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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2006-07-15

[BOJ][economy]ゼロ金利解除

昨日の(さらにはそれ以前からの)反対もむなしく解除されたわけですが(って、当たり前ですが(笑))、正直に申し上げるなら、3月に量的緩和政策が解除された段階で「デフレターゲット」と称し次のような政策運営を予想していたwebmasterとしては、来るべきものが来たなぁという以上のものではありません。念入りな地均しもありましたし(笑)。

  1. CPIが0%以下:事実上何もしない
  2. CPIが0%超1%以下:引締め気味
  3. CPIが1%超2%以下:2%を上回ることのないよう厳しく引締め
  4. CPIが2%超:なりふりかまわぬ引締め

にしても、次のような不安材料があるというのによく日銀もやるものです。資産バブルを警戒せねばとやってみたらうまく沈静化できた(と彼/女らが思っている)量的緩和解除が自信を与えてしまったのでしょうか。

[BOJ][game][joke]エコールはゼロ金利解除を予言していたんだよ!/な、なんだってー(AA略)

今般のゼロ金利解除は某隣国の行動に似ている、なんて話をcloudyさんがなさっているわけですが、それ以外にもあるのでは、という気がwebmasterはしてきました。

  1. きっかけは、ニュースを知って「くっそぉ〜! このヤロー! やりやがったな!」という台詞が脳内に浮かんだことです。「おーのー」とも(笑)。
  2. 今回の主役である福井総裁はアスリートを自認し、勝つことを意識しないことは、即、死を意味するなどと語っていらっしゃったわけですが、死んじゃう競技なんて、それってコンバットではないですか。
  3. そういえば、福井ってかつての越前(と若狭)だなぁ・・・。
  4. ゼロ金利解除の理由のあやふやさといったら、「せっかくだから俺はこのゼロ金利解除を選ぶぜ!」って感じでしょうか。
  5. デフレ脱却が不確かな中での解除、その先へは「とにかく入ってみようぜ!」ということでしょう。
  6. あえて詮索するなら、バブル期の記憶から設備投資の動向等に「突き動かされるものを感じて」「ふとした事から」ゼロ金利を解除せねばと思い至ったのかな?
  7. やっぱりインフレ率の上昇、つまりは「上には気を付けろ!」、と。
  8. 関係者はstaffではなくやっぱりstuffと称すべきでしょうし。

・・・それなんてデスクリムゾン?

どうせなら、次の政策決定会合メンバーの平均インフレ予想を1.0909%にしてくれませんでしょうか(笑)。

#残念ながら9人では叶わぬ夢ですが(1.0909=12/11)。

[comic]現在官僚系もふ・第59話

前回についてt9930211さんがご指摘でしたが、もはや警告決議が自己目的化しています。そこまで言うならゼロ査定(じゃなくて5億円査定か)すればいいじゃないですか。

ところで委員会の昼休みにおける先生方の昼食って、控え室で集まって食べるものでしたっけ? 議員会館の自分の部屋に戻ってか、それとも国会の食堂に行って食べるのが多いかと思っていたのですが、正確なところはwebmasterにはよくわかりません。議員秘書とか、政党事務局職員の人がもしこれをお読みの方々の中にいらっしゃるなら、ご教示いただければ幸いです。

本日のツッコミ(全19件) [ツッコミを入れる]
BUNTEN (2006-07-15 06:25)

>予想していた

リンク先を「http://bewaad.com/20060310.html#p02」にして下さい。

bewaad (2006-07-15 07:06)

>BUNTENさん
訂正いたしました。ご指摘ありがとうございました。

すなふきん (2006-07-15 10:37)

どうなんですかね、このインフレ警戒に過度にバイアスがかかった考え方というのはやはりシバキアゲ主義と親和性があると見ていいんでしょうか。そういえば戦前のケースでもあったみたいですね、景気は良すぎると甘やかされて精神をダメにするのでけしからんという発想w
今のどこが良すぎるのやら・・・。

通りすがり (2006-07-15 17:09)

>資産バブルを警戒せねばとやってみたらうまく沈静化できた(と彼/女らが思っている)量的緩和解除が自信を与えてしまったのでしょうか。

喩えが適切ではありませんが、JAL123便の4系統ダウンのパイロットは、本当はまったく動いていない舵を操作したときに、たまたま傾いた事から最後まで「少しは舵が効いている」と信じて、操縦桿を握り続けていたという話があります。この擬似的な操縦できてる感は、後にシミュレータでテストされ、多くのパイロットが舵が効いていると信じて疑わなかったとの事。

なお、当時は4系統ダウンに対する対処法は想定すらされておらず、この点をもって当該機の機長のミスであると断じるつもりは一切ございません。

しかし、日銀がそれやってるとするならば、僕は「冗談じゃない。馬鹿じゃないのか?」くらいの事は言いたくなります。

すなふきんさん
>景気は良すぎると甘やかされて精神をダメにするのでけしからんという発想w

誰が誰を「甘やかす」とか言ってるつもりなんでしょうかね。貴族になっちゃったつもりなんでしょうかね。

niko (2006-07-15 17:44)

日銀がとうとうやっちゃいましたね。
これで原油が何がしかの理由で大暴落した場合、実質金利が再度高金利状態となる可能性が出てきたと思います。
もう解除してしまった以上、何を言っても手遅れでしょうけど……。

銅鑼衣紋 (2006-07-15 20:15)

>nikoさん

原油価格の急落であれば、国内生産者の付加価値デフレータは上昇
する可能性が高いです。企業サイドから見た実質金利とは、生産
投資の収益性の問題ですから、cpiでなく、付加価値デフレータで
実質化したものですから、実質金利の急落が起こると理解すべきです。

特殊法人 (2006-07-15 22:01)

bewaadさんの指摘する「政策運営」1〜4は全くおっしゃるとおりです。重要なのは、GDPギャップに関わらず1〜4のCPI基準が全てだということですね。なぜそうなのかはこの10年、全く理解できません。

cloudy (2006-07-16 03:12)

ご紹介いただきありがとうございます>master
# クソゲーの教養がないのでネタが楽しめない

>すなふきんさん
御存知かと思いますが、戦前のシバキアゲ時代の雰囲気について書かれたものとして
・城山三郎「男子の本懐」(免疫がない人が読むと染まってしまう危険あり)
・中村宗悦「経済失政はなぜ繰り返すのか」(当時のマスコミの論調について詳しい)
・竹森俊平「世界デフレは三度来る」(大部・私もまだ読みかけ)
・岩田規久男他「昭和恐慌の研究」(究極の一冊・横書き)
などがあります。

bewaad (2006-07-16 03:21)

>すなふきんさん
シバキアゲよりもしっくりくる例は、実は「ありとキリギリス」ではないかな、という気が最近してきました。

bewaad (2006-07-16 03:29)

>通りすがりさん
日銀が(選択的に)教訓としているのは、バブル前の長すぎた金融緩和だと思います。といっても当時とはマネーサプライ伸び率も全く違いますし、誤った教訓の用い方なのですが。

ですから、お示しの日航機の例(存じませんでした。興味深く拝読いたしました)でいうなら、4系統ダウンでも舵が利くような気がするから、それを信じて舵を切れというような、もっとひどいものではないかと思います。

bewaad (2006-07-16 03:32)

>nikoさん
やっぱり怖いのは外需の腰折れではないかと思います。となると、海外の景気もさることながら、円高が来なければいいなぁと思います。

bewaad (2006-07-16 03:35)

>銅鑼さま
CPI重視の日銀ですから、そうした場合に金融緩和に踏み切るのか、それともタカ派バイアスが優先してお示しの理屈に従い緩和しない(あるいは引き締める)のかは見ものではないでしょうか。

まあ後者でしょうが(笑)。

bewaad (2006-07-16 03:39)

>特殊法人さん
金融研究所の論文などではテイラールールにも注目しているようですから、内部的にはある程度考慮しているのかな、という気はします。問題は潜在GDPをあまりに低く見積もっている点と、これまでの履歴(例えば設備投資が活発だとして、これまで設備の平均使用年数が延びてきていたわけで、それが短期化する過程ではフローベースでは当然見かけは増えます。それがストックの増加にどの程度関連しているかにも配意すべきでしょう)を無視している点ではないかと思います。

bewaad (2006-07-16 03:40)

>cloudyさん
触れていただいてありがとうございます>ネタ。ドン引きされたのかと気が気ではなく・・・。

koge (2006-07-16 11:05)

ふと思い浮かんだネタ。
「しかし、日銀もやっちゃいましたね。これで景気が腰折れしたらせっかくよくなってた就職状況が元通りになってまたNEETやフリーターが増えますよ。」
「いや…おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。NEETというのは、日銀の予想するレベルに潜在GDPを下げるために労働生産性を下げようとして働くことを拒否している、日銀の回し者だったんだよ!」
「な、なんだってー!!」

BUNTEN (2006-07-16 22:41)

http://bewaad.com/20060715.html#p02

>今般のゼロ金利解除は某隣国の行動に似ている、
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/1145/419
より。
>* 一番被害を受けたはずの連中がなぜか怒らない(露・貧)

私の場合長期不況で収入激減、ついに離婚。(本当)
貧はただ悲鳴をあげるのみ。\(;o;)/

;この罰当たりな運命は、俺がどんな悪事を働いたからだとゆーのだ。
;食える仕事を寄越せ、かーちゃん返せ。>小泉・福井サド連合

◆ cloudy (2006-07-16 03:12)さん
http://bewaad.com/20060715.html#c08

※「BUNTENのヘタレ日記」より抜粋

>城山三郎「男子の本懐」
数年間古本屋を探し続けて、最近やっと発見。
軍の横暴を押さえる(という裏の目的の)ために旧平価解禁を企てた(新潮文庫版P.34ほか)というストーリーになっていますが、それ、控えめに言っても"政策割当ての間違い"だろ。orz

物語の構成上、新平価解禁論やインフレ論についてはほとんど触れられていません。(一番詳しいパートはP.261〜263か)
極めつけは、この文庫本の解説を「毎日新聞論説委員長」赤松大麓氏が書いておられることで、やはり蛙の子は蛙かという感想を持ってしまいました。orz

bewaad (2006-07-18 00:37)

>kogeさん
ではそれを受けまして。
「日銀はデフレ脱却を果たしたわけでもないのに引締めだなんてひどいなぁ」
「いや・・・おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。日銀にとって大切なのは日本経済ではなく、円貨の信認だったんだよ!」
「な、なに当たり前のことをいまさら・・・」

bewaad (2006-07-18 00:41)

>BUNTENさん
では国賠訴訟を、とお薦めしようにも、裁判にはお金がかかるのはご案内のとおりで、司法も貧乏人には冷たいんですよねぇ・・・。

bewaad (2006-07-18 00:44)

>cloudyさん
>物語の構成上、新平価解禁論やインフレ論についてはほとんど触れられていません。
そりゃ触れたら命がけでやるべきでないことをやったなんて筋書きになって困りますわなぁ、と思いつつも、高橋財政の国債引受だけを取り上げて、井上財政が続いていたら軍部を押さえつけることができたのに、と都合よく書くんでしょうねぇ。


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