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writings concerning kasumigaseki issues and others: 利富禮主義普及活動企画集(余は如何にして利富禮主義者となりし乎・参考之肆)

企画その1:対談集「経済学って、そんなに信用できませんか?(仮)」

webmaster注:初出は編集後記であるため他のページとは文体が異なるが、お許しいただきたい。)

コンセプト

今回書評で触れたのですが、と学会の山本会長でもハルマゲドン系経済予言をトンデモ扱いしていないってのは、なかなかにショックでした。

さらには、鷲田小弥太「『本の定番』ブックガイド−アナタが読むべき名著が一目でわかる」を立ち読みして一段と愕然。 経済関連では4冊が定番として選出されているのですが、その内容は次のとおり。 高橋亀吉はまだいいとして、ドラッカー内田義彦長谷川慶太郎・・・いくらなんでも、経済というテーマであまたある書籍の中からたった4冊を精選して推薦するのにこのメンツはいかがなモノかと。

英-Ranさんの言うところの「経済学の怖いお兄さん」がいないという見方に通じるものがあると思うのですが、専門家と一般人の間に入る中間層が少ないことにこうした事象が生じる理由があるのかな、などと思います。 そこで少しでもセミプロというかハイアマチュアというか、そうした階層への普及を図る観点から、例えばエコノミスト・ミシュランの今年度版とか、別の企画でもいいのですが、対談集でこれまで経済に疎かった人々の興味を引くなんてのはどうかなぁ、と思ったりします。 上記山本、鷲田両名のほか、中村正三郎、安井至、日垣隆、佐藤大輔(思いっきり余談ですが、ウルトラジャンプが見つからない・・・)、富野由悠季、沢上篤人なんて人々に、もちろん対談を申し込んで折伏にかかるなんてのは無礼ですから、それぞれから智恵・知識を借りるべく話を聞かせてもらい、経済学への偏見を除いてもらえればラッキーといったスタンスで。 思いつきながら面白そうなので、来週までにちょっと詰めてみようかな・・・。

(2004-06-20記)

題名など

話変わって前回思いついた対談集企画、「経済学って、そんなに信用できませんか?(仮)」と題することといたしましたが、以下はその具体案を考えてみました。 でき得ればどこかの編集者の目にとまって実現してくれれば。

まず基本的なマーケティングコンセプトですが、非経済学な人々をメインターゲットとして、マクロ経済学の基本的な考え方に触れてもらうというものです。 非経済学的な人々とはどういう人々をイメージしているかと言いますと、典型的には「経済学者の言うことって机上の空論だよね」「経済学者の言うことを聞いたからって金儲けは成功しない」「経済学が有用な学問だというなら、なんで日本はかくも長き不況に苦しんだのか」といった感想をなんとなく持っている人々です。 そんな人々は、たいていは経済学に対する間違った先入観を刷り込まれていると思いますので、そうした先入観に疑問を持ってもらうことができればいいのではないかと。

ではその内容ですが・・・長くなりましたので次回に続きます。

(2004-06-27記)

第1章

対談集企画第3回は第一章の中身です。 センセーショナルに、「経済学への不信任決議」とでも題しましょうか。 経済学などものの役に立たないと公言している方々(で、知的好奇心旺盛な人々から一定の評価を得ている人)に、その思うところを存分に語ってもらうことになります。 候補としてwebmasterが考えたのは、澤上篤人中村正三郎安井至鷲田小弥太の4名です(50音順)。

澤上氏はさわかみ投信社長として安定した好成績で知られるさわかみファンドを育て、アマチュア投資家からの厚い信頼を集めている方ですが、インフレ・ターゲット論は経済の現場を知らない人たちによる空理空論だという主張をされていますので、投資家の目から見た経済政策の評価法を語っていただければと思います(で、そういう見方をされるのだという理解の下、リフレ派としては次の方策を考えていきたいなぁと)。

中村氏はアンチマイクロソフトで名高いネット界の古強者ですが、英-ranさんがツッこんでいらっしゃるような発言をされているわけですが、それは昨年から経済学をテキトーに独学した結論だということですので、4/30に東谷暁「エコノミストは信用できるか」を推薦されている理由とあわせて、理系(乱暴なくくりだということは重々承知しておりますが、他にうまい表現が見つかりませんで・・・)から見た経済学と信頼のメルクマールを語っていただければと思います(で、そういう見方をされるのだという理解の下、リフ(略))。

安井氏は環境問題の専門家で、ネット上でも、エモーショナルではあっても非科学的な議論(ダイオキシンに関するものがその代表です)を撲滅せんと努力されている方ですが、かつて木村剛への信頼を表明して黒木板では衝撃を持って迎えられたことがあります(このような理系の難しい知識や、先端知識を知っていることが、この日本という国では逆にカッコウの悪いことだという考え方があるのだ。これが本当の問題だと思う。 日本という国は、どうも文系支配の社会で、さらに言えば、「理系の知識の難しいことなど、何も知らない。 しかし、俺はものごとを正しく判断できる」、といって自慢ができる国だなんて嘆かれるのにまたどうして・・・)。 氏の問題意識は、経済学なんて専門家であっても人によって全く言っていることが違っていて信頼ならないとのことですので、物理でも化学でもいいのですが、理系の最先端では専門家であれば言っていることが一致するのかどうか、といった辺りから、専門家の定義や意見の違いの程度という尺度で信頼性を語っていただければと思います(で、そういう見(略))。

最後に鷲田氏ですが、出世作「大学教授になる方法」以来、プラグマティックな文系知識人を対象とする数多くの書籍を著している方ですが、この連載の初回に書いたとおり、経済学に関する名著として、ケインズよりもスティグリッツよりもクルーグマンよりもベッカーよりも長谷川慶太郎を読めと説いています。 その理由としては経済実態との距離感を挙げているわけですが、そもそも経済学とは何を目的とすべきかといったあたりを語っていただければと思います(で(略))。

というわけで、この企画はまだまだ続きます。

(2004-07-04記)

第2章

対談集企画第4回は第二章の中身です。 タイトル案としては「良貨としての経済学:駆逐or幻想?」 経済学が役に立たないと考える人が多いのはなぜか、悪貨に駆逐されているのか、それとも役に立つ経済学など存在しないのか、といったことを語ってもらうことになります。 候補としてwebmasterが考えたのは、パオロ・マッツァリーノ日垣隆山本弘&植木不等式の2名・1組の計4名です(50音順)。

マッツァリーノ氏は今話題の反社会学講座の著者ですが、その「社会学」に対する指摘の多くは、世の「経済学」に関する認識と重なっているように思われます。 「社会学」に限らず「社会科学」全般において陥りやすい問題点について語っていただければと思います。

日垣氏は精力的な取材を惜しまないジャーナリストとして知られている方ですが、今週の絶対お薦め本として野口先生の「経済学を知らないエコノミストたち」を取り上げていらっしゃいます。 野口本のどのあたりを評価されたのか、他方、野口本で経済学を知らないと断じられているような主張が世間にあふれる現状をどう考えたらよいか、といったことを語っていただければと思います。

山本氏と植木氏はご存知の方も多いでしょう、と学会で名をはせる会長とサラリーマン(笑)です。 webmasterの認識では、経済学を含む社会科学の分野では「トンデモ」認定が難しいのか、数多く出版されていると学会本でもあまり取り上げられていませんので、「トンデモ」のレンズを通した社会科学とその他の世界の違いや、社会科学の論じ難さのようなものについて語っていただければと思います。

(2004-07-11記)

第3章

次に対談集企画ですが、第5回は第三章の中身です(先週は休載になってしまい恐縮です)。 タイトル案としては「経済学が歴史を変えられたかもしれないあの時」 昭和初期を題材に、もし旧平価での金解禁が行われず昭和恐慌が起こらなければ、当時の世論が急進化することもなく、戦争も回避できたのではないか、といったことを語ってもらうことになります。 候補としてwebmasterが考えたのは、北岡伸一佐藤大輔秦郁彦兵頭二十八の4名です(50音順)。

北岡氏は日本政治外交史がご専門の東京大学法学部教授で、各種月刊誌等における積極的な言論活動で知られています。 昭和恐慌による東北地方を中心とした農村の窮境が戦前の全体主義思想蔓延の起爆剤となったとは、よく語られている日本近現代史の流れの一つですが、その詳細、特に立憲民政党と立憲政友会の対立が後世に与えた影響などについて語っていただければと思います。

佐藤氏は歴史上の出来事を若干改変することにより、史実とはどのような違いが生じるかをテーマにした小説を数多く手がけている作家で、例えば出世作征途では、レイテ沖海戦で勝ったが故に米軍の日本侵攻が遅れて日本が分断国家となってしまった世界を、ライフワークレッドサン・ブラッククロスでは、史実より日本が日露戦争で劣勢であったことから中国大陸への深入りが避けられ、かたやアメリカが史実より孤立主義的であったがために英ソが見捨てられドイツがヨーロッパを制圧した前提で、日米独を主要プレイヤーとする第三次世界大戦が起こった後の世界を描いているという、まあwebmasterが好きな作家なのです(笑)。 となれば当然テーマは、「金解禁をしなかった/新平価で金解禁をした場合の日本のその後」のシミュレーションです。

秦氏は第二次世界大戦を中心とした近現代史に関する数多くの著作で知られる研究者ですが、例えば南京事件についての研究は左右両派から一目置かれているように、世の信頼の厚い方でいらっしゃいます。 この章の中では少し毛色を変えて、歴史家にとっての経済史研究の受容、とりわけ、歴史教科書の多くが今もって世界恐慌からの脱出を戦争を含む財政拡大が主因であったとしていることについて語っていただければと思います。

兵頭氏は自ら軍学者を名乗られておりますが、なんとその著書の一冊である地獄のX島で米軍と戦い、あくまで持久する方法(ちなみにwebmasterの蔵書にも入っております(笑))をあの原田泰氏が書評で取り上げたことがあるという、リフレ派とも奇妙な縁(笑)のある方です。 北岡氏には政党を中心とした社会全般の気風を語っていただくわけですが、兵頭氏には当時の経済情勢の軍隊内部での派閥抗争(皇道派vs統制派、条約派vs艦隊派)や建艦計画等の軍備に与えた影響などを語っていただきたいと思います。

(2004-07-25記)

第4章

前回の更新時にはスキップさせていただいた対談集企画ですが、第6回は第三章の中身です(なお、次回が最終回となります)。 タイトル案としては「『伝えたい』の想いに『伝わる』技術を−正しく批判してもらうために」 経済学は当然不完全な体系であり、正しい批判は歓迎すべきなのですが、その前提は正しく理解してもらうことですので、そのために、経済学というものをどう伝えていくべきかの手がかりを探っていきます。 候補としてwebmasterが考えたのは、菊池聡瀬名秀明富野由悠季山下和美の4名です(50音順)。

菊池氏は認知心理学がご専門の信州大学助教授で、いわゆるトンデモな主張を人々が信じてしまうのはなぜかということを主たるテーマとされ、啓蒙活動や研究活動に取り組んでいらっしゃいます。 改めて、怪しげな主張であっても広く受け入れられたり、他方でまっとうな主張が受け入れられない理由はどういったもので、広く理解を求めるにはどのような手法で訴えていくことが有効なのかなどについて語っていただければと思います。

瀬名氏はパラサイト・イヴBrain Valleyといった科学的事象を題材とした作家として世に出て、最近ではそうしたフィクションの創作活動に加え、最新作科学の最前線で研究者は何を見ているのか(いろんな分野の最先端にいる研究者との対談集ですが、これはとってもおもしろいので一読をお薦めします。 実は、上記の菊池助教授のことはこの本で知りました)のような一般書も手がけられています。 いわゆる理系も一般人には敷居が高いといってよい分野ですが、そうした題材を小説というエンターテインメントに仕立て上げていく際の工夫や苦労、楽しみといったことなどについて語っていただければと思います。

富野氏は、あの人です(笑)。 ニュータイプ論に代表される抽象的な観念を前面に打ち出す作家性と、「コンテ千本切り」のエピソードに明らかな演出家としての職人性が同居する希有な人ですが、ガンダムエースで毎号、学者や企業家、エンジニアといった幅広い分野の人々と楽しげに対談しているのを見るに、喜んで応じてくれるのでは、と。 瀬名氏とは違った意味で伝えがたいことを伝えようと試みられている方ですが、アニメというメディアの特性も踏まえつつ、物事を伝える意味と技術などについて語っていただければと思います。

山下氏はその漫画天才柳沢教授の生活で、自らの父親をモデル(の一人?)とする経済学者を主人公の座に据えていらっしゃいます。 話中でもしばしば経済学が取り上げられますが、そうした題材を扱う際に心がけていらっしゃることや、逆に経済学について取材されたときの苦労話、ひいては啓蒙書等においてこんな工夫があるとよいのではといった話を語っていただきたいと思います。

(2004-08-06記)

まとめ

これまで6回にわたって妄想を書き連ねてきた(笑)対談集企画ですが、これまでは経済学の側から見れば来ていただく人々についての案のみを書いてきました。 しかし、当然ではございますが、一人では対談にならないわけで、お越しいただくゲストの相手をするホスト役が必要となります。 ここで、ホスト役についての案を示して、この連載の締めにしたいと思います。

この手の連作対談については、ホスト役は一人であることが望ましい−対談を重ねるたびに、それまでの話を活かすことができますので−とは思うのですが、何の脈絡も系統もないゲストの人選でしたので(笑)、多分ホスト役が一人というのは難しいのではないかと思います。 こうなれば開き直って、全員のゲストにそれぞれ別のホスト役をあてがうという、どっちがゲストだかホストだかわからないような案を考えたのが以下です(順番は実際に本になることを想定して考えてみました)。 実は個人的に対立関係にあるとか、そういった裏事情は一切考慮してませんので、どこまでフィージブルであるかは全く保証の限りではないのですが・・・。

第1章「経済学への不信任決議」

鷲田小弥太vs岡田靖
鷲田氏の経済学についての最大の問題意識は理論と実態の乖離なわけですから、証券系エコノミストとして経済実態に触れた経験を持ち、現在は教鞭を持つ身として「実用になる経済学」を学ぶことを目標に掲げる岡田氏なら、きっとかみ合った議論ができると思います。
澤上篤人vs安達誠司
澤上氏の主張からすると、学者では相手として認めてもらえるか疑わしい点がありますが、クレディ・スイス・ファースト・ボストンの現役エコノミストにしてアナリストやストラテジストとしての経験もある安達氏ならば、その点に全く問題はないかと。
安井至vs岩田規久男
安井氏には、本物の経済学者の凄さというものを味わっていただきたいものですから、京都議定書に先立つこと約10年、1989年の段階で二酸化炭素の排出権取引を提案していた(アメリカで二酸化硫黄の排出権取引が始まったのが1994年ですから、当時であっても知る人ぞ知る議論だったのだろうとは思いますが)岩田氏に登場いただければ、安井氏にもその片鱗を感じていただけるのではないでしょうか。
中村正三郎vs切込隊長
相手はネット界の古強者ですから、そっち系の読者から見ても位負けしないリフレ論者が相手をしなければ・・・といえばこの人しかいないでしょう。

第2章「良貨としての経済学:駆逐or幻想?」

パオロ・マッツァリーノvs飯田泰之
社会科学の方法論を語るという観点からは、名著経済学思考の技術の著者、飯田氏が最も適任ではないでしょうか。
日垣隆vs野口旭
そもそも日垣氏をピックアップしたのは経済学を知らないエコノミストたちを彼が取り上げたからですから、やはりその著者にこそお相手いただくべきでしょう。
山本弘&植木不等式vs田中秀臣
と学会のお相手はやはりエコノミスト・ミシュラン三人衆のどなたかにしていただきたいわけですが、田中氏はサラリーマンについての著作もありますので、植木氏がご存じなのではないかとの期待も込めて。

第3章「経済学が歴史を変えられたかもしれないあの時」

北岡伸一vs竹森俊平
竹森氏の世界恐慌に関する専門性を考慮して、という誰にも納得していただけるであろう理由の他に、同じコラムの執筆陣ですから既に面識があるはず、というお二方の関係にも着目しました。
兵頭二十八vs原田泰
兵頭氏のマニアックな世界についていくためには、何より個人的な関心がついていくかどうかが勝負だと思いますので、ここは兵頭氏の著作を書評の俎上に載せた実績をお持ちの原田氏に。
佐藤大輔vs中村宗悦
シミュレーションという作業は、その対象についての多岐にわたる知見が必要ですから、日本近現代経済史をご専門とされている中村氏にお出ましいただかざるを得ないでしょう。
秦郁彦vs小田中直樹
経済学のバックグラウンドと、歴史学ってなんだ?を著した実績を兼ね備えた小田中氏以外の誰に、歴史学において経済学の成果の取り込みが不十分であることを語るという課題を任せることができましょうか。

第4章「『伝えたい』の想いに『伝わる』技術を−正しく批判してもらうために」

富野由悠季vs稲葉振一郎
への憤りを見てしまった以上、他の人をアレンジするなんてことはとても・・・。
瀬名秀明vs山形浩生
やはり理系の方には理系の人を、と思いつつあれこれ検索してみると・・・「おっ」と思ったのは、山形浩生さんの書評ですね。 それまで一読者としては、山形さんが書かれる書評ってどちらかといえば、あまり肌のあわないタイプだったんですけれど、山形さんが書いてくれた『BRAIN VALLEY(ブレイン・ヴァレー)』の書評は、僕が読んだものの中で一番良かったかな、と思っています。 といっても、どちらかといえば否定的な論調だったんですけど(笑)。著者近影 瀬名秀明@REVIEW JAPANというわけで決定。
山下和美vs若田部昌澄
経済学者の生き方を描写するという経験を共有されているお二人ですから、実は意気投合しちゃったりして、などと思っております。 といいますか、これがいい刺激となって、柳沢教授に本格的な経済学ネタが使われたりとか、日本版経済学者たちの闘い(荻生徂徠から始まって(荻原重秀も捨てがたいのですが、彼は「学者」ではありませんので・・・)、江戸の経済論争:重商・拡張主義vs重農・倹約主義、攘夷と開国の経済論、「富国」のイデオローグたち、マルクシズムの系譜などとつなげて、もちろんクライマックスは昭和恐慌を巡る経済論争なんて構成でいかがでしょう?)の上梓につながったりとか、そんな発展をついつい期待してしまいます(←企画全体の趣旨を忘れてます(笑))。
菊池聡vs野村一夫
メディア・リテラシーに関わる話ですから、という理由が第一。 ご専門は社会学ですが、あのメディアと経済思想史研究会会員ですから、経済関係の話題にも慣れていらっしゃるに違いない、という理由が第二。

(2004-08-11記)

企画その2:ブログでフォトブックな経済学入門

webmaster注:初出は編集後記であるため他のページとは文体が異なるが、お許しいただきたい。)

概要

この企画をあれこれ考えている途中で、もう少し柔らかい別の対談本が世に出まして、そういった路線も別途考えてもよいのでは、とそれを見て思いました。 その本とは眞鍋かをりと松本大のいちばんやさしい株のはなしなのですが、amazonの売り上げランキングなどを見る限り、おそらくこの本自体はそれほど成功したという部類には入らないでしょう。 ただ、いろいろと発展のさせ方を考えるとおもしろい。

例えば眞鍋かをりのblogは少なからぬ頻度で3桁のトラックバックをたたき出しますが、比較対照としてあの木村剛のblogを見てみると、多いときでもその数は30程度です(ちなみに眞鍋かをりについてのwebmasterの個人的感想を述べると、一時期は結構好きでしたが今では・・・、というものなのですが、メガネっ娘姿には激萌えしてしまいました(笑)。 ちなみにこれへのトラックバック数は日本記録だそうで。 自分も含めてですが、みんな好きですなぁ(笑))。 まあ、トラックバックの数にどういう意味があるかについては議論があると思いますが、いみじくも木村剛のblogの人気の秘訣が読者とのインタラクションであることに鑑みれば、ただ本を出しっぱなしにするだけではなく、blogとの連携というクロスメディア展開が考えられるわけです。

具体的には、まず経済入門を彼女を使って出す。 そこでは本当に基礎の基礎でかまわなくって、政策論などおくびにも出す必要はありません、といいますか、逆にそんなものを出すと生臭くなって逃げ出す向きも出てくるでしょうから、かえって出さない方がいいでしょう。 むしろ大切なのは一人でも多くの読者を獲得することですから、いっそのことフォトブックと見まがうばかりの作りにすべきかと。 水着では食い合わせが悪いでしょうが、コスプレ路線ならいけるでしょう。 外部性のところで自衛官や婦警、消防士、情報の非対称性のところで自動車整備工、商品の流通では農民、トラック運転手、卸売市場の仲卸業者、デパガを経てエプロン姿(メイドの方がベター(笑))で締めるなんて路線で。 もちろんベースはメガネっ娘なスーツ姿で、コーヒーブレイクでオフショット(笑)。

第二段階として、彼女のblogで月に一回ほど、こんな本を読みましたといった具合にいろいろな本を紹介してもらう(当然、本の最後で「経済学のおもしろさがちょっとずつわかってきた気がするので、これからいろんな本を読んで、感想をネットで発表したりしていきたいなぁ」といった前フリをしてもらっておきます)ようにします。 ここで、経済学思考の技術ですとか、経済学者たちの闘いですとか、クルーグマン教授の経済入門といった本を徐々に取り上げてもらうことにより、ニュートン力学レベルの経済学というものを多くの人に知ってもらうことができれば、中長期的にはとても意義深いプロジェクトになるのではないでしょうか。

難しいのは誰にお願いするか。 条件はblogをやっていて(小倉優子のblogのように、企画とともに立ち上げさせるという考えもありますが、あくまで普通にblogを運営する中でごくたまに経済の話が出てくることがミソだと思いますので、そのアイデアは捨てます)、無理せず中長期間の企画継続が可能なキャラ、つまり知性派を前面に出してもプロモーション上問題がないこと。 横浜国大卒(惜しくも経済学部ではなく教育人間科学部ですが)かつトラックバック数日本記録保持者の眞鍋かをりを本命(日経も上記の本で選んでますし)として、対抗はトラックバック数の前日本記録保持者倉木麻衣が、立命館の産業社会学部在学中ですからそれなりの素養もありそうだということで有力でしょう(コスプレしなさそうですけど(笑))。

大穴を狙うなら奈良沙緒理。 なんで大穴かって、blogをやるどころか既に芸能界を引退しちゃってるからなんですが、彼女、かつてNHKの経済学番組である世の中なんでも経済学(ちなみにその書籍版、実はお薦めの経済学入門書です。 見かけにだまされてゆめゆめ軽んじることなかれ)に出演し、そこでは毎週のようにコスプレを披露していたという、まさにこの企画のためにキャリアを積んでいただいたような方(笑)。 何とか現役復帰を口説き落とすることができれば、鉄甲機ミカヅキでの戦う女子高生社長役などで熱心なファンを獲得していた彼女のことですから、飢餓感も手伝って思わぬスマッシュヒットにつながるかも・・・(同じ番組で姉妹役だった野村恵里という選択肢もあるのですが、こうした燃料に欠けるので)。

以上、しょせん素人考えですから穴もあると思いますが、プロの目にとまってリファインの上、少しでも正しい経済学知識の普及に繋がればと思います。

(2004-08-11記)