安くなっている(いわゆる借上げ社宅であれば会社の差額補填がある)が、その安さの程度は概して国家公務員宿舎のそれよりも大きく、つまり国家公務員が優遇されているとの批判は現実に即したものではない。

まともな議論のどこが盲目的改革かといえば、このような議論が行われていたにもかかわらず、結局結論は多くが売却されるというものであるという点です。別に宿舎を国が建てることに意味はないでしょうから、民間並みに借上げ社宅の差額補填や住居手当支給を充実するというのであればどんどん売却していただいて結構ですが、そんな話は一向に聞こえてきません。中川政調会長がぶち上げたテーマにゼロ回答は出来ないという大人の事情はよくわかりますが(笑)。

本日のツッコミ(全101件) [ツッコミを入れる]

Before...

西麻布夢彦 [>bewaad様 > 根拠なく信頼できないとするのは、根拠なく信じ込むのと > 同様にリテラシとしていかがと思うので..]

bewaad [>西麻布夢彦さん 本題とはまったく関係ないのですが、1日3桁のコメントとなったのはこれが初めてです。お付き合いいただ..]

rayban メガネ [. And as a minimum get yourself a {multitude of|500|thousa..]


2006-05-20

[notice]過去記事の訂正&カウンタ調整

「経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その2」の設定を1/4としていましたが、その日は土曜日で描写がそれにそぐわなかったので、1/6と設定を変えて、冒頭を一部変更いたしました。

また、カウンタのキャッシュが壊れてしまったので、昨日のユニークアクセスが3,000であるとみなして再設定させていただきました。

[dystomics]経済学がこの世から消えたら… 第一.五部:その5‐2月13日 15時30分

「今朝、笠原から質問があった件だが、まずこれを見てくれ」

帰りのホームルームは、プリントが配布されて始まった。

利息制限法の一部を改正する法律案提案理由説明

ただいま議題となりました利息制限法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

本年からの金本位制の導入を受けて、投機家による実需に基づかない金の購入が大量に行われております。その結果、金準備が減少し、金本位制の存続が危ぶまれるような事態が生じております。

以上のような状況にかんがみ、投機家の金の購入原資の調達に対抗して金本位制の保持育成を図る等の観点から、今般本法律案を提案した次第であります。

次に、この法律案の内容の概要をご説明申し上げます。

第一に、利息の最高限の変動化であります。

利息の最高限につきましては、従来は元本の額に応じて2割から1割5分とされておりましたが、日本銀行が定める公定歩合に1割5分から1割を加えた利率とすることとしております。

第二に、賠償予定額の制限の特例の創設であります。

債務不履行の際の賠償予定額の制限につき、法人である債務者が消費貸借契約の締結の前に事業に用いる旨を明らかにしなかった場合においては、当該制限を適用しないこととしております。

なお、この法律案につきましては、公布の日から施行することとしております。

以上が、本法律案の提案理由及びその内容の概要であります。何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。

「政府がハゲタカを懲らしめると言っているけどどうするのか、ということだったが、この法律が決め手になる」

ちょっぴりどよめき。つーか法律なんて出されても誰もわかんないってば。

「金を買い占めようとしているハゲタカは、自分たちのもっているおカネだけじゃなく、借金をして金を買って、それを売り払って儲けようとしているわけだ。これほどがめつく儲けようとしたのが運の尽き、ってこと。わかるやついるか?」

誰もわかんないってば、しつこいな・・・って思ったら、手挙げてるよ、委員長。

「安く買って高く売るから儲かるわけで、まだ買ってない金の値段を上げちゃえば儲からなくなるってことですか?」

「いいところに気が付いたな、平井。そのとおり、買った値段より安くしか売れなければ儲からない。でも、金の値段を高くすると、確かにこれから買う分の儲けは少なくなるけど、これまで買った分には儲けを出させてしまうことになる。これから買う分にしても、もっと高くても買うっていう人間が出てきたら、やっぱり儲かってしまう。つまりハゲタカは、金が高くなることを狙っているんだ」

「それに、金の値段を上げちゃったら、僕たちだって巻き込まれちゃいますよね」

「それは気が付かなくって失礼しましたっ!」

あーあ、洋祐ったらまた委員長に絡んじゃって。そんなことしたって嫌われるだけだって、わかんないかなぁ・・・。

「川島の意見もいいぞ。金本位制っていうのは、いつでもおカネと金が安定して交換できるってことだから、そこがぐらついたらハゲタカの思う壺。そこでこの法律の出番だ」

先生が板書を始める。「儲け=売った値段−買った値段−」ってところで止めて、またわかるか、だって。

「借金の利子、ですか?」

「そうだ。よくわかったな、平井。さっき言ったように、ハゲタカはおカネを借りて金を買っている。そのうち金の値段が上がるだろうと思ってな。しかし金の値段が上がらないまま利子が高くなったらどうなるか。どんどん損が膨らむことになる。あきらめて金を売れば政府が買い戻して金本位制は無事だし、売らずに我慢比べをするならとことんやってやろう、というのが政府の方針。そのためには、利子をどこまでも高くできるようにしなきゃならないから、今回法律を作ろうということになっている。もう今の法律の下では限界まで利子を高くしているからな」

なるほどねぇ・・・って、洋祐の言ったことって、利子にも当てはまるんじゃない?

本日のツッコミ(全63件) [ツッコミを入れる]

Before...

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2006-05-21

[economy]金融政策に関する16の質問・12の回答 by Alan Blinder

標記問答をDavid Altigが要約してくれているので、それを訳してみました。

1.金融政策にとって適切な目標となる計数は何か?
答:コア・インフレ率2%に若干の上下。すなわち、インフレを加速しない失業率‐NAIRU。
2.中央銀行はどの程度透明であるべきか?
答:可能な限り透明に。(形成過程を織り込んだ政策予測の明確化となるインフレーションターゲットの公表を含む。)
3.中央銀行は、一般に使われる意味において、インフレーションターゲットを導入すべきか。
答:2.を参照。
4.金融政策の決定は個人により行われるべきか、それとも合議体により行われるべきか、そして後者であるなら、どのような合議体であるべきか?
答:合議体により行われるべきで、その長は「神」に近いと位置づけられるもの。
5.中央銀行はまた、銀行監督当局でもあるべきか?
答:誰がわかる?
6.中央銀行家は傾向として、政策変更を避けるのか?
答:話をしよう。(正確には「実際の質問はこのとおり『政策変更は議論の題材であるべきか?』で、それに対する答えはイエスだ」)
7.中央銀行家は漸進主義であるように見えるけど、本当か?
答:多分ね。
8.ファインチューニングは結局のところ可能か? もしそうなら、中央銀行家はそれを目指すべきか?
答:そうだろうね、やりすぎなければ。(実際には誰もそれが何かをきちんとしらないけど。)
9.中央銀行は金融市場を引っ張るべきか、金融市場についていくべきか?
答:引っ張れ。
10.変動相場制下の中央銀行は外国為替市場に介入すべきか?
答:時々は。
11.中央銀行は金融政策の手法として金融派生商品を用いるべきか?
答:できることなら。(徐々に気軽に受け止めるべきだろうけど。)
次の2つの項目は、質問というより金融政策がどのように機能するかについての知見を試すようなものだ。つまり、
12.金利の期間構造を通じた伝播
13.為替レイトを通じた伝播
ブラインダーはこれらはまだよくわかっていないと結論付けている。ちょっと難しすぎる質問だろう。さて、昔ながらの問答形式に戻ろう。
14.中央銀行は資産バブルに対応すべきか?
答:いいえ。
15.中央銀行は金利の非不制約にどのように対応すべきか?
答:物価水準ターゲットで対応すべき。
16.世界の主要な中央銀行は世界的な責任を負うのか?
答:いい質問だ。
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2006-05-22

[comic]現在官僚系もふ・第52話

「降格」って、霞が関での左遷は同格の閑職にまわすことなのですが。主査(課長補佐クラス)から係長クラスへの異動でもするというのでしょうか?

ちなみに、係長が主査と直接やり合うことは原則としてないと思います。よほど課長・課長補佐が使い物にならなければ、ということはありますが・・・斉藤補佐は無能だというのが平主査・尾崎係長の共通認識であると。

ところで、スピィdで「CAとお呼びっ!」に絡めてCAが運営しているblogが紹介されていますが、「もふ」に絡めて同業者が紹介されないものでしょうか? うちは毎回重箱の隅をつついているので、そのようなことにはなりっこありませんが(笑)。

本日のツッコミ(全680件) [ツッコミを入れる]

Before...

???枡?℃枡?戞???32S10 ????冦???REGZA [32V?嬪?涓??BS??10搴?S????儷??????с?LED娑叉?????揮 [あなたたちは通常、??何あまりにもみんな大好き。 この種の報告露出が賢い仕事や!私の| |私たち||私の個人的な 追..]

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????? AQUOS ????LC-46AE7 [46V????笂?BS?110搴?S????儷??????с?娑叉?????揮 [変な奇数うわーそれはあった。 信じられないほど極端に長いコメントが、私は表示されませんでした私のコメントを提出した後..]


2006-05-23

[economy][law]しつこく金利上限規制を論じてみる・前編:金融庁懇談会での議論

金融庁・貸金業制度等に関する懇談会において、金利規制について議論された回(3/10開催の第12回会合)の議事要旨がようやく公開されましたので、どのような議論により上限金利引下げが正当化されたかを見てみたいと思います。

これまでに出された事業者側の意見についてのコメントと私自身の意見を述べたい。2ページの3つめに「無担保・無保証であること等による与信コストの高さ」という表現があるが、実際の与信審査は非常に不十分であるという印象がある。また、無担保・無保証のためかもしれないが、大手の業者から借りられず中堅業者から借りるような人は8社ぐらいから借りている。大手から借りていたが返済ができなくなり、その返済金を借りるために中堅業者から借りるような状況に陥っており、借入先が8社ぐらいに膨らんでいる。このような理由で、与信コスト・リスクが膨らんでいると感じるのでこの意見には反対。

同じページの4つめの「個人破産の要因は、金利ではなく、失業、疾病、離婚などのライフイベントである。」についてだが、業者から借り入れているのは元々低収入の人達であるため、ライフイベントが生じると、高金利の貸付契約の返済が不可能になっている。金利は個人破産の最も大きな要因と考える。

出資法の上限金利29.2%を利息制限法の上限金利にあわせる形で、グレーゾーンを廃止することを求める。このような方法による廃止が可能な理由は3つ。

1つめの理由として、消費者金融の事業者は、1〜3%台で市場から調達をしていながら20%台で貸付けを行っており、経済学的にみて非常に不可解であり、儲け過ぎていると思う。

2つめとして、貸金業者の平均貸付金利をみると、大手・中小ともに29.2%より低い利率で貸付けており、出資法の上限金利29.2%を引き下げることは可能。

3つめに、貸金業者の収益構造をみると、貸倒率が非常に高くなっており、適正な与信を行って貸倒れを回避する方策がまず考えられるべき。無人契約機で借りる場合は、収入等が自己申告で行われており、事実上、本人確認を受ければ簡単に借りることができるようになっており与信審査が非常に大雑把である。途上与信においても、信用情報機関で全件照会をしておらず、チェックが適正に行われていないため、貸倒率が高いのは当然。適正な与信審査によって貸倒れのリスクを低くし、貸付金利を引き下げることは可能。

また、出資法の金利を利息制限法の上限金利に合わせた後には、利息制限法の上限金利が適正か否かについても検討を行うべき。

貸金業制度等に関する懇談会(第12回)議事要旨

第1点目、「実際の与信審査は非常に不十分であるという印象がある」って、堂々と印象論であることを公言するとは開き直ってますねぇ。

第2点目、「無担保・無保証のためかもしれないが」って、そこを否認できずに「無担保・無保証であること等による与信コストの高さ」という意見にどうして反対と断言できるのか、webmasterには理解不能です。

第3点目、「ライフイベントが生じると、高金利の貸付契約の返済が不可能になっている」なら、個人破産の最も大きな要因はライフイヴェント、次いで返済額の対可処分所得比でしょうに。それともライフイヴェントが生じても、低金利なら高元本であっても返済可能であるとでも?

第4点目、「消費者金融の事業者は、1〜3%台で市場から調達をしていながら20%台で貸付けを行っており、経済学的にみて非常に不可解」とのことですが、樋口大輔「消費者金融会社の収益・費用構造の分析」(例の早稲田の研究所のもの。若干古いですが)によれば総資産規模階層別にみた資金調達コストは最大でも総コストの1/4程度を占めるのみ(最小なら5%程度)ですから、経済学的に不可解でもなんでもありません。それを経済学的にみて非常に不可解と断言できる頭の出来の方がよほど不可解(笑)。

第5点目、「貸金業者の平均貸付金利をみると、大手・中小ともに29.2%より低い利率で貸付けて」いるのは当たり前でしょう。平均が29.2%より高いとしたら、それはほとんどの業者が出資法違反をしていることに他なりません。この人の意見では、法律違反がはびこればはびこるほど金利を下げる理由が弱くなるということで、法律を守っている業者からすればばかばかしい限りでしょう。

第6点目、「適正な与信審査によって貸倒れのリスクを低くし、貸付金利を引き下げることは可能」と言うのは自由ですが、どの程度とお考えで? 先の樋口ペーパーによると、対総資産でみた貸倒損失額は概ね5%程度、これがゼロになるという非現実的な仮定を置いても引下げ可能な利率は5%に過ぎず、それを達成するために必要な人件費の増加を考えれば夢物語に過ぎません。だいたい、利潤追求のためコスト削減にいそしむ業者の試行錯誤をダメなものと決め付け、素人考えで貸倒損失が機会費用込みで減らせると言い切る夜郎自大さといったらありません。

第7点目、利息制限法の上限金利すら高すぎると。もはやなんと言ってよいのやら・・・。

最初の審査をしっかり行い、途上与信の審査にも力を入れているのは大手貸金業者の話。大手から高金利で借りた人達がさらにお金を借りる場合に中小の業者に向かうところに問題があり、大手貸金業者が与信管理をしっかり行っているから金利は高くていいという理屈は成り立たない。事業者が「少額・短期の借入れであれば、貸金需要者の返済可能性、貸金業者のコスト等の観点から、ある程度高い金利も正当化されるのではないか」と言及しているが、現実には消費者金融が上場する際に7日間は金利をとらないというノーローンを開発し、最近では10日間など期間を限定して無料で貸付けを行っている。事業者は大きなリスクはないと認識して金利ゼロで貸付けている現実があるので、少額短期の場合は高金利でいいという理屈は成り立たない。借入人は家計が苦しく必要に迫られてお金を借りており、そのような状況でリストラや病気などが重なり借入金を返せなくなっているという現実にもう少し目を向けた方が良い。

貸金業制度等に関する懇談会(第12回)議事要旨

短期少額貸付においてノーローンという特定の商品が成立することは、すべからく短期少額貸付は高金利たるべしという主張への反論にはなっても、短期少額貸付であれば高金利であっても返済負担が軽く許容される度合いが大きいことへの反論にはなりません。ちなみに、家計が苦しく必要に迫られて借金をした者がライフイヴェントにより返済できなくなる現実に目を向けるなら、ライフイヴェントにより返済義務が消滅する代わりに上限金利を上回る金利設定が可能という商品の導入でも提言すべきでしょう。

貸金業者を大手、中小、零細という区分けで考える際、大手の事業者と中小の事業者の貸付金利が非常に近似しているが、資金調達の面からみて違和感がある。長者番付等には消費者金融大手の社長の名前が上位に並んでいることもあり、一般の人からは非常に儲かっているように見えるが、この真偽についてもう少し財務状況等の分析をしていただきたい。

貸金業者の利用者については、(1)CMやATMをきっかけとして安易に借り始め、リボルビング中毒になっていく層、(2)3〜5万円の少額を金利が高いにもかかわらず、借りては返済に充てて回しているような層、(3)生活苦で困り、どうしようもなく借りに行くような層、という3つに分けて、それぞれきめ細かく対策を立てるということが必要。ATMで貸し出しているような国があるかどうかということや、広告の総量のようなものについても国際比較をお願いしたい。

破綻後の事後のカウンセリングは行っているが、借入人が借り入れる際に与信の一環として、借入人が破綻をする前の事前のカウンセリングを行うべき。

最高裁の判決以後、訴訟で過払い金の返還請求を行えば返還を受けられる状況ではあるが、過払いとなっている全ての人達が返還を受けられるように出資法の上限金利を引き下げるべき。

貸金業制度等に関する懇談会(第12回)議事要旨(webmaster注:カッコ付き数字は原文では丸付き数字です)

資金調達云々は既述のとおりですが、事業規模について言葉を添えるなら同じく樋口ペーパーが喝破しているように、中小事業者は貸付原資をより多く自己資金に求めているので、利率が高くても利払いは少なく抑えているということになります。しかし、儲かっていると目を付けられるなんて共産革命後のロシアじゃあるまいし。それでは、IKEAみたいに狡猾になれというのが規範としてあるべき姿ってことになりかねませんが。

2番目の段落で「貸金業者の利用者」全体を議論しているにもかかわらず、普通にトラブルもなく利用している者がまったく念頭になかったり、3番目の段落で同様にトラブルのない者のことが思い浮かばず与信審査にカウンセリングが必須としてみたり、上限金利が引き下げられて供給が細れば困る人のことがまったく想像できないようで、そりゃ副作用なんて無視した結論も出ようというものです。「きめ細かく対策を立てるということが必要」という認識からどうやったら上限金利引下げという乱暴きわまりにない結論にいたるのかは知りませんが。

最高裁の判断は利息制限法の上限金利等を前提としたもので、15〜20%という金利上限規制の絶対水準を正統化するものではないのですが。違憲判決だったらまだしも、最高裁をこの文脈で持ち出すのは思考停止の権威主義以外の何物でもありますまい。

金利の問題について最高裁が判断したことを原点として考えるべき。これは利息制限法を軸にすべき、利息制限法を基礎に考えるべきという最高裁の考え方が万人に行き渡るようにするのが、法律なり制度を制定し運営する者の責任ではないか。ATMでの書面の問題についても、貸金業規制法43条のみなし弁済の要件になっていることを看過してはならないが、仮に43条が撤廃された後も、過剰貸付問題との関係で、債務者が今どういう状況にあるのかということを日々認識できるように、ATMにおける取引においても情報提供が確保されることが大事。

金利とヤミ金融の問題については、何か制限を付ければそこからはみ出る人は当然出てくるが、そういったヤミとか違反というものは警察等で対処するというのが基本ではないか。これはいわゆる単純な市場原理がうまく働かない状況で、多重債務に陥っているような人はその価格がよく分からないような状況になっている。

被害者の声を聞くと共に、日本の金融のあり方あるいは日本という国の姿という観点からすると、年間貸付残高が15兆円とか20兆円で、利息制限法と出資法の金利の差が10%と単純に仮定すると年間1.5兆なり2兆のお金が、いわば超過利息として支払われている。これは、貸金業者の与信管理や過払い金返還訴訟に携わる弁護士と業者のコストとしてよりも、他のことに使われた方が良いのではないか。それだけではなく、債務者の増加により税金は取れなくなり、生活保護は増え、国民保険料は取れなくなっているという実情があり、地方議会では今たくさんの決議がされている。

クレジットカウンセリングの強化については、現在法律扶助協会−10月からは日本司法支援センター(愛称「法テラス」)が法務省の管轄になる−で年間3〜4万人の破産者を扱っており、かなりの国家予算が使われている。しかも、そこに来る人の半数近くは、生活保護でお金を返してきたがどうしようもなくなり法律扶助協会に駆け込んでいる。これに対しては若干の国費を使って解決しているがこれは悪循環ではないか。金融の流れを別の方向に動かすという意味で、投資サービス法とともに貸金業の分野も効率よくしなければいけないのではないか。利息制限法の金利は、本来は変動すべきものだと思うが、とりあえずは利息制限法の金利規制まで出資法の金利を引き下げるべきではないか。

貸金業制度等に関する懇談会(第12回)議事要旨

最高裁云々は既述のとおりです。法制度を運営する者の責任はご指摘のとおりだと思いますが、制定する者の責任ではありません。

闇金問題は主客転倒です。高い金利を払ってでも借りた方がその人にとっていい結果がもたらされるような者が正規業者から借りられなくなることが問題で、闇金が絶滅したところでその人にとってよりよい選択ができないことに変わりありません。正規業者から借りられないこと自体が問題だと思い至らないってのは、パンがなければブリオッシュを食べればいいのに、といったノリですね。

でまあこの程度の見識で日本の金融がどうしたといった話をして欲しくはないのですが、利払いは他のことに使われたほうが良いのではって、債務者は借りた時点の消費・投資の増大が金利負担以上に良いことであると判断して借りたのですから、それよりも良い使い道があるなんて軽々に言えるのは国家統制経済万歳ということなのでしょう。多重債務者にとっては回避できるに超したことはない利払いだったということを認めるにしても、債務者数でいえば一桁パーセントの問題で、残る9割以上にとっては大きなお世話。税金だの生活保護だの国民保険料だのはマクロ経済問題が主要因であるのは言うまでもありません。

最後に破産者の取扱いですが、国費を使うべきでないと思うなら手数料値下げすればぁ(笑)?

ちなみに、次のようなまともな意見もあったことを、懇談会メンバーの名誉のために付記しておきます。といいますか、なんでこれらの意見が尊重されないのでしょうか。発言者名が伏せられているので推測に過ぎませんが、論者の数で言うなら利息制限法一本化を唱える人の方が少ないように思えてならないんですがねぇ・・・。

2つある金利規制を一本化するということが現実的ではあるが、消費者の保護や健全な需要と供給の関係を壊さないことに加え、異論があるかもしれないが業界への影響についても考えるべきと思う。

金利の水準については、ある程度金額によって何らかの違いがあってもいいのではないか。長期になるほど金利が非常に負担になってくるので、借主の返済能力の他にも金額や期間もあわせてトータルに考えるべきではないか。

消費者金融の利用者や多重債務者にインタビューをしたことがあるが、利用者の方々は、当初は金利の水準についてあまり気にしておらず、貸出枠を自分の預金があるのと同じ感覚で利用していたという場合が多くみられた。そういったことからも、貸出の額に目配りをしないとこの問題は解決しないのではないか。

金利はできるだけ一本化した方が良く、金利が下がることに反対している訳ではないが、金利が下がれば下がるほど、市場の構造がかなりドラスティックに変わり、非常に健全な市場状態ができるとは必ずしも言えないのではないか。貸付金利の場合、顧客のリスクと経費というものを大雑把に反映しており、規模を大きくして経費を下げて生き残るというのが企業の戦略だと思うが、金利を下げれば、大手貸金業者にひたすら規模を追求されていくということもあるのではないか。今までの出資法の上限金利の引下げ時にあった事例と同様、貸金業者が与信基準を厳しくするのではなく、貸付けの量を増やすことで対応するということも有り得る。ニッチプレイヤーというのがほとんど成立しない中、競争や工夫が無くなるという影響があるということも、念頭に置いてはいいのではないか。

消費者の借入れについては、消費者側に現状の自己破産よりも簡単な手続で免責を受けられる権利を持たせるような制度を導入するのが一番有効と考えている。簡単な手続で免責を受けられるようにしておけば、お金を返すために借りるなんていうことはしなくてよい。借入人が一定の状況に陥れば免責手続きをとり、免責されてしまうということが制度化されると、当然そういうことを想定して、業者の方は行動せざるを得なくなり、きちんと返してくれる人にしか貸さないという行動になるはずなので、契約を守ることになる。約束を守ることは資本主義社会にとって非常に重要な倫理的基盤であるが、きちんとしたルールとしてそのような免責という手続を明確な形で制度化すれば、必ずしも契約を履行すべきだという社会倫理を壊すことにはならない。制度設計の際にはパッケージで考えなければいけないが、免責の制度化ができれば金利規制の話は吹っ飛んでしまう可能性が有り得る。一方で議論は順番に行わなければならないので、その議論を最後につなぎ合わせるときに、結果としてその制度が誰にどういう責任配分をすることになるかという制度全体としての整合性のようなことをきちんとチェックしてほしい。情報上、劣位なのが消費者で、優位なのが業者の方だとすると、業者に注意責任を課すというのが法経済学的な常識になるはずであり、結果として注意責任は業者にかかるような制度設計になることを望みたい。

金利だけでなく様々なファクターをもう少しきちんと合わせて議論しないと、大変危険なことになるのではないか。グレーゾーン金利についてどのようにするかは議論があるが、一本化が必然。グレーゾーンがあってはいけない理由は、やはり分かりにくいということであろう。消費者・資金の需要者と、貸金業者の騙し合い云々ということについて、双方にどうしても情報の格差があり、そこで騙し合いをすれば業者が勝ってしまう傾向が一般的にありえる。情報がある人と無い人があったときの鞘取りが金融の基本であり、この傾向が出てしまうのがまずく、やはりこのグレーゾーンというのは無くしていくべきであろう。それ以外のファクターとして、例えば事務手数料等を全て金利換算するという今まで取ってきた考え方を改め、金利換算の外に出すべきではないか。例えば自主規制団体なり、行政なりが、どこまで事務コストを認めるかを定め、分析を行い、もう少し金利や事務手数料を分かり易くして、資金需要者の方がそれをきちんと納得して選択できるという枠組みにすべきではないか。現状は全てを金利に含めてしまっているため分からないのであり、逆にもう少し分析的に分かり易くすれば、情報に格差があってもおそらく消費者は選択ができると考えられるので、このような制度にすべきではないか。

免責の仕組みが機能することが非常に大事であり、それが貸す側への歯止めになり、業界全体への健全性に繋がる。現在の自己破産の制度は、まだ手間がかかって分かりにくい。自己破産まで行ける人達というのは比較的エネルギーが残っていて、知的レベルも高い方達であるので、どんな人でも免責のシステムにアクセスできるようにすることが必要。特に自己破産はお金がかかり過ぎている。借金をしている人が自己破産するためにお金がかかるという仕組みは是正をするべきではないか。

貸金業制度等に関する懇談会(第12回)議事要旨

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. 利息制限法の是非
  2. グレーゾーン金利撤廃へ?
  3. 貸金業制度等に関する懇談会・中間整理
  4. グレーゾーン金利に関する見方について・前編:マスメディアの取り上げ方
  5. グレーゾーン金利に関する見方について・中編:まさくにさんへのリジョインダー
  6. グレーゾーン金利に関する見方について・後編:売るのは誰、売られるのは何?
  7. 与謝野大臣・後藤田大臣政務官のセンスを疑う

[government]キャリア官僚の公金横領?

厚生労働省兵庫労働局の裏金事件で懲戒免職になったノンキャリアの元係長が処分を不服として人事院に審査を請求し、公開審理の場で、キャリア官僚による飲食や個人流用、風俗店での接待など実態を暴露した。同省はキャリア組を停職・減給処分にとどめており、元係長は「裏金で飲み食いした上司の官僚が残り、裏金を作った部下だけが懲戒免職になるのは不平等で納得できない」と訴えている。

(略)

審査請求したのは懲戒免職になった職員2人。このうち裏金の保管役だった元係長は今月11、12の両日、人事院近畿事務局(大阪市)であった公開審理に出席。職業安定部長(00、01年度)の友人の外郭団体職員が2年間に約10回は神戸を訪れ、宿泊費や福原(神戸市)のソープランド代を支払った▽局長(00、01年度)は裏金で買ったパソコンを自分の娘にプレゼントした▽局長(02、03年度)は管内巡視の際、高級温泉旅館での宿泊を要求し、裏金で支払った−−など、キャリア官僚たちによる流用を証言。厚労省から出向していた兵庫県の課長の接待費や、キャリア官僚たちが休日に楽しむゴルフ代金まで裏金で支払っていたことも明らかにした。

兵庫労働局は昨年10月、不正支出の一部約2億5000万円の支払いを元係長に請求。今年2月には自宅や預金通帳を仮差し押さえした。元係長は「住宅ローンも残っているのに、私に『死ね』ということか」と嘆いている。

厚労省側は公開審理で裏金がキャリア官僚によって個人的に使われていた事実を一部認めた。しかし、元係長の処分について、裏金の出入金の差額から「少なくとも約2300万円着服したのは明らか」と妥当性を主張している。毎日新聞は元係長が名前を挙げた官僚に取材を申し込んだが、同省地方課は「審理中なので一切コメントできない」としている。【日野行介】

毎日「兵庫労働局汚職:キャリア組が「流用」 懲戒免の元係長暴露−−人事院の公開審理」

まだ一方の当事者の言い分が出ているだけですから即断はできませんが、少なくとも「約2300万円着服したのは明らか」ということでしかないのに「2億5000万円の支払いを元係長に請求」したのはおかしくはないでしょうか?

とまれ、仮に報道に出ていることが事実であるなら、厚生労働省におかれては霞が関全体のイメージダウンも踏まえ厳重な処分を講じるように。

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2006-05-24

[economy][history][book]安達誠司「脱デフレの歴史分析」

先日紹介した竹森先生の「世界デフレは三度来る」と重なる時代を多く取り上げつつ、そのアプローチは全く異なっています。竹森本が詳細に渡るエピソードを積み重ね主として歴史をして語らしめているのに対し、本書は著者が考案した歴史理解の枠組みがいかに現実を説明するかを検証しています。両者を併せ読むことで面白さは倍増することでしょう。

webmasterが最も面白いと感じたのは、戦前の大陸進出を経済の文脈から分析している点です。大陸への深入りは日本の国力では担いきれない重荷だったとは、経済を引き合いに出すなら財政や生産力といった面からもそう言えるとはこれまでも語られたことがありますが、実は・・・の面からもそうだということがクリアに描かれるさまは、webmasterにはとても新鮮でした。何の面からかは本書を読んでのお楽しみということで。

なぜ本書を書こうとしたのかに触れられている「あとがき」も興味を引きますが、そこで他国との比較分析が今後の課題として挙げられているのは、それはそれで読んでみたい気はしますが、少し残念にも思います。というのも、本書は日本の近現代史を題材としつつ、戦前がその主たる対象で戦後はデフレである現在のみが取り上げられたにとどまるからです。「脱デフレ」というタイトルからは必然なのかもしれませんが、ブレトン・ウッズ体制の崩壊を本書の枠組みで分析すればどうなるかが見たくてたまりません。平成大停滞の遠因をそこに見出すwebmasterのわがままではありますが。

最後に器の小さい話を。税込み3,780円というのは、本書の読者層を狭めそうで残念です。それだけの価値はあるとwebmasterは思いますが、よほど興味関心がないと抵抗感があるのは否めないでしょうねぇ・・・。

[BOJ]マネタリーベース減少速報(5/20現在)

今月末、発行銀行券と当座預金の合計が84兆円にまで落ち込むと、ちょうど20%減ということになります。

2005年2006年
発行銀行券当座預金合計 (a)発行銀行券当座預金合計 (b)(b-a)/a
3月上旬末72.832.4105.274.230.8105.0▲0.2%
3月中旬末73.133.8106.974.131.1105.2▲1.6%
3月下旬末74.735.8110.475.031.2106.2▲3.8%
3月平残73.332.6105.974.430.4104.8▲1.0%
4月上旬末73.933.7107.674.125.799.8▲7.2%
4月中旬末73.133.6106.773.723.597.1▲9.0%
4月下旬末76.031.8107.876.118.995.0▲11.9%
4月平残74.133.0107.174.424.899.1▲7.5%
5月上旬末74.531.9106.474.617.091.6▲13.9%
5月中旬末72.834.2107.173.413.687.0▲18.7%

(注)

  1. ソースは次のとおりです。
    1. 上旬・中旬末:営業毎旬報告
    2. 下旬末・第一次速報
      1. 発行銀行券:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績速報)
      2. 当座預金:日銀当座預金増減要因と金融調節(毎営業日更新(速報))
    3. 下旬末・第二次速報:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績)
    4. 平残・速報
      1. 発行銀行券:日銀当座預金増減要因と金融調節(実績速報)
      2. 当座預金:上旬末残、中旬末残、下旬末残の単純平均
    5. 平残・確報:マネタリーベース
  2. 「平残」の行を除き、一般のマネタリーベース統計(平残・季節調整済)とは異なり末残・原計数です。
  3. マネタリーベースには貨幣が含まれるので、それを含まない表中の減少率は実際のマネタリーベース減少率よりも大きめに出ます(5月中旬末で0.8ポイント程度)。
  4. 単位を表記していない計数の単位は兆円です。

[government]利益が相反する兼任

三菱UFJとみずほFGは22日、2006年3月期決算を発表。最終利益は、三菱UFJが1兆1817億円、みずほFGも6499億円と、ともに過去最高を更新した。これについて与謝野担当相は「公的資金の問題がまだ残っているし、預金者金利も低水準にとどまっている。法人税等もまだ支払えない。決算は良くなってきているが、我々にしてみればまだ半人前だ」と指摘。その上で「大手行は金融本来の目的である金融仲介をしっかりやり、独自の判断に基づいてリスクをとって、日本経済の資源の適正な配分のために金融の使命を果たしてもらいたい」と注文をつけた。

朝日(ロイター)「メガバンク好決算、よくなっているがまだ半人前=与謝野担当相」

経済財政政策担当大臣と金融担当大臣の兼任は前任の竹中大臣以来ですが、竹中大臣にも同様の傾向があったように、与謝野大臣もまた金融担当大臣として金融界の事情を説明すべきところ、そうなると経済財政政策担当大臣として職責を十分に果たしていないことが明らかになってしまうため‐それを自覚しているかどうかは定かではありませんが‐、銀行その他の被監督業界を不当に貶める傾向にあるようです。本来であるなら金融担当大臣として経済財政政策担当大臣に反論すべき内容を、一応ご参考まで。

公的資金の問題がまだ残っている
公的資金が必要なマクロ環境をもたらした責任はどうなっているのでしょうか? 与謝野大臣個人は時の当事者ではなかったかもしれませんが、だったら今の頭取・社長だって同じことです。
預金者金利も低水準にとどまっている
とっととデフレから完全脱却してください。そうすれば勝手に上がります。
法人税等もまだ支払えない
本来支払う必要のない税金を有税償却の際に支払っていた見返りです。払いすぎていた分を直ちにまとめて繰戻還付すればすぐに支払いは再開されます。若干脱線するなら、法人税には銀行業界だけで少なく見積もってもまだ数千億円の増収余地があるってことですが、昨今の財政論議にそれは反映されているんでしょうかねぇ? さらに脱線するなら、繰延税金資産は過大計上だ、それを差し引けば真の自己資本はもっと少ないって騒いでいた人は、その責任をどうお考えなんでしょうかねぇ?
金融本来の木低である金融仲介をしっかりやり
とっととデフレからかんz(ry

[politics]言葉が不自由になってしまった中川大臣

branchさんpogemutaさんkanryoさんといった同業者の心をわしづかみにしている中川大臣の参議院本会議答弁(webmaster注:櫻井充議員の質問に対する答弁、該当ファイルの28分過ぎからです)ですが、皆様ボケばかりでツッコミがないので、野暮を承知で念のため。

午後だし、急に入った予定でもなし、酔っ払ってたってことはないでしょ!

#しかし顔色一つ変えず議事進行する扇議長、さすがですなぁ。

WTO交渉では頑張ってくださいまし、本当に。

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パナソニック(Panasonic)55V型 地上・BS・110度CSチューナー内蔵 4K対応液晶テレビ VIERA TH-55CX700 [ウェブサイトコンタクトページを持っているあなたはいますか? あなた| シュート送信私がしたいのですが、 それを見つけ..]

??? TOSHIBA REGZA ????6ZX8000 [46V????笂?BS?110搴?S????儷 ??儷??????с?娑叉?????揮 [私とビーチフロント今日はに行ってきました。私は貝殻を見つけて、私の4歳の娘にそれを与えたと言った"あなたはあなたの耳..]


2006-05-25

[economy][law]しつこく金利上限規制を論じてみる・後編(上):馬車馬さんへのリジョインダー

#本来このエントリは「中編」とし、「後編」としては現在の金利水準が競争市場での均衡金利を上回っていれば上限金利引下げは経済学的に妥当といういちごでのすりらんかさんのご指摘(この場合、金利規制は独占企業に対する価格規制と同種の正当性を有することになります)について書こうと思っていたのですが、このテーマについては47thさんが既に着手されていますので、予定を変更しました。47thさん、褌お借りします(笑)。

上限金利の引下げは経済学的に見て正当化できる旨、馬車馬さんから「利息制限法を巡るあれこれ」(@マーケットの馬車馬5/21付)のtrackbackをいただきました。このエントリを題材に論じてみます。

馬車馬さんの論理構成をwebmasterなりにまとめると、次のようなものとなります。

  1. 企業金融と消費者金融の金利水準には差がある。というのも、取立ての強度が企業金融よりも消費者金融において高いからである。
  2. したがって、取立て規制と金利規制は同義である(=消費者金融において取立て規制を強化し取立ての強度を下げれば、金利は下がらざるを得ない)。
  3. したがって、取立て規制の強化に賛成であるにもかかわらず、上限金利の引下げに反対するのは矛盾である。

最初にwebmasterが疑問に思ったのは、そもそもの事実認識、すなわち企業金融と消費者金融の金利水準には差があるとのご指摘です。企業金融の世界ではやたら高金利な案件にお目にかかることは少ないのだとのことで、実例としてジャンクボンド金利を挙げられています。しかし、ジャンクボンドだけがリスクマネーの供給主体というわけではありません。

話題の中心である貸金業者を見てみましょう。出資法上の上限金利が40.004%(年利。以下同じ)(5/26訂正)であった時代の商工ローンや現在でも54.75%の金利が認められている日掛け金融(2001年以前なら109.5%)にお世話になる、果てはトイチの闇金融に手を出す中小企業など珍しくもありません。つまり、貸し手が借り手企業の行動をちゃんと把握できず、かつ倒産した企業からそれ以上カネを搾り取ることが出来ない場合、別に法律で規制せずとも、貸出金利には自動的に上限が出来るという事実は確認されないのです。

なぜそうなのか、単純には、

  • 貸し手が借り手企業の行動をちゃんと把握できない、
  • 企業の有限責任性ゆえに倒産した場合の回収額には限度がある、

という2つの前提が満たされていないということが考えられますが、その考察は後に譲るとして、まずは企業金融には自生的上限金利があるとした馬車馬さんの用例を引用します。

今、ある企業が金利40%で1億円を5年間借りようとしているとする。金利が40%で5年満期だと、ざっと元金の3倍を返済することになる。もし1億円を借りて、5年間で3億5000万円の収益を上げ(収益率50%)、3億円を返済すると手元には5000万円が残ることになる計算だ。ここでちょっと才知のある、またはちょっと良心の足りない社長なら、多分こんなことを考えるだろう。「5年間必死に働いても手元には5000万円しか残らない。だったら、最初に借りた1億円を投資したことにしてそっくり着服し、5年後に「投資に失敗しちゃった」と頭をかいて会社を潰してしまえば、1億円を儲けることが出来る。こっちのほうが有利だ!」と。

つまり、金利を上げすぎてしまうと、企業の偽装倒産の確率を高め、結局貸し手の利益が低下してしまうという現象が起こるのだ。上の例でいくと、この会社の偽装倒産を防ぐには、金利は30%以下でなければならない。金利が30%だと、着服して夜逃げしてもまじめに働いても、同じ金額の儲けが出る。この30%が、貸出金利の上限になるわけだ。

「利息制限法を巡るあれこれ」(@マーケットの馬車馬5/21付)

このような取り込み詐欺がなかったとしても、金利40%で借りたお金は、それをカバーするだけの収益を上げられる事業につぎ込まなければ返済不可能です。世の中そんなに収益性の高い事業なんてものがごろごろ転がっているはずもなく、おのずと常識的な収益性の範囲でしか金利は付し得ないということになります・・・って、自生的上限金利があるじゃないですか!

そう、借りたお金をキャッシュ(イン)フローを生む何物かにつぎ込み、そのキャッシュフローから返済する場合には、キャッシュフロー成長率が金利の上限を画します。しかし、既に確定している将来のキャッシュフローを返済に充てる場合はどうでしょう?

典型例を考えてみましょう。ある企業の取引先の手形が不渡りになり、あるはずだった入金がなかったので、このままでは明日の手形の決済に必要なお金が909万円足りません。自らも既に1度不渡りを出しているので、このままでは2度目の不渡り=銀行取引停止≒倒産です。10日後には1,000万円の別の入金があるのに・・・。

この場合、今日909万円を借りて10日後に1,000万円を返せばよいということになります。差額の91万円が金利、すなわちトイチですが、1,000万円が他の用途に充当されるような状況にあるかどうかが問題であって、利率が高いことは問題にはなりません。この例で言えば、現在必要なお金以外の全ての条件が同じだと仮定して、現在必要なお金が833万円ならトニ、769万円ならトサン・・・と、いくらでも返済能力に照らして相応である金利は上がり得ます。

要すれば馬車馬さんが挙げた例は設備資金、webmasterが挙げた例は運転資金ということですが、返済原資を何に求めるかによって、どの程度の金利までなら負担可能かが変わってきます。それに加えてどの程度の金利までなら負担することが合理的か(=借りた方が得か)を考慮する必要がありますが、これは企業が存続した場合のキャッシュインフローとキャッシュアウトフローの現在価値の差が上限となります。キャッシュアウトフローの現在価値が上回るようなら企業をたたんだほうが割に合うわけで、金利分だけキャッシュアウトフローを増やしていって差がゼロとなるまでは、借りた方が得ということになります。運転資金の場合、この両者のいずれか低い方が上限金利となります。

#日本における金融慣行はあまりプロジェクトファイナンス指向ではない(まして貸金業者は)ので、かく截然と資金使途が分かたれているわけではないのが実態ですが、であるならなおさら、両極のうち馬車馬さんの例よりもwebmasterの例に実態は近いと言えます。

ここで消費者金融を考えてみましょう。消費者金融でお金を借りた人が、そのお金をキャッシュインフローを生む何物かに投資するというのはおよそ想定しがたいと言ってしまってかまわないでしょう。企業で言えば運転資金を借りているわけですから、その上限は既述の2要素、すなわち現在の資金需要と将来のキャッシュインフローの倍率として導き出される返済能力基準と、将来のキャッシュインフロー/アウトフローの現在価値として導き出される損得基準に依存し、一般に設備資金の基準である収益性基準に比べれば最高限度は高くなるわけです。

#もし馬車馬さんのおっしゃるように企業金融と消費者金融に金利格差があるなら、設備資金が含まれる分だけ企業金融は平均を見れば低くなっていると解すべきで、あり得る上限金利についてのものではないでしょう。

では、後で考察するとしていた馬車馬さんの2つの前提は企業金融と消費者金融の違いにおいて意味を持つのでしょうか。1点目の貸し手と借り手の情報の非対称性(いわゆるモラルハザード、あるいはhidden action problems)はどちらでも大差ないと考えて差し支えないでしょう。となれば問題は2点目であるはずで、現に馬車馬さんも次のように述べていらっしゃいます。

合法的な方法としては、借り手を「勤め先から追い出す」こと。給料を差押さえてしまえば、大概の場合会社はクビになる(そうなると退職金まで差押できるので更においしい)。更にナニワ金融道的なノリで行けば、家族を連帯保証人にしておけば家族関係それ自体を担保に出来る。「返済しないと暖かな家族の団欒は二度と戻ってこないでしょうなぁ」とか。更に、微妙に非合法だが自宅の前で「カネ返せ」とか毎日叫んでいれば近所関係もずたずただ。もっとマンガ的だが、借り手が女性なら風俗産業という手もあるし、返さないんなら簀巻きにして東京湾に沈めるぞと脅す手もある。所詮はバーチャルな存在である企業と違い、個人には担保になりうる無形の資産(人間関係から命そのものまで)がたくさんあるのだ。だからこそ、消費者金融は安心して破産確率が高い人にも(高い金利で)お金を貸すことが出来る。消費者金融に「自然発生的な」上限金利が存在しないのは、これらの無形資産を担保に取っているからなのだ。

「利息制限法を巡るあれこれ」(@マーケットの馬車馬5/21付)

ここでは、企業はしょせんヴァーチャルである点が違うとされています。他方で最初の引用をご覧いただきたいのですが、「ここでちょっと才知のある、またはちょっと良心の足りない社長なら、多分こんなことを考えるだろう。『5年間必死に働いても手元には5000万円しか残らない。だったら、最初に借りた1億円を投資したことにしてそっくり着服し、5年後に『投資に失敗しちゃった』と頭をかいて会社を潰してしまえば、1億円を儲けることが出来る。こっちのほうが有利だ!』と」という記述があります。さて、企業は確かにヴァーチャルではありますが、このように考える社長の存在は果たしてヴァーチャルでしょうか?

前言を翻すようで恐縮ですが、確かに上限金利に係る金利格差は存在しますが、それは借り手が企業か消費者かで決まるのではなく、大企業か中小企業・個人かで決まるものとwebmasterは考えます。先に記したとおり企業向け高金利金融といえば商工ローンや日掛け金融、さらには闇ということになりますが、これらが対象とするのはあくまで中小企業。というと、中小企業であれば経営者の個人財産と企業財産とが相対的に混在しており、馬車馬さんが想定されるような取立てが効きやすいからだとお考えの向きも多いかもしれません。

この仮説は、実は馬車馬さん自身の言で否定されてしまいます。このような無形資産は貸し手にとっては何の価値もないため(命を奪ったところで貸し手は一文の得にもならない)、担保は「より破産確率の高い人にも貸せるようになる」効果しかない。その結果、上限金利は無形資産が多いほど上昇していくことになる、すなわち個人財産からの回収そのものではなく債務者が債権者を騙そうとするインセンティヴの減少が味噌ですから、大企業の雇われ社長だからといって効果がなくなるものではありません。

#個人が無限責任と言っても、破産し免責を受ければ有限責任ですから、その意味においても差はありません。

webmasterはこの答えを、馬車馬さんの他の言に見出します。すなわち、ジャンクボンドです。公募債券を発行できるような企業はディスクロージャーの充実が図られ、その内容も公認会計士が監査しているわけですから、借り手の財務状況はそうでない者(未公開企業・個人)に比べてはるかに高い確度で貸し手が認識可能です。

バランスシートを考えた場合、とりわけ資産・負債の評価が継続企業基準であるなら、資産超過であることはおおむね債務が将来においても返済可能であることに近似していると理解可能です。逆に債務超過なら、基本的には返済不能ということになりますから、既往債務の回収率をいかに上げるかを考えなければなりませんし、新規の信用供与は原則困難となります。そうしたチェックが年に2回なり4回なり行われる企業は、実際にデフォルトを起こすよりも時間的には相当程度前の時点で法的か私的か、清算型か再建型かという違いはあれど、何らかの整理が行われることになります。

中小企業・個人についてはこのような情報が得られにくく、手形の不渡りや、それこそ夜逃げをして初めて返済できない状況にあると知れることも珍しくありません。これらの者は支払不能に陥るはるか以前に債務超過に陥っていることが多いはずですが、それを察知することは大企業に比べ概して格段に難しいといわざるを得ません。債務超過になったからといって必ず支払不能に陥るとは限りませんが、陥る確率が高くなるのは一般的な傾向ですし、その後財務状況が悪化するに従いその確率は増加していきます‐信用リスクがより高くなり、それに見合う金利も上がっていく、と。

債務超過になった段階で整理せざるを得ないことが一般的である大企業、それは商工ローンや日掛け金融、さらには闇金からお金を借りるほどには高リスク状態になれない存在であるとも言えるのです。

長くなりましたのでいったんここで切り、次回は取立て規制と金利規制が同義であるのかを考えてみたいと思います。

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. 利息制限法の是非
  2. グレーゾーン金利撤廃へ?
  3. 貸金業制度等に関する懇談会・中間整理
  4. グレーゾーン金利に関する見方について・前編:マスメディアの取り上げ方
  5. グレーゾーン金利に関する見方について・中編:まさくにさんへのリジョインダー
  6. グレーゾーン金利に関する見方について・後編:売るのは誰、売られるのは何?
  7. 与謝野大臣・後藤田大臣政務官のセンスを疑う
  8. しつこく金利上限規制を論じてみる・前編:金融庁懇談会での議論
本日のツッコミ(全12件) [ツッコミを入れる]

Before...

bewaad [>ディンブラさん 上場企業だってまともにデューデリかければそれなりのコストがかかるわけで、低コスト化は難しいといわざ..]

馬車馬 [Bewaadさん、コメントが遅れてごめんなさい。 まず、中小企業について上限金利が存在しないのでは、とのご指摘につ..]

bewaad [>馬車馬さん 重量コメントですので、こちらもちょっとお時間をいただいて考えてみたいと思います。(26日分とあわせて)]


2006-05-26

[economy][law]しつこく金利上限規制を論じてみる・後編(下):馬車馬さんへのリジョインダー(続)

#昨日の続きです。

取立て規制と金利規制が同義かですが、少なくとも代替的であることは間違いありません。例えば馬車馬さんのエントリに付されたコメントに質屋の店員さんからのものがありますが、質屋は取立てなし・有担保という営業形態であることを前提に109.5%(年利。以下同じ)の特例上限金利が認められています。いかなる行為であれ取立てはしないという極めて厳しい取立て規制が課せられる一方で金利規制は極めて緩いという質屋が一般の消費者金融と同じ収益率であるなら、現在消費者金融に認められている取立て行為の金利換算価値は約80%程度ということになります。

#「程度」の趣旨は、(1)担保徴求の有無もまた金利格差に影響を与えますので、質屋が消費者金融と同様に無担保(それは質屋と呼ぶのは語義矛盾ですが)ならばもっと高い金利が必要である一方、(2)質屋での適用金利は概ね金額に依存しますが、上限に張り付いているわけではないので、平均実効利率はもっと低くなる、ことから、上限金利のみを比較しても目安にしかならないということです。

閑話休題、実はwebmasterは質屋のお世話になったことがあり、その際にはうっかり満期の期日を間違えて記憶していて、返済しに行こうと借用証をみたら1日だったか2日だったか満期が過ぎていて、すは質流れかと青ざめました。幸いにもまだ第三者売却はなされておらず、追加金利の支払い(それも本来は1月経過ごとに1ヶ月分という約定のところ、1/3(? 記憶が曖昧です)だけで許してもらいました)で無事質草を取り戻すことが出来ました。とまれ、満期が来たという通知すらしないほど、取立てはまったく行わないのが質屋です。

本題に戻ります。取立て規制と金利規制がなぜ代替的であるか、それは金利がリスクの対価だからです。貸倒損失が1%多い対象に貸出しを行う場合、コスト構造等が同じであると仮定すれば、対価である金利を1%多く徴収しなければ釣り合いません。取立て規制により貸倒損失が増加するなら、それを補う金利増加が認められない限り、借りたくても借りられない者が新たに出てくる=上限金利の引下げと同じ結果となります。

#貸倒損失以外のコストもまた金利収入により賄われなければなりませんが、この文脈では二次的な問題なので捨象しています。

しかし、代替的であることと同義であることはイコールではありません。例えばCO2対策としては、

  • 低排出型設備導入支援、すなわち
    • 補助金
    • 優遇税制
    • 政策融資
  • 炭素税
  • 排出権取引
  • 排出規制(課徴金等の罰則を含む)
  • 炭素吸収源(森林等)の直接整備
  • 同整備支援、すなわち
    • 補助金
    • 優遇税制
    • 政策融資

といったものがあり、これらは概ね代替的ではありますが、それぞれにメリデメがあり、どの施策(あるいはどの組み合わせ)が望ましいかは議論があります。同様に、取立て規制の強化と上限金利の引下げがヴェクトルとしては同じ方向に働くものであっても、副次的効果を含めどちらでも同じことというわけではありません。

実は馬車馬さんも結局は同様の判断をなさっています。

こう考えると、貸出金利に上限を設定するというやり方は必ずしも悪いやり方ではない。もちろん、「違法な取立て」をひとつひとつ摘発していっても良い。結果は同じことだ。ただ、個別の取立て行為の違法性を立証するのは恐らくかなり難しい。どのくらいの大声で怒鳴ったらいけないのか?「悪質な取立て」をどう定義できるのか?という問題は絶えず付きまとう。それならば、「この金利を上回ったらとにかく駄目」と規制を敷いてしまったほうがずっと分かりやすいだろう。

ただし、一方で「どの程度の上限金利を設定すれば違法な取立て行為をなくすことが出来るのか?」「借り手によって、返済を迫るのに必要な取立ての厳しさは違うのだから、「合法的な」上限金利もまた人によって異なる。それを一律で規制してしまうのはよくない」という問題が出て来る。これも非常に難しい問題だし、こちらの問題を重く見て上限金利に反対するという論調はあって良いと思う。ここでは借り手の個人差は問題にするほど大きくないと仮定し、違法行為を認定するときのコストがはるかに小さくて済むというメリットを重視している。また、上限金利の15%が正しいかどうかも、ここでは議論しない(水掛け論にしかならないので)。

「利息制限法を巡るあれこれ」(@マーケットの馬車馬5/21付)

「同義」と呼ぶかどうかは言葉の問題だと言えるのかもしれませんが、馬車馬さんにとっても取立て規制と金利規制はいずれがより好ましいのかを論じられるものということ。その上で、上記のような検討の結果、金利規制がより好ましいとされているわけです。

対するwebmasterは「『借り手によって、返済を迫るのに必要な取立ての厳しさは違うのだから、『合法的な』上限金利もまた人によって異なる。それを一律で規制してしまうのはよくない』という問題が出て来る。これも非常に難しい問題だし、こちらの問題を重く見て上限金利に反対するという論調」であると言ってしまって終了としてもよいのですが(笑)、さらに掘り下げてみましょう。

#ただし、上限金利を下げれば違法な取立て行為がなくなるわけではないので、「『どの程度の上限金利を設定すれば違法な取立て行為をなくすことが出来るのか?』・・・という問題が出て来る。これも非常に難しい問題だ」という部分には反対です。これについては後で論じます。

一つには、貸金業制度等に関する懇談会「座長としての中間整理」での行為規制が、意見の一致があるものとしては契約締結時の説明義務強化にとどまっていることが挙げられます。これであれば、取立てに当たっての行為でないこともあり、馬車馬さんご指摘のような認定の難しさがないことに加え、説明をきちんと受けていれば(=契約の内容を正しく理解していれば)借りなかったという人がいるなら、そもそも借金をしたことが真の効用改善につながっていないのですから、これによる貸出し減少は歓迎すべきことになります。

#厳密には、説明を現在きちんとしていない業者にとっては、説明を徹底させる追加コストが必要で、その分借りられたくても借りられないという者が出てくることになります。

また、今般アイフルが問題視されたように、現行法上においても違法とされる行為への法の運用を強化するということもあるでしょう。こちらにはストレートに先ほどの馬車馬さんの議論が当てはまるわけですが、その含意はどのようなものか。先に貸倒損失に金利は見合うと書きましたが、それを分解すると次のようになります。

  • (期待)貸倒損失=債務不履行となる確率×債務不履行の際に回収不能となる額

これをさらに分解すれば、

  • (期待)貸倒損失=(取立てをしない場合に債務不履行となる確率−取立てにより債務不履行を免れる確率)×債務不履行の際に回収不能となる額
  • =(取立てをしない場合に債務不履行となる確率−合法取立てにより債務不履行を免れる確率−違法取立てにより債務不履行を免れる確率)×債務不履行の際に回収不能となる額

法運用を強化すれば、このうち「違法取立てにより債務不履行を免れる確率」が低くなるので貸倒損失が増加することになり、増加前の貸倒損失が現在の上限金利に見合っているなら、増加分だけ別途引下げを図らなければなりません。ここで「取立てをしない場合に債務不履行となる確率」を下げようとすれば、借りたくても借りられない者が出てくるということになります。

しかし、この議論が妥当するためには、全ての業者が違法取立てを行っているという仮定が必要です。この仮定が妥当しなければ、合法取立てしか行っていない業者にとっては、法運用強化がなされても貸倒損失が増加しないので、違法取立てを行っていた業者からはじき出された借りたい者は、かねてから合法取立てしか行っていなかった業者を訪ねれば借りることができるのです。webmasterはこの仮定は妥当しない、すなわち法運用強化は上限金利引下げと同じ結果をもたらさないと考えるのですが、いかがでしょう?

先に触れた上限金利を下げれば違法な取立てがなくなるとの馬車馬さんの見立てに異議を唱えるのも、先の算式が基にあります。上限金利が引き下げられて貸倒損失を負担できなくなった場合、むしろ「違法取立てにより債務不履行を免れる確率」を上げようとする動き、すなわちより違法の程度を強める取立てに着手するという対応があり得るからです。

ちなみに余談を申し上げるなら、「債務不履行の際に回収不能となる額」を増加させると、市場が競争的であるという前提に立てば、「違法取立てにより債務不履行を免れる確率」が下がる=違法取立てが減少するか、それとも/あわせて「取立てをしない場合に債務不履行となる確率」がより高い者でも借りられる=借りたくても借りられない者が減少する可能性があります。

いずれにしても望ましい結果ですが、日本の司法の問題とされる判決までの時間の長さや執行の弱さを改善することで「債務不履行の際に回収不能となる額」は増加します。日弁連は法曹三者の一として、まずはこちらに注力する方がよほど望まれるように、webmasterは思います。

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. 利息制限法の是非
  2. グレーゾーン金利撤廃へ?
  3. 貸金業制度等に関する懇談会・中間整理
  4. グレーゾーン金利に関する見方について・前編:マスメディアの取り上げ方
  5. グレーゾーン金利に関する見方について・中編:まさくにさんへのリジョインダー
  6. グレーゾーン金利に関する見方について・後編:売るのは誰、売られるのは何?
  7. 与謝野大臣・後藤田大臣政務官のセンスを疑う
  8. しつこく金利上限規制を論じてみる・前編:金融庁懇談会での議論
  9. しつこく金利上限規制を論じてみる・後編(上):馬車馬さんへのリジョインダー
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馬車馬 [続いて後半の議論について。 最初の数段落の議論についてですが、まず私のエントリーのコメントMay 21, 2006..]


2006-05-27

[government]官僚志望者減少の理由

branchさん経由で、東京「キャリア官僚 志望急落のワケ/『上昇志向』も官から民へ」という記事を知りました。「志望急落のワケ」(ってのも変な日本語ですが)としては次のようなものが挙げられています。

人事院の担当者は「民間企業の内定が早まっていることもあるが、景気回復で民間企業の採用意欲が高まっていることが一番の理由」と指摘する。

「景気がよくなったから、民間企業へ、という単純な話ではない」と話すのは、公務員の転職支援サイト「役人廃業.com(ドットコム)」を主宰する山本直治さん(31)=ペンネーム=だ。

(略)

「教育制度を改革したいと思って文部省(当時)に入り、内部から新しい意見を出して制度を変えられると思った」と話す山本さんだが、転職理由も明確だ。「役所の組織は大きすぎ、職場幹部の一言で決まる『年次主義』が物を言い、若手がいかに議論を提起しても『あの若造が…』となる。組織内部で外に向けて情報発信することも困難。組織や人事の停滞、閉塞(へいそく)感から、中にいて変えられないのなら、外へ出て自分を試したいと思うようになった」と強調する。

申込者数が過去最低になったことについて、中央省庁のある中堅官僚は「量の問題だけでなく、質の問題だ。転職できる能力がある人が役所を辞めていくケースが過去に比べて増えている状況から判断して、優秀な学生は最初から民間に流れているのではないか」と分析。「いわゆる『キャリア』志望者に優秀な人材がこなくなる懸念が出てきている」と危機感をあらわにする。

敬遠される理由についても、「私が入省した当時は、世の中を動かしているのは官僚だという自負があった。しかし、世の中を変えるということに対して、今の若い世代が魅力を感じているかどうか。部下の辞職願を受け取った時に、話を聞いてみると、『もっと自分の能力を伸ばせる仕事に就きたい』『国会待機や政治家案件の下請け仕事を将来も続けるのは嫌だ』という声も多く、『辞めるな』と言えるほど、魅力がある仕事ではなくなっている」とシビアに分析する。

公務員全体を取り巻く環境への不満も強い。「人が増えないのに、仕事が多く、国会待機も長い。夜になって、突然、質問の通告をしてくる議員も相変わらずいて、残業が増え、役人一人あたりの負担は増すばかり」とため息をもらす。

旧労働省出身で、兵庫県立大学の中野雅至助教授(行政学)は、国家公務員の人気低迷の要因について「公務員試験の受験者層を二つに分けて考えると、一つは民間と掛け持ちで『なんとなくキャリア官僚を』というように明確な目的意識がない層だ。この層は景気回復と公務員リストラで進路を見直したにすぎない。だが、もうひとつの東大生を中心とする官僚予備軍と呼ばれる層が、キャリア官僚を忌避しだしたとすると問題は深刻」とした上で、その背景について「キャリア官僚の社会的地位の低下が大きい」と指摘する。

東大生をはじめとする中央官庁志望者は権限・権力志向が強く、キャリア官僚の社会的な地位の高さにひかれる者が多い。しかも、終身雇用の日本でキャリア官僚は数少ない「若くして活躍できる職場」だったはずだが、繰り返される汚職や談合など公務員自身のスキャンダルもあって社会的地位は下落する一方だ。

中野助教授は「天下りやセクショナリズムなど、公務員自身ですら問題と思う課題さえ自ら解決できない役所への幻滅に加え、『官から民へ』といった自らの権限や仕事、やりがいを削るような仕事ばかり増えていることへの不満もあるだろう」と指摘。その上で、今後、さらに強まるとみられる民間志向への変化に注目する。

■能力を試せる企業へ流れる

「経験上、キャリア官僚志望者は『安定しているから』という理由で中央省庁を選ばない。それだけ能力にも自信があるだろう。そうであれば、『税金で食べている』と文句をつけられない民間企業で、自由に金を稼ごうという発想になるのは自然の流れだ。自分でリスクを背負う起業家だけでなく、今後、金融・法曹関係などの知的プロフェッショナルが、米国のように巨万の富を稼げる職業になるならば、この傾向には歯止めがかからなくなるだろう」

東京「キャリア官僚 志望急落のワケ/『上昇志向』も官から民へ」

人事院の担当者の認識も一面の真実を言い当てているのではいるでしょうけれど、他の指摘にあるように逃げられている面もあり、中野先生がおっしゃるように異なる部分において異なる動きが並存しているということなのでしょう。その他の指摘についてwebmasterの感想を書くなら次のとおり。

山本さんのご指摘

役所の組織は大きすぎ、職場幹部の一言で決まる「年次主義」が物を言い、若手がいかに議論を提起しても「あの若造が…」となる。組織内部で外に向けて情報発信することも困難
一般的には霞が関はボトムアップで物事が詰められていきますから、幹部の一言で決まるというのはその程度のレヴェルのものを上げたからではという気がしないでもありません。「あの若造が」なんてこともwebmasterは言われたことはありません。外に向けて情報発信だって、霞が関に限らず何らかの組織に属しているなら全くの自由ではあり得ないのは当然ですし、それをあれこれ工夫して情報を発信している人もいるのですが・・・。

中堅官僚のご指摘

私が入省した当時は、世の中を動かしているのは官僚だという自負があった。しかし、世の中を変えるということに対して、今の若い世代が魅力を感じているかどうか。部下の辞職願を受け取った時に、話を聞いてみると、「もっと自分の能力を伸ばせる仕事に就きたい」「国会待機や政治家案件の下請け仕事を将来も続けるのは嫌だ」という声も多く、「辞めるな」と言えるほど、魅力がある仕事ではなくなっている
この人の元部下の話は、世の中を変えることに対して魅力を感じなくなったのではなく、世の中を変えられなくなった霞が関に魅力を感じなくなったということを意味しているのではないでしょうか。実は昔だって官僚が世の中を変えていたというのは幻想に過ぎなかったとwebmasterは思いますが、少なくともその主張がある程度は尊重されていた昔と、抵抗勢力の妄言として片付けられるようになったわけで、よりパージされるようになったことをそう言うことはできるのかもしれません。ちなみに、「もっと自分の能力を伸ばせる仕事に就きたい」なんてことを言うのは、ちょっと霞が関以外の世界をなめているんじゃないでしょうかねぇ。

中野先生のご指摘

天下りやセクショナリズムなど、公務員自身ですら問題と思う課題さえ自ら解決できない役所への幻滅に加え、「官から民へ」といった自らの権限や仕事、やりがいを削るような仕事ばかり増えていることへの不満もあるだろう
天下りやセクショナリズム(縦割り)を単純にそう割り切る人間はもともと官僚になんぞなろうとは思わないのでは(笑)。後段はおっしゃるとおりでしょうけれど。
経験上、キャリア官僚志望者は「安定しているから」という理由で中央省庁を選ばない。それだけ能力にも自信があるだろう。そうであれば、「税金で食べている」と文句をつけられない民間企業で、自由に金を稼ごうという発想になるのは自然の流れだ。自分でリスクを背負う起業家だけでなく、今後、金融・法曹関係などの知的プロフェッショナルが、米国のように巨万の富を稼げる職業になるならば、この傾向には歯止めがかからなくなるだろう
昔から金儲けを考えるなら霞が関が割に合わないのは変わっていないわけで、ご指摘のような自然な流れとやらはないでしょう。相対的な待遇悪化の反映はあるでしょうけれど。それよりも中堅官僚のご指摘の部分で書いたとおり、お金の変わりに得られていた自己実現欲求に係る満足が失われることが大きいと考えた方がwebmasterの感覚には合致します。

ちなみにどなたもご指摘ではありませんが、人材のレヴェルが一定水準を割り込むと、そうした人材が織り成す場に属したいという思いがかなえられなくなり、一気に人離れが加速するのではないかとwebmasterは思っています。その可能性は決して低いものではなく、今のうちにそのような事態が発生しても対応していけるように業務フロー等を見直していく必要があるでしょう(何度か書いていることですが、改めて)。

今の霞が関は、明らかに個人の資質に依存した仕事の進め方がメジャーで、それは人材の質が高いのであれば下手に組織的体制整備をすることは個人の活躍を抑圧してしまうからではありますが、それを持ち出すような贅沢はそのうち許されなくなるでしょう。ごく少数の高いレヴェルの者を抑圧することを覚悟の上で、組織としてアウトプットの質の下限を引上げるような仕組みを備えないことには、人離れが加速した段階で「終わり」になってしまうのですから。

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TenRyu/???Off??Shore??Light/??????い?OLJ632S-FML[ぶ償???め???????冦????/閲c??閲e???http://rubydc.com/acklash-10007350.html [【AFP=時事】ウェアラブル技術の中には余計なものを排除し急所に切り込むものもある。米ネバダ(Nevada)州ラスベ..]


2006-05-28

[government][WWW]続・官僚志望者減少の理由

昨日の東京新聞の記事を受けて立てられたニュー速+のスレから、webmasterの琴線に触れたものを。特に感動したのはid:WZ7o8qw4Oさんの「官僚のすごさはすり合わせ処理のすごさ」、そこまでご理解いただければ本望です>ですよねぇ、同業者諸氏。

134 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/26(金) 20:39:50 ID:YHM4EFBm0

>>1 「景気がよくなったから、民間へ、という単純な話ではない」

は間違ってるな。まさに景気がよくなったからだよ。オイルショックの1970年代後半、1980年代後半のバブル、失われた15年の1990年以降。学生は目の前しか見えちゃいない。もうすでに年くってしまった大人からはよく見えてしまう。

(略)

138 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/26(金) 20:46:26 ID:ttM2tjg40

>>134

強ち間違いとはいえない。今役人は本当に誇りを持てない仕事だよ。勤務先を隠したいほど風当たりは強い。優秀な奴ほど転職検討中。

259 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/26(金) 22:25:29 ID:rLxxaykb0

「景気がよくなったから、民間へ、という単純な話ではない」のと同様に、
「世の中を動かせるから、官僚に、という単純な話ではない」んだけどね。

役所の仕事なんか、地道で、各方面の調整に追われて神経をすり減らし、地固めのための資料作成の量も半端じゃないから、作業量も洒落にならない。中央官庁で残業なしで帰れる部署なんて、数えるほどじゃないかね。世の中を動かしてるなんて実感の伴う部署も、そんなにあるわけじゃない。

それでも、そういう仕事もなきゃ世の中回らないと解ってる連中が粛々と役所の仕事してるんであって、
「職場としての魅力がないお役所」 VS 「自分の能力が伸ばせて活かせる民間企業」
という図式は、かなり偏ってる見方だと思いますけどね。民間にいったって、必ずしも魅力ある職につけるとは限らんでしょう。日の当たらない地道な部署で、黙々と仕事をすることになる人が大部分でしょうね。

403 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/26(金) 23:45:27 ID:NOznjclv0

漏れは霞ヶ関あたりのピザ配達をやってるんだけど、どうみても官僚の方々って、あんまり給料貰ってなさそう。というか深夜配達をしてて気づいたんだが、殆どの机が埋まってるっぽい、ということは全員深夜まで残業か?日曜日も休日出勤プラス残業してるもんな。同僚が言うには、40時間以上残業してもそれ以上は残業代として出されないとか。ひでーなぁ、というわけで、漏れはこの手の官僚の方々に同情派でつ。

514 名前:名無しさん@6周年[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 01:36:35 ID:Uh8Uy8kx0

そこそこの金でよいから自分の時間を大切にしたい
→地方公務員

頑張って働いて大きく稼いで上に行きたい
→外資、起業、大手民間

死ぬほど働いて、そこそこの金、ってのがキャリア官僚だからな。そりゃ人気もなくなる。天下り狙いだ、とか言うが老人になってから大金と時間を手に入れて嬉しいかね。そうだから数年前から官僚人気なんて衰えて行ってるよ。その天下りだってこれからどうなるかわからんから、ストイックな人間しか官僚にならないんじゃないか。それも一生ストイックを貫ければいいけど、そっかで転んでしまうんだな。

515 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/27(土) 01:36:54 ID:VKSM1H+m0

無力感にさいなまれてる若手官僚なんかまだ可愛い。既に退職したジジイの元官僚が「国を引っ張ってきたのは俺だ」みたいな発言をするのがうざくてうざくて。

引っ張ってきたどころか、窓口指導で邪魔してきたくせにその口が何を抜かすか、といつも思っている。

651 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/27(土) 02:45:29 ID:WZ7o8qw4O

もう面倒だから特定覚悟で専門ばらすけど。

>>616

広域緑地管理計画一度やってみ?過去数十年の植生調査データと、一水系あたり1mくらいの厚さになる河川水辺の国政調査データと、30近くある関連する法律・政令と、対象地のRDB記載種の全棲息状況を、全て目を通した上で、経済的・産業的に無理がないような計画をつくるの。

今院でやってるのはそれに関係した小さな仕事だが、考慮すべき事大杉。

(略)

722 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/27(土) 03:12:35 ID:WZ7o8qw4O

>>687

「新聞読める程度の読解力」があればどういうレスになると? 俺の元々のレスを野暮ったく解説すると。

広域緑地管理計画ってやろうと思ったら最低限これだけ要る。で、俺も学識経験者として加わってるボスの下でその計画に関連したことやってる。それは計画自体から見たら小さな規模だが、それでも仕事量は多い。

で?国立大の院生としてやってる俺の研究をどう民間に丸投げしろと? バカ高いコンサル料払って丸投げして、帰って来たペーパーを自分の名前で出せってか?

(略)

786 名前:771[] 投稿日:2006/05/27(土) 03:44:24 ID:WZ7o8qw4O

>>766

補足。勿論専門家達が出すのはそれぞれの見地からのごくごく大まかなお話。そこから具体的に法律やらなんやらと格闘して、具体的な数値目標つきの一冊の本にするのが官僚。政治家にも解りやすいようにね。その規制やらなんやらの無数の小課題を乗り越えるのは官僚でないと無理。それをせめてやりやすく大まかな枠組み作るくらいまでしか俺達はできない。

(略)

799 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/27(土) 03:50:18 ID:WZ7o8qw4O

>>779

だから官僚のすごさは、民間が集めたデータ、学識経験者たちの提言、数々の法規制、そんなのをひとまとめにして本ほどのガイドラインを作成してしまう、すり合わせ処理のすごさだよ。

804 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/27(土) 03:54:07 ID:b6V14tjL0

>>ところで、なんで官僚って許認可で苛めるの好きなの?

最初は何でも認可していた。そして怒られた。
次に何でも認可しなくした。そしたらまた怒られた。
その次に1回置きに認可と不認可を繰り返した。そしたらえこひいきって起こられた。
サイコロ振った。そしたらまたえこひいきって起こられた。
貝になった。そしたら仕事してないって言われた。
何をしても怒られた。
その内、怒られるゲームだと理解した。
そして体の調子が悪くなってリタイア

終了

844 名前:名無しさん@6周年[sage] 投稿日:2006/05/27(土) 10:31:02 ID:/UNa1iEA0

一応、国の機関で働いてるけどさ。

  • 土地柄、台風で大雨降ったり洪水したりする所なんだけど、ダムの建設計画進めたら市民団体&環境団体の反対でストップ。その間に洪水起こって、住民から集団訴訟w
  • ダムで放流中、夜通し対応して大変なのに、下流住民からひっきりなしにサイレンがうるさいとかクレーム電話殺到w
  • 災害時、ろくに飯も食えず、寝れずに働いて、やっと飯食いに行けたと思ったら、業務中に私的で官用車を利用してるとクレーム電話w。
  • 徹夜で台風対応してると、灯りが着いてるのを発見した住民が、電気代等が税金の無駄遣いだとクレーム電話w

もうこの国駄目だな。

981 名前:名無しさん@6周年[] 投稿日:2006/05/28(日) 14:06:00 ID:I4zIgxga0

業務のスリム化か。「小さな政府」化を世の中が求めてるのはいいんだけど、政治家主導なら、まずは「政府がやるべき/やるべきでない仕事」をはっきり打ち出して、それを国民に諮ることから始めるべきだと思うよ。定員は削減するけど業務は維持(拡大)とか簡単に言っちゃうから、官僚も抵抗するし、モチベも無くすわけで。

>>946

まあこれって実際には逆だよね。政治家は良いとこ取りしてるでしょ。

あと上司だからといって、論理的に間違ってると思うことを主張できない組織じゃ終わってると思うよ。「抵抗勢力」とか一緒くたにしちゃって。上司を「バカだから」と言ってしまうのとは別だがなw

【社会】「景気がよくなったから、民間へ、という単純な話ではない」キャリア官僚(1種) 志望急落のワケ

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Before...

kumakuma1967 [ぐはぁ、過去の俺と全く同じ立場(でもないか、俺には学費相当分くらいの給料も出たし、教授主導ではなく「俺様主導」でやら..]

bewaad [>もと鹿児島市民さん すり合わせの結果、ある者の意見を取り入れたとして、それが裏目に出ても公的に決定したのはこちらな..]

bewaad [>kumakuma1967さん 昨今の行革の風は、法文系以上に技官に冷たく吹いているように思います。典型は一昔前なら..]


2006-05-29

[misc]ビジョメガネ2

美女と眼鏡、珠玉のコラボレーション連載「ビジョメガネ」。大好評の第1弾に続き、選りすぐりの美女を再編集、本誌未収録写真を満載して写真集になります。

【掲載タレント】
小野真弓
香里奈
小向美奈子
堀北真希
安めぐみ
若槻千夏
夏帆
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浜田翔子
森下千里
吉岡美穂

6月24日(土)発売予定!!
A4判 130頁 1700円(税込)

■『ビジョメガネ2』、出ます!

見落としていたのですが、このようなすばらしい決定が! といっても、「ビジョメガネ」が出た際のwebmasterの希望が叶ったのは香里奈だけですねぇ。その余については引き続き「ビジョメガネ3」に期待。

ちなみに上記リンク先の6枚の写真と同じものが最新号のデジモノステーションに掲載されていますが(+最新号の連載の掘北真希)、それを見る限り夏帆はとっても似合ってそうです。

[comic]現在官僚系もふ・第53話

前シリーズに続いてカマかけがお好きなようで(笑)。ロンブー淳の「ガサ入れ」@ぷらちなロンドンブーツをかつて観ていた身としては、この程度で引っかかりまくるのは納得がいかないのですけれども(笑)。

相変わらずですが、対中ODAに不正があるとの前提を受け入れたとしても、当初の予定を変更して証言させるのではなくそれを脅しに使うという判断が作中世界においても説得力がないのはどうかと。彼女を守りたいなら守りたいとはっきり言わせないと、脅しに使った方が「全廃」できるというのは理屈になっていませんし(証言させた上で警告決議に持ち込めばいいだけのことです)、局長のカマかけ電話になぜひっかかるのかが説明できないでしょうに。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

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2006-05-30

[government][media]「何故農水省はWTOに照会しないのか」と問う人は何故農水省に照会しないのか

branchさん経由の話題ですが、まずは発端である朝日の19日の記事から。ネット上にないので全文転載します。

「上限関税はコショウだ」。多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の行事役である世界貿易機関(WTO)のラミー事務局長の発言の解釈をめぐって、農水省内が二分している。

「コショウ発言」は今月1日、ジュネーブのWTO本部を訪問した中川農水相との会談の最後に飛び出した。

すべての農産物完全関税(5/31訂正)を一定水準以下に引き下げる上限関税の考え方は、日本にとって絶対に認められない案。発言の真意をすぐに確かめたかったところだが、「フランス人に比喩の意味を問い直すのは無粋だし、上限関税の話題には触れたくないという意識もあった」。農水相に同行した政府幹部は、その場で確認できなかった事情をこう説明する。

「コショウは料理にとって絶対に必要な食材ではない。WTO交渉でも、上限関税は必要ない、という考えを伝えたかったのではないか」。農水省ではこんな都合のいい解釈が語られている。

一方で、別の意味でとらえる官僚もいる。「欧米にはコショウが無ければ味わえないメニューも多い。交渉を主導する欧米各国は上限関税の導入を求めている、と言いたかったのではないか」

会談から2週間たった今もラミー氏の発言の真意は不明なままだ。ただ、最近の農業交渉の関心が米国の巨額補助金問題に移っていたため、同省には「上限関税からは逃げ切れる」という虫のいい期待が高まりつつあっただけに、そこに冷や水を浴びせる効果は十分にあったようだ。(佐藤泰)

朝日「WTO行事役/『コショウ発言』冷や水」(5/19気流)

この記事を前提に、日向清人さんは次のようなご指摘をされています。

この点、このコラムで引用されている出席者の言い分がふるっています。いわく「フランス人[ラミー事務局長のこと]に比喩の意味を問い直すのは無粋だし、上限関税の話題には触れたくないという意識もあった」のだそうです。何をか言わんやです。相手が何人だろうと問い直さず、勝手な推測をする方がよほど無粋というものでしょう。

気になります。しかも、コラムの中で、「会談から2週間たった今もラミー氏の発言の真意は不明なままだ」とあるので、余計気になります。そこで、以下のような文面でWTOに直接尋ねてみました。

それよりもっと気になることがあります。今回私がやったように一市民でさえメールで簡単に WTO に問い合わせることのできる時代なのですから、自分たちで勝手な推理などせず、しかるべきルートで照会すべき問題だという点です。自分たちが英語ができなくても外務省という立派な組織があるじゃないですか。それとも格好が悪いとか、これは自分たちの縄張りだといった狭い了見で外務省ごときには頼めないのでしょうか。

われわれの税金でジュネーブまでの往復旅費と滞在費がまかなわれているのですから、基本動作ぐらいきちんとこなしてもらいたいものです。省の内外から「あの人は国際派」と評価されているだろう人々がこの程度では困ります。こういう人たちがわが国の対外交渉を担っているのかと思うと心細くなります。

「コショウの例えにふりまわされる農林水産省の国際派官僚たち」(@日向清人のビジネス英語雑記帳5/24付)

日向さんのご指摘が当を得ている前提は朝日の記事が正しい、つまり、

  1. ラミー事務局長の比喩を農水省の担当者は理解できず、
  2. その解釈を巡って省内が二分され、
  3. 5/19の時点でその事態が継続している、

ことが事実でなければなりません。しかし日向さんは、少なくともエントリを拝読する限り、WTOに照会はかけても、朝日新聞や農水省には照会はかけていらっしゃらないようです。例えばコメント欄には次のような記述があります。

記事を図書館などでご覧いただければ、わかりますが、コラムを書かれた佐藤泰という記者は「農水省内が二分している」という表現を使われています。たかがコショウを使った例え話ですから、省内がまっぷたつになって険悪な雰囲気で対峙しているはずもないわけで、ただの言葉のあやでしかないというのが私の理解です。

「コショウの例えにふりまわされる農林水産省の国際派官僚たち」(@日向清人のビジネス英語雑記帳5/24付)

単にこのような報道があったと紹介するだけならばさておき、その報道に立脚して批判をするのであれば、その批判が相当の根拠があるかどうか、確認されることが望ましいといえるでしょう。ましてこの批判は、簡単にできる確認(照会)を怠っているというものなのですから。

#安直にすませるなら、批判に入る前に「この報道が事実であるなら」と逃げ道を確保しておけばよいのですが(笑)。

メディアの報道が誤報/虚報は決して珍しいわけではないですから、もしそうならば日向さんの批判はいわれなき誹謗ということになりますが、誤報/虚報でないとしても、この記事はよく読むと非常に含みが多く考えさせられます。ずばり言うなら、意図的にミスリードしておきながら、事実に反すると指摘された場合に備えて巧妙に言葉を選んでいるように見えます。意図的にミスリードしていると疑われる点は、先に箇条書きの3点全てです。

第1点については、かぎ括弧でくくられた発言は正確な引用だったとしても、発言者が「農水相に同行した政府幹部」となっているところが気になります。それが農水省の人間であるなら、「農水省幹部」と言いそうなものです。現に朝日新聞の別の記事でも、次のように「農水省幹部」と「政府幹部」を使い分けている例があります(webmaster注:強調はwebmasterによります)。

今回の会合の眼目は、背骨混入が、問題を起こした二つの牛肉処理施設以外でも起こる恐れがあるのではないか、という日本側の懸念をぶつけることだった。事前には「日米間で大きな認識の溝がある」(農水省幹部)とみられていた。

ところが、2日間の会合で「日米は完全に共通した理解に達した」(ランバート米農務次官代理)。急な歩み寄りに、ある政府幹部は「『貿易戦争』という激しい表現まで使って早期の輸入再開を迫る米側に配慮した」と説明する。

朝日「対米配慮にじませ 牛肉輸入再開問題『落ち度』言及を歓迎」

一般にオフレコ発言を引用する際に新聞が使う隠語として、「政府首脳」=「官房長官」というのは有名ですが、同様にここで言う「政府幹部」は官邸その他の人間であって農水省の人間ではない可能性があります(メディアの隠語については詳しくないので、中の人のご示唆があれば幸いです)。もしこのwebmasterの推理が当たっているなら、農水省の担当者が省外の人間から比喩の説明を求められ、「比喩で何を言おうとしていたかなんて、正確なところは本人じゃなきゃわかりませんが、それをいちいち聞くのも野暮ですよね」などとごまかすシーンは大いにあり得ることです。

もちろんその比喩の理解なくして言わんとすることがわからないなら野暮を承知で聞かなければならないでしょうが、WTO事務局だって組織なのですから、トップの意向がどのようなものか、組織としてはどのような対応をしようとしているかなんてことは、事務的な接触で十分探ることができます。それができているなら、トップ会談の場でたまたま出くわした比喩の含意を確認しなかったからといって責められる筋合いはないでしょう。

第2点については、これまた引用が正確であったとしても、その話者が「農水省ではこんな都合のいい解釈が語られている」と「別の意味でとらえる官僚もいる」となっている点が気になります。後者は1人でもいれば間違いではないわけで、日本にも相対性理論は誤りだなんて主張をする人がいないわけではありませんが、それをもって日本では相対性理論が正しいかどうか国論が二分しているなんて言われたら困ってしまいます(笑)。

さらに下衆の勘繰りを発展させるなら、この引用部分、よく読むと実は相対立する見解を述べているわけではなく、同じ事柄を違った切り口から述べているとも解釈できます。再度引用してみましょう。

  • 「コショウは料理にとって絶対に必要な食材ではない。WTO交渉でも、上限関税は必要ない、という考えを伝えたかったのではないか」
  • 「欧米にはコショウが無ければ味わえないメニューも多い。交渉を主導する欧米各国は上限関税の導入を求めている、と言いたかったのではないか」

前者で「上限関税は必要ない」と考えているのはWTO事務局、後者で「上限関税の導入を求めている」のは欧米各国。欧米各国は導入を求めているけれども、自分(=ラミー事務局長)としては必要だとは思わない、というのが発言の趣旨であるなら、これらは何の問題なく両立します。本当に解釈が食い違っているんでしょうかねぇ?

第3点については、引用もなければ主語すらありませんなぁということで。それこそWTO交渉なんて長丁場をこなしてきているのですから、途中で人事異動がありはしますが、農林水産審議官(国際問題担当の次官級ポスト)から係長までのラインを構成する担当者のすべてが、見合うレヴェルのカウンターパートと電話で気軽に話が出来る仲でないとは考えられません。

にもかかわらず「会談から2週間たった今もラミー氏の発言の真意は不明なままだ」って、それは佐藤記者にとってそうだから引用も主語もないんじゃないの、と勘繰るwebmasterはやっぱり下衆ですかそうですか(笑)。

本日のツッコミ(全11件) [ツッコミを入れる]

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2006-05-31

[economy][sports]プロ野球の経済学III:ヤバいステロイド

バリー・ボンズが通算715号ホームランを打ち、ベイブ・ルースの通算ホームラン数714を抜きましたが、ステロイド疑惑でその価値について様々な議論があります。ボンズが実際にステロイドを服用していたかどうかはさておき、カンセコの"juiced"などMLBではステロイドの蔓延が問題視されていますが、他方でNPBではそのような話は聞かれません。

なぜこのような違いがあるのか、民族性やら倫理観やら何やらで語ってしまっては面白くないので、日本ではステロイド使用が割に合わないから用いられていないに過ぎない、という仮説を検証してみたいと思います。簡単に言えば、ステロイドで成績が上がってもそれほど年俸に反映されないので、リスクを冒すだけの価値がないのではないか、と。

ステロイドで成績が上がるとは、ボンズもそうですし引退選手ではマグワイヤetcということで、やはりホームラン数が増加することだとみなしてみます。他方でステロイドでは上げられない成績としては安打数を用いてみます。打率も考えましたが、出場試合数の影響が得てして逆に出ることを考えれば、前提条件を調整するのが面倒なので用いません。ホームラン数と安打数であれば、出場試合数の多寡は同じ方向に影響しますから、怪我での欠場等の影響がどちらか片方にのみ出る(ないし逆向きにそれぞれ働く)ことを排除できます。

原データは、こちら、プロ野球人事部からいただきましたが、webmasterのような素人がexcelを使ってやるのですから全数調査など手に余ることはなはだしく、次のような手順でサンプリングしました。

  1. 2000年から2005年までのセパ両リーグで、毎年の安打数・ホームラン数の上位5人(ただし、日本人選手限定)を抽出。
  2. 抽出された選手の年俸・安打数・ホームラン数を抽出(年俸については異なるデータが記載されているケースがありましたが、更新日の新しいものを用いました)。
  3. 二桁の安打数またはホームラン数を記録したシーズンの翌々シーズンの年俸から分析。つまり、2002年に初めてシーズン二桁安打を記録した選手については、2003年の結果を受け、年俸が2003年から2004年でどれだけ上昇するかを見ます。
  4. リーグ内の移籍は勘案しませんが、リーグ間の移籍は別選手とみなします。

これらにより、次の選手を対象に分析することとなりました。

01-06の年俸を分析(00年成績の対99年成績での伸び率が01年の年俸にどれだけ反映しているか〜以後06年まで。以下同じ)
小笠原道大、柴原洋、谷佳知、松中信彦、礒部公一、和田一浩、福浦和也、大村直之、仁志敏久、石井琢朗、木村拓也、鈴木尚典、金本知憲、高橋由伸、清水隆行、福留孝介、岩村明憲、今岡誠、新井貴浩、緒方孝市、二岡智宏、嶋重宣、前田智徳
01-05年
初芝清、城島健司、小関竜也、江藤智、清原和博
01-04年
中村紀洋、井口資仁、稲葉篤紀
01-03年
松井稼頭央、小久保裕紀(ホークス時代)
01-02年
松井秀喜
02-06年
金城竜彦、多村仁、井端弘和
03-06年
北川博敏、赤星憲広、荒木雅博、阿部慎之助
04-06年
川崎宗則、木本邦之、山崎武司
05-06年
中島裕之、高橋信二
06年のみ
今江敏晃、小久保裕紀(ジャイアンツ時代)

これら選手につき、X年の安打数・ホームラン数の対X-1年伸び率を計算し(例えば2000年が100安打、2001年が150安打なら(150-100)/100=0.5)、それとX+1年の年俸の対X年伸び率(例えば2001年が5,000万円、2002年が1億円なら(10,000-5,000)/5,000=1)を比較してみました(ただし、安打数ないしホームラン数の伸び率が10(=1000%)を超えるものは、異常値として除きました。これにより、対照となる安打数・ホームラン数・年俸の伸び率の数は223組となりました)。その結果は・・・

相関係数散布図近似曲線近似曲線R-squared
安打数伸び率と年俸伸び率0.439y = 0.2863x + 0.2640.1931
ホームラン数伸び率と年俸伸び率0.375y = 0.1631x + 0.25320.1405

・・・おぼろげには安打数の伸び率の方がホームランのそれに比べてより年俸に反映されやすいといった傾向が見えないではありませんが、それを超えるようなものではありませんでした。守備や走塁、チームワーク等の要素を全て切り捨てているのですから、当たり前といえば当たり前の話ですが。

#このような傾向がおぼろげとはいえ出てくる理由を考えると、外国人選手との比較優位に応じた棲み分けがなされているのでは、とwebmasterは思います。

というはなはだ締まらない結論でエントリを終えるのは心苦しいのですが、素人に免じてご容赦いただければ。そもそもMLBではこれとは異なりホームラン数の方がより年俸に影響することを調べなければ前提が満たされませんし、ステロイドにより向上し得る成績とそうでないものをもっと慎重に選んだりとか、ノイズをうまく除去したりとか、改善点は山のようにあります。安打数とホームラン数を使うにしても、投高打低か打高投低かでも違うでしょうし、例えばホームラン数が5本増えたとして、伸び率で見る=45本から50本に伸ばすより5本を10本に伸ばす方が評価が高いってのも変な話です。

このあたりをきちんとした分析、どなたかいかがでしょうか。うまくすれば卒論ぐらいにはなると思うのですが(笑)。

#このエントリは、以下の一連のエントリの続編です。

  1. フリーエージェントの市場構造
  2. プロ野球の経済学II:日米契約金事情

[economy]「真の失業率」推計最新版(2006-04現在)

年月   完全   真の   15歳以上  就業者数 完全   真の
     失業率  失業率  人口         失業者数 失業者数

1990   2.1%   3.2%   10,089   6,249   134   204
1991   2.1%   2.4%   10,199   6,369   136   155
1992   2.2%   2.2%   10,283   6,436   142   142
1993   2.5%   2.8%   10,370   6,450   166   183
1994   2.9%   3.4%   10,444   6,453   192   228
1995   3.2%   4.0%   10,510   6,457   210   266
1996   3.4%   4.1%   10,571   6,486   225   276
1997   3.4%   3.8%   10,661   6,557   230   262
1998   4.1%   5.1%   10,728   6,514   279   348
1999   4.7%   6.3%   10,783   6,462   317   435
2000   4.7%   7.0%   10,836   6,446   320   485
2001   5.0%   7.9%   10,886   6,412   340   551
2002   5.4%   9.4%   10,927   6,330   359   660
2003   5.3%   10.0%   10,962   6,316   350   700
2004   4.7%   10.0%   10,990   6,329   313   705
2005   4.4%   9.8%   11,007   6,356   294   688

2005/Q1  4.7%   11.3%   10,982   6,236   305   792
2005/Q2  4.5%   9.1%   11,002   6,402   299   639
2005/Q3  4.3%   8.9%   11,008   6,417   286   628
2005/Q4  4.3%   9.8%   11,015   6,356   287   694
2006/Q1  4.4%   10.9%   11,014   6,283   286   766

年月   完全   真の   15歳以上  就業者数 完全   真の
     失業率  失業率  人口         失業者数 失業者数

2005/5  4.6%   8.7%   11,008   6,435   307   610
2005/6  4.2%   8.9%   11,003   6,418   280   624
2005/7  4.3%   9.0%   11,005   6,410   289   633
2005/8  4.2%   9.1%   11,006   6,405   284   639
2005/9  4.2%   8.7%   11,014   6,437   285   612
2005/10  4.5%   9.1%   11,016   6,409   304   641
2005/11  4.4%   10.0%   11,016   6,344   292   706
2005/12  4.0%   10.4%   11,012   6,315   265   733
2006/1  4.5%   11.1%   11,013   6,269   292   779
2006/2  4.2%   11.0%   11,006   6,272   277   772
2006/3  4.4%   10.6%   11,021   6,308   289   745
2006/4  4.3%   9.6%   11,002   6,368   284   673

2005/4  4.7%   9.7%   10,994   6,352   310   684
2004/4  5.0%   9.7%   10,997   6,354   335   684
2003/4  5.8%   10.0%   10,947   6,306   385   700
2002/4  5.6%   9.3%   10,909   6,333   375   649
2001/4  5.1%   7.6%   10,867   6,427   348   528
2000/3  5.1%   7.0%   10,815   6,440   346   482

     C/(B+C)  D/(B+D)   A     B     C  D=Ax0.64-B

(直近月次ボトム)
     5.8%   11.6%    --    6,193   385   818
    (03/3,4) (04/2,05/2)       (03/2)  (03/4)  (05/2)

(注)
・ソースは総務省統計局の「労働力調査」(http://www.stat.go.jp/data/roudou/2.htm)。
・月次データは原数値を用いている(季節未調整)。
・「真の」値は労働力人口比率が0.64(直近ピーク(1992年))であると仮定した場合の値。
・少子高齢化の進展による労働力人口比率のあり得べき低下は考慮していない。

#過去の計数は以下のとおりです。

2005
03040506070809101112
2006
010203
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