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(ここはbewaad institute@kasumigasekiの過去ログ倉庫です。コメント等は仕様上受付けを停止しておりませんが、こちらではご遠慮いただければ幸いです。何かございましたら、現行サイトにお願いいたします。)

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2007-01-07

[economy][WWW]釣られるのが生き甲斐としか思えない豪快な釣られ方をする量産型魚拓(by 切込隊長)リターンズ

いちご経済/経済学板経由で。

そういうところで醜い出来事がもう一つ経済ブログ界で起こった。それは、「水からの伝言」(水にありがとうと呼びかければ良い結晶が生まれる)という似非科学的(サンマーク出版的な)道徳訓が学校のなかで蔓延していること理系科学者が極めてディセントな語り口で批判したことへの、パロディーだ。言いたいのは、官僚経済ブログとしてエスタブリッシュしているsvnseedさんのパクリ。元の「水伝」批判と言うのは、まずは通り一遍的に「それはありえない」というものでありながら、結局は科学者としての態度としてそういうものを真偽としてきっぱり分けることはできない(条件や定義のおき方によっては正しくないとはいえない)、むしろそういう態度を忘却して、絶対的事実のように科学を取り扱うことに、この「水伝」の学校道徳で使うことの問題があると言うものだった。それは、理系よりも、われわれのような社会科学系においてこそ、よりあり得るし問題足りえると思う。(俺のトピックな不当廉売では、変に1960年代までのゲームや情報を抜いた経済学が法曹界で1980年代後半から圧巻して、現実というか具体的な訴状をさほど検討せずに門前却下と言うのが続いている。)

ともかく元はディセントだった水伝批判を、 svnseedさんは単にキムタケとか在野エコノミストが経済学として偽の命題を立てているという批判に落とし込めてしまった。あれは非常に醜い。少なくとも法学部官僚の彼よりも経済学でのキャリアを取ってしまっている身から言うのはおかしいけれども、経済学と言うものに権威を置きすぎている。たしかにキムタケのキャピタルフライト論はおかしいかもしれない。しかし、既存の経済学の知識からだけで権威を傘に着て批判する。というか知識を持っているなら持っているでキムタケの言いたいことを理解してフォーマライズする能のない連中に比べれば、キムタケのほうが自頭で考えるだけよほど経済学者的ではなかろうか。ほら、リカードだって在野の商人だったわけだし。

はっきり言って怖いのは、専門性の中で生きていくなら、些細に思えることの精緻化か、あるいはトンデモにおもえるかもしれないこと、まずはワーキングペーパーなり単なる未定稿なりで出して行くところから始まり、そこで名を成し、陰で(審議会なり、あるいは純粋にアカデミックな貢献から)社会に応えて晩年に評価を得るというパスになるだろうに、くだらない連中が専門家ぶって早々に既存の、しかも彼らの嗜好と彼らに理解できる範疇で、評価をつけられることだ。あんな連中はどうでもいいのかもしれない、特に本当に専門家の中だけで生きるのならば。しかし、ゆっくりと専門の中できちんと業績を積み重ねながら一般社会に出て行こうとするときに、彼らこそわれわれの代弁者になってしまっている。(あまりにもそれはいけてないから、というまでは言わなかったけど、少しずつ今の院生レベルから引き抜いていくべきだということは某雑誌の人に既に言った。たとえば松井先生とか十分に面白く書ける人はいたわけだし。)

経済学で修士を取った今は官僚の友人がもっとお前らが啓蒙にエネルギーを使わないといけないと言われたけれども、そもそも専門自体の中でエスタブリッシュされなければ、それは単にえらくなると言うことでなくて、きちんと頭の使い方を習得しなければ、啓蒙なんてできないと思う。そして、そんなのキリがない。キリのなさ加減が、元の水伝批判のメッセージだったと思うが。(あと、更に言えば、啓蒙にエネルギーを費やして、金になるのかと。たとえば40代でああいう2流大学教授ブロガーに落ちたときに、お前さんほどの年収が稼げるのかと。それこそ、別に啓蒙に逃げなくても、十分にあんたら国の制度は院生なり留学生に理不尽な=つまりはよくわからない会計制度上の=負担を押し付けているのに。他方で内部の官僚留学生の恵まれてることよ。うちの学部はあまりにも官僚出身のドロップアウトがひどいけど。)

「くだらん」(@Advancement of LazyZoo1/3付)

webmasterが経済学の素人であることは、これまで当サイトでも何度も公言していることですし、その内容について専門の方々からご批判をいただくのは、自らの誤りを正す機会を与えていただくことなのですから大歓迎であると、これまた何度も申し上げてきております(引用文の対象であるエントリにても、本職の経済学者等から見れば、お前の書いていることもニセ経済学だ! という部分もあろうかと存じますので、加除訂正すべき点などご教示いただければ幸いですと書いております。為念)。まずは経済学の院生という(webmasterよりも相対的に)専門性の高い方にお取り上げいただいたことを感謝いたします。

しかし、その内容にはまったく納得できません。確かにwebmasterのやったことは、専門家から見れば「能のない」「くだらない連中」が「彼らの嗜好と彼らに理解できる範疇」で書いた「非常に醜い」ことなのかもしれません。ではそんなことは止めてしまえばいい、ということなのでしょうか。

現実を見れば、「きちんと頭の使い方を習得し」た「専門自体の中でエスタブリッシュされ」たれ人々による経済学的思考の普及活動が十分にはなされていなからこそ、マスメディアや、さらには政府の政策決定においてすら、少なくともwebmasterから見ればおかしな議論が少なからずまかり通っているのでしょう。webmasterから見ておかしいとは思わないような議論がほとんどであれば、当サイトで何かしら書こうという気になる話もずいぶんと少なくなるはずです。

シンプルに問題を整理するなら、webmasterが聞きかじった経済学を用いた言論活動を止めた方がよいというのは、

  • 平均的に、マスメディア等の論調がwebmasterの言論よりも経済学的に見て妥当なことが多い、
  • 「専門自体の中でエスタブリッシュされ」た人々が優れた言論活動を十分に行うので、webmasterごときがしゃしゃりでる必要がない、

場合のいずれかでしょう。前者でないとすれば、LazyZooさんご自身でも、あるいはお知り合いの優れた人々にお願いしてでもかまいませんので、ぜひ高い専門性を活かした十分な言論活動を行っていただきたいものです。そうなればwebmasterだってわざわざ時間とコストをかけてあれこれ書こうとは思わなくなるでしょうし、そもそも読み手だってそちらに流れることでしょう。そうでないならば、結果的には世に経済学的に見て妥当でない論調をはびこらせることを助長することになってしまいます。

正直なところ、bystander CPRを試みたことに対して、救急の専門医から手際が悪いと謗られたような不愉快さを感じます。手際が悪かろうと、現にそこでCPRなくしては命の危機に瀕した人間がいるなら、できるだけのことはやってみるというのがあるべき対応ではないでしょうか。専門医が到着するまで素人は手は出すな、ということでは、ほとんどのそうした患者は命を落としてしまうでしょう。

象牙の塔の中の価値観こそが重要なのであって、その余は何であろうと二の次に過ぎない、という「地獄変」の良秀的な姿勢というのは、実はwebmasterも嫌いではないのですが、そこまでの覚悟があってのご主張なのでしょうか>LazyZooさん。

[book]カタツムリには「天使の囀り」が聞こえたのか?

ちょっとばかしネタバレになってしまうわけですが、

を見て思い出したのが、

だったわけです。貴志さんの元ネタはこれだったのかしらん?

[misc]ポッキーCMあれこれ

ガッキーの映像に餓えている人々(コメント欄参照)が念頭にあったりするわけですが、こんなポッキーCMもあるんです!!

・・・これだけだとうらまれそうなので(笑)、本人による振り付け指導もありますよ、と。

本日のツッコミ(全46件) [ツッコミを入れる]
ametori (2007-01-07 19:40)

横から失礼しますが、美醜と見れば単にもうちょっと上品にという、やり方の話だと思いますよ。経済学もどろどろ悩むところあるでしょ。そこをすっぱきられたらかなわん、と言ってるように見えますが。

別件ですが、インタゲって期待効用とケチャップ買えで基本は合ってるんですか?

銅鑼衣紋 (2007-01-07 20:30)

審議会のメンバーに選ばれて晩年になって社会の要請に応えるのが
正しい道であり、「くだらない連中が専門家ぶって早々に既存の、
しかも彼らの嗜好と彼らに理解できる範疇で」グダグダいうのは
怪しからんという話ですねぇ。いいんじゃないですか、こういう
偉い人はくだらん連中に関わりにならなくて。

でも審議会のメンバー決めるのはエコノミックスのドロップアウト
どころかここのスレ主にような法学部出の役人だったりするわけだ
けどw

Fellow Traveler (2007-01-07 20:44)

もうちょっと上品にやるとキムタケのキャピタルフライト論がフォーマライズされるということしょうかね。

ametori (2007-01-07 21:45)

その部分をこちらに聞かれても困ります。部外者黙れと仰るなら黙りますが、それなら同じになりますよ。

啓蒙される身なので苛立ちはわかり様も無いですが、それをぶつけてどうなるかはまた別でっしょというのですし。

また怒られそうですが、儲かる系の本で出したら何が起こりますかね?それが源泉なら。

銅鑼衣紋 (2007-01-07 22:04)

滅相もない。だれか黙れと言ってますか?言ってるのは彼のお方でしょう?

ametori (2007-01-07 22:28)

その振る舞いの方が上品ですよ。で終わって良いですか?

ねずみ王様 (2007-01-07 22:58)

人によって差はありましょうが、厄年を過ぎたら第一線でやっていた専門家も、ぼちぼち啓蒙し始めるのは、どのジャンルであれ、ありふれた現象であろうと思われますが、編集者の問題なのか、書き手の問題なのか、ひょっとすると教育の問題のような気がしないでもないですが、過去の日本の経済学者と比べても、若干手薄な感じは否めないような気がします。

ねずみ王様 (2007-01-07 23:16)

ああ、我ながら相変わらずわかりにくい文章ですね。教育の問題というのは、読み手の問題ではなく、むしろ書き手の養成を念頭に置いています。
 第一線でやれる経済学者でありかつよい書き手が(かつてと比べても)少ない(ような気がする)理由として、従来は自然と行われていた、物書きを養成するような制度、つまり教養と呼ばれていたものが弱くなってしまったからではないだろうか、という趣旨です。そしてそれに代わる明示的なカリキュラムは今のところないですし、少なくとも必要であるとも思われていないように思います。制度化しにくいものですが。経済学に限ったことではないのかもしれませんが。

暇人 (2007-01-08 02:27)

LazyZooさんのような意見は、例の経済成長論争の時、弾さんのところで良く目にしました。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50683676.html
の「47thさんへ」氏
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50684437.html
の「自称経済学通の罪」氏
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50685716.html
の「Economics」氏
 このようにある特定の修行をした人しか濫りにその名を引用して語ることが許されない秘術であるかのように経済学を扱うことこそ、経済学が科学や学問として扱われる上でかえって大きな阻害要因になることに気づかない人たちのことを、まさに「イタイ」というんでしょうね・・・。

#これも新垣ポッキーCMです。
http://www.youtube.com/watch?v=ZiMTlCXdhH4

特殊法人 (2007-01-08 10:44)

救急手当の話はごもっともと思いますが、ブログで経済論じるのをやめても誰も死なないと思いますよ。そこまで利他的・人道的(?)行為なのかなと疑問に思います。
非専門家がブログで経済論じること自体は全然構わないと思います(自分ではやりませんがbewaad氏の議論にはいつも楽しませてもらっています)。喩え話はやめてストレートに「非専門家だろうがなんだろうが言いたいこと言うぞ!」くらいに主張してもらっていいのではないかと。

Koiti Yano (2007-01-08 11:27)

Webmaster
二つ目の動画。ありがとうございました。
一つ目の動画。Webmasterにはまだお会いしたことがありませんが、死ぬまでに一度でも会うことがあったらグーで殴らせていただいてよろしいかしら(なぜか最後だけデビ夫人風)

暇人さん
>これも新垣ポッキーCMです。
こっちは予想GUYでした。個人的には藤本美貴ファンです。五代目リーダー頑張ってほしいです(本題とまったく関係なし)

猿マシーン (2007-01-08 15:23)

なんかイロイロ書いてあるね。
言葉なんてさ、「自己顕示」か「教唆」の目的しかないと思うよ(独り言は別物かな)。
私の発する言葉もそんな感じだし。
「知的に洗練された者のみが言葉で自己顕示ないし教唆する権利をもつ」って感じにもとれるLazyZooさんの見解は啓蒙時代までくらいなら通用したかも。
大衆が権利を持つ者として前面に出てきた今の時代ではちょっと古臭い気がするなあ。
そもそも「素人が口出しするな!」ってのは余りにも権威主義的でしょ。典型的な「権威主義的攻撃」じゃん(アドルノだっけ?)。
学者さんが大嫌いなナチズムに繋がりやすいことを学者さん(に近い人)がするなんて不愉快だなあ。
オレは素人が首突っ込むのも悪くないんじゃないのって思うなあ。

で、啓蒙って何?知的支配とは違うの?

bewaad (2007-01-08 16:02)

>ametoriさん
あのエントリは、基本的には言葉を置き換えただけですから、あのエントリが過度に単純化しているというのなら、オリジナルだってそういうことになるのだと思います。それをオリジナルはディセントなものだけれども、当サイトのものは違うというのは、つまるところは私が素人だからですか? というように思います。

ちなみに、インタゲはコミットメントによる期待形成ですが、「ケチャップ買え」はシニョレッジ活用のシンボリックな物言いですから、両者を包含するパッケージの名称としては、インタゲよりもリフレ(政策)が妥当だと個人的には考え、そのように当サイトでも用いております。

bewaad (2007-01-08 16:05)

>銅鑼さま
審議会の委員なんて、御用学者とレッテルは貼られるし時間はとられるしで、お願いする立場から申し上げるのもなんですが、よく引き受けてもらえるなぁ、ありがたいなぁと思うのですが、学界ではそんなにエスタブリッシュの記号として機能しているものなのでしょうか(笑)?

bewaad (2007-01-08 16:16)

>ねずみ王様さん
物書きにも技術進歩のようなものがあって、映像ならばCG特撮のようにわかりやすいのですが、とまれ読み手に優しい文章の「優しさ」は時が経つにつれて全般的には向上しているのだと思います(それがいいとは限らないのは当然ですが)。そんな中で、「優しさ」の進展度合いにおいて他分野に比べて相対的に劣っているのが経済学なのかな、という気はします。教養云々よりも。

念頭にあるのは端的には竹中平蔵先生なわけですが、彼の学問的業績はさておき、その伝える技術というのは、経済学界において他分野並みのものがあったのではないかと思います。そんな技術の習得に時間を費やすのは比較劣位だというのであれば(で、それは学問的業績がすばらしければすばらしいほど当たっていると思います)、それこそ「ヤバい経済学」のようにジャーナリストと共著にして分業・協業のメリットを出すとか、そういった形でいいので生産性の向上を図っていくべきではないか、と個人的には思っています。

小僧 (2007-01-08 16:25)

やはり三倍豪快な釣られ方をする(ry

あとは蛇足ですが :-) 引用元に関してはディセントでないと批判されるのならばもう少しディセントな語り口で書いて頂きたいものです。

bewaad (2007-01-08 16:25)

>暇人さん
ご指摘は、銅鑼衣紋さんが以前書かれた↓と似通った根を持つ問題なのかな、と思います。
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/0314/1

ところで、新垣違いktkr

bewaad (2007-01-08 16:32)

>特殊法人さん
たとえば昨今の年間自殺者3万人なんていうのは、適切なマクロ経済政策が実施されていたならば、数千人単位で減らせると思うのです。具体的には、

http://www.nekojiro.net/jisatsu/jisatsu3.html

には、「昨年1年間に負債や生活苦など「経済・生活問題」が動機の自殺者は7947人に上ったことが2日、警察庁のまとめで分かった。(略)最近3年は7000人を超え、景気低迷を裏付ける格好になっている。(略)/動機は、遺書や家族の話などをもとに警察が分類した。/経済・生活苦による自殺は97年までの約20年間は1000〜3000人で推移していたが、経済成長率がマイナスに転じた98年から倒産や失業による自殺が急増し、高い水準で推移。自殺者全体の数を押し上げる結果になっている」とあるわけです(冒頭の「昨年」とは2004年です)。

猿マシーンさんがお書きのように、私も自己顕示欲でやっている部分が大きいですから、利他的にやっているなどという気はありません。ただ、現在のメディアや政府要人の経済論調を放置し現状の経済政策の継続を結果的に助長するならば、それは年数千人の自殺の幇助に類する行為だと思います。

bewaad (2007-01-08 16:37)

>Fellow Travelerさん
順番が先後して失礼しました。

で、もちろん非ユークリッド幾何学のような展開があるならば、私も今までの言動を謝罪して撤回し、以後木村さん賛美に転向するのにまったくやぶさかではないのですけれどもねぇ・・・。

bewaad (2007-01-08 16:42)

>Koiti Yanoさん
掌にでしたら、グーでもパーでもお好きなように(笑)。

ところで、落下女DVDは買ったほうがいいんじゃないですか? 買いたくなるよう、燃料を投下しておきます。
http://kinsen-tawatawawa.seesaa.net/article/7712703.html

bewaad (2007-01-08 16:45)

>猿マシーンさん
啓蒙と知識支配というのは、カルチュラル・スタディーズ関連でいろいろ論じられていると思うのですが、私はよく知らないので誰か解説してくれる人がいるとうれしいのです・・・。

bewaad (2007-01-08 16:45)

>小僧さん
量産型ですから三倍ではありません(笑)。

ねずみ王様 (2007-01-08 23:39)

>bewaadさん。
 だとすると、ある種の専門の訓練を受けて、ことによると論文の一本でも書いたことのあるようなジャーナリスト(あるいは編集者)を養成する、あるいはそういう人が勝手に育つような仕組みが必要となるのでしょうね。

 ひょっとするとやたらと増えた大学院定員は、こういう状況にプラスの役割を果たすかもしれませんし、すでにそういう方向に動いているような気もしますが、嘘でもいいから進路のひとつとしてその方向を明示して、あるいは具体的なカリキュラムに反映するところまでやってもいいのかもしれません(やたらと文章を書かせて添削するとか)。

ametori (2007-01-08 23:53)

元ネタは物化だからという所が、引き具合が立派といわれる部分だと思いますよ。
トリビアで調べたら「はい、前例があります」って答えが出てきそうな位蓄積があり、小中(高大)で学習した共通知識を前提として許される単純化だと。

真似したら「何をもってそう言い切れるのか」と小一時間問い詰められそうな分野から見て羨ましく思う次第です。(新規性を打ち出すのが大変そうだなあとも思いますが)

銅鑼衣紋 (2007-01-09 00:09)

だったら資本収支の大赤字=キャピタルフライト=経常収支大黒字
というのも政治経済だか公民だかで教わるんじゃあないですかね?

まして対外純債務を外貨建てで抱えているならアジア通貨危機のよ
うな事になりますが、日本は世界最大の純資産国ですよ。円安に
なってどうやって対外払いが不可能になるんですか?

そういう木村説を真面目に検討しないで罵倒するのが非科学的態度
で怪しからんと息巻いているのがお笑いだっていうだけですが(笑)

bewaad (2007-01-09 02:01)

>ねずみ王様さん
そのあたり、経済学部/院の状況がよくわかっているわけではないのですが、例えば世に経済学部卒というのは相当程度多くいて、卒論ぐらいは書いているわけですよね? にもかかわらず、という気がするわけです。学卒だとできなかったことが、院卒になったらそれほど劇的に変わり得るものなのか、私にはよくわかりません。

bewaad (2007-01-09 02:05)

>ametoriさん
LazyZooさんのエントリでFellow Travelerさんがコメントしていらっしゃるのですが、キャピタルフライト論は定義に照らしておかしいといったレヴェルの話です。一応私ごときでも、「ニセ経済学」を書くときに、どのネタを取り上げるかは衆目が一致しておかしいと考えられるようなものを選んだわけです。一般的な認知においては元ネタに劣るかもしれませんが、ロバストさでいえば劣らないようなものに絞り込んだのです、あれでも(笑)。

bewaad (2007-01-09 02:10)

>銅鑼さま
そこまで政治経済や公民では教えられていないような気がします。といいますか、教えられているならもうちょっと事態はマシなような気が・・・。

とーにゅー (2007-01-09 03:05)

>ある種の専門の訓練を受けて

自然科学系の話ですが、北大がやっている科学技術コミュニケーター養成みたいなものになるのでしょうかね。まだ出来たばかりのようで、この動きがどうなっていくかは分かりませんが。経済学で同様の試みはあるのでしょうか。
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/

ただ問題は、仮にそういう技能を持った方々が育ったとしても、現状では就職先がないということかと。たとえば新聞の科学部記者で工学部修士課程卒という方にはお会いしたことがありますが、博士が果たしていらっしゃるのかどうか。博士のアカデミズム以外の場での活用を、みたいな話を社説などでたまに見ることがありますが、だったらまず新聞社が積極的に採用したらどうなのかと小一時間……

ametori (2007-01-09 05:04)

んー、双子の赤字位しか高校の政経では習わなかったかも。どっちかというと政治(三権分立など)にウェイトがあって、数式もほとんど出ない気が。センターの選択肢に乗せるかも怪しいし。

ぶっちゃけ経済も歴史の方で習う、何たら飢饉や石油危機(トイレットペーパーの写真付)の印象の方が強い。

まあその程度の認知度差を元に考えれば、財務省のゲームができるのかなあ。webmaster氏監修で新たな奴の作成をぜひ(笑)

koge (2007-01-09 06:04)

>大学院でのコミュニケーター養成
理系はわかりませんが文系の院に関しては学部段階では偏差値が高い大学も含めて「大学院全入」状態に(進学率が旧制中学以上だとか)なってるようなので(学部みたいに事実上ほぼ卒業できるのかどうかはわかりませんが)少なくとも修士段階ではあまり意味がないような気がします。
もっとも、いくら書き手を育ててもそれを理解するには大多数の読者にはハードルがまだまだ高いでしょうから、せめてそれが読み手の育成につながってくれればいいんですが、マスコミの「パッケージ販売」がネット等によって崩れている現状ではせいぜい「内輪」を拡大する程度にしかならないような気がします。
>公民科
去年の履修漏れ問題のときにも言われましたが、歴史や古典、高等理科・数学といった「教養」が社会に出て役立つような人は少ないんですよね。少なくとも義務教育段階は「それを終えて社会に出る時点で少なくとも最低賃金レベルの生産性を持つ」人間を育てることに特化すべきだと考えているんですが、今の日本を前提にすると法律・政治・経済は高校公民科まででは(サラ金とかMLMとか)あまりにも少なすぎるでしょうね。あと理科も保健・技術家庭と合わせて「生活科」にして使えるものに特化すべきだと思います。それで4歳から18歳まで週6日詰め込んでも「水伝」や「キャピタルフライト」をみなが否定できるところまでいけるかどうかはわかりませんが…

ametori (2007-01-09 07:07)

そういや数日前の食料自給率に関しても「問題である」と習っていますね。それが反映されているとしたら、結構怖い所あるなあ。

BUNTEN (2007-01-09 07:55)

>政治経済や公民

会計恒等式ですか。うちとこの町役場の教育委員会コーナーには中学の教科書が置いてあるので、今度行ったらチェックしときます。

ちなみに需要曲線・供給曲線は今の中学の教科書にもあります。
その話すら通じないことが結構あるので、ゆとり教育でカットされたのかと思ったらそうでもなかったようで。(^_^;)

ねずみ王様 (2007-01-09 09:23)

>学卒でも
 おっしゃることはごもっとですし、ねずみの趣味も「わざわざ院に行かさなくとも学部でキッチリやればOK」なのですが(というか大学院は担当してないので手の出しようがない)、現状(自然に育つ式)を考えると院あたりまで見たほうが現実的かなと思います。学部レベルで一定以上の水準に達する学生は現状では希少性が高くなりすぎて行き渡らないかなと思うのはメディアとの距離が遠い地方にいるからかもしれません。
 あとどうもデフォルトとして不真面目な学生を想定してしまうのは、卒論という制度がなかった当時の自分の学生生活をつい思い出してしまうからでしょう(さすがに今はあるはず)。

 ただもう少し真面目なことをいうと、あまり経済学部の院生と接触する機会が少なく社会学の院生が中心なのですが、彼らをみていてつねづねもったいない!と思っているのです。最近のドキュメンタリーやノンフィクションが、その種の新人賞の選評によると「分析が少なく、自分語りが多い」傾向が強まっているそうです。たしかに実際の入賞作や、ライターと呼ばれる人による売れ筋のエッセイを眺めてもそういう印象はあります。それと比べると彼/彼女らの調査は、長期取材に専門知識と(人によって違うけれども)最低限の統計の知識がプラスされているものですから、まあ読み応え(というか正確には聞き応え)はあるわけです。ただし、こういうとアレですが、論文というフォーマットがかえって作品の質を損ねているのではないか、という印象もあります。なのでここに論文とは異なる別のフォーマットを提示することができれば・・・ついそう思ってしまうのです。
 ただ、「論文」以外の書き物の価値の提示プラス訓練ということになると、これはすでに現在の大学(院)の手にはおえないことかもしれません。だからこそのblogと考えて、社会の進歩を信じて、もう少し見守っていてもよいのかな。

Naoki (2007-01-09 10:10)

はじめまして
「ガッキー映像に飢えている」と呼ばれたNaokiです。
あのポッキーCMはやばいっすね。

ああ言うのは、連れが時たまシャレかなんかのつもりでやるんですが、見るに耐えないのでいつも無視してます。
正直きもい

nennpa (2007-01-09 11:36)

自然科学の方面では、以前から「日本における学術ジャーナリズムの層の薄さ」を嘆く声はありますし、たとえば菊池先生の最近のご活躍もそうした意識の延長線上にあるのではないかと感じます。ですから、いろんな学問領域において専門的な訓練を受けた人々を、編集者やジャーナリストとして生かす、というのは、ネタの供給源としての大家から、実際にそうした仕事に携わるであろう若手まで、多くの人の期待するところではないかなと。(いわゆる「文系」の領域でどうなのかはよくわかりませんが。)

しかし、もしそういう人たちを養成したとしても、記事を売るための市場が日本には無いよね、という一種の諦念も強いです。潜在的な需要はあるはずだと、個人的には思うんですけどね。

ametori (2007-01-09 21:32)

>BUNTENさん
学習指導要領から中学の公民が105時間で、科目の目次から1/3割り当てたすれば35時間前後が経済のお勉強となります。で、当方の中学一年生時の(記憶力/時間)計算は平にご容赦ください。

高校の方も公民系は現社が主力でして、これまた先生が生徒のレベルの釣り合いが判ってる方だったので。

bewaad (2007-01-10 03:37)

>とーにゅーさん
私が知らないだけかもしれませんが、経済学ではそのような動きはないように思います。

経済学の院卒については、田中秀臣先生が就職口が少なすぎるといった分析をされていたと記憶しています。ただでさえ狭い市場に、最近は官庁OBやマスメディアOBが割り込んできてたいへんだ、ともおっしゃっていました。

bewaad (2007-01-10 03:38)

>ametoriさん
そもそも政経選択をする学生の数がどれだけいるのか、という根本的な問題が(笑)。

経済学ゲームは、以前当サイトでマンキューのものを取り上げまして、あれを超えるものを素人がというのはなかなか。あれがオープンソースになれば、いくつかの問題点(マイナスの失業率があり得る、など)を改良していくことも期待できるのですが・・・。

食料自給率は、戦後の食料難経験者が徐々に引退していく中で、そうした教育は行われにくい方向にシフトしていくとは思うのですが、それらの者の教育を受けたその後の世代にどの程度根付いているかによっては、これは希望的観測だった、ということになってしまうようにも思います。

経済に充てられるのは35時間ですか、厳しいですねぇ・・・。

bewaad (2007-01-10 03:39)

>kogeさん
法学の分野ではロースクール進学者が激増している(少なくとも東大では)とは聞いていましたが、文系全体でも全入ですか・・・。それにふさわしい者がどれだけいるのかとか、就職先はどうするのとか(全入なら学部新卒市場が消えるので問題ないかも)、いろいろ気になるところですが、それも合成の誤謬なんでしょうねぇ。文部科学省も何を考えているのやら。

義務教育のカリキュラムについては、少なくとも小学校英語は無駄だと個人的には思っているので、その枠を使えばいいのになぁ、という気がします。

bewaad (2007-01-10 03:40)

>BUNTENさん
公民は受験科目として重要視されていないので、授業があっても多くの生徒はほとんど聞いていないような(笑)。歴史教育問題でもそうですが、教科書に書いてあることなんていうのは、現場でどうかという話のほんの一部でしかないんですよねぇ・・・。

bewaad (2007-01-10 03:41)

>ねずみ王様さん
とりあえず今の院のカリキュラムがいっぱいいっぱいだとして、とすればそれを入れる代わりに何を切るか、なんてことも考えなければならないのでしょうね。アカデミックライティングを学部時代にやらせてしまえばいいのかな、とするといっそのことプレゼンと組み合わせてコミュニケーションスキル系こそ学部で全部やらせろとか、いろいろ考え出すと一長一短になるのでしょう。私の学生時代ですと、系統だった教育はなされることなく、ゼミでOJTというのが一般的だったように記憶していますが。

bewaad (2007-01-10 03:42)

>Naokiさん
ガッキー映像につきましては、ドラゴン桜以来彼女を当サイトでは推しておりますが、それ以前の出世作Sh15uyaをレンタルなり買うなりしようか私も迷っております(笑)。

bewaad (2007-01-10 03:42)

>nennpaさん
主観的観測では、理系よりも文系の方がその手の活動は活発でないように思います。学問体系としての歴史と伝統やら、院卒人口の多さやら、といった事情が影響しているのかな、という気がしています。理系の先行する諸努力は、いろいろと参考になるはずなのですが。

潜在的市場規模でいえば、「トンデモ本」シリーズの売れ行きを見れば、確かに相当のものがあるのではないかと私も思います。

Naoki (2007-01-13 14:00)

bewaadさんもガッキーにヾ(*´Q`*)ノ萌え〜のご様子ですな(笑)

bewaad (2007-01-14 05:26)

>Naokiさん
koiti_yanoさんがエビちゃんエビちゃんと言ってた頃からですから(笑)。

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年末にこんなことを書いたなあと思っていたら,LazyZooさんのところで僕が思っ


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